院内ブログ

2022.07.24更新

 


こんにちは、八幡西区の歯科・歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
暑い日が続きますね。
マスクをしての外出がつらくなってきましたが、こまめに水分補給しながら引き続きコロナと熱中症の両方に注意していきましょう。

さて、今回のブログは高齢者の口腔ケアについてお話しさせていただきたいと思います。
私自身、親が病気で入院していた時に実際看病、介護してみて感じたことなども交えてお話ししたいと思います。

平田

まず口腔ケアとは、お口の中を清潔に保ち、歯周病やむし歯などのお口に関わるトラブルを予防してそれに伴う全身の健康維持や向上を目指すことをいいます。

お口の健康は全身の健康に影響を及ぼしていて、歯周病菌は脳梗塞、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎など様々な病気と深く関わっていることがわかっていますが、お口の中は口腔内細菌にとって温度や湿度が丁度良く住みやすい環境なので、放っておくとどんどん細菌が繁殖してしまいます。

また口腔内を清潔に保つ自浄作用効果のある唾液も高齢者になると減少するため口腔内を清潔に保つことが難しくなります。
更に高齢者になるにつれ歯磨きなどの口腔ケアを自分で行うことが難しくなる場合も考えられます。

そこでもし数ヶ月に一度通えるのであれば、歯科で口腔内をクリーニングしてもらうのが一番良い方法になります。

普段頑張って歯磨きしていてもどうしても汚れが溜まりやすい箇所、ブリッジの下や歯と歯の間、歯と歯ぐきの隙間、奥歯、前歯の裏などに残った汚れも一度で綺麗に取り除くことができます。

義歯を入れている場合は専用のクリーニング液に浸けて超音波にかけるので、汚れやヌメリもしっかり落ちてスッキリ綺麗になります。
義歯の表面がザラザラしたり傷がついたりしている場合は専用の研磨材で磨くのでツルツル、ピカピカによみがえります。

このクリーニングを定期的に行えば口腔内を清潔に保てるので病気になるリスクも減少できるかもしれません。

どうしても歯科にかかるのが難しい場合は自分で、又は介護者が行なうのですが、これが中々大変でした。
私が親の口腔ケアをしていた時のポイントをお伝えしていきます。

①入れ歯は外して専用の歯磨き剤とブラシで洗い洗浄剤又は水に浸けます。

②殺菌作用のあるうがい薬を入れたコップを2つ用意します。

③何度かうがいをしてもらい食べかすを出します。

④大丈夫であればベッドを少し倒し、大きめの歯ブラシで上の歯の裏側をざっと磨き、次に小さめの歯ブラシや歯間ブラシで細かい所を磨きます。
歯ブラシはもう一つのコップの液に浸けておきます。

⑤上の歯の表側も同様に磨きます。

⑥ベッドを起こしうがいの方の水でうがいをしてもらいます。

⑦歯ブラシを浸けている方の液を一回替えます。

⑧ベッドは起こしたまま下の歯の裏側を上の歯と同様に磨きます。

⑨下の歯の表側を磨いてうがいをしてもらったら終わりです。

簡単そうに感じるかもしれませんが実際にやってみると、時間がかかる、お口を開けているのがきつそう、腰が痛くなるなどお互いに大変でした。
総義歯だったら楽にケア出来たなとつくづく感じました。

入院生活の後半は自力でうがいができなかったので、水で濡らして軽く絞った専用のスポンジで口腔内を拭いて出来るだけ清潔になるようにしていました。

最近飲み込んでも安全な食品成分のみで作られた歯磨き剤が、口腔内細菌にしっかりアプローチし高い効果を発揮しているということなのでチェックしてみようと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2022.07.07更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの竹内です。
あっという間に梅雨もあけてしまい、本格的な夏が到来しようとしてますが皆様どうお過ごしですか?
また、マスクは外せそうにもないので、水分補給をして節電も大切ですが、エアコンを上手に使い熱中症にならないように注意しましょう。

さて、いまむら歯科ですがリコールに来ていただけるようにみんなで頑張っています。

リコールとは、治療が終わった患者様が定期的にお口のクリーニングに来てもらう事です。
治療が、終わると安心してしまう事が多いと思いますが、治療が終わった状態をずーっと保っていただくためには定期検診がかなり大切になります。

竹内さん

自宅でのケアは、ブラッシングがメインになりますが、1人1人磨きぐせがえるので、汚れが取れる所はきれいになりますが、汚れがとれといない所はずーっとついたままになり、汚れはどんどん溜まってしまいます。溜まっているところの細菌が口腔内に広がってしまいカリエスリスク、歯周病のリスクがどんどん上がっていきます。そうすると、今回治療した所も再度虫歯にったり、歯周病が進行したりします。

定期検診に来ていただいた時に行う事を説明します。
①患者様に変わりがないか、気になる事がないか確認
②カリエスの有無
③エアースケーラーでの歯石除去、プラーク除去、着色除去
④PMTC
⑤エアーフロー
⑥フッ素塗布
⑦ブラッシング指導

①前回の定期検診後に、お変わりがないか気になる所がないかなど患者様にお話を聞かせてもらいます。

②新しい虫歯ができていないか、今まで治療した所が新しい虫歯になってないかなどを見ます。

③エアーフローで、汚れや歯石、着色などをとります。

④PMTCは専門の機器をつかっ歯の清掃をします。PMTCした後は歯の表面は、ツルツルになります。

⑤エアフローは、ジェット水流で微粒子パウダーを吹き付けプラークや着色やバイオフィルムを除去していきます。

⑥フッ素は、歯科医院でしか使えない高濃度のフッ素を塗布したり、トレーを使ってフッ素を浸透させます。

⑦ブラッシング指導は、今回の磨き残しの部分を説明してその部分をどうやって清掃するかを説明します。

定期検診に来て頂くと、いろいろな良いところがあります。皆さんの歯を守るお手伝いを私達にさせて下さい。患者様と、いろいろお話しさせて患者様のことをいろいろ知り、それをこれからのブラッシング指導などにいかしていきたいと思っています。
まだ、体験した事ない方はまず一度体験してみてください。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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