症例一覧

2020.12.24更新

こんにちは。院長の今村です。今年も残すところあとわずかとなりました。コロナ渦でイベントが少ないせいか、時間が経つのがいつもより早く感じます。

さて今回はフッ素についてお話しましょう。

むし歯予防にたいへん効果のあるフッ素。フッ素は私たちの身近の土や海、川の水にも含まれている自然界にも存在するものです。今回は歯科医院で受けるフッ素歯面塗布ついてお話します。
フッ素の歯面塗布は歯の表面に高濃度のフッ素を塗るむし歯予防の方法のひとつです。フッ素の歯面塗布は何歳くらいから受けると良いかご存知でしょうか?
答えは1歳半です。
当院のある北九州市では1歳半歯科検診の案内がお子さまが1歳半になると市からはがきでお知らせがくると思います。この頃のお子さまのお口の中の状態は奥歯もしっかりはえてきてしっかりとご飯も食べられるようになるので、離乳もすすみむし歯のリスクが高くなってくるのでむし歯予防に取り組む必要があります。検診と一緒にむし歯を予防するためにフッ素塗布を行うと効果的です。

フッ素

フッ素の歯面塗布ってどんなことをするのか心配だと思う方もいらっしゃるかと思いますが、お子さまでも簡単に受けることができます。歯の表面に直接ジェルや泡状のフッ素を塗って歯を丈夫にします。ご自宅で行う歯みがき剤や洗口液によるむし歯予防と違うのは歯科医院で使用するフッ素は濃度が高いものを塗布します。現在、日本で販売されている歯みがき剤にはほとんどフッ素が入っています。しかし、一般の歯みがき剤のフッ素濃度は高くても1500ppm。ちなみに歯科医院でフッ素歯面塗布に使用するものの濃度は9000ppmもあります。ぜんぜん濃度が違うでしょう。これは歯科医院でしか取り扱うことができず、一般の方がご自宅で使用することはできません。濃度が高くても身体に悪い影響を与えることはありませんのでご安心ください。

フッ素塗布剤を歯面に塗っておくと歯の表面にむし歯になりにくい硬い結晶構造ができますが、これは定期的に歯科医院で受けていないとむし歯の予防効果は下がります。少なくとも年に2,3回、むし歯ができやすのであれば年に5,6回は受けることをお勧めします。
年に2回の塗布だとむし歯予防効果は20%くらいですが、やったりやらなかったりだとあまり効果がないといわれています。

フッ素の歯面塗布は生えたての歯に一番効果があります。生えたての歯は幼弱でむし歯になりやすい状態です。でもその分フッ素を取り込みやすく表面も硬くなりやすい状態です。乳歯をむし歯から守るなら奥歯が生えてきた1歳半くらいが適しています。永久歯を守るなら第二大臼歯が生え終わるまで続けると良いでしょう。中学生までは定期的に歯面フッ素塗布を受けるのがいいです。あと大人でも歯周病によって歯ぐきが下がってしまい歯根が露出した場合の根面う蝕の予防にも効果的です。
むし歯のない健康なお口はお子さまへの素晴らしいプレゼントです。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.12.06更新


こんにちは。院長の今村です。まだまだ新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっています。収束するにはもう少し時間がかかりそうです。新型コロナウイルスだけでなくSARS,MERSとウィルスによる感染の脅威はあります。毎年冬になると流行するインフルエンザもありますね。このような感染症から身を守っていくには、手洗いうがいの他にも歯みがきが有効だと言われています。

新型コロナウイルスから身を守る方法としてマスクの着用、手洗いうがい。そして栄養と休息をとり体調の管理を行うことと、「3蜜(密閉空間・密集場所・密接場面)」を避けることです。あともうひとつウィルスに対する防御力をあげる方法として「ていねいな歯みがき」です。
100年前にスペイン風邪が流行したときのデータですがこのような報告があります。

