院内ブログ

2019.07.01更新


こんにちは‼︎スタッフの和田です。(^ ^)/


ついに梅雨入りしましたね。洗濯物がなかなか乾かない季節です‼︎ジトジトとして、体の不調も多く現れますよね…
雨が降るとどうしても外出が苦になりがちですが、虫歯治療、歯周病治療、お口の中のメンテナンスにいっていますか?
それとも、まだ「歯医者に行くのは、歯が痛くなった時だけ!」という人も多いのでは?


実は、大人の虫歯は、痛みがないままに進行することを知っていますか??
子どもの虫歯と大人の虫歯は、できる過程が違います。
子どもの虫歯は痛みが出やすかったり、急に歯に穴が空いて歯医者に行かざるをえない状況に…しかし、子どもの虫歯は、親がしっかり仕上げ磨きなどして歯磨きチェックを行うなど定期的に歯医者に行って定期検診メンテナンスをしている成果もあり、どんどん減っているのです。

一方、大人の虫歯は、痛みが出にくく、自覚がないまま進行するため、治療が遅れがち。そんな大人虫歯についてお話ししますね。
子どもの頃の虫歯を思い出してみてください。「噛む面」のシワが寄ったようなところが茶色くなって、虫歯ができていましたよね。
子ども虫歯の主な原因は、歯の深い溝にたまる汚れが取り切れていないこと。おやつのカスが残るなどして、虫歯の原因になっていたのです。


しかし、大人の虫歯は、子どもとは違うところが多くあります。まず虫歯ができやすい場所は、歯と歯ぐきの境目。というのも、歯周病や加齢によって、歯ぐきの位置が下がってくるためです。


歯は本来、硬い「エナメル質」でおおわれていますが、歯ぐきが下がって露出する部分は、やわらかい「セメント質」や「象牙質」でできています。そのため冷たいものなどがしみたりしやすいのです。

 

 

歯のくいしばり癖がある人や、歯ぎしりをする人は要注意。圧力で、歯と歯ぐきの境目が壊れて、歯ぐきの根元が露出します。
また、子どもの頃、以前治療をした歯の詰め物の境目から虫歯ができることも。歯と金属のわずかな境目から虫歯ができたり、虫歯の悪いところがとりきれておらずに菌が繁殖したり。ガムなどを噛んでいるとき詰め物がポロッと取れて、中が見えた時には虫歯が進んでいるということもあります。


さらに、詰め物がとれたところは、やわらかい象牙質なのでどんどん虫歯が進行します。詰め物が取れたら、痛みがなくてもすぐに歯医者で治療しましょう( ͡° ͜ʖ ͡°)‼︎

★ 広くて浅い が大人の虫歯 ★
大人と子どもの虫歯には、できかたにも違いがあります。子どもの虫歯は、一般的に“狭くて深い”。入口は狭くても、奥の方で進行していて、ある日、天井がドンと抜けるように穴が空くということがあります。


子どもの虫歯は、歯の神経まで達していることが多いため、痛みを感じます。大人になると、よほど歯磨きができてない人でないかぎり、こうした虫歯はできにくいのです。
一方、大人の虫歯の特徴は‟広く浅い“こと。
歯の溝が、茶色っぽかったりと。しかし、削ってみるとさほど深くなく、浅く広範囲に広がって歯を弱めていきます。 浅いため、神経まで到達せず、痛みを感じることは少ない傾向があります。なので、気づきにくいのが大人の虫歯なのです。
それとは逆に、痛みを我慢して、虫歯が深くなり神経まで到達してしまうと、神経を取る治療が必要になってしまいます。そうなると、神経がある根っこの中を綺麗になるまで消毒・お薬の交換が必要になり、治療期間と費用もかかってきます。
あと、虫歯になりやすい人は、口呼吸をしている方は口内が乾きます。唾液は口の中をきれいにする洗浄の役割があるので、口呼吸で乾燥した口内は虫歯ができやすい状態になります。唾液で歯をきれいにできないので、歯が茶色く着色しやすくなる傾向が。そして、いびきをかく人も口呼吸になっています。


また、スポーツドリンクは体にいいイメージですが、糖分がものすごく高いのが問題です。
特に子どもの歯、スポーツドリンク、甘いジュースばかり飲んでいると、糖分が原因で歯が溶けてしまったという事例もあるため、要注意です。


★ 歯の磨き方には2通あります ★

大人になると、虫歯より歯周病対策と言われますが、実は、虫歯対策と歯周病対策では歯の磨き方が違います。


虫歯対策なら、歯の表面をしっかり磨くのが重要です。歯並びが悪くデコボコしていたり、段差があるところはしっかりと。
また大人虫歯ができやすい、歯と歯の間を重点的に。


一方、歯周病では、歯と歯ぐきの間をていねいに磨くことが必要です。この両方をしないと、虫歯も歯周病も防げません。


歯ブラシだけで歯をキレイにするのは難しいと心得て。歯と歯の間をキレイにするため、フロスを使う習慣もつけましょう。


そして歯周病が気になる年齢になったら、歯間ブラシで歯と歯ぐきのすき間をキレイにしましょう。ここにつまったものが、歯周病の原因となるからです。
詳しく磨き方がわからない方は、スタッフにお聞き下さい。(^-^)



* 親知らず *
「親しらず」がある部分は、歯ブラシが特に届きにくい歯の奥で磨き残ししやすい部位です。


奥の歯を磨くときは、大きく口を開ける。と思いがちですが、奥歯を磨くときは口をタテに開くのでなく、むしろ口を閉じる感じで、横にギューッと開くのがポイントです。奥の歯が磨きやすくなります。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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