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2022.01.30更新


こんにちは八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニック、院長の今村です。1月も終わりに近づいています。新型コロナウイルスの新規感染者数も毎日最多の記録を出しています。当院では万全の感染対策で診療を行っています。早く収束してくれることを願うばかりです。

さて、今回はアミノ酸のパウダーを使った歯のクリーニングについてお話ししましょう。アミノ酸のパウダーを使ったクリーニングと聞くと何か凄い治療方法なんだ。聞いたことがないので珍しい治療方法なのかなと考えてしまいます。
ですが安心してください。当院で定期検診・メンテナンスを受けている方は既に受けたことがあるかと思います。歯石を除去し着色などを取った後に最後に使用するあのシューッシューッと音が出るあの機械のことです。

エアフロー
あの機械はエアフローといいます。微細なパウダーを歯に吹き付けるクリーニング方法で、10年ほど前からあります。当院でも7、8年前から導入しております。
歯のクリーニングではまず通常スケーラーや超音波スケーラーを使って歯石を除去します。その後、歯の表面をツルツルにするため研磨ペーストをつけた回転式のブラシやラバーカップで表面を磨きます。その後は細かい粒子とパウダーを吹きつけるクリーニング、エアフローと呼ばれるものを行います。(この方法は当院の定期検診・メンテナンス方法です。すべての歯科医院で行われている治療法ではありません)微細な粒子のパウダーを装置に入れスイッチを押すと、器具の先端から水と一緒にパウダーが噴射されます。このパウダーが歯の表面や歯と歯の間のプラークや汚れを落とします。また歯の表面のバイオフィルムも除去します。
パウダーの種類には炭酸カルシウムやエリスリトールなどいくつかの種類がありますが、当院で使用しているアミノ酸(グリシンパウダー)についてお話ししましょう。グリシンは食品にも添加されていますのでお口に入っても飲み込んでしまっても問題はありません。少し甘みがあり、歯に吹きつけられても違和感などないため快適に治療を受けることができます。粒子の大きさは65マイクロメートルから25マイクロメートルと微細な粒子です。これだけ細かいと歯の表面を傷つける事はなく汚れを落とすことができます。治療を受けられた方からは「爽快感がある」、「すっきりした」、「歯の表面がツルツル」になったと言われます。
治療を受ける際の注意点としては細かい粒子を吹き付けますので呼吸器系疾患のある方、また妊娠中の方、歯茎が弱ってしまっている歯周病の進行した方はご注意ください。また歯科医院によっては保険治療ではなく、自由診療になることもあります。  歯学博士 今村英之

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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