症例一覧

2018.09.12更新


学校歯科検診はあくまでスクリーニング診査(ふるいわけ診査)です。
以前の学校歯科検診ではむし歯の検査は進行度合いによりC1,C2,C3,C4と4段階に分類し結果を報告し、むし歯の場合は歯科医院への受診を勧めるような形式でした。現在の歯科検診は健康、要観察、要治療、要精査の4段階のスクリーニング評価にかわりました。

学校歯科検診は限られた時間や設備で多くの生徒さんを診なければいけません。歯科医院でお口の中を診るように、明るいライトやお口の中すべてを診ることができる器具もありません。歯に穴があいてしまうような大きなむし歯であればみつけることができますが、小さなむし歯はみつけるのが困難です。
特に歯と歯の間のむし歯など見落としてしまうこともあります。
「学校の歯科検診ではむし歯はないっていわれたのに、歯医者に行ったらむし歯があるといわれた」ということもあります。歯科医院での精密な検診と異なることをご理解頂きたいと思います。

学校歯科検診で要治療、要観察、要精査の部位があると報告された場合は歯科医院できちんと診てもらいましょう。
乳歯はいずれ抜けるから治療しなくていいのではなく、乳歯のむし歯を放っておくとその下にある永久歯に影響をうけます。
根の先のバイ菌がその直下にある永久歯に影響を与え、ターナー歯といわれる歯の表面が白班や黄褐色になってしまったり、わずかな凹みができたり著しい障害が現れたりと様々な影響を受けます。
また、むし歯になった乳歯の隣に生えてくる永久歯はむし歯になるリスクが高くなります。乳歯の治療は永久歯へと正常に交換できるように整えておくという役割があります。

思春期のむし歯
中学生、高校生のむし歯も増えているといわれています。この頃になると親の目からはなれてしまいます。塾の帰り、部活の帰りに友達と何か食べたり不規則な食生活になりがちです。また、小学生の頃までは親が歯みがきの仕上げ磨きをしてくれたりしますが、思春期になるとしなくなります。そのようなことからむし歯のリスクが高まります。
部活動、塾、学校行事でいそがしいかもしれませんが、むし歯がある場合は早めに治療をしましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.06更新

八幡西区の歯科・歯医者、いまむら歯科クリニックです。

 

今日は入れ歯の上手な使い方についてご説明します。入れ歯1

はじめて入れ歯を入れたばかりのころは違和感があり、食べずらいかもしれません。柔らかいものや小さく切ったものを食べ、徐々に硬いものへと慣らしていきましょう。

入れ歯は噛む力、能力はもともとあった本来の歯に比べると3分の1から半分程度しか咀嚼効率がありません。いきなり入れ歯を入れたその日から硬いものや今まで食べていたものが噛めるとは限りません。まずは慣らすことからはじめてください。

またよく「前に作った入れ歯は何でも食べれたのに」「1番初めに作った入れ歯はどうもなかった」とよく言われます。入れ歯は作った時期のお口の状態によっても、上手く噛めたりします。比較的に若いころに作った入れ歯は歯ぐきもしっかりしていますし、お顔の周囲の噛むための筋肉もしっかりしています。そのため入れ歯もお口の中で機能しやすく、安定しやすいのです。60歳と時に作った入れ歯と、80歳の時に作った入れ歯では、まったくお口の中の条件がちがいます。60歳だとまだ元気で足腰もしっかりとしているのと同じように、お口の周りの筋肉もしっかりしています。時間をかけて、ゆっくりと噛んで筋肉を鍛えていきましょう。

 

入れ歯は作ってから何回か調整が必要になります。「入れ歯は前に作ったことはあるけど、痛いから使わなかった」とよく聞きます。

新しい入れ歯は実際にお食事をしてみると、かみ合わせや歯ぐきに不具合が出てきます。痛みがあるときは遠慮せずに調整に来てください。合うまで何回でも調整は行います。

入れ歯2

 

入れ歯は自分の歯と同じようによごれが付きます。食後は必ず入れ歯を外して掃除をしてください。部分入れ歯ならバネの部分をしっかりと磨きましょう。水やぬるま湯で入れ歯専用のブラシと洗浄剤を使い磨いてください。痛みがあるからと言って自分で入れ歯を削ったり、金属の部分を勝手に調整しないでください。入れ歯には削ってしまうと物が入りやすくなったり、維持がなくなってしまう部分もあります。

 

入れ歯Q&A

入れ歯でも口の中を磨かないといけませんか?