感染
歯周病になっていた人のスペイン風邪の罹患率は72%に達し、重篤になる人も多かったのに対し、歯周病になっていない人の罹患率は32%でした。当時はお口の健康とウィルスが起こす感染症については何らかの関係性があることが示唆されていましたが、これ以上のことはわかっていませんでした。しかし現在の研究では、危険なウィルスが体内に入り込むときに「歯周病菌がその手引きをしている」ことが明らかになってきています。
お口の健康とからだの健康のかかわりについて徐々にみなさまに知られてきてますが、お口の中のプラークを丁寧に取り除き歯周病を予防することが感染症対策になることはまだあまり知られていないようです。

スペイン風邪が流行した100年前も高度な医療がありませんでしたが、現在有効な治療薬やワクチンがないという点では、100年前と同じように不安な状況下でコロナウイルスを警戒しています。感染リスクを下げて自分の身をまもるためには丁寧な歯みがきを心がけて歯周病を予防しましょう。
歯みがきのポイントは歯ブラシの毛先が的確な場所にしっかりとあたっているかを意識しながら歯みがきをすることです。またふだんから歯科医院で定期的に歯石を除去したりしてメンテナンスを受けている方はいざというときに差がでます。
アドバイスとして殺菌作用のある歯みがき剤をつかい歯みがきの効果をあげることです。
薬用歯みがき剤に含まれている成分に塩化クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウムは歯に付着するプラークの表面にしみついて、抗菌作用があります。また植物から抽出した抗菌作用のある精油のチモールやイソプロピルメチルフェノールはプラーク内への浸透性があり殺菌作用を発揮します。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.11.19更新


こんにちは。院長の今村です。
コロナウイルス感染者数が全国的に増えてきています。東京、北海道は毎日最多を記録しています。福岡県はまだ少ないようですが今からの忘年会の時期、自粛をしないとどんどん増えてしまうかもしれません。今年は当院の忘年会、歯科医師会の忘年会や会食は中止となりました。当然といえば当然ですが一年の最後くらいみんなで楽しく飲みたいですね。

さて、今回は前回に引き続き口臭のお話をしたいと思います。歯周病が口臭の原因になることはお話ししましたが、歯周病のほかに大きな臭いのもととなるのは溜まったプラークや舌の汚れです。また象牙質まで及んだむし歯も臭いの原因となります。

口臭
1歯周病になっている歯周ポケット
 歯周病が進行してできてしまう歯と歯ぐきのあいだの歯周ポケットの中にはプラークや歯石のほかにも歯ぐきの死んだ細胞や血液、体液、細菌の排泄物が溜まり臭いを発します。この歯周ポケットの清掃は歯科医院でしかできません。歯周ポケットのプラークコントロールは歯科医院で早めに行いましょう。
2溜まったプラーク
 溜まったプラークは歯周病やむし歯の原因になるだけではなく、臭いのもとにもなります。磨きのこしが多い部位は上であれば奥歯の頬っぺた側、下であれば奥歯の内側です。どちらも歯ブラシが届きにくい部位です。溜まったプラークは時間が経つと歯石になり、さらにプラークが付着する足場となります。また入れ歯の方は入れ歯自体のお掃除もかかせません。
3象牙質まで進行したむし歯
 歯の表面は硬いエナメル質でおおわれています。組成はほぼ無機質ですが、その下の象牙質は3割ほどがタンパク質でできています。むし歯が進行するとタンパク質が細菌によって分解され臭いを発します。象牙質に達するむし歯があると口臭の原因になります。むし歯は自然に治ることはありません。早めに治療しましょう。
4舌のよごれ
 毎日歯はしっかりと磨いているかと思いますが、意外に舌のお掃除はされていないのではないでしょうか?舌のよごれ「舌苔」も臭いの原因になります。舌苔とは文字とおり舌の表面の苔のようにおおっている汚れです。舌の表面は微細なひだがたくさん存在します。これらの突起は「舌乳頭」とよばれ毛足の長いじゅうたんのような構造になっています。このじゅうたんの構造の上に付着するのが新陳代謝ではがれたお口の粘膜の細胞や細菌です。これらが厚い層となったものが舌苔です。
舌苔がない状態だと舌の表面は多くの白い点と赤い点が存在しています。これらはそれぞれ舌乳頭の一部で、白い点は「糸状乳頭」赤い点は「茸状乳頭」とよばれています。
「糸状乳頭」の白い点を舌苔と間違えて歯ブラシで強く磨いてしまう方もいますので、混同しないように気をつけてください。歯ブラシを強く当てすぎて傷をつけてしまうと、口臭が生じたり、味覚の異常を起こしてしまいます。白い点が見える場合は舌苔は付着していないと考えてよいでしょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.10.22更新


