症例一覧

2023.01.04更新

あけましておめでとうございます。院長の今村です。

元旦
いよいよ令和5年がスタートしました。お正月休みは何処かに出かけ楽しい思い出ができましたか?今年の正月は天気が良かったですね。

元旦に病院の近くの貴船神社に家族で初詣に行き、家内安全と無病息災を祈ってきました。
今年は、40代最後の年になります。50代でも大きく飛躍できるようにするための準備として、邁進していきたいと思います。
皆様のお口の健康をサポートするためスタッフ一同精進して参ります。
本年もよろしくお願い致します。              

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.11.19更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長今村です。
朝夕は少なり秋の深まりを感じるようになりました。しかしまだ日中は暑い日もあります。健康管理に気を付けましょう。

歯みがきについて
今回は歯磨きの予防の仕方についてお話しいたしましょう。毎日行っている歯磨き、できているようで意外とできていないのが現状ではないでしょうか?当院で染め出しをされた方は驚かれることがあったと思いますが、意外と磨けているようで磨けていないようです。歯科医院でプロの指導を受けて正しいケアの仕方を知ることが大切です。フロスや歯間ブラシの使い方も一緒に教えてもらいましょう。歯磨きは意外と奥が深いものです。人によっては歯並びは千差万別です。また顎の大きさ歯と歯の重なり具合も違いますし、歯ブラシの動き方歯磨きのときの癖そういった個人差もあります。特に効き手側の端のほっぺた側に磨き残しが多かったり、奥歯の裏側にブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯茎を痛めてしまっていることもよくあります。
歯磨きと同じように重要なのが歯と歯の間のお掃除です。毎日のケアにフロスや歯間ブラシを取り入れて使われているでしょうか。間違った使い方をすると歯や歯茎を傷つけてしまいます。歯ブラシと同じくこちらも適切な使い方を歯科医院で指導してもらいましょう。フロスや歯間ブラシは歯ブラシより適切に使うことが難しいです。
酸性度の高い飲食物をとってすぐは、酸により歯の表面が一時的に柔らかくなっています。その状態で歯磨きをすると、歯ブラシが歯を傷つけかねません。時間が経てば唾液の作用でお口の中の酸が中和されるので歯磨きは30分ほど待ってから行うようにしましょう。健康のため黒酢やグレープフルーツなどを毎日取る人が増えているようです。そうした酸性度の高い飲食物をとってすぐの歯磨きは歯を痛めてしまう危険があります。酸っぱいものを飲食した後、歯の表面が酸で一時的に柔らかくなりますこれが習慣的に続くと酸蝕症になりますこの状態で歯磨きを毎日しているとやがて、歯は摩耗して知覚過敏になったりしてしまいます。歯のダメージを避けるためには酸性度いものを取った後は30分ほど置いて、唾液が酸を中和するのを待ってから磨きましょう。酸性度の高い物をとっていないのなら食後すぐに歯磨きをしても問題ありません。
歯周ポケットは歯ブラシだけでは落とし切れない汚れがあります。歯茎の溝の中はプラークが溜まりやすい場所で溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いことでしょう。歯ブラシでは溝の中のプラークは完全に取りきれません。しかも溝の中に無理にブラシの毛先を入れて磨くことを続けると歯茎を傷つけてしまい、歯茎が退縮してしまい虫歯になりやすい歯根面が露出します。歯茎を傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を歯科医院で教えてもらいましょう。歯茎の深い溝や歯周ポケットの掃除はプロにお任せください。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.09.24更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの院長今村です。
歯茎が腫れたり出血したことはありますか?それって歯周病??
歯周病だと歯肉の腫れや出血が見られます。歯周病は歯の周りで繁殖した細菌により引き起こされる病気で以下のような症状が見られます。

