症例一覧

2023.08.17更新


こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック 院長今村です 。
今回は、お口の老化のサインについてご説明いたします。 お口の機能が老化している兆候は、むせやすくなったりとか、食べ物が飲み込みづらくなった、咳払いが増えた、などの些細な変化も老化のサインです。

いまむら
咬む、飲み込む、 話すといった口の機能は体の筋肉と同じように加齢とともに衰えてきます。 喉の奥にある喉頭蓋の弁の動きが年齢とともに動きが鈍くなってくると、水を飲んだり食べたりするときに むせやすくなったり咳払いをしやすくなります。
また、舌の力が弱くなったり唾液の分泌が減ると食べ物が喉につかえやすくなります。 このような変化は 口腔機能低下症と呼ばれ全身の健康を損なう最初の段階になると考えられています。お口の老化は早めに気づけばその分予防しやすいのですが 自分のお口の機能が衰え始めていることに気づいていない方が多いのではないでしょうか。

皆様 このような経験はありませんか?
1. 肺炎と診断されたことがある
2. 食事中にむせることがある
3. 食事中や食後に痰が絡んだ感じがすることがある
4. 喉に食べ物が残る感じがすることがある
5. 体重が減ってきている
6. 食べるのが遅くなった
7. お口の中に食べ物が残ることがある
8. 声がかすれてきた
9. 口臭が気になる
10. 滑舌が悪くなった
11. 咳払いが増えた
12. 歯科治療中 口に水を 貯めることができない
以上のような 症状が 思い当たる方は お口の老化が始まっている可能性があります。

お口の老化サインの中でまず一番に思い浮かぶのがうまく食べれなくなる、ということです。 食べるという作業は 歯を使って食べ物を咬むというだけでなく、唇や頬、 舌、 口の周りの筋肉が関係します。 歯が丈夫でも噛むための筋肉が衰え、また下や喉の動きが悪くなれば飲み込みにくくなり、食べ物を食べることが難しくなります。 そうすると 栄養が充分に取れなくなり体力が低下し 体重が減り、体力が衰えてしまい 病気がちになってしまいます。
また、 もっと注意しなければいけないのはムセや窒息、誤嚥性肺炎です。お口の機能が低下するとこれらの危険性が高くなってきます。 若いうちは気管に入った異物を吐き戻すムセという行為ができたかもしれませんが、加齢とともにできなくなってしまうと大きなダメージになってしまうこともあります。 お口機能の低下が進むとムセて吐き戻す力が弱くなり窒息の危険性が高まります。 誤嚥性肺炎は、食道から胃までの正常な飲み込みができずに 気管から肺へと誤って食べ物が入ってしまったり、肺に細菌を含んだ唾液が流れ込んでしまうことで起こります。 お口の機能が正常に働いているなら 食べ物や唾液が気管に入ることはありません もし入ってしまったとしてもムセで吐き戻せます。しかしお口の機能が 低下してしまうと 誤嚥しやすくなってしまいます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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