症例一覧

2019.02.21更新


こんにちは。いまむら歯科クリニック、今村です。まだまだ寒い日がつづきますね。インフルエンザも猛威をふるっていますがみなさま大丈夫でしょうか?

今回は審美歯科のガムピーリングについてお話しします。

素敵な笑顔は人に好印象をあたえます。また人と人とのコミュニケーションを良好にします。

審美
歯の形や色を良くしたり、特に美しさに配慮した歯科治療のことを審美歯科治療とよんでいます。これは1990年代にロサンゼルスの歯科医師らから始まり世界的なブームになってきています。
審美歯科治療は具体的には歯ぐきの黒ずみをとったり(メラニン色素除去)、歯を削らずに白くする(ホワイトニング)といった簡単な処置から、ラミネートべニア、セラミッククラウンといったかぶせ物、そして全体的なかみ合わせを治療して失ったきれいな笑顔を取り戻すまでと様々です。
審美歯科治療は何も特別な治療ではなく、歯科治療の中でも1ランク上の質の高い治療のひとつと言えます。なぜなら美しさとはたいへん文化的・社会的な感覚であり、またその基準は患者さんの世代・感覚や生活背景によって異なるものだからです。そのため審美歯科治療をはじめるときは患者さんの希望を十分に聞き、歯科医師の専門的な判断をして治療計画を立てます。そして、さまざまな要素について患者さんと一緒に考えながら、患者さんの美しさを引き出す治療を考えています。

笑った時や大きくお口を開けたときにちらりとみえる歯ぐきの黒ずみが気になることはありませんか?
この黒ずみはメラニン色素の沈着といわれています。メラニン色素は歯ぐきに薬を塗ることで簡単に取り除くことができます。この方法はガムピーリングといいます。
ガムは英語で「歯ぐき」の意味です。ピーリングとは英語で「皮むき」という意味です。薬剤を使い古い皮膚の表面を取り除き、新しい皮膚に再生する治療法です。
ガムピーリングはこのような方におすすめです
・喫煙者:タバコを吸う方はステインにより歯ぐきが黒ずんでいます。
・歯ぐきがが黒い方:メラニン色素による歯ぐきの黒ずみや着色を除去します。
・ホワイトニングをした方:あわせて行うことによりより美しい口元になります。

審美2

ガムピーリングの治療方法について
ガムピーリングにはレーザーを使用する方法と薬剤を塗るフェノールアルコール法があります。当院ではフェノールアルコール法を行っています。

治療のながれ
治療前にカウンセリングをおこないます。歯石やプラークが付着している場合は除去します。
歯ぐきに専用の薬剤を塗っていきます。治療時間は薬剤を塗るだけなので5分程度で終わります。痛みはほとんどありませんが、少ししみる場合もあります。
ガムピーリングの直後から歯ぐきが白くなりますが、3日程度ではがれてきれいなピンク色の歯ぐきが再生してきます。完全に再生するまでお食事のとき、しょうゆ等刺激のあるものはしみることがあります。夏場に日焼けして皮がむけてくるイメージです。
ガムピーリングは保険外治療となります。当院での料金は上下3,000円です。歯ぐきの黒ずみが気になるかた、より美しい口元をのぞんでいる方は気軽にご相談ください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.02.03更新


生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はいません。それなのにむし歯になってしまうのは、むし歯が細菌感染症による病気だからです。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど身近な人から感染します。
歯の生え始めから3歳くらいまでがもっともむし歯の感染リスクが高くなる時期です。この頃は特に注意が必要です。

赤ちゃん

「母子感染」を防ぐために気をつけること。
赤ちゃんのむし歯菌はいつも身近にいるお母さんからもらってしまいます。口移しでものを食べさせたり、大人が使った箸で赤ちゃんに食事をさせないように注意しましょう。
また、お母さんや周辺の人達がむし歯の治療をして、歯磨きをして、むし歯菌を減らすようにしましょう。

お母さんのお口の健康管理のためすぐにできること。
お母さんのむし歯菌が多くても、キシリトールを用いることでむし歯を防ぐことができます。キシリトールはむし歯菌を弱らせ、むし歯の原因となる酸を産生させなくなる効果があります。むし歯予防のために、1日数回キシリトール入りのガムを噛みましょう。

