こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックのスタッフの和田です。
7月に入り暑い日々、蒸し暑さが続きますね。かといって突然の激しいスコールにもあいますね。そして、子供達にとっては長ーい長ーい夏休みにはいりましたね♬1日1日が長く感じます。毎日のお昼ご飯と夏休みの工作にも悩まされますね。
さて、話しは変わりますが。今回は、「フッ素による虫歯予防」についてのお話しをさせていただきます。
まず、歯科医院に行くと『フッ素』と言うフレーズの言葉を良く聞くかと思います。『フッ素』とは、元素名です。水に溶けた時にマイナスイオンになる無機の物質を「〜化物」と言います。なので、『フッ素』も水に溶けた時にフッ素イオンの無機の物資を『フッ化物イオン』と呼んでいます。『フッ素』は、私達の自然に広く存在している物なんですよ。私達の身体の中・土の中・海の中・植物の中・動物の中などに必ず含まれている栄養素です。でも、普段の食べ物などから摂取出来るフッ素の量だけでは、虫歯を抑制するには全然不足なのです。
◆フッ素の働き◆
フッ素の働きには、③つあります。
①再石灰化を促進する
②歯質の強化する
③虫歯菌の働きを抑制する
①再石灰化を促進する
歯は、脱灰(虫歯菌が出す酸毒素によって歯の表面が溶けてしまうこと)と、再石灰化(歯の表面が溶けてしまった部分を元に戻そうとする働きのこと)を繰り返しています。フッ素がお口の中にあると、歯にとって大事な成分「カルシウム・リン酸」が歯に取り込みやすくなります。そして、歯が修復されやすくなります。
②歯質の強化する
フッ素によって、歯が修復されさらに、元々の歯の歯質よりも丈夫になって、より強い歯を保つ事が出来ます。
③虫歯菌の働きを抑制する
フッ素は、抗菌作用があります。なので、虫歯菌の増殖を抑制する事ができます。また、虫歯菌が歯の表面を酸毒素によって溶かす効果を止める効果もあります。
当院では、定期的な検診の時に、小さなお子様から大人の方にも、フッ素を塗布させていただいています。まず、患者様にお口の中で気に所をお伺いし、お口の中の検診をし、特に何も問題がなければ、歯石除去と丁寧にお口の中のクリーニングを行います。最後にフッ素を塗布させていただいています。フッ素を塗布する事により、歯を強化し虫歯予防を強化しています。注意点として、患者さまには、フッ素を塗布した後は、20分ほどですが、うがいや飲食を控えさせていただいています。
普段ご自宅でのご使用の歯磨き剤にもフッ素入りのものがありますが、歯磨きに入っているフッ素濃度よりもさらに歯科医院でのフッ素濃度が高いので定期的にフッ素塗布に来られて下さい。ご来院をお待ちしております。
小学校などでも、虫歯予防として、学校でのフッ素洗口を取り入れてきています。
次回は、フッ素洗口についてご説明しますね。