症例一覧

2022.09.24更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの院長今村です。
歯茎が腫れたり出血したことはありますか?それって歯周病??
歯周病だと歯肉の腫れや出血が見られます。歯周病は歯の周りで繁殖した細菌により引き起こされる病気で以下のような症状が見られます。

歯周病
歯茎が腫れる
歯茎が赤く腫れプクっと丸く膨らんだ状態になります。朝起きた時は口の中がネバネバすることもあります。歯茎から出血がある。歯みがきなどの小さな刺激で歯茎から血が出たりします。歯周病が進行した場合歯茎に触れなくてもに出血したり膿が出ることもあります。
歯がぐらぐらと揺れる
歯周病が重症化すると歯が激しくふらつき痛みを伴って食事を取るのも困難になります。歯が移動するため、噛み合わせが悪くなり歯と歯のの間に隙間ができて食物が詰まりやすくなります。このまま放っておくと歯が抜けてしまうことがあります。
口臭があり知覚過敏が生じる
歯周病が進行すると口臭が生じます。また歯を支えている骨が減って歯茎が下がり歯の根が露出してしまい小さな刺激でも敏感に感じ、冷たいもの熱いものをお口に入れるとキーンとしみる知覚過敏を起こすことがあります。
歯周病の予防には毎日のブラッシングが大切です。歯磨きはただ磨くのではなく適正に磨けないといけません。一日3回食事の後には歯磨きをするようにしましょう。プラークは歯と歯の間にもついているため、歯ブラシだけでは落としにくいこともありますので歯間ブラシやデンタルフロスなどの器具も使うことをお勧めします。

歯周病が生活習慣病と関連しています
生活習慣病が歯周病に関連していると言われています。生活習慣病とは不健全な生活習慣の積み重ねで起こる病気のことです。喫煙、暴飲暴食、睡眠不足、ストレス、過度な飲酒、運動不足、栄養バランスが偏った食事などを続けることで体内の内臓脂肪が増加し内臓脂肪型肥満と呼ばれる状態になります。この状態が続くと、糖尿病、がん、高血圧脳血管疾患等を引き起こしやすくなります。糖尿病患者の80%は歯周病に罹患しているというデータもあります。糖尿病になると免疫機能の低下や唾液分泌の低下により口の中で細菌が繁殖しやすくなり細菌感染を起こしやすくなります。糖尿病を治療せずに放っておくといつまでも歯茎の炎症が収まらず歯周病を悪化させてしまいます。歯周病を引き起こす細菌が血液の中に入り込むと、サイトカインという物質が体内に放出されます。この物質は血糖値を管理するインスリンの働きを阻害するため糖尿病と歯周病の両方を悪化させることになってしまいます。歯周病は歯医者に行けば大丈夫と安易に考えるのではなく歯周病があると全身の病気にも影響を及ぼすと言う意識を持つことが大切です。歯周病を治せば生活習慣病も良くなります。また生活習慣病を改善すれば歯周病にも良い影響を与えます。歯周病と生活習慣病の両方を治療することで治療効果がアップし健康を維持することができます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.09.08更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長今村です。
朝夕は涼しくなり秋の気配を感じるようになりました。しかしまだ日中は暑いですね。健康管理に気を付けましょう。
今回は歯磨きの予防の仕方についてお話しいたしましょう。

今村

毎日行っている歯磨き、できているようで意外とできていないのが現状ではないでしょうか?当院で染め出しをされた方は驚かれることがあったと思いますが、意外と磨けているようで磨けていないようです。歯科医院でプロの指導を受けて正しいケアの仕方を知ることが大切です。フロスや歯間ブラシの使い方も一緒に教えてもらいましょう。歯磨きは意外と奥が深いものです。人によっては歯並びは千差万別です。また顎の大きさ歯と歯の重なり具合も違いますし、歯ブラシの動き方歯磨きのときの癖そういった個人差もあります。特に効き手側の端のほっぺた側に磨き残しが多かったり、奥歯の裏側にブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯茎を痛めてしまっていることもよくあります。
歯磨きと同じように重要なのが歯と歯の間のお掃除です。毎日のケアにフロスや歯間ブラシを取り入れて使われているでしょうか。間違った使い方をすると歯や歯茎を傷つけてしまいます。歯ブラシと同じくこちらも適切な使い方を歯科医院で指導してもらいましょう。フロスや歯間ブラシは歯ブラシより適切に使うことが難しいです。
酸性度の高い飲食物をとってすぐは、酸により歯の表面が一時的に柔らかくなっています。その状態で歯磨きをすると、歯ブラシが歯を傷つけかねません。時間が経てば唾液の作用でお口の中の酸が中和されるので歯磨きは30分ほど待ってから行うようにしましょう。健康のため黒酢やグレープフルーツなどを毎日取る人が増えているようです。そうした酸性度の高い飲食物をとってすぐの歯磨きは歯を痛めてしまう危険があります。酸っぱいものを飲食した後、歯の表面が酸で一時的に柔らかくなりますこれが習慣的に続くと酸蝕症になりますこの状態で歯磨きを毎日しているとやがて、歯は摩耗して知覚過敏になったりしてしまいます。歯のダメージを避けるためには酸性度いものを取った後は30分ほど置いて、唾液が酸を中和するのを待ってから磨きましょう。酸性度の高い物をとっていないのなら食後すぐに歯磨きをしても問題ありません。
歯周ポケットは歯ブラシだけでは落とし切れない汚れがあります。歯茎の溝の中はプラークが溜まりやすい場所で溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いことでしょう。歯ブラシでは溝の中のプラークは完全に取りきれません。しかも溝の中に無理にブラシの毛先を入れて磨くことを続けると歯茎を傷つけてしまい、歯茎が退縮してしまい虫歯になりやすい歯根面が露出します。歯茎を傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を歯科医院で教えてもらいましょう。歯茎の深い溝や歯周ポケットの掃除はプロにお任せください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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