自分の歯が残っている場合、お手入れを怠ると不潔になりがちです。食後は毎回、入れ歯を外して丁寧に歯みがきをしましょう。むし歯や歯周病から歯を守るためにも、毎日のブラッシングが大切です。

入れ歯を熱湯消毒してもいいでしょうか?

入れ歯は高熱により変形しますので熱湯をかけてはいけません。入れ歯3

 

入れ歯は月日が経つと使えなくなりますか?

あごの状態は常に変化します。歯ぐきがやせると入れ歯が合わなくなります。入れ歯を長持ちさせるには半年に1回程度の調整が必要です。

自分の口に合わない入れ歯をつかってもよいでしょうか?

踏んずけてしまったり、落としてしまい入れ歯が変形してしまうことがあります。また、入れ歯が欠けてしまったりヒビが入ってしまった場合など、ほとんどの場合その場で修理ができます。合わない入れ歯を無理に使っていると残っている歯や歯ぐきに負担をかけ悪い影響が出てきます。遠慮くなくご連絡ください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.04更新

leaf第1期治療(早期治療、抑制治療)

小学校低学年の思春期成長期前に行う治療のことです。成長とともに状態を悪化させる要素を取り除き、その後の成長発育ができるだけ正常に近くなるように修正することを目的としています。1~2年間の治療のあと、生えかわりや成長の様子を観察し、永久歯が萌出し成長が終了するころ第2期治療へと移行します。

leaf第2期治療

成長終了後、永久歯に生えかわってから行う治療のことです。

上下すべての歯にブラケットを装着し完全な咬合に仕上げる治療です。はじめて矯正治療を行うのが成長修了時であれば、はじめから2期治療となります。

 

leaf矯正相談適正時期

年齢でいえばだいたい6、7歳の頃で、お口の中の状態は上の前歯2本と下の前歯4本が永久歯になるころが矯正相談適正期といわれています。

それでも心配な場合は低年齢でも矯正相談を受けてみましょう。早期に治療が必要かどうかを判断し、適正な時期まで待つ場合は半年ごとに経過観察が必要です。逆に治療開始が遅くなり思春期成長期にさしかかってしまうと、成長発育のコントロールが難しくなってしまうため、抜歯や外科矯正の可能性が高くなり治療が難しくなってきます。そのため永久歯に生えかわるまで待つのではなく、早めに矯正相談を受けるようにしましょう。

 

乳歯の反対咬合はいつごろから治療をはじめたらよいの?

永久歯の交換時期に自然治癒する場合もあるので、それまで様子をみてください。しかし、生えかわった後も反対咬合であればすぐに治療をしたほうがよいでしょう。上顎骨の成長のコントロールは小さい頃におこなうのが効果的です。思春期成長期には下顎がさらに伸びてきて治療が難しくなるため、適正時期に矯正相談を受けましょう。

歯が大きいようですが、顎も大きくなるのでしょうか?

上顎、下顎の骨体部の後方への成長はありますが、前歯のならぶ幅径は大きくならないので重なって歯が並ぶ可能性があります。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.08.26更新

八幡西区の歯科・歯医者、いまむら歯科クリニックです。

歯の痛みはさまざまな原因がありますが今回はあごの骨までに炎症が広がる病気(感染根管)についてご説明します。

「歯がズキズキ痛む」「銀歯の入っている歯が痛む」「以前に歯の神経を取ったところが痛む」「かむと痛い」「歯ぐきが腫れて痛む」「口内炎のようなものができている」

このような症状がある場合あごの骨にまで炎症が広がっている可能性があります。

原因はむし歯や歯周病が悪化し、歯の神経が死んでしまうことが原因です。また、以前に歯の神経を取った根に細菌が侵入し、感染をおこしています。この状態を放置すると、根の先端から周囲の組織に感染が広がります。このようなときは死んだ歯の神経を取り除き炎症を鎮める「感染根管治療」が必要となります。