歯ブラシ

「乳歯はいづれ永久歯に生えかわるからむし歯になってもよい」また、「永久歯に生えかわるからむし歯になっても治療は必要ない」はおおきな間違いです。
子どもの時のむし歯はそのままにしておくと歯並びに影響をあたえ、発育にも悪影響を及ぼします。乳歯の歯ぐきの下には、出番を待っている永久歯がその真下に存在します。
乳歯がむし歯になると永久歯の発達が悪くなったり、出てくる場所がなくなってしまいます。一度むし歯になってしまった歯は、適切な治療をしなければ自然に治ることはありません。早期に歯科医院を受診しましょう。
子どもの歯はむし歯になりやすく進行も早いので、むし歯のないお子さまも予防処置をすることがたいせつです。3か月ごとにフッ素塗布と定期検診をして、むし歯予防をしましょう。むし歯はないと思っていても、歯と歯の間にむし歯が出来てしまっていることもよくあります。
歯科医院で行うむし歯予防について
1. フッ素塗布:フッ素にはむし歯抑制効果があります。歯に直接フッ素塗ってむし歯を予防する方法です。
2. シーラント:奥歯の溝をレジン(プラスチック)という素材で埋めてむし歯を防ぐ方法です。たまにはがれてしまうこともあるので、定期的な検診でチェックして埋めなおす必要があります。
3. ブラッシング指導:磨きにくくむし歯になりそうな箇所をチェックし、ブラッシングのポイントをご指導します。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.01.24更新

皆様は普段どのようなハブラシをお使いですか?
薬局やスーパーのハブラシコーナーにはたくさんの種類のハブラシが置いてあり、どれを選んだらいいか分からない(>_<)という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は当院で取り扱っているハブラシの紹介をしたいと思います♪
ルシェロ歯ブラシ B-20 M [ピセラ]

ぴ世良


① 磨きにくい部分にしっかり届く「先端集中毛」
→先端の山型形状により、奥歯の奥や生えかけの歯の周り、歯並びの悪い部分が磨きやすい!
② 歯と歯の間もしっかり磨ける「段差植毛」
→長い毛と短い毛を混合することで、歯と歯の間に毛先がしっかり届きます!
③ 歯にしっかりとフィットする「4列植毛」
→生えかけの大人の歯がありデコボコしている状態でも安定したブラッシングができます!
生えかけの大人の歯を磨くのが難しい10代の方、
大人用の歯ブラシでは大きくて口の中で動かしにくい成人女性の方の要望に応えた
歯ブラシです。
しっかり汚れを落とすために、自分のお口にあった歯ブラシを使いましょう!
いつでもご相談ください(^^)


DENT.EX systema 44M

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 ●細くしなやかな毛が、歯ぐきにやさしい磨き心地
 ●毛先が非常に細く、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)や歯と歯の間にしっかり届く
歯周病の治療をされている方、歯周病を予防したい方にオススメです!
診療室内でお試しいただけます。
皆様のお口の状態に合わせた歯ブラシを処方いたしますので、お気軽にお尋ねください。
歯ブラシの交換時期は1ヶ月です!
歯ブラシはとても丈夫に作られているので1ヶ月以上使い続けることは可能ですが、
長く使い続けるとこんなデメリットがあるんです・・・
① 歯ブラシの清掃効果が低下する
→歯ブラシは1ヶ月で毛先が広がり、弾力が弱くなってきます。
そんな歯ブラシだと軽い力で磨いただけでは汚れは落ちず、磨き残しが多くなります。
② 歯ブラシが細菌の温床となる
→歯を磨いた後、歯ブラシをどんなにしっかり洗っても細菌は残っているので、
長く使うほど細菌も増えていきます。
③ 歯や歯ぐきを痛める
→毛先が広がり弾力の弱くなった歯ブラシだと、磨く力が強くなります。
強い力で磨くことで歯のエナメル質が削れてしまい、知覚過敏の原因となります。
また、広がった毛先では歯ぐきを傷つけます。
ただし、毛先が広がってきたら1ヶ月未満でも交換が必要です。
すぐに毛先が広がってしまう、という方は、もう少し力を控えめにして磨きましょう。
いつまでも自分の歯で食事を楽しむためには日々のお手入れがとても大事です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.11.08更新

こんにちは。八幡西区の歯科・歯医者、いまむら歯科クリニックです。

おかあさんがむし歯になると、あかちゃんもむし歯になるリスクが高まります。
あかちゃんがお腹の中にいる『マイナス1歳』からしっかりとお口のケアをしていきましょう。妊婦さん
妊娠時に起こるお口の中のトラブルとして
①歯ぐきの腫れや出血
②知覚過敏
③歯や歯肉の痛み
④口の中が乾く
⑤気分が悪く歯磨きができない
以上のようなトラブルが起こりやすいです。

