歯並びを改善してより健やかに美しく
矯正治療の目的は、見た目の美しさだけではなく、歯とお口そして全身の健康増進にあります。矯正治療は治療を受ける患者さんと歯科医師が二人三脚で協力して治療を行わなければいけません。
矯正治療がなぜ必要か、きちんと理解して治療のゴールを目指しましょう。
むし歯や歯周病になりやすい
歯並びがデコボコして歯列の不正があると、歯の重なったところは通常よりよごれが溜まりやすい状態になります。また歯ブラシの毛先も届かずどうしてもお手入れが不十分になります。歯並びの悪い方のお口は、むし歯や歯周病になりやすい環境になってしまいます。
正しい発音ができない
多くの場合、舌やお口の周囲の筋肉の動きにも問題があります。舌足らずな発音やさ行などの摩擦音が上手に発音できません。
咀嚼に障害を起こします
食べ物を十分にかみ砕くことができず、栄養摂取の効率が悪く、胃腸障害を起こすことがあります。
顎関節症を起こす
歯並びやかみ合わせの悪さから顎の関節に負担がかかり、お口が開かない、顎の関節から音がする、お口や顎の周囲の筋肉が痛いといった顎関節症の症状を引き起こします。
人格形成の問題
歯並びの悪さから劣等感が強くなって、人前で笑うことができない、人前で話すことが苦手になるといった、消極的になる方がいます。