感染0

初診時治療のながれ

1.お口の中を診査します

2.レントゲン撮影をおこないます

3.大きく腫れている場合は麻酔をして切開をおこない膿を出します

4.かむと痛い場合などはかみ合わせの調整を行います。

5.消毒と服薬で炎症を鎮めます

歯の根は細菌による感染が原因です。原因となっている炎症物質を取り除く歯の根の治療を受ける必要があります。

2回目以降の治療のながれ

1.被せ物が入っている場合は削って外します。リーマーという清掃器具を使用し、根を広げながら感染物質を取り除きます。治療期間中、根の中には消毒作用のある薬を入れ仮の蓋をします。

感染1

2.1回で治療が終わりではなく、数回根の消毒と薬の交換が必要になります。

感染2

3.根の中の状態がよくなってきたら、薬剤と防腐剤を詰めて密封します。

 

感染3

4.根に土台をつくり、被せ物をつくり修復治療をおこないます。

感染4

 

leaf治療を受けるときに気をつけていただくこと

・治療期間中、根を触った刺激や消毒薬の刺激により痛みがでることがあります。あまりズキズキ痛む場合はご連絡ください。

・仮の蓋をしている期間中は蓋が外れることもあります。また、蓋の性状により上の部分だけが削れてしまい、舌で触ると外れている感じがすることがあります。痛みなどなければその状態でも問題ありません。

・感染根管治療は歯医者で行う治療のなかでも、時間と回数がかかる治療です。痛みがなくなったからと途中でやめてしまうと、感染が広がったり最悪の場合抜歯にもなりかねません。最後まで根気よく治療に通ってください。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.08.02更新

抗がん剤はがん細胞の活動を押せえることができますが、正常な健全な細胞にもダメージを与えます。特にお口の中は影響を受けやすい部位のひとつで、治療の副作用で痛みや炎症などが起こることがあります。お口に不具合があると食事や会話に積極的になれずに日々の生活を快適に送ることができなくなってしまいます。

また、がんなどの手術の前後に口腔ケアを行うと、副作用や合併症を減らし入院日数の短縮につながります。

抗がん剤がお口に与える影響

leafお口の粘膜や口内炎といった炎症が起こりやすくなる

leafだ液の量を減らす

leaf味覚の異常

leafむし歯や歯周病の悪化

leafごくまれに顎の骨が壊死する

ケア

 

口腔ケアの目的

・お口の中の痛みを減らし、お食事が快適に摂れるようにする

・お口の中を清潔に保ち細菌の繁殖を抑え、肺炎などの感染症を防止する

・だ液の分泌を促し、自浄作用を促進する

・お口の中に残った食べかすや歯垢を取り除き、むし歯や歯周病を予防する

・口臭の予防

 

口腔ケアだけでは、がん治療の副作用は完全に防ぐことはでませんが、誤嚥性肺炎などの感染症を予防する重要な役割を担っています。

食事や会話を楽しんで快適な生活が送れるように、お口のケアをしましょう。

当院ではがん患者さんの口腔ケアを実地し、日常の歯みがきだけでは取り除けない歯垢や歯石を除去します。また入れ歯の洗浄、消毒も行います。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.07.22更新

周術期とは、手術前~手術後の期間のことをさします。手術を安全に乗り切るためにはさまざまなリスクを考慮して適切に対応することが大切です。

当院では周術期の口腔ケアを実地しています。

むし歯や歯周病の原因となる歯垢1mgのなかには約1億個の細菌がいるといわれています。お口の中の細菌は全身にも影響を及ぼすことが分かってきました。歯垢は日常の歯みがきだけでは完全には取り除けません。当院では周術期の患者様に口腔ケアを実地し、歯垢や歯石を取り除きます。また、バイオフィルムの除去入れ歯の洗浄も行います。歯垢

