症例一覧

2021.07.08更新


こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニック、院長今村です。
歯科検診で「永久歯が欠損しているので乳歯が抜けたあと永久歯は生えてきません」と言われるとどうでしょう?自分のこどもがそのように宣告されると不安になります。妊娠中の食生活や環境の影響によってそのようになってしまったのかとショックを受けてしまいます。
ただ永久歯先天的欠損は珍しいことではなくよくあることです。永久歯の先天的欠損は以前からあるもので病気ではありません。イレギュラーなもので一種の個性ととらえて大丈夫でしょう。先天的欠損のよく見られる部位は下の前歯、第二小臼歯です。

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後続永久歯の先天的欠損と診断され場合、一般にその乳歯はすぐには抜けません。乳歯は永久歯と構造が異なっており永久歯のように強くないため一生もつことはないと考えられますが、40歳くらいまではもつ場合もあります。
永久歯が先天的欠損の場合となりの乳歯は通常より大きくなるという報告があります。最近の子供は顎に対して歯が大きい傾向にあり、先天性の欠損がある場合かえってきれいな歯列ができる場合もあります。先天的欠損の部位や本数、歯列の状態によっては永久歯が欠損している乳歯を早期に抜歯するだけでなく、さらに矯正治療を行ったほうがよいかみ合わせを得られることもあります。1~2本の欠損であれば矯正治療を併用することでよい歯並びになる可能性があります。
ただ欠損が大きい場合、歯列の状態によっては欠損部位に歯を入れなければならないこともあります。
欠損部位の修復方法は3通りあります。
一つめはブリッジという方法です。両隣の歯を削って橋を架けるように人工歯と両隣の歯をくっつけてしまう方法です。保険適用できますがむし歯になっていない両隣の歯を削らないといけないのがデメリットです。

二つめは入れ歯です。入れ歯は取り外しのできる保険適用の方法です。両隣の歯にクラスプとよばれる金属のバネがかかります。入れ歯は慣れも必要ですし、毎日自分で外して清掃が必要になります。

三つめはインプラントという方法です。インプラントは欠損部位の骨にインプラントを埋入し修復する方法です。インプラントは保険適用外であることと、外科処置が必要になります。最大のメリットは両隣の歯を削らなくてもよいことです。土台部分の骨を削ったりすることで不安視されがちですが、ある程度の治療成績も期待できますし、安全も確立されています。

もし欠損部位を放置しておくと歯は水平移動することはなく欠損方向に傾斜してきます。そうなるとその部分の噛み合わせが変わるだけでなく歯列全体の噛み合わせが変わってきます。欠損を放置すると見た目だけでなく機能的にも悪影響を及ぼします。
残念ながら欠損が生じた場合は早めに治療することをお勧めします。
                                                                                                                        歯学博士 今村英之 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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