症例一覧

2018.05.31更新

8020誰もが一生健康で楽しく過ごしたいと願っています。お口の中の歯が残っている本数が多い人ほど元気で自立しているといわれています。自分の歯でしっかりかんで食べることが元気な体をつくります。また自分の歯が残っている方の方が認知症にもなりにくいといわれています。

 

ところでお口の健康を考えたとき、むし歯や歯周病の症状(痛い、しみる、膿がでる)を気にします。

しかし、原因であるプラークの中に含まれている細菌を毎日飲み込んでいることには無関心です。

近年の研究ではお口の中の細菌が血液や歯周組織から体内に入り、全身疾患の発症に関与しているといわれています。つまり全身の健康維持のためにはプラークの除去は必要なことが分かってきています。プロによるお口のチェックを受けて、定期的にクリーニングしてもらいお口の中が清潔になるようにしましょう。お口のケアはアンチエイジングの基本です。

8020運動について

「80歳まで自分の歯を20本残しましょう」という8020運動の達成率は実際は約30%でした(平成17年)。過去のデータと比較すると平成5年度の約2倍、平成11年度の約1.7倍です。

だんだん良くはなってきてはいますが、予防先進国の欧米に比べると日本はまだまだです。

歯周病は増えている?

55歳以上では歯肉に炎症がある人の割合が増加しています。診査が厳格化してきたことと、残っている歯の本数が多くなったことで数値が増えたようです。若い人ではお口の健康への関心の高まりを反映して歯周疾患が減っています。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.05.16更新

 

 

 

食事がうまくできない。食べ物がうまく飲み込むことができないな摂食・嚥下どの症状には注意が必要です。お食事が満足にとれないようになると全身の健康に影響します。

摂食・嚥下とは…
私たちはお口に中に食べ物が入るとそれを噛み砕き、頬や舌をつかって喉の奥にはこびます。噛んで喉へおくる行為は意図的ですが、飲み込む動作は意識しなくてもお口の周囲の筋肉が動いて食道へとおくりこまれます。この一連の動作を摂食・嚥下といいます。何かの原因で摂食・嚥下がスムーズに行われないといつまでもお口に中に食べ物が残って飲み込めない状態が「摂食・嚥下障害」です。

摂食・嚥下障害について
摂食・嚥下障害を起こす原因はさまざまです。喉の炎症でも食べ物が飲みにくくなります。脳血管障害の後遺症によっても食事が不自由になることもあります。またむし歯や歯周病によって物を噛み砕くことができず、うまく食べられないこともあります。
しかし、特別に病気もなく健康で摂食・嚥下機能にトラブルがない方でも加齢とともにお食事中に咳き込んだりむせたりします。普段からむし歯や歯周病を予防するように噛む働きや飲み込む働きに関心を持つことが大切です。
摂食・嚥下障害がある場合原因となっている病気の治療とともに、摂食・嚥下機能のリハビリが必要です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.04.26更新

歯並びを改善してより健やかに美しく

矯正治療の目的は、見た目の美しさだけではなく、歯とお口そして全身の健康増進にあります。矯正治療は治療を受ける患者さんと歯科医師が二人三脚で協力して治療を行わなければいけません。

矯正治療がなぜ必要か、きちんと理解して治療のゴールを目指しましょう。

toothむし歯や歯周病になりやすい

歯並びがデコボコして歯列の不正があると、歯の重なったところは通常よりよごれが溜まりやすい状態になります。また歯ブラシの毛先も届かずどうしてもお手入れが不十分になります。歯並びの悪い方のお口は、むし歯や歯周病になりやすい環境になってしまいます。

tooth正しい発音ができない

多くの場合、舌やお口の周囲の筋肉の動きにも問題があります。舌足らずな発音やさ行などの摩擦音が上手に発音できません。

tooth咀嚼に障害を起こします

食べ物を十分にかみ砕くことができず、栄養摂取の効率が悪く、胃腸障害を起こすことがあります。

tooth顎関節症を起こす

歯並びやかみ合わせの悪さから顎の関節に負担がかかり、お口が開かない、顎の関節から音がする、お口や顎の周囲の筋肉が痛いといった顎関節症の症状を引き起こします。

tooth人格形成の問題

歯並びの悪さから劣等感が強くなって、人前で笑うことができない、人前で話すことが苦手になるといった、消極的になる方がいます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.02.22更新

