院内ブログ

2019.05.20更新

 

こんにちは!スタッフの田中です(o^‐^o)
ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか。

さて、今回は抜けてしまった歯のお話をしますね。
虫歯や歯周病などで歯が抜けた場合、自然に抜けたのだからそのままでもいいかな、と思うかもしれませんが、その1本が、お口全体のバランスを崩してしまうのです。
それは、すぐに起きるものではありませんが、じわじわと時間をかけてやがておおきなトラブルへと進んでいくのです。
では、どのようなトラブルが起きるのか例をあげてみます。


審美面では・・・
 歯が抜けると隙間ができるので、見た目が悪くなる。
 歯がなくなることで骨や歯肉が痩せて、歯を補う治療が難しくなる。
 奥歯が抜けると頬がこけたり、顔の輪郭がかわる。
 歯並びが悪くなってくる。
 口元のシワが増え、老け顔になるなど。

機能面では・・・
 抜けた歯と噛み合っていた歯が、抜けた歯のスペースに伸び出てくる。
 抜けた歯の両隣の歯が、抜けた歯のスペースに倒れてくる。
 抜けた歯のスペースがあるので、少しずつ歯が動いて全体の咬み合わせが崩れる。
 残っている歯に負担がかかり、歯の破折や歯周病の悪化のリスクがあるなど。

生活面では…
 咀嚼に影響し、胃腸に負担がかかる。
 しゃべりにくくなるなど。

ではどのような治療があるのか紹介しますね☆
治療法は大きく分けて3つあります。

①ブリッジ
 抜けた歯の両隣の歯を削って、金属で橋渡しをする治療法です。
 保険適用です。
 両隣の歯が健康な歯であっても削らないといけませんが、しっかりと固定されるので
 あまり違和感なく食事することができます。
 しかし抜けた歯のところは、物が詰まりやすいです。
 両隣の歯の神経をとる場合もあります。
 橋渡しをしているので、両隣の歯に負担がかかり歯の寿命は短くなります。

tanaka

 

②義歯(取り外し式の入れ歯)
 抜けた歯の両隣の歯に、バネをかけて留める治療法です。
 保険適用です。
 取り外して洗えるので衛生的です。
 毎食後、取り外して洗浄します。
 口の中に入れると違和感があります。(慣れが必要です)
 食事は、弾力のあるものは噛みにくく、食べ物の味や温かさは感じにくくなります。
 両隣の歯にバネがかかるので、負担がかかり歯の寿命が短くなります。
 バネがかかる部分だけをほんの少し削る必要があります。

③インプラント
 顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上にかぶせ物を装着する方法です。
 保険適用外なので費用がかかります。
 天然歯のように食事することができます。
 ブリッジや義歯のように、両隣の歯を削ったり、歯の寿命を短くしてしまうことは
 ありません。                 
顎の骨に人工歯根がしっかりと固定されるまで待たないといけないので、
 時間がかかります。

お口全体や将来のことを考えれば、他の歯に負担のかからない「インプラント治療」が
おススメなのですが、顎の骨が少ないなど、できない場合もありますのでご相談ください。

永久歯は抜けてしまうともう生えてこないので、お口の健康のために「歯」にも「メンテナンス」が必要です。
いまむら歯科クリニックでは「予防」に力を入れていて、3ヶ月に1回の定期検診をお勧めしており1本でも多く、少しでも長く歯を残せるようにお口のサポートをしています。
なので、できるなら、抜ける前に来てください(笑)
それでも抜けてしまったときは、早めに受診することが大切です(o^‐^o)

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.05.16更新

こんにちは。院長の今村です。

土日はセミナーに行ってきました。

このセミナーは昨年の11月より福岡で行われています。大村メソッドという毎月第2土日に行われる1年間のコースです。申し込みをしてから3年待ちはあたり前という人気のあるセミナーで、大阪や四国からはるばる来る先生もいます。(私は運よくキャンセル待ちで、申し込んですぐに受講することができました)講義内容はかみあわせ、審美歯科、歯周病と多岐にわたります。講師の大村先生は下関でご開業されています。先生のすばらしい臨床ケース、講義の内容にはいつも驚きと感動でいっぱいです。毎回どんな話しを聴くことができるのか楽しみです。

メソッド

セミナーで少しでも多くのことを学び、日々診療に活かしていきたいと思います。10月までの第2土曜の午後は休診となるためみなさまにご迷惑をお掛け致します。

メソッド

土曜は終わって懇親会があります。

毎回どこか中洲の名店で行われますので、美味しいものが食べることができこれも楽しみのひとつです。

その後の2次会はクラブで夜のお勉強です笑う笑う


今日はむし歯の基本的な内容についてご説明しましょう。


大人とこどもではむし歯ができる部位が違う
子どものむし歯は奥歯のかみ合わせの溝によくできますが大人は歯と歯の間や歯の根元ににむし歯ができます。またむし歯の原因にも違いがあります。子どものむし歯の場合磨き残しが原因となりますが、大人の場合は砂糖の入った飲料をだらだら飲んだりすることによりむし歯になってしまうようです。

