こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの竹内です。
今日は、クリスマスですね。
クリスマスは、子供が喜ぶ行事で親は、クリニックプレゼントを探したり何が欲しいのか探ったり、大変な思い出しかありません。
その我が子も、大きくなり各自の予定で忙しそうです。
今年も残りわずかとなりました。正月に向けて美味しい物を食べる機会が増えると思います。
今回は、口臭について話します。
口臭は、じつは誰にでもある程度は存在するものです。朝起きてあくびと共に息を吐き出したあと、「あ、口が臭うなぁ」と思ったことがありますよね。でも、その後朝食を取ったり、歯を磨いたりするうちに気にならなくなるはずです。
これは、鼻が慣れたわけではなくお口の中の匂い部質が歯磨きなどで減っているからです。1日の中で自然に増減する口臭は、整理的口臭と呼ばれ寝起きなどに匂いが強くなる事はありますが一時的なものです。一方、強いにおいを持続的に発する口臭は、病的口臭と呼ばれます。いわゆる不快な口臭と、客観的に認識されやすいもので、においの原因が無くならないかぎり存在し続けます。
原因には、歯周病などのお口の病気と、お口とつながっている耳鼻咽頭の病気、内臓などの体の病気が考えられまが1番の口臭の、原因は口腔内の病気です。ミクロの世界で見ると主犯はお口のなかの細菌といえます。細菌のうち、とくに歯周病菌などの酸素を嫌う菌が腐敗臭を伴うにおい物質を生み出します。彼らが唾液や血液、はがれ落ちた粘膜、食べかすに存在するタンパク質を分解したときに、揮発性の硫黄化合物、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサファイドなどを出すのです。唾液の減少も影響します。寝ている間にお口の中で細菌が繁殖するので、起床時に、1番においが強くでます。
舌にも汚れがたまります。それを、舌苔(ぜったい)といいます。舌の表面には、微細なひだが無数にありそこに、老廃物や細菌が、溜まり口臭の原因になります。舌苔を取り除くには、舌ブラシがあります。普通の歯ブラシで舌苔を取り除くと舌にダメージを与えてしまうので歯ブラシより、ソフトな素材を使用している為、舌にダメージを与えにくく、なおかつ舌苔を効率よく取り除いてくれます。効率良く舌苔を除去できるということは、虫歯や、歯周病、口臭などを効果的に改善できると言うことにもなります。
不快な病的口臭を防ぐには歯周病などのお口の病気の治療が第一。みがき残しやすい場所があるなら、歯科で歯のクリーニングを受けてあなたのお口に合った歯ブラシやデンタルフロスなどを使い、舌のお掃除も忘れずに。
歯科受診は、口臭予防にも一石二鳥なのです。