院内ブログ

2019.12.30更新

こんにちは、スタッフの竹内です。
2019年も残すところ後わずかになりました。
家の大掃除や、お正月の準備が大変な時期がきました。
寒さも厳しくなってきましたので、ますます体調管理をしっかりしていきましょう。

私も今年の5月にいまむら歯科クリニックに入社して、早7ヶ月が経ちました。
先生、スタッフに見守られ少しづつですが、クリニックの一員になれるように頑張っています。

さて、いまむら歯科クリニックでは月に1度みんなでスキルアップの為の勉強会をしています。
今回は、その勉強会で学んだPMTCの事についてお話しします。
リコールで来られている患者さんに行っている事です。

歯ブラシ

PMTCとは
P→Professional 専門家による(歯科医師、歯科衛生士)

M→Mechaical 専門の器具を使用した

T→Tooth 歯の

C→cleaning 清掃

手順

診察→現在の歯と歯ぐきの状態をチェック

歯石、着色除去→超音波スケーラーなどで
   歯石やプラーク、着色などの除去

研磨→ラバーカップ、ラバワーポイント、
   ブラシなどにペーストを付けて磨きま
   す。ペーストにも種類があり、フッ素
   配合のものは、齲蝕予防効果を期待し 
   て、ステインの量や歯面の状態にも
   合わせて研磨剤の粗さ別に何種類かの
   ペーストを組み合わせて使用するのが
   一般的です。
   クリニックでは、細かい研磨剤とフッ素
   が配合されている物もあります。

エアーフロー→細やかな炭酸水素ナトリウム
       グリシン(アミノ酸)を強力
       なジェット水流で歯に吹き付け
       汚れを落とします。
       歯の表面に付着した、細菌の 
       塊であるバイオフィルムや茶渋
       タバコのヤニといった着色を
       水圧とパウダーの力ですみずみ
       まで落とすことができます。 

フッ素塗布→フッ素塗布には、歯面の表面を
      酸に溶けにくくし、強い歯面に
      変えて行く働きと、酸に溶かさ
      れて虫歯になりかかった部分を
      修復する働き虫歯菌が酸を作り、
      歯を溶かそうとする働きを弱め
      ます。
      フッ素の塗布の仕方、フッ素を
      綿球に付け歯面に塗るタイプと
      既製のトレーに泡タイプのフッ素
      を付けて5分間噛んでもらうもの
      の2タイプあります。
      まだまだ、フッ素塗布される方は
      少ないので興味のある方は、是非
      試してみて下さい。
      

簡単に説明しましたがどうでしたか❓
たったこれだけと思われるかも知れませんが
イメージとしては、普段の肌のお手入れだけじゃなくたまにはエステにでもの感覚だと思います。
歯周炎や歯周病が気になる方にもオススメです。

施術する方も、スキルがいるので今いっそ努力します。

次回は、PMTCのメリットをお話しします。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.12.26更新

こんにちは、院長の今村です。今年もあとわずかとなりました。
毎日しっかりと歯みがきをしていても完璧にむし歯や歯周病を予防することはできません。どうしても歯ブラシが届かない場所にプラークがたまり、むし歯や歯周病になってしまいます。そうならないように当院では患者様に定期的なメンテナスをお勧めしています。当院の診療理念のひとつに「患者様が健康で快適な毎日を送って頂けるようにお口の健康をサポートいたします」とあります。当院ではみなさまの歯が悪くならないように、歯を失うことがないように、歯を抜かなくてもいいようにすることが私たちの使命です。
そのため月一度院内研修を行っています。患者様にむし歯、歯周病、予防の大切さ、またお口の健康の大切さを理解していただくために、私たちスタッフもしっかりと勉強し理解を深めています。12月の研修内容はバイオフィルムについて勉強しました。

院内研修


今回はバイオフィルムについてご説明します。
むし歯・歯周病はバイオフィルム感染症です。徐々に進行しなかなか治りにくいタイプの感染症では、細菌が増殖するときに作り出すフィルム状のもの(バイオフィルム)が病気の発症やその後の進行と深く関係しています。プラークもバイオフィルムでありむし歯・歯周病はバイオフィルムによる感染症です。
バイオフィルムの特徴
・細菌自身が作り出す粘着性の強いフィルム状の物質
・細菌をその中に包み込んで外敵をシャットアウトします
・水に溶けません
・この中で細菌はさらに増殖します
むし歯菌とバイオフィルム
むし歯の原因菌は、砂糖を栄養源としてネバネバした物質をつくり、歯面に付着して次第に厚い膜(バイオフィルム)になります。そして、むし歯菌はこの中で増殖しながら酸をつくります。膜の内側は強い酸性になり、歯のエナメル質の脱灰が進みます。これがむし歯です。
歯周病とバイオフィルム
歯面についたプラークは歯周ポケットを広げながら奥に入り込み、この中で空気を嫌う歯周病細菌が増殖し、強い毒素を出して周りの歯肉を破壊します。歯周ポケットの中のバイオフィルムはセルフケアができないため、歯の表面のものより厄介です。