こんにちは、院長の今村です。朝夕は少し肌寒くなり秋らしい季節になりました。皆さま風邪をひいたりしてないでしょうか?気をつけてくださいね。
今回は口臭についてお話します。人と話をしていて他人のお口の臭いが気になったことってありませんか?自分も口臭がしてないだろうかと心配になりますよね。今回は口臭についてお話をしたいとおもいます。

ほとんどの方が自分の口臭が気になるといわれています。「気にしすぎなのかな❓」「本当に臭っているかな?」など心配になるかと思いますが、口臭は誰にでもある程度は存在します。

特に朝起きたときに息を吐きだしたときに自分の口臭を感じることはあると思います。でもその後朝食を取ったり歯みがきをすると気にならなくなるはずです。これはお口の中の臭い物質が食事や歯みがきで減少しているからです。一日のなかで自然に増減するこうした口臭は「生理的口臭」」といわれています。起床時に生じる口臭や臭いの強い食べ物を食べた時に生じる口臭も一時的なものです。

kousyuu

一方、強い臭いを持続的に発する「病的口臭」もあります。「病的口臭」は臭いの原因はありなくならないかぎり存在し続けます。原因には歯周病などのお口の病気、お口の中とつながっている鼻の病気、内臓などからだの病気が考えられます。
からだの病気の臭いがお口から臭う場合、からだの病気が発する臭い物質が血液に乗って肺に達し呼気として吐き出されるというのはかなり病気が進行しています。また「食べ物の臭いが胃から上がってくる」というのも、食道と胃の境界には括約筋があるのでふつうは閉じられています。よって強い口臭の原因はお口の中にある可能性があります。

それではお口の中に臭いの原因がある歯周病菌についてお話しをしましょう。
細菌のなかでも歯周病菌などの酸素を嫌う菌(嫌気性菌)が腐敗臭をともなう臭いの物質を産生します。その細菌が唾液や血液、剥がれ落ちたお口の中の粘膜、食べかすに存在するタンパク質を分解したとき、揮発性の硫黄化合物―硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどを出します。女性では月経や妊娠によるホルモンバランスの変化によってお口の中にいる歯周病菌が活発化し口臭が増加するといわれています。
また細菌の活動には唾液も影響します。口臭は朝起きた時が一番つよく、それから食事や歯みがきをするたびに下がってきますが、時間がたつとまたつよくなってきます。唾液には細菌を洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする働きがあります。起床時に臭いが強いのは寝ている間は唾液の分泌が減るので、お口の中の細菌が繁殖するためです。唾液の量によって口臭に影響するので、ドライマウスや内科的なお薬の服用によって唾液の量が減少すると口臭も強くなってきます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.09.22更新