歯周病
歯茎が腫れる
歯茎が赤く腫れプクっと丸く膨らんだ状態になります。朝起きた時は口の中がネバネバすることもあります。歯茎から出血がある。歯みがきなどの小さな刺激で歯茎から血が出たりします。歯周病が進行した場合歯茎に触れなくてもに出血したり膿が出ることもあります。
歯がぐらぐらと揺れる
歯周病が重症化すると歯が激しくふらつき痛みを伴って食事を取るのも困難になります。歯が移動するため、噛み合わせが悪くなり歯と歯のの間に隙間ができて食物が詰まりやすくなります。このまま放っておくと歯が抜けてしまうことがあります。
口臭があり知覚過敏が生じる
歯周病が進行すると口臭が生じます。また歯を支えている骨が減って歯茎が下がり歯の根が露出してしまい小さな刺激でも敏感に感じ、冷たいもの熱いものをお口に入れるとキーンとしみる知覚過敏を起こすことがあります。
歯周病の予防には毎日のブラッシングが大切です。歯磨きはただ磨くのではなく適正に磨けないといけません。一日3回食事の後には歯磨きをするようにしましょう。プラークは歯と歯の間にもついているため、歯ブラシだけでは落としにくいこともありますので歯間ブラシやデンタルフロスなどの器具も使うことをお勧めします。

歯周病が生活習慣病と関連しています
生活習慣病が歯周病に関連していると言われています。生活習慣病とは不健全な生活習慣の積み重ねで起こる病気のことです。喫煙、暴飲暴食、睡眠不足、ストレス、過度な飲酒、運動不足、栄養バランスが偏った食事などを続けることで体内の内臓脂肪が増加し内臓脂肪型肥満と呼ばれる状態になります。この状態が続くと、糖尿病、がん、高血圧脳血管疾患等を引き起こしやすくなります。糖尿病患者の80%は歯周病に罹患しているというデータもあります。糖尿病になると免疫機能の低下や唾液分泌の低下により口の中で細菌が繁殖しやすくなり細菌感染を起こしやすくなります。糖尿病を治療せずに放っておくといつまでも歯茎の炎症が収まらず歯周病を悪化させてしまいます。歯周病を引き起こす細菌が血液の中に入り込むと、サイトカインという物質が体内に放出されます。この物質は血糖値を管理するインスリンの働きを阻害するため糖尿病と歯周病の両方を悪化させることになってしまいます。歯周病は歯医者に行けば大丈夫と安易に考えるのではなく歯周病があると全身の病気にも影響を及ぼすと言う意識を持つことが大切です。歯周病を治せば生活習慣病も良くなります。また生活習慣病を改善すれば歯周病にも良い影響を与えます。歯周病と生活習慣病の両方を治療することで治療効果がアップし健康を維持することができます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.09.08更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長今村です。
朝夕は涼しくなり秋の気配を感じるようになりました。しかしまだ日中は暑いですね。健康管理に気を付けましょう。
今回は歯磨きの予防の仕方についてお話しいたしましょう。