その対策として
食後の歯みがきやうがいをこまめにしましょう。
ヘッドの小さな歯ブラシがおすすめです。
つわりなどで磨けないときはぶくぶくうがいをしましょう。
糖分の多い飲食物をだらだら食べるのは控えましょう。
妊婦歯科検診を受けましょう。

妊婦さん2
妊娠時の歯科治療は治療が必要な場合は比較的体調の安定した、妊娠中期に済ませるのが理想的です。
①歯周病と早産の関係?
妊娠中の女性のうち、歯周病の人はそうではない人に比べて低体重児を早産する確率が2倍から4倍くらい高くなると報告されています。
歯周病菌が血中に入り子宮内で炎症を起こし、子宮の収縮が誘発されることによっておこるといわれています。
②妊娠中はあかちゃんにカルシウム取られるの?
よくご年配の方が『こどもを産んだときから歯が急に弱くなった』『妊娠中はあかちゃんにカルシウムを取られるから歯が弱くなる』といわれることがありますが、あかちゃんにカルシウムを取られて、歯が弱くなってしまうことはありません。
妊娠中は唾液の性状やホルモンバランスの変化、つわりによりお口のケアが難しいため、むし歯や歯周病が進行しやすいのです。
③妊娠中にカルシウムを多く摂ると、歯の丈夫なこどもが生まれる?
カルシウムだけではなく様々な栄養がそろってはじめて丈夫な歯が作られます。乳歯は妊娠7週頃から作られた始めます。カルシウムだけではなく、バランスのとれた食事が大切です。

上記の妊娠性歯周病についてくわしく解説しましょう。
妊娠中は酸性食品のとりすぎや、だらだらと食べたりして食生活が乱れやすくなります。自分のことにもおろそかになり口腔ケアが不十分になります。
また、妊娠でホルモンバランスの変化によって歯周病菌の活動が活発になります。そのため妊娠中や産後はむし歯や歯周病になりやすい状態になってしまいます。
特に歯周病は悪化しやすく、歯肉が腫れて出血しやすい状態になります。
歯周病が早産や低体重児出産のリスクを2倍から4倍くらい高めるといわれています。歯周病菌が血液中に入って全身に運ばれ、胎盤に刺激を与えて胎児の成長に影響を与えます。また、子宮の収縮をおこし早産につながると考えられています。
対策として…
食後の歯みがきやうがいをこまめにしましょう。
つわりなどで歯みがきができないときはぶくぶくうがいをしましょう。
糖分」の多い飲食物をだらだら食べるのはやめましょう。
歯科検診を受けましょう。
妊娠中はおなかの大切な赤ちゃんのためにもふだんよりもお口の健康に注意するようにしてください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.26更新


歯周病とは歯の周りの組織が細菌に感染することによって炎症がおこる病気の総称です。炎症が歯ぐきだけにとどまっている状態を「歯肉炎」といいます。歯ぐきの下の歯を支えている歯槽骨まで炎症が及んだものを「歯周炎」といいます。

歯周病2
歯と歯肉の境目の歯周ポケットの清掃が不十分だとそこに多くの細菌がたまり、歯肉の辺縁が赤くなったり腫れたりします。歯周病はかなり進行しないと痛みが出にくい慢性疾患のため、自覚症状がないまま進行します。「歯がぐらぐらする」「噛むといたい」「噛むのに力が入らない」「歯ぐきが腫れている」といった症状がでたときは歯周病がかなり進行した状態です。炎症の悪化により歯周ポケットが深くなり、歯槽骨が溶け始めそのまま放っておくと歯は抜けてしまいます。
さらに、歯周病菌の影響はお口の中だけにとどまらず、血管に入り体内を循環します。
「歯科疾患が全身に影響を及ぼす」とはこのことであり、歯を失うだけでなく全身にも悪影響を与えます。

このような方は注意しましょう
歯周病になるリスクが高くなる要因として、糖尿病、喫煙、不規則な生活習慣、ストレス、骨粗しょう症、妊娠中、口呼吸、歯並びの不正、歯ぎしりやくいしばり、遺伝、加齢があげられます。

