- 親知らずとは
- 親知らずの抜歯について
- 抜歯が必要な場合
- 親知らずの抜歯治療の流れ
親知らずとは
親知らずとは、永久歯が生えそろった後で一番奥に生える第3大臼歯のことです。萌出スペースがなく、歯ぐきに埋まったままで出てこなかったり、出てきても少しだけで完全に出てこなかったりします。そのため親知らず周囲の歯ぐきに炎症を起こすことがあります。その他にも顎関節症や、親知らずのひとつ前の歯がむし歯や歯周病になりやすい状態になります。
親知らずの抜歯について
よく親知らずが原因で歯科医院に来られる方は、親知らず周囲の歯ぐきが「痛い」、「腫れた」という『智歯周囲炎』の場合がほとんどです。この様な症状の場合、患部を消毒して抗生物質を服用していただくと痛みや腫れは治まってきます。しかし痛みや腫れを繰り返すなら抜歯をした方がよいでしょう。
抜歯後は痛みや腫れをともなうこともあります。また親知らずが顎の骨の深い位置に埋まっているような場合は一般の歯科医院では抜歯が困難なこともありますので、大学病院などへ紹介させていただくこともあります。
抜歯が必要な場合
- 少しだけしか出でおらず歯ぐきに炎症を起こす場合
- 少しだけしか出ていない状態で親知らずのひとつ前の歯にむし歯が出来てしまっている場合
- 親知らずの萌出力(歯が出てこようとする力)による歯並びの悪化を予防する場合
親知らずの抜歯治療の流れ
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① レントゲン検査を行います。深い部位に埋まっている場合や歯の根が曲がっていたり複雑な形態をしている場合はCT撮影を行い、より詳しく診査します。