今村

毎日行っている歯磨き、できているようで意外とできていないのが現状ではないでしょうか?当院で染め出しをされた方は驚かれることがあったと思いますが、意外と磨けているようで磨けていないようです。歯科医院でプロの指導を受けて正しいケアの仕方を知ることが大切です。フロスや歯間ブラシの使い方も一緒に教えてもらいましょう。歯磨きは意外と奥が深いものです。人によっては歯並びは千差万別です。また顎の大きさ歯と歯の重なり具合も違いますし、歯ブラシの動き方歯磨きのときの癖そういった個人差もあります。特に効き手側の端のほっぺた側に磨き残しが多かったり、奥歯の裏側にブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯茎を痛めてしまっていることもよくあります。
歯磨きと同じように重要なのが歯と歯の間のお掃除です。毎日のケアにフロスや歯間ブラシを取り入れて使われているでしょうか。間違った使い方をすると歯や歯茎を傷つけてしまいます。歯ブラシと同じくこちらも適切な使い方を歯科医院で指導してもらいましょう。フロスや歯間ブラシは歯ブラシより適切に使うことが難しいです。
酸性度の高い飲食物をとってすぐは、酸により歯の表面が一時的に柔らかくなっています。その状態で歯磨きをすると、歯ブラシが歯を傷つけかねません。時間が経てば唾液の作用でお口の中の酸が中和されるので歯磨きは30分ほど待ってから行うようにしましょう。健康のため黒酢やグレープフルーツなどを毎日取る人が増えているようです。そうした酸性度の高い飲食物をとってすぐの歯磨きは歯を痛めてしまう危険があります。酸っぱいものを飲食した後、歯の表面が酸で一時的に柔らかくなりますこれが習慣的に続くと酸蝕症になりますこの状態で歯磨きを毎日しているとやがて、歯は摩耗して知覚過敏になったりしてしまいます。歯のダメージを避けるためには酸性度いものを取った後は30分ほど置いて、唾液が酸を中和するのを待ってから磨きましょう。酸性度の高い物をとっていないのなら食後すぐに歯磨きをしても問題ありません。
歯周ポケットは歯ブラシだけでは落とし切れない汚れがあります。歯茎の溝の中はプラークが溜まりやすい場所で溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いことでしょう。歯ブラシでは溝の中のプラークは完全に取りきれません。しかも溝の中に無理にブラシの毛先を入れて磨くことを続けると歯茎を傷つけてしまい、歯茎が退縮してしまい虫歯になりやすい歯根面が露出します。歯茎を傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を歯科医院で教えてもらいましょう。歯茎の深い溝や歯周ポケットの掃除はプロにお任せください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.08.13更新

八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックの院長今村です。
みなさまお盆休みはいかがお過ごしでしょうか?私はコロナウイルスの感染者数も増えているため、自分の安全を考慮して家でのんびりと過ごしています。

さて今回は根面カリエスについてお話しします。根面カリエスとは歯の根元と歯ぐきとの境い目にできるむし歯のことです。

根面カリエス

歯茎が下がって歯の根元が見えてきています。この部分は虫歯になりやすいと聞きますが歯磨き剤を使って歯の根元の虫歯にも効くのでしょうか?
最近子供たちの虫歯は減ってきていると言われていますが増えている虫歯があります。それは成人の歯の根元の虫歯です。進行すると歯を残すことができなくなる場合もありますので注意が必要です。歯の表面はエナメル質というダイヤモンドより硬い層でできています。しかし、年齢とともに歯茎が少し下がってきます。そうすると今まで歯茎に覆われていた歯の根元が露出してきます。そしてその下層の象牙質がむき出しの状態となってしまいます。象牙質はエナメル質に比べて柔らかく、虫歯に対しても弱いという特徴がありますので虫歯を予防するためにはまず根本の周りのプラークや歯石を取り除くことが大切です。次に根面の象牙質を酸に溶けにくくすることつまり歯を丈夫にすることが大切です。フッ素入り歯磨き剤をご家庭で使用することや、高濃度フッ素を含むゼリーなどを歯科医院で定期的に塗布してもらう事は、根面の虫歯予防に重要であることがわかっています。また初期の虫歯も進行しにくくなります。

患者さんが自分でもできる最も効果的な米の虫歯予防方法はフッ素を使った歯磨きです。歯の根本が露出してくると結果的に歯が長くなったような状態になり歯磨きが難しくなってきます。歯磨きをする際は根元周りに歯ブラシの毛先がしっかりと当たるようにします。毛先を根元に当てたまま小さく横磨き、スクラビング法と言う方法で行うようにしましょう。この時フッ素を含む歯磨き剤を使用します。最近では従来よりもフッ素の濃度が濃いものが販売されていますので、そちらの方が高い効果が期待できます。ただ歯磨きだけでは歯と歯の間のプラークを取り除くことができません。
少なくとも1日2回は歯間ブラシや糸ようじを使って歯と歯の間を清掃しましょう。この時フッ素入り含むゼリー状の歯磨き剤を用いると歯と歯の間の根元の周りの象牙質を強化することができます。そして大切なのは定期的な歯科検診です。根面の虫歯は穴が開いたりすることがなく、また色も黒くならないので患者さんは気づきにくいのが特徴です。初期の段階で見つけ適切な処置をしてもらうことが大切です。虫歯がなくても根面が露出してるなら歯科医院で適切な処置を受けることをお勧めします。        歯学博士  今村英之