1. 糖尿病:糖尿病により感染症に罹りやすくなります。その結果歯周病菌が増殖します。
2. 歯並びの不正:歯並びが悪いと、お口の自浄作用が不十分になったり、歯ブラシの毛先が届かなくなりプラークがたまりやすくなります。歯周病4
3. 喫煙:タバコはその有害物質により歯周病にかかりやすくなります。また口腔ガンの原因にもなります。歯周病3
4. ストレス:なぜストレスも歯周病のリスクが高まるのかと疑問に思ってしまいますが、ストレスで疲労が蓄積すると免疫力が低下し歯周病にかかりやすくなります。
5. 歯ぎしりやくいしばり:歯周組織に負担をかけ歯周病を悪化させます。
6. 骨粗しょう症:骨粗しょう症は全身の骨が脆くなります。それとともに歯を支えている歯槽骨も脆くなってしまいます。

歯周病の症状は加齢の要因もありますが、正しいセルフケアによって予防できます。
大切なことは自分のお口の中について関心をもつことです。無関心な方ほど歯みがきがおろそかになりがちです。また、自分ではきちんと歯みがきが出来ているつもりでも実際には磨けていなかったり、間違った口腔ケアをしていることもあります。正しいブラッシング方法と口腔内のチェックが必要ですので、定期的に歯科医院でブラッシング指導やプロによるお口のクリーニングを受けましょう。

歯周病1

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.20更新


11月7日〜13日は福岡県歯科医師会の定める「いいな、いい歯。」週間です。
お口の健康を見直す良い機会です。
お口の健康と全身の関わりについてご説明します。

1. 口臭
   口臭は生理的口臭と病的口臭の2つに分けられます。生理的口臭の場合は歯科治療の必要性はありませんが、病的口臭の場合は歯周病やむし歯をなおすことで減少します。

2. 心臓・循環器疾患
お口の中の歯周病菌やむし歯菌が血液中に流れ込み、心臓の内側に歯周病菌が付着すると心内膜炎という心臓病を引き起こします。これは死にいたることもある重篤な病気です。近年、歯周病が狭心症や心筋梗塞のリスクを高めるといわれてきています。

3. 脳血管疾患
脳梗塞の誘因のひとつである血管が詰まった部位に歯周病菌がみつかることがあります。歯周病を治すと脳梗塞の予防につながります。

4. メタボリックシンドローム
歯周病菌の酵素は悪玉コレステロールを血管壁に蓄積させ、動脈硬化を促進させます。メタボになるとコレステロール値が上昇するため、動脈硬化リスクが高くなります。

5. 早産・低体重児
歯周病によって炎症がおこると炎症物質が発生します。これにより子宮が収縮を起こしてしまいます。その結果、歯周病にかかっている人は早産を起こす可能性があります。

6. 認知症
歯周病菌は動脈硬化や脳梗塞を助長します。治療すれば脳血管性認知症の発症の軽減につながります。歯周病がアルツハイマー型認知症を発症することも報告されています。

7. 糖尿病
糖尿病が歯周病を悪化させ、歯周病が糖尿病を悪化させるという相互に悪影響を及ぼします。歯周病により炎症が続くと体内に炎症性物質が増えます。このような状態になると体内のインシュリンの働きが妨げられ糖尿病が悪化します。

8. 肺炎
お口の中が不衛生だと細菌が気管を通して肺に至り、肺炎を引き起こします。特に高齢者など飲み込む力が低下している人は注意が必要です。肺炎は高齢者の死亡原因の上位をしめており、そのほとんどが誤嚥性肺炎です。

9. 肩こり・頭痛
かみあわせが悪いと無意識のうちにバランスの悪い不自然な噛み方をしてしまいます。そうなると顎関節症を引き起こし筋肉の痛みを伴うようになり、肩こりや頭痛を引き起こします。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.12更新


学校歯科検診はあくまでスクリーニング診査(ふるいわけ診査)です。
以前の学校歯科検診ではむし歯の検査は進行度合いによりC1,C2,C3,C4と4段階に分類し結果を報告し、むし歯の場合は歯科医院への受診を勧めるような形式でした。現在の歯科検診は健康、要観察、要治療、要精査の4段階のスクリーニング評価にかわりました。

学校歯科検診は限られた時間や設備で多くの生徒さんを診なければいけません。歯科医院でお口の中を診るように、明るいライトやお口の中すべてを診ることができる器具もありません。歯に穴があいてしまうような大きなむし歯であればみつけることができますが、小さなむし歯はみつけるのが困難です。
特に歯と歯の間のむし歯など見落としてしまうこともあります。
「学校の歯科検診ではむし歯はないっていわれたのに、歯医者に行ったらむし歯があるといわれた」ということもあります。歯科医院での精密な検診と異なることをご理解頂きたいと思います。