歯の表面にバイオフィルムができるまで18時間以上かかります。プラークは簡単に落とせるうちにブラッシングやPMTCで除去しておきましょう。

忘年会

先日は忘年会を行いました。スタッフのみなさまお疲れ様でした。

当院ではフレッシュな若手からベテランまでの衛生士6名、やさしい歯科助手4名の計10名でみなさまのお口の健康をサポートいたします。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.12.16更新

 

こんにちは!スタッフの田中です(o^‐^o)
年の瀬も押し迫ってまいりました。

今年は時がたつのが一段と早く感じられました。
20代の時に職場の先輩から、30になると早いよ~、40、50と、どんどん早くなるよ~。と言われたことを思い出しました((´∀`))
不思議ですよね?時間は同じなのに、年々早くなっている気がします(笑)

tanaka

先日、院長が所属するスタディグループの講演会に参加してきました。
この講演会は毎年行われていて今回で12回目。
虫歯になっている歯をただ治すだけではなく、治療を全顎的にとらえて、どんな治療が最善なのか、その治療は納得がいく技術で提供できているか、また新しい技術や設備で、より良い治療を行うなど、スライドを使って発表されます。
矯正治療も、歯並びをきれいにするだけではなく、正常なかみ合わせになっているか、食べ物を飲み込むときの舌の位置など、「全体的な治療」を重視します。
私自身、矯正治療を経験したので分かっているつもりでしたが、
発表では新たな試みで理想的な治療をしていて驚かされました。

しかし、今回一番驚いた発表が!!!
題名は「当院における乳幼児の口腔機能発達不全症への取り組み」というもの。

一般的に、歯科では乳幼児の検診で1歳半検診、3歳児検診というものがあります。
母子手帳に付いていて、無料で検診が受けられます。
乳幼児の診療は、虫歯の有無、歯並び、かみ合わせなど口腔内の異常はないか、口腔内の習慣的な癖(指しゃぶりなど)、歯磨きの仕方や虫歯になりやすい箇所を教えたりします。

しかしこの発表は、それ以前の話。
人は物を食べるときに、まず口の中でかみ砕いてすりつぶし飲み込みやすい形にする咀嚼(そしゃく)をします。次に物を飲み込む動作である嚥下(えんげ)をします。嚥下にはプロセスがあり、第一段階で、舌などの動きで食べ物を口の奥へと送りこみ、第二段階で、喉に入ってきた食べ物を飲み込みます。
胎児期にはすでに嚥下を獲得していて、出生後成長とともに唇や舌の動きを学習していくそうです。
歯が生え始めると上下の歯で咀嚼機能を学習し獲得します。
咀嚼の学習には、かみ合わせ、機能、食生活、環境など様々な要因が影響するそうです。

例えば離乳食を与えるときに、スプーンに食べ物をのせて食べさせます。
この時、親が子供の口の中に無理にスプーンを入れて、上あごに食べ物を押し付けてスプーンを抜き、食べさせます。そうすると学習が不十分になり、唇や舌にも影響するそうです。
ちなみに、理想的なのは、水平のスプーンの先に少しだけ離乳食をのせ、口の前で一度とめます。目と鼻で認識させてから、自ら口を開けるようにうながします。
上あごに押し付けないようにまっすぐ持ち、自分で食べてもらうそうです。
私の息子の時はどうだったかな?と考えながら聞いていました。
あぁ、だから歯並びが悪いのかと(笑)
(嚥下がきちんとできていないと、歯並びにも大きく影響します)

そんな早い段階から、口腔機能の一つである、摂食、嚥下機能への介入と教育を行っているなんて!!!
「歯科」はもうそんなところまできているのかと、ただただ驚きです。

乳幼児の不慮の事故での死因別死亡率で8割以上が窒息死で、年々増加しているそうです。
窒息死の増加は、現状の子供たちの摂食嚥下機能の十分な学習、発達が不足していることを表しているとも考えらるので、そこからの指導や治療をされているそうです。