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.07.18更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニッ院長今村です。

今回は顎関節症についてお話しましょう。口を開けた時に痛みがある。口を開けたり閉めたりするときにコキコキと音がする。偏頭痛がする。頬がだるい。口を開けたり閉めたりすると口の周りの筋肉が痛い。と言った症状は顎関節症の可能性があります。
顎関節症と言うのはいくつかのタイプがあります。お口を開けたり閉めたりする筋肉に異常があるもの。また骨の変形などによるものなどいくつかのタイプがあります。

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今回は顎の関節を動かす筋肉に炎症があるタイプについてお話しいたします。顎関節症と言うと顎関節に異常が起きていると想像しがちですが、必ずしもそうとは限りません。顎関節を動かす筋肉の痛みが顎の痛みと感じられ口を開けにくくすることもよくあります。お口を開けたり閉めたりする筋肉はお顔の周りにたくさん付いています。特に大きいのは、側頭部から頬骨のあたりには側頭筋といわれる筋肉が薄く広がっています。そしてその上に咬筋といわれるお口の開け閉めに大切な筋肉がついています。どちらも口を動かしたりするときに使う重要な筋肉です。この筋肉のどちらかあるいは両方が緊張して炎症を起こし、はりやこりとなっていうのが筋肉痛タイプの顎関節症です。8割から9割は咬筋だと言われています。顎の関節自体には問題はありません。側頭筋の痛みであれば偏頭痛が生じ、咬筋の炎症であればほっぺたのだるさや重さ腫れぼったさを感じます。炎症を起こしている筋肉に無理がかかると痛みが生じ口も開きにくくなります。炎症を起こしている筋肉に無理がかかると痛みが生じ口も開きにくくなります。症状の改善には筋肉をほぐすのが効果的ですので患者さんに筋肉マッサージや開口ストレッチを繰り返していただきます。慢性化した肩の筋肉のコリが治りにくいように顎の筋肉の凝りも慢性的になると治りにくくなります。症状が出て数日から数週間は筋肉痛レベルだったものでも、何ヶ月も放置されると筋肉が凝り固まってマッサージの効果も出にくくなります。筋肉タイプの顎関節症は早期に対応したほうが治りが早いことが多いです。
顎関節症の原因は顎関節への負担がその人の持つ顎関節や筋肉の耐久性を超えると起こります。原因は様々ですか、毎日の生活習慣の影響も見逃せません。
1. 無意識の歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは顎の筋肉と関節に大きな負担をかけます。筋肉にとっては休息のない過度な筋トレと同じ状態で負荷をかけています。
2. ストレス
ストレスは筋肉の緊張をまねき歯ぎしりや食いしばりにつながります。しかし現代においてストレスのない生活は難しいので、運動や趣味などストレスを軽減させる習慣を身に付けることが大切です。
3. 歯列接触癖
ものを食べていない時あるいは特定の音を発する時以外は上下の歯の間はわずかに開いているのが普通です。しかし無意識に上下の歯を噛み合わせてしまう事が癖になっている人もいます。これは歯列接触癖と呼ばれ顎の筋肉に筋肉や関節に過度な負担をかけてしまいます。歯列接触壁は顎関節症の方の8割近くにあると言われています。歯列接触癖は無意識の習慣ですので直すのは難しいです。まずは自分で上下の歯が当たっていることに気づいたら意識的に離すようにし心がけましょう。
4.前傾姿勢や猫背
最近はテレビゲームをしたりスマホと本を使う時前傾姿勢も問題視されていますパソコンで作業する際には姿勢などにも注意されてください。机が顎にあたるうつぶせ寝や横で腕が当たる頬杖も顎関節に負担をかけてしまいます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.06.18更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長の今村です。九州も梅雨入りし湿度が高く蒸し暑くなってきました。日中は気温も高く体力を消耗するので体調の管理には気を付けましょう。