学校歯科検診で要治療、要観察、要精査の部位があると報告された場合は歯科医院できちんと診てもらいましょう。
乳歯はいずれ抜けるから治療しなくていいのではなく、乳歯のむし歯を放っておくとその下にある永久歯に影響をうけます。
根の先のバイ菌がその直下にある永久歯に影響を与え、ターナー歯といわれる歯の表面が白班や黄褐色になってしまったり、わずかな凹みができたり著しい障害が現れたりと様々な影響を受けます。
また、むし歯になった乳歯の隣に生えてくる永久歯はむし歯になるリスクが高くなります。乳歯の治療は永久歯へと正常に交換できるように整えておくという役割があります。

思春期のむし歯
中学生、高校生のむし歯も増えているといわれています。この頃になると親の目からはなれてしまいます。塾の帰り、部活の帰りに友達と何か食べたり不規則な食生活になりがちです。また、小学生の頃までは親が歯みがきの仕上げ磨きをしてくれたりしますが、思春期になるとしなくなります。そのようなことからむし歯のリスクが高まります。
部活動、塾、学校行事でいそがしいかもしれませんが、むし歯がある場合は早めに治療をしましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.06更新

八幡西区の歯科・歯医者、いまむら歯科クリニックです。

 

今日は入れ歯の上手な使い方についてご説明します。入れ歯1

はじめて入れ歯を入れたばかりのころは違和感があり、食べずらいかもしれません。柔らかいものや小さく切ったものを食べ、徐々に硬いものへと慣らしていきましょう。

入れ歯は噛む力、能力はもともとあった本来の歯に比べると3分の1から半分程度しか咀嚼効率がありません。いきなり入れ歯を入れたその日から硬いものや今まで食べていたものが噛めるとは限りません。まずは慣らすことからはじめてください。

またよく「前に作った入れ歯は何でも食べれたのに」「1番初めに作った入れ歯はどうもなかった」とよく言われます。入れ歯は作った時期のお口の状態によっても、上手く噛めたりします。比較的に若いころに作った入れ歯は歯ぐきもしっかりしていますし、お顔の周囲の噛むための筋肉もしっかりしています。そのため入れ歯もお口の中で機能しやすく、安定しやすいのです。60歳と時に作った入れ歯と、80歳の時に作った入れ歯では、まったくお口の中の条件がちがいます。60歳だとまだ元気で足腰もしっかりとしているのと同じように、お口の周りの筋肉もしっかりしています。時間をかけて、ゆっくりと噛んで筋肉を鍛えていきましょう。

 

入れ歯は作ってから何回か調整が必要になります。「入れ歯は前に作ったことはあるけど、痛いから使わなかった」とよく聞きます。

新しい入れ歯は実際にお食事をしてみると、かみ合わせや歯ぐきに不具合が出てきます。痛みがあるときは遠慮せずに調整に来てください。合うまで何回でも調整は行います。

入れ歯2

 

入れ歯は自分の歯と同じようによごれが付きます。食後は必ず入れ歯を外して掃除をしてください。部分入れ歯ならバネの部分をしっかりと磨きましょう。水やぬるま湯で入れ歯専用のブラシと洗浄剤を使い磨いてください。痛みがあるからと言って自分で入れ歯を削ったり、金属の部分を勝手に調整しないでください。入れ歯には削ってしまうと物が入りやすくなったり、維持がなくなってしまう部分もあります。

 

入れ歯Q&A

入れ歯でも口の中を磨かないといけませんか?

自分の歯が残っている場合、お手入れを怠ると不潔になりがちです。食後は毎回、入れ歯を外して丁寧に歯みがきをしましょう。むし歯や歯周病から歯を守るためにも、毎日のブラッシングが大切です。

入れ歯を熱湯消毒してもいいでしょうか?

入れ歯は高熱により変形しますので熱湯をかけてはいけません。入れ歯3

 

入れ歯は月日が経つと使えなくなりますか?

あごの状態は常に変化します。歯ぐきがやせると入れ歯が合わなくなります。入れ歯を長持ちさせるには半年に1回程度の調整が必要です。

自分の口に合わない入れ歯をつかってもよいでしょうか?