口腔ケアの効果

・術後の肺炎予防

お口の中の細菌が肺に入ると肺炎を起こします。全身麻酔の手術では挿管チューブと共に細菌が気管に押し込まれ肺炎を起こすことがあります。特に手術後は抵抗力が下がっているため、肺炎のリスクが高まります。

・手術部位の感染予防

唾液と共に飲み込んだお口の細菌が手術した部位に感染すると治癒が遅れることがあります。

・むし歯・歯周病などの予防

・グラついてる歯を発見できる

グラグラしている歯があると、全身麻酔の挿管時に支障がでることがあります。そのような場合、手術の前に抜歯や固定を行う必要があります。

手術の前後に口腔ケアを行うと、副作用や合併症を減らし入院日数の短縮にもつながることがわかってきました。

周術期の口腔ケアを受けて様々なリスクを予防しましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.07.12更新

八幡西区の歯科・歯医者、いまむら歯科クリニックです。

むし歯やけがで歯が欠けてしまい修復するためには歯に詰め物を入れたり、あるいは大きく欠けている場合はかぶせ物によって修復しなければなりません。

詰め物やかぶせ物の種類は保険の範囲でできるものと保険外のものがあります。

保険の修復物は基本的に金属での修復物となります。白い修復物もありますが強度的に弱く、硬いものを噛んだりしたときにどうしても欠けたり外れてしまうことがあります。

そこでおススメしているのがセラミックスの修復物です。セラミックスは保険適用外になりますが、美しい・きれい・色の変色がないと見た目だけではなく汚れが付きにくくむし歯や歯周病にもなりにくいというメリットがあります。また、強度的にも優れている性質をもっています。

今回はセラミックスの修復物の色の再現についてご説明します。

セラミクスの修復物を作製するときは周囲の歯と同じ色に合わせます。例えば前歯一本だけにかぶせ物を入れる場合、その歯だけ周りの歯と色が少し違っただけでも目立ってしまったり、いかにもかぶせ物が入っているとわかってしまいます。そうならないために当院では色の再現にもこだわっています。3d

当院では3Dマスターという色の見本を使い患者さんの歯の色を再現しています。

それでは実際の色合わせについてご説明します。

3Dマスターはよく見て頂くと番号が書いています↑

カメラシェード

この3Dマスターを使い修復する歯と一緒に特殊なカメラで撮影を行います。

そして撮影した画像を歯科技工所に送ります。

歯科技工所も同じ3Dマスターをもっているので送られてきた画像をみて、番号と照らし合わしながらセラミックスをもって色を再現していきます。

保険の修復物は色が単色となってしまいどうしても完璧な審美性を求めるには限界があります。

きれいな口元は大きくお口をあけたり笑ったりするときに、人に好印象をあたえます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.06.14更新

八幡西区の歯科・歯医者 いまむら歯科クリニックです。

「テトラサイクリン歯」ってご存知ですか?

「テトラサイクリン歯」というのは、テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質を一定期間内に服用した場合の副作用により変色した歯のことをいいます。

よくみられる変色の程度はグレー色、イエロー色、ブラウン色などが歯の表面に横縞模様となってあらわれます。テトラサイクリン歯


このように変色してしまう原因は、永久歯の形成期である出生直後から8歳頃までにテトラサイクリン系の抗生物質を多量に投与された場合、歯の着色、歯のエナメル質の形成不全、胎児や小児に一過性の骨発育不全などを起こすことがあるとされています。このため妊婦や授乳中の母親、および8歳頃までの小児に対してはテトラサイクリン系の抗生物質を避けるべきとされています。

テトラサイクリン系の抗生物質は、かつてはマイコプラズマ肺炎や百日咳の特効薬として、また風邪薬のシロップとして用いられてきましたが歯に変色を生じることが認められたため、現在ではほとんど使われなくなっています。昭和40年代くらいにはよく使われていたようです。このため、テトラサイクリン歯は40代~50代の方によく見られます。

しかし現在でも、このような副作用が生じることよりも全身疾患の治療を優先するべきであると判断された場合にはテトラサイクリン系の抗生物質が使われる場合があります。

テトラサイクリン歯のメカニズムですが、テトラサイクリンは鉄や亜鉛、カルシウムと結合しやすいという性質があるため、形成中の歯に含まれるカルシウムと結び付き、象牙質の中に沈着します。沈着した物質は、紫外線にあたると光化学反応により色が変わるため、太陽光線があたることで歯の色が変化します。そして、紫外線が当たることによって徐々に濃い色へと変化する特徴もあります。そのため、最も光があたりやすい前歯の色が濃くなってしまいます。

テトラサイクリン歯の治療にはホワイトニングが有効なの?

