施術名:インプラント治療
主訴:奥歯で咬めるようにしてほしい
施術の副作用(リスク):感染
施術の価格:363,000円
2023.06.15更新
こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長今村です。
お父さんお母さんに虫歯が多いと子供にも虫歯が多いの?
虫歯は遺伝するの?
自分は小さい頃から虫歯が多くて子供には虫歯を作りたくないと思っています虫歯って遺伝するのでしょうか?等々…
虫歯は遺伝すると聞いたから心配と思われているお父様お母様、多いのではないでしょうか。これは科学的な根拠が多少あるといえますが、虫歯の予防法は現在確立されていますので、考え方によっては予防ができます。虫歯の発生にはいろいろな原因が関係しています。歯の形や歯の質、虫歯の細菌、唾液の質や量、それらが悪い条件下で関わり合うと虫歯菌が作った酸により歯が溶けてしまい虫歯となってしまいます。歯が酸に弱ければ虫歯になりやすく、酸に強ければ虫歯になりにくいと言われています。歯の質は生まれつき差があります。しかし、フッ素配合の歯磨き剤を使って歯磨きしたり、歯科医院でフッ素塗布を定期的な受けることによって歯のエナメル質を強化できます。また虫歯は糖質の影響を大きく受けます。この時糖質の量だけでなく食べ方も関係しています。虫歯菌が糖を分解して酸を出します。虫歯菌には糖をため込む性質もあります。甘いものをたくさん食べると、その後食べていない時にも、虫歯菌がため込んだ糖を分解して酸を出してしまうのです。甘いものをダラダラと食べたり飲んだりするのが1番良くありません。唾液には虫歯菌が作った酸を中和し洗い流す性質がありますが、それはすぐには作用するのではなく、40分位時間がかかると言われています。おやつの時間を決めずダラダラとテレビを見ながら、ゲームをしながらなど常に甘いものを口に入れていると唾液の作用が働きません。そうなると歯の表面には常に酸が存在することになり、虫歯になってしまいます。食生活は家庭環境による影響が大きく、お父さんお母さんに虫歯が多いと子供にも多いと言われているのがこのような理由です。親と子は同じ食生活になりやすいからです。唾液は虫歯予防の緩衝作用となりますのでよく噛んでたくさん唾液を出すようにしましょう。虫歯の原因になる細菌の塊は、歯に付着したプラークですので虫歯予防に歯磨きはとても大切です。歯磨きだけでなくデンタルフロスで歯と歯の間のプラークを取り除きましょう。お子さんには奥歯の歯と歯の間、前歯の間など虫歯になりやすいところへは、毎日でなくてよいので週に2回程度で構わないので糸ようじも使いましょう。また完全には磨けませんので歯科医院に定期的に通って、歯磨きの指導を受けたりプロによるお口のクリーニング受けて虫歯予防をしましょう。虫歯のない健全なお口はお子さまへの何よりのプレゼントです。
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2023.05.07更新
こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの院長今村です。
親知らずの抜歯。できればしたくないですよね??
つい先送りにしている方。親知らずのトラブルは忙しい時疲れたときに体の抵抗力が落ちたときに特に生じてしまいます。時間に余裕ができたとき、体が健康なときに親知らずを抜くのがチャンスです。将来親知らずで困らないように歯医者でぜひご相談してみてください。今回は親知らずの抜歯について少し詳しくお話をしましょう。
親知らずを抜くのにどのぐらい時間がかかりますか?
抜歯にかかる時間は通常麻酔の開始から抜歯が終わり止血の確認まで30分から60分ほどです。ただし親知らずの根っこが抜けにくい形をしている場合や、親知らずの根が骨をつかんでいる場合など、そのようなケースは60分以上かかることもあります。
抜いた後の痛みってどれくらい続きますか?
痛みは正直言って個人差があります。患者さんの体の抵抗力であったり、免疫の力も様々ですので、親知らずが深い位置にある難しい抜歯でも抜いた後あまり痛くなかったと言う方もいれば、簡単ですぐに抜けた場合であっても痛かったと言う方もいます。そのため一概には言えにくいのですが痛むのは2日から5日程度でしょう。痛いなと感じたら早めに痛み止めのお薬を飲むのがポイントです。
抜いた後の腫れはどれぐらい続くのでしょう?
通常頬などの腫れは、抜いてから2日から3日がピークです。そして1週間ほどで落ち着くでしょう。お口を開ける筋肉が腫れ、口を開けにくくなったりしますが腫れが引けば改善しますので安心してください。順調な回復のためには抜歯当日の安静と処方された抗菌薬を必ず飲むことが大切です。しっかり休養をとって下さい。また抜歯のときの内出血のために頬に青紫色の字(内出血班)ができることもあります。これも2週間程度で消えますので安心されてください。
どんな時期に抜くのがオススメでしょうか?
