歯並びは乳幼児期からの生活習慣が大きく影響します。
きれいな歯並びや正しいかみ合わせにするためには周りの大人が気を付けてあげてください。
正しくない歯並びやかみ合わせのことを不正咬合といいます。不正咬合は見た目だけでなく、むし歯や歯周病になりやすく、また顔の成長を妨げるなどの不調和が生じます。
さまざまな不正咬合
出っ歯
受け口
八重歯
開咬
0~2歳で気を付けること
①授乳はできるだけ母乳で
赤ちゃんが母乳を吸う行為は「かむ」「飲み込む」などお口の機能発達の基礎になります。
②指しゃぶり、おしゃぶりは3歳になるまでは大丈夫
指を吸う、おもちゃをくわえるなどの遊びは、お口や舌の機能の発達を促す大切な行動です
③あおむけに寝かせましょう
うつぶせ寝は顎に負担がかかり不正咬合の原因になります。
3~5歳で気を付けること
①指しゃぶり、おしゃぶりはやめましょう
歯並びやかみ合わせに影響を与えるため3歳を過ぎたらやめましょう。
②口を閉じ左右の奥歯で均等にかんで食べる
左右のどちらかだけでかんでいると、バランスが崩れ不正咬合の原因になります。なるべく左右均等にかみましょう。
③食事中の姿勢に注意
食事中は背筋をのばして、足は床や踏み台につけましょう。足をブラブラさせていると、姿勢が不安定になり力が入らずバランスが崩れます。
④頬杖をつかない
頬杖は顎のゆがみを引き起こします。
よくあるご質問
①こどもが夜寝ているときに歯ぎしりをしますが大丈夫ですか?
こどもの歯ぎしりに関しては問題ありません。残念ながら、原因は良く分かっていません。自然と治ってくることが多いので経過をみましょう。
②前歯の間に隙間あります。閉じてきますか?
乳歯列の隙間は発育空隙といって、あってかまわないものです。むしろあった方が永久歯に生え変わったときにがたがたが出にくくきれいな歯並びになります。