むし歯とは違う酸蝕症について
近年むし歯や歯周病の疾患と同じように注目されている疾患に酸蝕症があります。酸蝕症は酸性の食品を短期間に繰り返し摂る人によくみられます。むし歯も酸蝕症も同じように歯が溶けてしまう疾患ですが、酸蝕症は炭酸飲料やワイン、柑橘類など酸が強い飲食物によっておこります。むし歯は砂糖や糖質を含む飲食物によっておこります。

 

予防歯科の普及によって子どものむし歯の数が少なくなってきています
元号は令和となりましたが昭和30年~50年くらいまではむし歯洪水時代とよばれるほどむし歯の数が多かった時代です。この頃はむし歯を予防するという考えがあまり普及しておらず、むし歯になったら削って詰めるという治療が主流でした。しかし、今では予防歯科の普及やフッ素やキシリトール入りの予防製品の普及とともに、個々の予防に対する意識の向上によってむし歯の数は減少しています。

むし歯

だらだらと飲食をするとむし歯になりやすい
むし歯になるリスクが高くなるのはむし歯菌のエサとなるものが常にある状態です。
だらだらと時間をかけて飲食したり間食の回数が多いとお口の中は常に酸性となり歯が溶けだす脱灰がおこりやすい状態が続くため、再石灰化がおこらずむし歯になりやすくなります。特に小さな子どもの場合、おやつの時間は決めるようにしましょう。
奥歯治療の詰め物はレジンで
前歯などみえる部位の治療にはレジンという歯と同じ色のプラスチック材料を使用します。しかし、レジンは銀歯の金属の材質に比べて強度が低いので奥歯の治療には向いていませんでした。奥歯はかみしめた時に体重の何倍もの力がかかります。プラスチックの材質だと強度不足で欠けてしまったり外れてしまうことがあります。
歯科材料の技術の進歩は日々進化しています。今はプラスチック材料もひと昔まえに比べると、材質が向上して奥歯にも使用できます。見た目の良くない銀歯よりレジンでむし歯で穴があいたところを修復することができます。ただすべての症例がレジンで修復ができるわけではありませんので、歯医者さんに診てもらい相談しましょう。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.05.07更新

 

 

こんにちは、スタッフの平田です。

長かったゴールデンウィークも、とうとう終わってしまいましたね。
私は9連休だったのですが、引越しをしたので、休みの前半は荷造りの日々を送り、半ばで引越し、後半で掃除と片付けをして、私の9連休は終わってしまいました。
毎日とても忙しかったので、あっという間の9日間でしたが、ある意味
充実していました。
皆さんは、どんなゴールデンウィークを過ごされましたか?


さて、今回は皆さんご存知のフッ素についてお話をしたいと思います。

フッ素は自然界にある元素の一つで、多くの食品にも含まれています。
虫歯を予防するだけでなく、丈夫な歯や骨を作るために欠かせないという、大切な役割を果たしているのです。
フッ素には以下のような効果があります。

《フッ素の効果》

・虫歯菌が酸を作るのを抑制する。
(プラーク中に潜んでいる虫歯菌の
 働きを弱めたり、酸が作られるの
 を抑えます)

・酸により溶けてしまった歯の表面
 を再石灰化する。
(歯から溶け出したカルシウムやリ
 ンの再沈着を促進します)

・歯質を強化する。
(歯の質を強くして酸に溶けにくい
 丈夫な歯にします)

次にフッ素の利用方法には主に次の3つがあります。

《フッ素の利用方法》

・フッ素配合歯磨剤
(歯磨きの時に歯磨き粉として使用
 します。歯磨きのたびに使用する
 ことで、磨いている間はもちろん
 、磨いた後も効果を発揮します)
 
・フッ素洗口
(フッ素洗口液でブクブクうがいを
 します)

・フッ素塗布
(歯科医院でフッ素を直接歯に塗っ
 たり、トレーの中にフッ素を入れ
 てお口の中に数分入れておく方法
 です。特に乳歯や生えたての永久
 歯には、歯科医院で定期的に塗っ
 てもらうことで虫歯の予防効果が
 大きくなります)


ここまでで虫歯予防にはフッ素が効果的であるということがわかりますね。

しかしフッ素という物資は、非常に微量であれば大きな害はありませんが、大量であれば人体にとって毒性の強い化学物質であると言われているんです。
でも私達が虫歯予防に使っているフッ素は化合物であるフッ化物ですので使い方や量、濃度を守って正しく使っていただければ大丈夫です。
人体に悪影響を及ぼす事はありませんのでご安心ください。
何か心配なことがありましたらスタッフに聞いて下さいね。

子供も大人もフッ素で虫歯になりにくい強い歯にしていきましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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