親知らずは疲れたときストレスが加わったときに一気に悪化しやすいです。親知らずが悪化すると1番大変なのが妊婦さんです。妊娠初期や後期は抜歯ができず、出産後まで延期することもあります。将来出産をとお考えの方は妊娠前に抜くことをお勧めします。また将来勉強(受験など)やお仕事で忙しくなるのでしたら、その前に抜くようにしましょう。抜歯当日とその後の痛みや腫れが1週間位を目安として思っていただければ良いでしょう。また若いうちに抜くことをお勧めします。ご高齢になると歯の根が顎の骨に癒着し、抜歯が困難になることもあります。体力がある若いうちに抜くことをお勧めします。
親知らずの抜歯の中でも難症例は専門の医療機関(大学病院等)をご紹介させて頂きます。紹介先によっては緊急性を有さないのであれば数か月先になる場合もございます。ご了承ください。
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2023.02.27更新
こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニック、院長の今村です。
2月も終わりですね。暖かくなったり寒くなったりとこの季節特有の三寒四温といったとこでしょうか。
さて今回は親知らずの抜歯についてお話させて頂きます。
親知らずの抜歯はよく腫れると言われます。どうして他の歯に比べて大変なのでしょうか。それは骨の中に埋まっている部分が多いので、顎の骨を削って頭を出してそれから抜かなければならないからです。その点が他の歯とは決定的に違うところです。
上顎のある程度歯冠(歯の頭の部分)が出ている親知らずや下顎で歯冠が出ている親知らずは抜歯後もそんなに痛みはでません。特に上顎の親知らずであれば私の経験上そんなに痛みがでることもありません。
「親知らずの抜歯は痛い、腫れる」というのは下顎の横を向いて生えているものや歯冠がわずかしか出ていないものを抜歯した後です。親知らずを抜歯した後、痛みや腫れが起きるのは骨の中に深く埋まったままのことが多いからです。抜くにはまず歯茎を切り、骨を削って頭を出す必要があります。これが痛みや腫れが起きる原因です。親知らずの歯の根っこが抜きにくい形に曲がっている、歯の根が骨を抱き込むようになっている、歯の根元の先に太い神経が通っているなど、ケースも様々ですが処置は通常30分から1時間ほどで終了します。ただし強い炎症が起きているときの抜歯はすることができません。炎症によって生じる酸が麻酔薬の効果を打ち消すため、麻酔が効きにくくなってしまうからです。また炎症があるとき抜歯をすると治りが悪く、抜歯をした後も感染を起こしやすく痛みや腫れがひどくなる場合もあるからです。炎症がある場合はまず抗菌薬を使い一旦炎症を抑えてから抜歯を行います。
「仕事が忙しいから今日しか来れない」。「腫れて痛いのでどうしても今日抜いてほしい」。と言われる方もいらっしゃいますが、すぐには抜歯ができないのはこのような理由があるからです。それだけにあまり歯茎の炎症を繰り返すような時は炎症が治まっているときに抜いた方が良いでしょう。
抜歯後は薬1時間から2時間で麻酔が切れます。痛む時は我慢せずに処方された痛み止めを飲みましょう。痛みが強い場合は歯科でよく使われるロキソニンの場合1回2錠まで服用可能です。1錠服用したら6時間時間をあけます。細菌感染しないように抗菌薬は処方されたものを必ずきちんと飲みきるようにしましょう。抜歯後腫れて辛い時はまた熱を持っているときは冷やすと気持ちが良いのですが、冷やしすぎはしないようにしましょう。氷や保冷剤で冷やしたりするとかえって傷の治りが遅くなるので、冷水を絞ったタオル程度に冷やすようにしましょうまた腫れのひどい間は長風呂や飲酒、激しい運動は控えるようにしてください。
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2023.01.29更新
こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックの院長今村です。
一年で一番寒い時期です。雪が降ったり最近は寒いですね。
今回は歯周病と抗生物質についてお話させて頂きます。
歯を失う原因の第一位と言われている歯周病。プラークや歯石が着いたまま放置されると気づかないうちに歯周病が進行し、歯がぐらぐらしてきて最終的には抜けてしまう恐ろしい病気です。歯周病の主な原因は歯周病菌が原因です。歯周病原菌はプラークの中を住処としています。この歯周病原菌の住処となるプラークは、付着して24時間以内なら歯ブラシでこすることによって落とすことができます。しかし、そのままにしていると増殖して厚みを増し、バイオフィルムという硬い膜を作ってしまいます。バイオフィルムは細菌同士がより集まって強固に固まっています。そして歯面にへばりついている状態なので付着力がとても強く、歯ブラシでこすっても落とすことができません。歯科医院で専用の機器を使用しないと取り除くことはできません。そのくらい強固に付着しています。そのため、耐性も強く、抗生物質等ではガードに跳ね返されてしまい、内側に浸透することができず効果が少なくなると言われています。抗生物質がバイオフィルムの内側にまで入り込むのは難しいので抗生物質では歯周病は治りません。
