症例一覧

2021.11.11更新


こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの院長今村です。

11月になりだいぶ寒くなってきました。今年は10月までは暑くエアコンをつけることもありましたが最近では暖房で出番です。急に寒くなりましたのでみなさん風邪をひいたりしないように気をつけてください。

さて今回は歯の詰め物についてお話ししましょう。

詰め物

以前に白い詰め物をしたところに色がついて気になることってありませんか?
見た目が気になる。むし歯になっていないかな?詰めなおしたほうがいいかな?と悩んでしまうかと思います。
白い詰め物はコンポジットレジンというものです。むし歯の治療は日々進化しています。特に材料は物性が向上し、接着技術もひと昔前に比べると格段に進化してます。最近はできるだけ歯を削らずに詰めることができる白い詰め物コンポジットレジンによる修復が多く行われています。コンポジットレジンはひと昔前では前歯のむし歯の治療に主に使用されていましたが、材料の進歩のおかげで特に接着技術の向上により奥歯にも使用されることが多くなりました。奥歯は噛んだ時大きな力がかかるのでひと昔前では適応症が限られていました。コンポジットレジンの性能の向上により以前のものは経年劣化により、茶色く変色したり、光沢がなくなったりと審美性に問題が生じてきていました。長期間使用して詰め物と歯との間にある変色はコンポジットレジン自体の変色ではなくレジンと歯との境目に着色は起きています。
お口の中の環境は過酷な状態です。湿度100%、氷を食べて温度が下がることもあれば熱いものを食べて温度が急に上がることもあります。さらに唾液にもさらされています。そうなると詰め物にも接着剤にも影響が出てきます。接着剤はお口の中で徐々に色が着いてきます。また詰め物と歯の境目にコーヒーなどの色が着いてきますこれは銀歯でも同じことが起こります。ただ銀歯の場合、白いコンポジットレジンほど目立つことはありません。
コンポジットレジンの周囲が着色した場合奥歯ならそのまま経過をみることもあります。前歯のように審美性がきになるようならまずは表面を研磨して着色が取れることもあります。取れなければ患者さんのご希望に応じてコンポジットレジンを詰めなおすこともあります。気を付けなければならないのは着色ではなくむし歯の場合もあります。むし歯の場合しっかりとむし歯を削って取り除きコンポジットレジンを詰めなおす治療になります。むし歯が小さい場合は削る量も最小限で済み詰めなおしも一回の治療で終わります。ただの着色なら表面を磨くだけで治療が終了しその後も使い続けることができます。詰めなおしはあまり積極的にはお勧めしません。再治療を行う際は詰め物だけではなくその周囲の歯を削らなければいけません。やり直しを繰り返すのは自分の健全な歯も削ることになってしまいます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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