レーザー治療

今回はレーザー治療を受ける際に皆様が疑問に思うことをご説明いたしましょう。1レーザー治療を受ける際注意点はありますか?
治療の前には防護メガネをお渡ししますので必ず着用をお願いします。またタオルで目を覆うこともありますのでご協力お願いします。
2レーザー治療を受ける際麻酔はしますか?
レーザーは痛みが少ない治療と言われていることがある治療方法ですが、まったく痛みがないわけではありません。レーザーを当てたときに少しチクチクとした痛みは生じる場合があります。気になる患者さんは麻酔をします。また治療内容によっては麻酔が必要なレーザー治療もあります。ただ、従来の治療よりは麻酔をする頻度は少ないです。
3レーザー治療っていくつもあるのですか?
現在、歯科ではエルビウムヤグレーザー、炭酸ガスレーザー、半導体レーザー、ネオジウムヤグレーザーと4種類のレーザーが主に使われています。それぞれのレーザーは波長が異なっています。レーザーは媒体によって異なり、治療内容に応じてレーザーが使い分けられます。当院ではエルビウムヤグレーザー、炭酸ガスレーザーを治療に使用しています。エルビウムヤグレーザーは主に虫歯治療、歯周病治療に応用しています。炭酸ガスレーザーは歯ぐきの切開、抜歯や外科処置を行ったときの止血、顎関節症の治療に応用しています。
それぞれのレーザーによって波長が異なるため治療の適応症があります。1つのレーザーですべての治療が可能であると言うわけではありません。

レーザー治療を行うと聞くとなんとなく特別な治療するのかなといったイメージがあるかと思います。虫歯治療、歯周病治療において従来の器具の代わりにレーザーを使用するだけで、決して何か特別なことをするわけではありません。レーザーを使うことによって治療がさらに快適に体への進出が少なくなり治りも速くなるというのが特徴です。レーザー治療はあまり難しく考えずに気軽にけられてください。
口内炎の治療にも使えますか?
口内炎の部分にレーザーを当てて表面を焼くことで人工的にかさぶたを作ることができます。そうするとものが触れたときに生じる接触痛がなくなります。痛みが緩和されるためだいぶ楽になるかと思います。その後は自然治癒力で治っていきます。
歯茎の黒ずみにレーザーを当てて治りますか?
色素沈着の除去や歯茎の形態を整える際、レーザー治療は有効な方法です。組織をごく薄く削っていくので侵襲が少なく治りが早いという特徴があります。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.05.05更新

皆様こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長今村です。

5月になり一年で一番過ごしやすい季節となりました。ゴールデンウィークは楽しく過ごしましたか?
新型コロナウイルスはまだ新規感染者が多く収束の兆しがみえません。
またウクライナで起こっている戦争も多くの犠牲者が出ています。同じ地球上であのような凄惨な戦争が起きていることも想像がつきません。平和のありがたさを感じます。
戦争の影響で歯科用金属が高騰しており、それに伴い5月から保険点数が改訂されます。心苦しいご報告ではありますが、みなさまの窓口負担は大きくなってしまいます。私たちの身の周りにも少なからず戦争の影響が出てきています。
いろいろ不安な世の中ではありますが、早く平穏な日常が戻ってくることを願っています。