踏んずけてしまったり、落としてしまい入れ歯が変形してしまうことがあります。また、入れ歯が欠けてしまったりヒビが入ってしまった場合など、ほとんどの場合その場で修理ができます。合わない入れ歯を無理に使っていると残っている歯や歯ぐきに負担をかけ悪い影響が出てきます。遠慮くなくご連絡ください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.09.04更新

leaf第1期治療(早期治療、抑制治療)

小学校低学年の思春期成長期前に行う治療のことです。成長とともに状態を悪化させる要素を取り除き、その後の成長発育ができるだけ正常に近くなるように修正することを目的としています。1~2年間の治療のあと、生えかわりや成長の様子を観察し、永久歯が萌出し成長が終了するころ第2期治療へと移行します。

leaf第2期治療

成長終了後、永久歯に生えかわってから行う治療のことです。

上下すべての歯にブラケットを装着し完全な咬合に仕上げる治療です。はじめて矯正治療を行うのが成長修了時であれば、はじめから2期治療となります。

 

leaf矯正相談適正時期

年齢でいえばだいたい6、7歳の頃で、お口の中の状態は上の前歯2本と下の前歯4本が永久歯になるころが矯正相談適正期といわれています。

それでも心配な場合は低年齢でも矯正相談を受けてみましょう。早期に治療が必要かどうかを判断し、適正な時期まで待つ場合は半年ごとに経過観察が必要です。逆に治療開始が遅くなり思春期成長期にさしかかってしまうと、成長発育のコントロールが難しくなってしまうため、抜歯や外科矯正の可能性が高くなり治療が難しくなってきます。そのため永久歯に生えかわるまで待つのではなく、早めに矯正相談を受けるようにしましょう。

 

乳歯の反対咬合はいつごろから治療をはじめたらよいの?

永久歯の交換時期に自然治癒する場合もあるので、それまで様子をみてください。しかし、生えかわった後も反対咬合であればすぐに治療をしたほうがよいでしょう。上顎骨の成長のコントロールは小さい頃におこなうのが効果的です。思春期成長期には下顎がさらに伸びてきて治療が難しくなるため、適正時期に矯正相談を受けましょう。

歯が大きいようですが、顎も大きくなるのでしょうか?

上顎、下顎の骨体部の後方への成長はありますが、前歯のならぶ幅径は大きくならないので重なって歯が並ぶ可能性があります。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2018.08.26更新

八幡西区の歯科・歯医者、いまむら歯科クリニックです。

歯の痛みはさまざまな原因がありますが今回はあごの骨までに炎症が広がる病気(感染根管)についてご説明します。

「歯がズキズキ痛む」「銀歯の入っている歯が痛む」「以前に歯の神経を取ったところが痛む」「かむと痛い」「歯ぐきが腫れて痛む」「口内炎のようなものができている」

このような症状がある場合あごの骨にまで炎症が広がっている可能性があります。

原因はむし歯や歯周病が悪化し、歯の神経が死んでしまうことが原因です。また、以前に歯の神経を取った根に細菌が侵入し、感染をおこしています。この状態を放置すると、根の先端から周囲の組織に感染が広がります。このようなときは死んだ歯の神経を取り除き炎症を鎮める「感染根管治療」が必要となります。

感染0

初診時治療のながれ

1.お口の中を診査します

2.レントゲン撮影をおこないます

3.大きく腫れている場合は麻酔をして切開をおこない膿を出します

4.かむと痛い場合などはかみ合わせの調整を行います。

5.消毒と服薬で炎症を鎮めます

歯の根は細菌による感染が原因です。原因となっている炎症物質を取り除く歯の根の治療を受ける必要があります。

2回目以降の治療のながれ

1.被せ物が入っている場合は削って外します。リーマーという清掃器具を使用し、根を広げながら感染物質を取り除きます。治療期間中、根の中には消毒作用のある薬を入れ仮の蓋をします。

感染1

2.1回で治療が終わりではなく、数回根の消毒と薬の交換が必要になります。

感染2

3.根の中の状態がよくなってきたら、薬剤と防腐剤を詰めて密封します。

 

感染3

4.根に土台をつくり、被せ物をつくり修復治療をおこないます。

感染4

 

leaf治療を受けるときに気をつけていただくこと

・治療期間中、根を触った刺激や消毒薬の刺激により痛みがでることがあります。あまりズキズキ痛む場合はご連絡ください。

・仮の蓋をしている期間中は蓋が外れることもあります。また、蓋の性状により上の部分だけが削れてしまい、舌で触ると外れている感じがすることがあります。痛みなどなければその状態でも問題ありません。

・感染根管治療は歯医者で行う治療のなかでも、時間と回数がかかる治療です。痛みがなくなったからと途中でやめてしまうと、感染が広がったり最悪の場合抜歯にもなりかねません。最後まで根気よく治療に通ってください。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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