歯茎の炎症を抑えるために一時的に抗生物質を使う事はあります。
しかし、歯周ポケットの中から歯茎の内部に侵入してきた歯周病菌には効果がありますので、抗生物質を飲むことで歯茎の炎症を抑える効果はあります。
「歯茎が腫れた」 「歯茎に痛みがある」といった急性症状のある時に短期間だけ抗生物質を服用するのは有効的と言えるでしょう。
しかし、長期間抗生物質を服用すると耐性菌ができてしまう危険性があります。抗生物質を飲むだけの歯周病治療は決してお勧めできません。また抗生物質の軟膏を歯周ポケットの中に塗布すると言う治療方法もありますが、まずは歯の汚れを機械的に落とし(超音波スケーラーなど)プラークを歯から引き剥がすためのクリーニングを行い、補助的に軟膏を塗布すると効果的です。歯周病の再発を予防するためには毎日徹底して歯磨きをすること、定期的に歯科医院での歯のクリーニングを受け、プラークコントロールをしていくことが何よりも大切です。服薬と定期的な歯石取りを並行して行うのが効果的です。
歯磨きと定期的な歯のクリーニングで予防することをお勧めします。
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2023.01.04更新
あけましておめでとうございます。院長の今村です。
いよいよ令和5年がスタートしました。お正月休みは何処かに出かけ楽しい思い出ができましたか?今年の正月は天気が良かったですね。
元旦に病院の近くの貴船神社に家族で初詣に行き、家内安全と無病息災を祈ってきました。
今年は、40代最後の年になります。50代でも大きく飛躍できるようにするための準備として、邁進していきたいと思います。
皆様のお口の健康をサポートするためスタッフ一同精進して参ります。
本年もよろしくお願い致します。
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2022.11.19更新
こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニック院長今村です。
朝夕は少なり秋の深まりを感じるようになりました。しかしまだ日中は暑い日もあります。健康管理に気を付けましょう。
今回は歯磨きの予防の仕方についてお話しいたしましょう。毎日行っている歯磨き、できているようで意外とできていないのが現状ではないでしょうか?当院で染め出しをされた方は驚かれることがあったと思いますが、意外と磨けているようで磨けていないようです。歯科医院でプロの指導を受けて正しいケアの仕方を知ることが大切です。フロスや歯間ブラシの使い方も一緒に教えてもらいましょう。歯磨きは意外と奥が深いものです。人によっては歯並びは千差万別です。また顎の大きさ歯と歯の重なり具合も違いますし、歯ブラシの動き方歯磨きのときの癖そういった個人差もあります。特に効き手側の端のほっぺた側に磨き残しが多かったり、奥歯の裏側にブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯茎を痛めてしまっていることもよくあります。
歯磨きと同じように重要なのが歯と歯の間のお掃除です。毎日のケアにフロスや歯間ブラシを取り入れて使われているでしょうか。間違った使い方をすると歯や歯茎を傷つけてしまいます。歯ブラシと同じくこちらも適切な使い方を歯科医院で指導してもらいましょう。フロスや歯間ブラシは歯ブラシより適切に使うことが難しいです。
酸性度の高い飲食物をとってすぐは、酸により歯の表面が一時的に柔らかくなっています。その状態で歯磨きをすると、歯ブラシが歯を傷つけかねません。時間が経てば唾液の作用でお口の中の酸が中和されるので歯磨きは30分ほど待ってから行うようにしましょう。健康のため黒酢やグレープフルーツなどを毎日取る人が増えているようです。そうした酸性度の高い飲食物をとってすぐの歯磨きは歯を痛めてしまう危険があります。酸っぱいものを飲食した後、歯の表面が酸で一時的に柔らかくなりますこれが習慣的に続くと酸蝕症になりますこの状態で歯磨きを毎日しているとやがて、歯は摩耗して知覚過敏になったりしてしまいます。歯のダメージを避けるためには酸性度いものを取った後は30分ほど置いて、唾液が酸を中和するのを待ってから磨きましょう。酸性度の高い物をとっていないのなら食後すぐに歯磨きをしても問題ありません。
歯周ポケットは歯ブラシだけでは落とし切れない汚れがあります。歯茎の溝の中はプラークが溜まりやすい場所で溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いことでしょう。歯ブラシでは溝の中のプラークは完全に取りきれません。しかも溝の中に無理にブラシの毛先を入れて磨くことを続けると歯茎を傷つけてしまい、歯茎が退縮してしまい虫歯になりやすい歯根面が露出します。歯茎を傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を歯科医院で教えてもらいましょう。歯茎の深い溝や歯周ポケットの掃除はプロにお任せください。
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