こんにちは。院長の今村です。コロナウイルス感染者数も少なくなってきています。このまま二度と再発することなく収束してくれると願っています。
さて、前回新潟県の子供のむし歯が全国一少ないことをお話ししたと思います。今回はその続きになります。まずフッ素が歯を強くする仕組みからご説明しましょう。
フッ化物(フッ素)はお口の中でどのようにしてむし歯予防に役立っているのでしょうか?
お口の中では飲食後、細菌の出す酸や飲食物に含まれる酸によって歯からカルシウムが溶けだします。これを脱灰といいます。その後時間が経ってくると、唾液の作用によって徐々に溶けだしたカルシウムが歯に戻ってきます。これを再石灰化といいます。このときにフッ化物がイオンの形で唾液中にあると再石灰化のスピードが速くなりかつ、歯の表面の結晶を硬く大きなものに変化させ、歯の表面の結晶性を増加していきます。その結果、酸に対する抵抗性が増してむし歯になりにくい歯になります。この仕組みは歯磨き粉に含まれているフッ化物と同じです。フッ化物洗口の場合は、そのあとうがいをしないので適度な量がお口の中に停滞してくれます。ただしフッ化物洗口はすぐに効果が出るものではありません。数年かけて徐々に歯の質を強化していきます。
前回お話しした新潟県では保育所の児童から中学校の卒業まで、約10年かけてフッ化物洗口が行われています。この時期は義務教育期間なので多くの子どもたちがフッ素の恩恵を受けることができます。またこの時期は永久歯へと生えかわっていきます。生えかわったばかりの永久歯は歯の表面の質が弱くむし歯になりやすい状態です。ちょうど保育所から中学卒業までの期間は生えかわりの歯の質が弱い時期です。この時期にフッ素を歯に作用させるのはむし歯に対してとても有効です。むし歯のない健康なお口の状態はお子さまへのすばらしいプレゼントです。

フッ化物洗口はご自宅でもできます。当院で取り扱っている洗口液をご紹介しましょう。ライオンが販売されているフッ化ナトリウムです。
顆粒を水に溶かして使うタイプのものもありますが、ライオンのものはそのままあるいは水で薄めて手軽に使用することができます。

フッ素の役割
メーカーからさまざまなものが出ていますが使用方法はどれも同じで1日1回歯みがき後に5~10mlをお口に含んで30秒~1分間ぶくぶくうがいをして吐き出すだけです。その後はすすがず、30分は飲食を控えます。夜、寝る前にすると効果的です。
フッ化物洗口は子供だけでなく大人にも有効です。加齢や歯周病によって歯ぐきが退縮してしまい象牙質が露出している場合など、歯の根元のむし歯予防になります。また詰め物などの2次カリエスの再発予防にも効果があります。
毎日のお口のケアとして取り入れてみてはどうでしょうか?

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.08.30更新

こんにちは。院長の今村です。まだまだ暑い日が続きます。みなさま体調を崩されたりしてないでしょうか?今回の「歯の豆知識」では知識というよりこころ温まるお話をお伝えしたいと思います。
むし歯は歯周病とならび歯科の2大疾患といわれています。とくにこどものむし歯は昔よりは少なくなったとはいえ、今でも保護者の方の悩みの種ではないでしょうか?そのこどものむし歯の数が17年連続で日本一少ない県があります。日本一こどものむし歯が少ない県はどこでしょうか?
1東京都
2福岡県
3京都府
4新潟県
5香川県
当院のある福岡県であってほしいと思いますが、日本一こどものむし歯が少ないのは新潟県です。文部科学省は全国の学校保健統計調査を発表しています。その中に「12歳児における一人平均むし歯本数」という項目があります。なぜ12歳児なの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。12歳児は永久歯がほぼ生えそろう時期で12歳児のむし歯の数は国際的な比較にも用いられる代表的な数値です。(この数には既に治療した歯も含まれます)。

むし歯


2016年度都道府県別12歳児一人平均むし歯数の全国平均は0.84本です。新潟県の12歳児の一人平均むし歯数は0.4本と全国で最も少ない結果です。しかも17年連続で1位です。2位は岐阜県、3位は静岡県です。当院のある福岡県は残念ながら36位で12歳児の一人平均むし歯数は1.1本です。福岡県が歯医者の数が少ないわけではありません。ちなみに福岡県は全国的にみて歯医者の数は多く、歯医者激戦区といわれています。当院でも予防歯科には力をいれて取り組んでいますがまだまだ頑張らないといけません。

