症例一覧

2021.12.23更新


こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックの院長今村です。今年もあとわずかですね。12月に入ると一気に年の瀬も押し迫ってきますね。

さて今回は親知らずについてお話しをしましょう。
みなさん親知らずってご存知でしょうか?奥歯の一番後ろに生えてくる歯のことです。親知らずの名前の由来は親知らずは20歳くらいで生えてきます。昔は今ほど寿命が長くはなく20歳くらいになると親がすでに亡くなっていたりするのでこのように言われるようになったようです。「私は親知らずがない」というかたもいらっしゃるかと思いますが、もしかしたら歯ぐきの中に埋まったままなのかもしれません。また親知らずが最初から無いかたもたまにいらっしゃいます。

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歯科医院で一度親知らずは抜いたほうがいいですよといわれ、別に痛みもないし、抜くのは痛そうだしとそのまま放置していませんか?横に生えていたりして問題のある親知らずはただ歯ぐきに炎症を起こすだけではなく、手前の第二大臼歯を失う原因にもなります。むし歯ができて放置したままだと抜歯をする際、掴むところがなく抜歯を困難にしたり、年齢を重ねると歯と顎の骨の癒着がおきてなかなか抜けなかったりします。

歯ぐきがうずく、腫れるといった症状がはじめは1年に一回、半年に一回程度だったのが3カ月に一回と間隔が短くなっていませんか?
歯ぐきの中に埋まっている親知らず、あるいは歯ぐきから少しだけ見えている親知らずは生えようとして隣の奥歯を痛めたり、隣の歯との間に磨き残しができプラークを溜め込んでむし歯や歯周病の原因になってしまいます。横を向いている親知らずや斜めに生えている親知らずは手前の第二大臼歯との間に隙間があり、歯ブラシが届きにくいところにプラークが溜まってしまします。親知らずだけがむし歯でダメージを受けるのなら仕方がありませんが、むしろ手前の第二大臼歯の根面(歯の根の部分)にむし歯が出来てしまいます。まっすぐに生えている親知らずなら抜歯の必要はありませんが、将来トラブルを起こすようなら早めに抜歯をすることをお勧めします。トラブルのある親知らずを長い間放置しておくと、隣の歯をむし歯や歯周病で治療が手遅れになるほどダメージを与えてしまいます。炎症が大きいと歯ぐきから舌の下、頬や首へと炎症が広がり入院が必要になることもあります。親知らずのトラブルは周囲の歯ぐきが腫れるだけではありません。抗生剤を服用したら炎症が治まり痛みがなくなってしまいますが、深刻な状態になる前に抜歯をし、お口の健康とからだの健康を守りましょう。抜歯をするなら若くて体力があるときにした方が良いでしょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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