ホワイトニングは軽度の変色であれば有効ですが、茶色が強く重度の変色にはあまり効果がみられません。逆にホワイトニングを行うことにより白濁部分が目立ってしまうこともあります。

重度な場合はラミネートべニアなどが有効な治療法となります。

テトラサイクリン歯は変色の程度によって治療法が変わってきますのでまずは歯科医院ご相談ください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.06.07更新

口臭が気になることがありますか?最近では様々な口臭ケア用品が発売されています。

こうした口臭ケア用品は一時的に口臭を消すことはできますが、口臭の原因をなくせるわけではありません。口臭治療ではまず、口臭の原因を知って解決することが大切です。

口臭は全身の健康のバロメーターになります。全身的な疾患が原因で口臭がひどくなることがあります。口臭の原因を知って予防に努めましょう。口臭

口臭の原因

1.生理的口臭

口臭の原因の70%をしめる誰にでもある口臭

・お口に中の細菌がニオイの成分を産出します。

・唾液分泌が減少して自浄作用が低下すると悪化します。(起床時、空腹時、緊張時)

・ホルモンの変化に影響します。

2.病的口臭

慢性的な病院が原因の口臭

むし歯や歯周病になりやすい人は細菌が繁殖しやすく口臭も発生しやすくなります。むし歯や歯周病があるならしっかり治療しておきましょう。また全身疾患のある方は病気や飲んでいるお薬が原因で唾液の分泌量が抑えられてしまいます。自覚がなくても唾液が不足していることもありますので、人工唾液やこまめに水分をとり唾液分泌の低下を補うようにしましょう。

・進行したむし歯や歯周病

・口呼吸

・のどの炎症、胃腸や糖尿病などの内科的疾患

3.外因的口臭

体の外に原因がある口臭

においの強い食べ物をさけ、食後歯みがきや緑茶、牛乳を飲むといった工夫でにおいの発生を防ぐことができます。レモンや梅干しなどは唾液の分泌量を高め、自浄作用を促します。

・においの強い食べ物が原因(ニンニク、ネギなど)

・喫煙や飲酒

 

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.05.31更新

8020誰もが一生健康で楽しく過ごしたいと願っています。お口の中の歯が残っている本数が多い人ほど元気で自立しているといわれています。自分の歯でしっかりかんで食べることが元気な体をつくります。また自分の歯が残っている方の方が認知症にもなりにくいといわれています。

 

ところでお口の健康を考えたとき、むし歯や歯周病の症状(痛い、しみる、膿がでる)を気にします。

しかし、原因であるプラークの中に含まれている細菌を毎日飲み込んでいることには無関心です。

近年の研究ではお口の中の細菌が血液や歯周組織から体内に入り、全身疾患の発症に関与しているといわれています。つまり全身の健康維持のためにはプラークの除去は必要なことが分かってきています。プロによるお口のチェックを受けて、定期的にクリーニングしてもらいお口の中が清潔になるようにしましょう。お口のケアはアンチエイジングの基本です。

8020運動について

「80歳まで自分の歯を20本残しましょう」という8020運動の達成率は実際は約30%でした(平成17年)。過去のデータと比較すると平成5年度の約2倍、平成11年度の約1.7倍です。

だんだん良くはなってきてはいますが、予防先進国の欧米に比べると日本はまだまだです。

歯周病は増えている?

55歳以上では歯肉に炎症がある人の割合が増加しています。診査が厳格化してきたことと、残っている歯の本数が多くなったことで数値が増えたようです。若い人ではお口の健康への関心の高まりを反映して歯周疾患が減っています。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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