症例一覧

2020.01.19更新


こんにちは、院長の今村です。正月休みボケもなおり全快で診療をしています。今年は1月なのに暖かいですね。今回は歯科医院でお渡しする薬について説明いたします。

歯科医院で治療を受けた時、痛みが出る場合や、炎症(腫れや膿が出ている)がある場合お薬をお渡しすることがあります。歯科医院でお渡しするお薬には、抗生物質(化膿止め)、鎮痛剤(痛み止め)、消炎酵素剤、うがい薬、塗り薬と大きく5つにわけられます。

薬


1. 抗生物質 抗菌薬ともいわれ、いわゆる化膿止めです。主に歯の根のまわりに膿がたまった場合や歯ぐきが腫れた場合、また抜歯や外科的な処置を行ったあとに感染予防のために処方します。ある期間血液中の薬の濃度が一定でないと効果がないので、痛みがなくなったからと勝手に減量したり中止せずに指示されたとおりに服用してください。肝臓、腎臓に重篤な疾患がある場合、妊娠している場合は事前にお伝えください。
2. 鎮痛剤 痛みや発熱を抑えたりする効果のあるお薬です。痛みの原因そのものを治療するものではなく一時的に痛みの症状を抑える作用があります。過度に長期間の服用をしたりすることは避けるべきです。また痛いからといって指示された用量以上に服用することはやめてください。原因となる炎症そのものを治療する必要があります。
3. 消炎酵素剤 抗生物質や鎮痛剤と併用して炎症を抑えることを助けるお薬です。消炎酵素剤の中には塩化リゾチーム製剤といって卵白からの成分が入っていますので、卵アレルギーの方は注意してください。 以上は内服薬といわれる飲み薬です。指示された用量を守り、服用するときはコップ1杯程度の水と一緒に飲みましょう。
4. うがい薬 抜歯後の感染予防やお口の中の殺菌、消毒を目的として用いられます。濃くしすぎてお口の粘膜を刺激したりまた薄すぎて効果がなかったりすることがないよう指定の濃度で用いてください。
5. ステロイド軟こう(塗り薬) 口内炎ができた時、入れ歯によるキズができた時に痛みを和らげるために処方されるお薬です。使用方法は一時的に炎症を抑えて痛みを和らげる目的のものです。入れ歯を装着する際に毎日塗ったり、症状がないのに常に歯ぐきに塗ったりするような使い方をするものではありません。痛みの原因に対する治療、口内炎であれば栄養のバランスを整え免疫力を高める。また入れ歯によるキズができるのであれば歯科医院で入れ歯を調整してもらうような原因に対する治療が必要です。
以上、歯科医院で処方される薬にはさまざまなものがあります。どのような薬を使うにもアレルギーの問題は重要です。以前に飲んだ薬でじんましん、かゆみ、気分が悪くなった、下痢をしたなどありましたら事前にお伝えください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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