新潟県では新潟県歯科保健推進条例に基づき、毎年県内のすべての保育所、学校などを対象に全数調査が行われています。そのデータによると2016年の12歳児の一人平均むし歯数は0.44本。むし歯のまったくないこどもの割合は県内約2万人の中学1年生のうち79.7%になります。10人に8人はむし歯がないのです。むし歯ができたことがないこどもの割合は調査を開始した1980年は約20%でしたが2016年は約81%と37年間で約4倍になりました。
これほどの成果が出ている要因は学校などでのフッ化物洗口にあります。
新潟県では保育所や幼稚園、学校でフッ化物洗口が実地されています。フッ化物は歯磨剤でもよく聞くフッ素の成分です。そのフッ素を含んだ溶液で口をすすぐことです。新潟県では50年ほど前からある小学校で始まったのをきっかけに、市町村事業としてフッ化物洗口が県内に普及しまた。現在の普及率は保育所・幼稚園で約70%、小学校で約84%、中学校で約40%、いまも新たに実地する施設は増えています。方法はとても簡単でフッ化物が入った溶液で1週間に一度1分間子どもたちにブクブクうがいをしてもらうだけです。薬剤は処方・調剤は歯科医師の指導のもと管理されています。すばらしい取り組みですね。むし歯のない健康なお口はこどもにとっては何よりもの宝物です。それをかなえるため県レベルでの取り組みってすばらしいです。この取り組みは全国でも広がっています。県レベルではとくに佐賀県、秋田県、熊本県、島根県、宮崎県などで積極的に行われています。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.08.16更新


こんにちは。院長の今村です。前回、ホワイトニングの効果についてお話しました。今回はホームホワイトニングについてご説明します。
ホームホワイトニングは自宅で行えるホワイトニングです。歯科医院で行うオフィスホワイトニングに比べると時間を十分にかけておこなうので効果が出やすい、再着色しにくいというメリットがあります。しかし、一日2時間もしなければいけない、マウストレーをお口の中に入れるのが苦手だなといったデメリットもあります。

ホワイトニング

ホームホワイトニングは自宅で1日2時間の2週間の使用が目安です。
ホワイトニングを行うにはまず診察とカウンセリングが必要です。
よく「今日、歯科医院に行ったらホワイトニングしてもらえますか?」というお問い合わせがありますが、大切な歯を守ってより良い結果が得られるようにむし歯の有無や歯に入ってるヒビ、被せ物などを確認し、必要な準備をしてからスタートします。

ホワイトニングが困難なケース
・エナメル質や象牙質が形成不全の歯:痛みの原因になったり、白く目立つ場合があります。
・むし歯や亀裂がある歯:痛みが出る可能性があり事前に治療が必要です。
・被せ物や詰め物は白くなりません
・金属による変色がある場合:ホワイトニングでは取れません。
ホワイトニングは避けましょう
・お子さまや若年者の方。
・妊娠中や授乳中の方。
・重度の知覚過敏症の方。
・無カタラーゼ症の方。
・アレルギーのある方。

ホームホワイトニングは歯の型を取り専用のマウストレーを作製し、マウストレーに専用のジェルをつけて行う方法です。

使用方法を守ってください
1. 薬液のジェルをつけすぎない
つけすぎてもホワイトニングに効果が上がることはありません。用量とおりにつけてください。装着時にマウストレーからはみ出たものはティッシュや綿棒でふき取りましょう。2時間以上マウストレーを装着しても薬液の効果がうすくなるため効果はありませんので決められた時間を守ってください。
2. マウストレーの清潔を保ってください
使い終わったトレーは歯ブラシを使って毎日きれいに洗いましょう。熱湯などで消毒すると変形しますのでやめましょう。
3. ホワイトニング後は飲食物に注意してください
ホワイトニング後は歯の表面にあるぺリクルがなく、着色や知覚過敏が起きやすい状態です。ぺリクルができてくる3時間程度は色の濃いもの(カレー、ミートソース、ワインなど)は避けるようにしましょう。

オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングとそれぞれメリットデメリットがありますのでご自分の生活スタイルあった方法を選ぶとよいでしょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.07.24更新


みなさまこんにちは。院長の今村です。今年は記録的な大雨となってしまいました。住宅が損壊を受けたり、犠牲になられた方には心からお悔やみを申し上げます。

いまむら歯科クリニックでは8月・9月にホワイトニングキャンペーンをおこないます。みなさまに気軽にホワイトニングを体験していただくため通常の半額でご提供させて頂きます。今回はホワイトニングについて解説します。

歯の色が以前に比べて黄色になってきたなと気になることはありませんか?歯は年齢とともに象牙質の厚みが増してきて、徐々に色が濃くなってきます。またエナメル質は年齢とともに薄くなってくるため歯はさらに黄色っぽくなってきます。
歯の色によって年齢を感じるのは歯の加齢とともにおこる現象に問題があります。

ホワイトニング

 

ホワイトニングの歯に対する作用について
歯のホワイトニングに用いられる薬剤は過酸化水素と過酸化尿素というものが用いられています。この薬剤が分解したフリーラジカルが歯の中に入り込んでいる汚れや着色物質などを分解すると、着色物質の色が消えて歯が白くなります。作用した後の薬剤は酸素と水に変化するので歯を痛めることなく安全に漂白できます。
また、歯のホワイトニングのルーツは歯周病菌を過酸化水素で除菌するという歯周病の治療方法です。ホワイトニングの薬剤には漂白作用とともに殺菌作用もあり、むし歯や歯周病のリスクを下げる働きもあるといわれています。歯の表面はぺリクルという唾液のたんぱく質でできた膜で覆われています。ホワイトニングをするとこの膜がなくなり歯は裸の状態になりますが、この機に歯にフッ素やリン・カルシウムを作用させると、ぺリクルが阻害いせず再石灰化が効率よく行えます。

 

最近ミドルエイジのホワイトニングが増えています。
若いころに比べて濃くなる歯の色、気になりますよね。確かに歯は年齢とともに黄色味を増していきます。原因は歯のエナメル質(最表層)の下にある象牙質が加齢とともに厚みを増していくからです。象牙質はもともと黄色味があり、この厚みが増すと黄色っぽくなってきます。歯が黄色になってくるもう一つの原因は歯のエナメル質が使っているうちにすり減って薄くなるからです。エナメル質が薄くなるとその下の象牙質が透けて見えやすくなってきます。そのため黄色っぽくなってきます。ホワイトニングをするのは若い方がするイメージが強いようですが、40代以上の方でもいらっしゃいます。ホワイトニングはアンチエイジングの要素のひとつでもあります。
たしかにホワイトニングはエナメル質にボリュームのある若い方のほうがより白くなります。ホワイトニングの薬剤はエナメル質に対して多く作用するので、エナメル質が薄くなったご年輩の方は真っ白にするのは難しくなってきます。しかし、歯は白くしたいけど削るのは抵抗がある方にとって歯を痛めることなく、むしろむし歯や歯周病の抑制までできるホワイトニングは手軽にできる治療方法です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.06.21更新


歯科医院で撮影するレントゲンには大きくわけてふたつあります。一つはむし歯の治療、歯周病の治療を行うまえに撮影するデンタルエックス線写真。もう一つは歯科医院を受診した際に最初に撮影することがあるパノラマレントゲンがあります。今回はパノラマレントゲンについてご説明いたします。

パノラマレントゲンは、上は眼窩(目の周囲)から下は下顎オトガイ部(下顎)までの範囲を一度に撮影することができます。当然上顎の歯、下顎の歯も写ってきます。
パノラマレントゲンを撮影することによって以下のことがわかってきます。