歯並びは乳幼児期からの生活習慣が大きく影響します。

きれいな歯並びや正しいかみ合わせにするためには周りの大人が気を付けてあげてください。

正しくない歯並びやかみ合わせのことを不正咬合といいます。不正咬合は見た目だけでなく、むし歯や歯周病になりやすく、また顔の成長を妨げるなどの不調和が生じます。

leafさまざまな不正咬合

出っ歯出っ歯

受け口受け口

八重歯八重歯

開咬開咬

 

leaf0~2歳で気を付けること

①授乳はできるだけ母乳で

 赤ちゃんが母乳を吸う行為は「かむ」「飲み込む」などお口の機能発達の基礎になります。

②指しゃぶり、おしゃぶりは3歳になるまでは大丈夫

 指を吸う、おもちゃをくわえるなどの遊びは、お口や舌の機能の発達を促す大切な行動です

③あおむけに寝かせましょう

 うつぶせ寝は顎に負担がかかり不正咬合の原因になります。

 

leaf3~5歳で気を付けること

①指しゃぶり、おしゃぶりはやめましょう

 歯並びやかみ合わせに影響を与えるため3歳を過ぎたらやめましょう。

②口を閉じ左右の奥歯で均等にかんで食べる

 左右のどちらかだけでかんでいると、バランスが崩れ不正咬合の原因になります。なるべく左右均等にかみましょう。

③食事中の姿勢に注意

 食事中は背筋をのばして、足は床や踏み台につけましょう。足をブラブラさせていると、姿勢が不安定になり力が入らずバランスが崩れます。

④頬杖をつかない

 頬杖は顎のゆがみを引き起こします。

 

leafよくあるご質問

①こどもが夜寝ているときに歯ぎしりをしますが大丈夫ですか?

 こどもの歯ぎしりに関しては問題ありません。残念ながら、原因は良く分かっていません。自然と治ってくることが多いので経過をみましょう。

②前歯の間に隙間あります。閉じてきますか?

 乳歯列の隙間は発育空隙といって、あってかまわないものです。むしろあった方が永久歯に生え変わったときにがたがたが出にくくきれいな歯並びになります。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2017.08.18更新

歯の図むし歯のお話をさせていただきます。まずはむし歯の進行についてです。

歯は外側からエナメル質、象牙質、歯髄と3層構造になっています。歯の図1歯の図2

エナメル質にできたむし歯をC1、象牙質まで進行したむし歯をC2と言います。さらに歯の神経までむし歯が進行したものをC3、むし歯が進みすぎて歯の形がなくなり根だけが残ったものをC4と言います。歯の図3

歯の図4C1だと特に自覚症状など出ることはありません。C2までむし歯が進行すると冷たい物、熱い物を口に含んだ時にしみるようになってきます。さらにC3までむし歯が進行すると冷たい物暑い物のしみがひどくなってきます。そしてズキズキ痛んだり、ときには激しく痛みます。夜になると歯が痛むのはむし歯が歯の神経まで進行した典型的な症状のひとつです。

C4までむし歯が進行するとずきずきと痛んだり、歯の周りの歯ぐきが腫れてきます。歯の中の神経は失活(神経が死んでしまう)しているため冷温水痛は感じなくなります。

治療方法はそれぞれの段階によって変わってきます。

C1の治療法は少し削って白いプラスチックの詰め物をします。1回で治療が終わります。

次にC2の治療方法です。むし歯が少し大きいので麻酔をして大きく削り、型を取り大きな詰め物になります。詰める物の素材は、保険治療で行うなら白いプラスチックか銀歯になります。保険外のものだとセラミックスやさまざまな素材を選ぶことができます。

そしてC3の治療方法です。むし歯が歯の中の神経まで達しているので麻酔をして歯の神経を取る治療が必要になります。神経を取ったあとは数回消毒と薬の交換を行い状態が良くなったら神経のあったところにお薬を詰めて、土台を立てて被せ物を作る治療へと進みます。歯の根の治療にはむし歯の感染具合によって数回で終わることもあれば、感染がなくなるまで10回ほどかかる場合もあります。

被せ物の種類は保険治療で行う場合銀歯になります。

C4までむし歯が進行した場合は残念ですが抜歯となります。

むし歯の進行で注意したいのは、むし歯がC3まで進行しないようにすることです。C2とC3の間には大きな差があります。むし歯がC3まで進行してしまうと歯の神経を取るため、治療が複雑になり時間と回数がかかります。また神経を取ることにより歯の寿命も短くなってしまいます。

もし不幸にしてむし歯が出来てしまってもC2で留めていただきたいです。そのためには定期検診での早期発見が必要です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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