歯科は奥が深いですね~(^^;  色々と勉強になりました♪♪

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.12.08更新

先日スタッフの何人かと第12回STEP 講演会に参加してきました。

ステップ

本会は福岡市でご開業の田中秀樹先生が主宰する勉強会による発表会です。院長の私はその勉強会に所属しています。今回のテーマは「One STEP Ahead~一歩先へ~」と企画されました。
歯科治療は医療機器はアナログからデジタルへと、またマテリアル(歯科材料)はここ数年で大きく進化してきています。今回のテーマである「One STEP Ahead」もう一歩先を予測して、一歩先を考えた院内システムの構築や治療連携、本来のベーシックなことはおさえた上での一歩先を行く治療技術の習得、歯科医療のあり方については何かという内容でした。

特にここ数年で歯科治療の領域にもデジタル化の波が押し寄せています。しかしどんなにデジタル化やオートメーション化が進んでも歯科治療は人間の手によってしかできないところはあります。新しい器機を治療に取り入れることは大切ですが従来からの基本的な手技を軽視することはできません。


今回は接着、デジタルデンティストリー、咬合治療、メンテナンスと衛生士との共同発表もあり多岐にわたる内容であったが、現代の歯科治療、これからの歯科治療において必要となる分野でした。

ステップ

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.12.02更新

 


こんにちは、スタッフの平田です。

とうとう12月になり、今年も残すところ1ヶ月をきりましたね。

私は職場までの道のりを歩いて往復しているのですが、さすがに最近は風が冷たくなってきて、冬になったなーと感じている今日このごろです。

12月は寒さに加え、子供の誕生日に忘年会にクリスマスに忘年会に大掃除に忘年会と大忙しなので、体調に気を付けて無事に年末を迎えたいなと思っています。

さてみなさん、突然ですが歯科での定期検診と歯のクリーニングをきちんと受けていますか?
このクリーニングをするのとしないのとでは、将来残る歯の本数にかなりの違いが出てくること、ご存知でしたか?
ウソみたいでしょ?
でも本当なんです!

歯を失う原因は何だと思いますか?
それはズバリ!
むし歯と歯周病が原因という場合がほとんどなんです。
なので、このむし歯と歯周病を予防すれば歯を失うリスクが減るという訳です。
その予防に最適なのが、歯のクリーニングなのです。

むし歯


[むし歯]

むし歯の原因菌は糖を栄養源としてネバネバした物質をつくり、歯の表面にしっかり付着して、次第に厚い膜になります。
この膜をバイオフィルムといいます。
むし歯菌はこの中で増殖しながら酸をつくります。
膜の内側は強い酸性になり、歯の表面のエナメル質を溶かしてむし歯になります。


[歯周病]

表面についたプラークは歯周ポケットを広げながら奥に入り込み、この中で歯周病細菌が増殖し強い毒素を出して周りの歯肉を攻撃します。
歯周ポケットの中のバイオフィルムは、セルフケアができないだけに歯の表面のものより厄介です。


『バイオフィルムの特徴』

・細菌自身が作り出す粘着性の強いフィル
 ム状の物質です

・細菌をその中に包み込んで外敵をシャッ
 トアウトします

・この中で細菌はさらに増殖します

・水に溶けません

・薬が浸透しません

・物理的な方法でしか落とせません


『口腔内バイオフィルム細菌と全身疾患』

口腔内バイオフィルム細菌は、骨粗鬆症、糖尿病、敗血症、動脈硬化などに関係することがわかってきています。
また高齢者に多い誤嚥性肺炎は、歯や入れ歯に付いている細菌や歯周ポケットの中、舌、喉などに付着したバイオフィルム細菌が唾液に混ざって誤嚥され、気管に入ることが原因で起こるといわれています。

むし歯

※歯の表面にバイオフィルムが出来るまで
 には18時間以上かかるといわれていま
 す。
 その前に歯磨きで、原因となるプラーク
 をきれいに取り除きましょう。
 入れ歯もきちんと磨いて消毒して使いま
 しょう。

※セルフケアの仕方がよく分からない、今
 の磨き方でいいのか不安など、どんなこ
 とでもお気軽にご相談下さい。


定期検診では専用の器械を使って、溜まったプラーク、歯石、着色、バイオフィルムを取り除いていきます。
痛みもなく快適にきれいな歯を手に入れることが出来ますよ。
3ヶ月に1度のプロケアをお勧めします。

いまむら歯科クリニックでは予防歯科に力を入れています。

むし歯や歯周病を予防して、将来1本でも多くの歯を残せるよう、お口の健康をサポートさせていただきます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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