パノラマレントゲン
1. むし歯の有無
2. 歯周病の程度
3. 親知らずの状態
4. 顎の骨の中にある病気の有無
5. 顎関節(顎の関節)の状態
6. 上顎洞(副鼻腔)の状態
7. 歯科の治療歴
8. 被せ物の状態
9. 過剰歯の存在
10. 子どもの場合過剰歯、欠損歯のチェック
などたくさんの情報を得ることが可能となり、診断を行ううえでとても役立ちます。
当院ではメンテナンスに来られている方はむし歯、歯周病、またその他の病気の早期発見のため数年に一度はパノラマレントゲンを撮影することをお勧めしています。
またお子さまの歯が乳歯から永久歯に生えかわる時期に外から見ているだけではわからない問題が起きてくることがあります。
歯が通常より多い過剰歯は30人に1人ほど、永久歯が少ない先天性欠損歯は10人に1人くらいの割合で見つかりますが、早期発見で歯並びや噛み合わせを守ることのできる場合もあります。お子さまが生えかわりの時期になったら一度歯科医院でパノラマレントゲンを撮ると早期の異常発見に有効です。

パノラマレントゲンは有効であるけど放射線量が心配と思われている方もいらっしゃるかと思います。パノラマレントゲンの放射線量については欧州委員会のガイドラインでは約0.003338~0.03ミリシーベルト、日本ではイギリス、フランスと同程度の0.01ミリシーベルトと推定されています。この数値は自然放射線と比較してみると理解しやすいでしょう。
私たちは宇宙や大地、空気食物から微量の放射線を受けています。これを自然放射線といいます。私たちが年間自然放射線から被ばくする量は、日本で2.1ミリシーベルトといわれています。東京~ニューヨーク間を飛行機で往復する際の被ばく量は約0.2ミリシーベルトです。パノラマレントゲンで被ばくする量はその200分の1程度とわずかでしかありません。さらに撮影時は防護エプロン(鉛が入っていて被ばく量を100分の1にすることができる)を着用するので被ばく量はさらに減ります。
ただ被ばく量が低いとはいえ、メリットの少ない撮影は控えるべきです。患者さんが最小の被ばく量で最大の利益を得られるよう適切に撮影していますので安心してください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2020.05.25更新


福岡県の緊急事態宣言が解除されてだいぶ時間が経ちました。徐々に日常生活が戻ってきたような気がします。

「歯医者さんに行きたいけれど、新型コロナウィルスの感染が心配?」と不安に思っている方も多いと思います。でも、そんなことはありません。
今回は、歯科医院へ行っても感染リスクは決して高くない、ということについて解説したいと思います。
歯科医院では、常日頃から感染予防対策をしっかり行っています
歯科医院ではそもそも、新型コロナウィルス以外にも多くのウィルスや細菌などへの感染を防ぐために、ふだんから予防策をしっかりと講じています。
 新型コロナウィルスだけでなく、ノロウィルスやはしか、風しんなど、私たちの身の回りには感染を引き起こす可能性のあるウィルス、細菌などがたくさん存在していますし、歯科の治療を通じては、肝炎ウィルスの感染リスクが以前より指摘されています。よって、さまざまな対策をもともと行っているのです。手指の衛生を保つこと、防護具を着用すること、医療器材の洗浄・消毒などがそれにあたります。洗浄・消毒に際してはその作業工程を区域に分けて汚染が広がらないような細やかな配慮もしています。
このようないわゆる「標準予防策」に加え、さらに新型コロナウィルスへの対策もしっかり行っています。