レーザー

さて今回は、前回に続きレーザー治療についてお話ししたいと思います。歯周病治療におけるレーザー治療の応用について説明しましょう。
レーザーには殺菌作用がありそれが歯周病治療において効果を発揮します。従来の歯周病治療における+ αの効果があると言えるでしょう。歯周病の原因は歯周ポケットの奥にあるプラークや歯石です。プラークは細菌の塊で歯石は細菌の巣窟となってしまいます。その細菌が出す毒素やそれに対する体の防御反応などにより歯を支える骨が破壊され、歯がグラグラになってしまう病気です。歯周病の症状を改善するためにはポケットの奥にあるプラークや歯石を除去する必要があります。除去にはスケーラーや超音波スケーラーを使って除去しています。
レーザーは先端がとても細く狭いところにも入り込みます。スケーラーや超音波スケーラーがアプローチしにくい深く狭い場所にもレーザーを照射できるため、より正確に歯石やプラークの除去が可能になります。
レーザーを使っての歯周治療はプラークや歯石を除去する際、傷ついた歯茎の粘膜から細菌が血管内に入ってしまうことがあります。細菌が血流に入り込むと抵抗力の落ちている方は熱を出したり体調を崩すことがあります。(これを菌血症といいます)レーザーなら細菌を除去するときに殺菌も行うことができるのでこうした症状を予防することができます。また器具が届かないところに歯石やプラークが付着してしまい炎症が治らない、そのような時はフラップ手術といい歯茎を切開し、歯石やプラークを除去します。その際、通常はメスを使いますがレーザーだと切開する際、歯茎への侵襲が最小限に抑えるので治療の治りが速くなります。

レーザーを利用した歯周治療のメリットとして
1.レーザーがプラークや歯石を除去するとともにポケット内の細菌も行います。歯周ポケット内のプラークや歯石を除去する際、レーザーが当たった部分を同時に殺菌できますので歯茎の出血部分から体内に菌が入り込む(菌血症)を防ぐことができます。
2.正常な歯周組織よりも炎症が起きている悪い組織の方が、水分が多くレーザーが反応しやすいのが特徴です。そのためレーザーは従来の器具より炎症がある箇所にピンポイントで当てることができるため、組織へのダメージも最小限になります。組織へのダメージが少ない分治りも速くなります。デメリットを挙げるとしたら従来の歯周病の治療に比べ時間がかかることでしょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.02.27更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニック、院長の今村です。

2月も終わりですね。今年は例年より寒いようです。東北の方では大雪で人々の生活を悩ませているようです。

さて、今日は歯科のレーザー治療についてお話ししたいと思います。
レーザー治療と聞くと眼科のレーシック手術や皮膚科でのシミ、ほくろなどを取ったりする美容的な手術を思い浮かべるかと思います。しかし歯科でもかなり前からレーザーを用いた治療が行われています。当院でも炭酸ガスレーザー、エルビウムヤグレーザーを日々の診療に用いています。

レーザー
歯科でのレーザー治療を行う分野は虫歯治療、歯周病治療、歯茎の切開を行ったりする外科治療に使われています。歯を削ったりするタービンに代わり、また歯石を除去したりするスケーラーに代わりにレーザーを用いて行う治療方法です。レーザーを用いるメリットは局所範囲にアプローチすることで、生体への侵襲が最小限に抑えることができます。そのことによって患者さんが治療時に感じる痛みや不安感が軽減され、治癒するまでの時間が短縮されます。患者さんがより快適に治療を受けられ、体への侵襲が最小限に抑えられるのが最大のメリットと言えるでしょう。
デメリットを挙げるとしたら小さな範囲にレーザー光を当てるため細かな作業になります。そのため一回にかかる時間は長くなります。また、治療内容によっては保険診療ではなく自由診療になることがあります。