コロナ

 また待合室や治療室での人口密度をできるかぎり小さくし、さらには発熱など感染が疑われる患者の診療も避けるようにもしています。そうして、患者間での感染や、医院内での感染拡大が起きないよう、細心の注意を払っているのです。
 ではなぜいったい、「歯科医院は感染リスクが高いのでは?」と言われてしまっているのでしょうか?
 こうした言説が広がったのは、3月下旬から4月上旬にかけ、歯科医院が新型コロナウィルスの感染リスクが非常に高いというメディア報道がいくつもなされたことによると思われます。
 これらの報道の多くは、3月15日に報じられたアメリカの新聞・ニューヨークタイムズ紙の記事をもとにしているようです。また最近(5/12)もVisual Capitalistというメディアの記事を元に再度日本でも報道がありました。
[The Workers Who Face the Greatest Coronavirus Risk – The New York Times]

 これらの記事のデータでは歯科医師は大変感染リスクの高い職業である、というふうに結論づけられています。
 しかしこのデータから歯科医師は新型コロナウィルスに著しく感染しやすい、と考えるのは明らかに間違っています。
 これらの報道は、何かの科学論文の引用ではなく、新聞社で独自に作成したものです。O*NETという米国労働省が運営する職業に関する総合的なデータベースを論拠としていますが、実は2年前(2018年5月)のデータを用いているのです。

 つまり、仕事で病気(どういった病気かは問わない)に接し、その病人(どういった症状かは問わない)との近接が高い職業である歯科医師は、感染のリスクが高い、というのがこのデータの理屈です。
 
 でも、そんなことで、本当に歯科医師はコロナウィルスに感染しやすいということになるのでしょうか?
 ウィルスに感染した人と多く近く接することと、実際に感染することとは全く違うことは、皆さんもおわかりでしょう。感染予防対策をしっかりしているかどうか、という要素が抜け落ちてしまっているのです。
ですので、この図から、歯科医師は新型コロナウィルスに感染しやすいと結論付けるのは明らかに間違っていること、おわかりいただけるかと思います。
 歯科医院はしっかりと、新型コロナウィルス感染予防の対策を講じています。もちろんその予防策で100%新型コロナウィルスの感染が防げるという証拠があるわけではありません。でも、ニューヨークタイムズ紙が言うように、歯科医師や歯科衛生士が最もリスクの高い職業であれば、明らかに日本でも歯科医師の多くが感染しているということになるはずですが、そんなことはまったくありません。つまりそのこと自体、日本の歯科医院の感染対策が総じて効果的であることを示しているのです。実際、歯科医院における患者さんと歯科医院スタッフ間の感染は全国で1ケースといわれています。
 
 しかしながら、今回のような報道がきっかけとなって、歯科医院が危険な場所という誤解がすすみ、受診をするのを控えるような空気になっているのはたいへん問題であると考えています。多くの歯科医師や歯科医療関係者が困惑しているのです。

コロナ

間違った報道を信じず、不要でない歯科治療や口腔ケアをしっかりと行うことがコロナウィルス感染予防に繋がります。
 もちろん、全国に緊急事態宣言がなされたような社会状況を見たときに、「不急の治療」については、それを延期すること自体は正しい判断だと思います。診察のために人の移動が発生したり、いわゆる3密の状態が発生したりするリスクが減るのであれば、それに進んで協力をするのは歯科としても当然のことと思います。
 しかし、「不急ではない治療」は案外多いものなのです。
 例えば、高齢者施設では通常、歯科医師が口腔ケアのために頻繁に訪れるものですが、いまは歯科医師の立ち入りを拒否しているところも出てきています。こうした施設では、口腔ケアの不足により、肺炎などを発症しやすくなる可能性が高まります。事態が長期化すればするほど、さまざまな問題が早く現れる可能性があるのです。
 緊急事態宣言が解除された今後も、私たちは新型コロナウィルスとの共生を図っていかねばなりません。
報道によって、歯科治療や口腔ケアがなされることなくそのまま放置されてしまうのは、大変大きな問題になると危惧しています。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

前へ
  • 院内ブログ
  • 歯の豆知識
  • 料金について