それではレーザーによる虫歯治療について解説いたします。虫歯治療にレーザーを用いることによって快適かつMI(最小限の介入)な虫歯治療が可能となります。虫歯の治療を受けるとき歯を削ったりするキーンというタービンの音。あの音は皆様苦手ですよね。特に小さなお子様は怖がってしまいます。レーザーにはそうした音はありません。レーザー特有のパチパチパチとした音はありますが、あそこまで大きな音ではありません。また従来の歯を削るタービンは削る際に摩擦熱が生じるため、水を出しながら行います。その水をバキュームで吸い取りますが、バキュームが苦手な方もいらっしゃるかと思います。レーザーでの虫歯治療では少量の注水ですむためバキュームでの吸引頻度も減ります。
レーザー光は冒頭でも述べましたように狭い範囲に照射することができます。よって虫歯になっている部分だけにピンポイントで当てて除去することができるため、歯を削る量が最小限で済みます。虫歯治療に使用することができるレーザーはエルビウムヤグレーザーです。エルビウムヤグレーザーのレーザー光は水に吸収されます。虫歯になっている部分は健全な歯質より水分が多くなっています。そこにレーザーが当たると、水分を含んだ虫歯部分が瞬間的に蒸散し、その爆発力によって病変部が除去されます。それによって細菌も死にます。

多くのメリットがあるレーザー治療ですが、すべての虫歯治療に適応されるのではありません。虫歯の大きさによっては従来のタービンを使用して虫歯を取った方がよい場合もあります。

実際の虫歯の大きさとレントゲンを診ながら判断する必要があります。                      歯学博士  今村英之

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.01.30更新


こんにちは八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニック、院長の今村です。1月も終わりに近づいています。新型コロナウイルスの新規感染者数も毎日最多の記録を出しています。当院では万全の感染対策で診療を行っています。早く収束してくれることを願うばかりです。

さて、今回はアミノ酸のパウダーを使った歯のクリーニングについてお話ししましょう。アミノ酸のパウダーを使ったクリーニングと聞くと何か凄い治療方法なんだ。聞いたことがないので珍しい治療方法なのかなと考えてしまいます。
ですが安心してください。当院で定期検診・メンテナンスを受けている方は既に受けたことがあるかと思います。歯石を除去し着色などを取った後に最後に使用するあのシューッシューッと音が出るあの機械のことです。

エアフロー
あの機械はエアフローといいます。微細なパウダーを歯に吹き付けるクリーニング方法で、10年ほど前からあります。当院でも7、8年前から導入しております。
歯のクリーニングではまず通常スケーラーや超音波スケーラーを使って歯石を除去します。その後、歯の表面をツルツルにするため研磨ペーストをつけた回転式のブラシやラバーカップで表面を磨きます。その後は細かい粒子とパウダーを吹きつけるクリーニング、エアフローと呼ばれるものを行います。(この方法は当院の定期検診・メンテナンス方法です。すべての歯科医院で行われている治療法ではありません)微細な粒子のパウダーを装置に入れスイッチを押すと、器具の先端から水と一緒にパウダーが噴射されます。このパウダーが歯の表面や歯と歯の間のプラークや汚れを落とします。また歯の表面のバイオフィルムも除去します。
パウダーの種類には炭酸カルシウムやエリスリトールなどいくつかの種類がありますが、当院で使用しているアミノ酸(グリシンパウダー)についてお話ししましょう。グリシンは食品にも添加されていますのでお口に入っても飲み込んでしまっても問題はありません。少し甘みがあり、歯に吹きつけられても違和感などないため快適に治療を受けることができます。粒子の大きさは65マイクロメートルから25マイクロメートルと微細な粒子です。これだけ細かいと歯の表面を傷つける事はなく汚れを落とすことができます。治療を受けられた方からは「爽快感がある」、「すっきりした」、「歯の表面がツルツル」になったと言われます。
治療を受ける際の注意点としては細かい粒子を吹き付けますので呼吸器系疾患のある方、また妊娠中の方、歯茎が弱ってしまっている歯周病の進行した方はご注意ください。また歯科医院によっては保険治療ではなく、自由診療になることもあります。  歯学博士 今村英之

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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