院内ブログ

2019.03.22更新

 

こんにちは、スタッフの木下です。
桜の便りが次々と聞かれるようになりましたね♪
暖かかったり、寒かったりしながらも、やっぱりもう春ですね。

虫歯、歯周病にならないように、毎日歯磨きをされていると思いますが、もう一つ、「酸蝕歯(さんしょくし)」という病気にも気をつけてください。
酸蝕歯とは、食べ物や飲み物に含まれる酸によって溶けた歯のことをいいます。
虫歯は歯の溝や歯と歯の間など、汚れのたまりやすい場所から虫歯菌の出す酸によって歯が溶け始めるので虫歯のできる範囲が限られていますが、酸蝕歯は酸性の飲食物はお口の中全体に行き渡るので、広範囲の歯に被害が拡大します。
虫歯のないきれいなお口の中でも歯は溶けるので、注意が必要です!

食べたり飲んだりすると、お口の中は酸性になり歯が溶けます。
食事毎に歯が溶けてしまっては、歯がなくなってしまいますよね(^_^;
そうならないように、唾液が頑張ってくれています!
唾液の洗浄作用により酸が洗い流され、緩衝作用によりお口の中が中和され、唾液に含まれるミネラル成分によりエナメル質が補修されます。
「溶ける+補修する」というバランスが保たれることで、歯の健康は維持されています。
ところが、酸性飲食物に長い時間、または繰り返し触れていると、唾液の中和作用が間に合わなくなり、歯の表面のエナメル質が溶け、薄くなったり軟らかくなったりしてしまうのです。

前歯は歯の先が欠けたり、歯が薄くなって透き通って見えます。
奥歯は歯が丸みを帯びたり、歯がどんどんすり減ってくるので、歯がしみたり、噛んだときに痛みを感じることがあります。
さらに虫歯も悪化しやすくなってしまいます・・・

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酸性というと酸っぱいもの・・・、柑橘類や健康酢などが思い浮かびますが、酸っぱいものだけが酸性度の高いものとは限りません。
他にも、炭酸類、ソフトドリンク、スポーツドリンク、お酒など、酸蝕症を起こす危険性のある飲食物は私達の周りにたくさんあるのです。
これらの飲食物を毎日摂取する習慣があり、しかも時間をかけてちびちび飲んだり食べたりする人ほど、酸が歯にふれる時間が長くなって歯が溶けやすくなります。

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身体に良かれと思って続けている生活習慣があだになる場合も(>_<)
健康のために野菜サラダを多く食べる方、ドレッシングには酢を使ってますので、使いすぎには注意が必要です。
健康酢を毎日飲んだり、柑橘類を毎日食べる方も、摂り方に気をつけて下さい。

そこで、歯も身体も健康になるために、
① 長時間、歯を酸にさらさない
→ちびちび飲まずに、グッと飲み干すようにする、
→酸性飲食物を摂ったあと、水やお水を飲むようにする

② 直接、酸を歯に触れないようにする
→食品の形態をカプセルなどに変えてみる
→ストローを使って飲む

③ 酸に触れた歯が軟らかい間は、余計な力を加えない
→酸性の食品を摂った後は、少し時間をおいて歯磨きをする 


また飲み物や食べ物など「外因性」の原因以外にも、酸蝕症を引き起こすものがあります。
それは「内因性」といわれるもので、大きな原因は塩酸からなる胃液です。
胃液は強酸のため、これが口の中に流れ込むことによって酸蝕症を引き起こしてしまうことがあります。
逆流性食道炎や拒食症、摂食障害などで嘔吐を引き起こすと、胃液が歯に悪影響を与えかねせん。これらの疾患を元から治療することが必要です。

歯の健康を守るために!
ポイントを押さえて、酸蝕歯のリスクを減らしましょう(^^)

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投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.03.11更新

 

こんにちは!スタッフの田中です(o^_^o)
日増しに暖かさを感じる今日このごろ、皆さんはいかがお過ごしですか。

今回は「歯並び」についてお話していきますね♪
皆さんは歯並びが悪いのは、見た目だけの問題だと思っていませんか?
見た目以外のデメリットは意外と多いのです。
・虫歯や歯周病になりやすい
・発音が悪くなる
・咀嚼に影響し胃腸に負担がかかる
・顎の関節に悪影響
・肩凝りや偏頭痛になりやすい
・口呼吸になり、風邪やインフルエンザなどにかかりやすい
・歯の寿命が短くなる
などがあげられます。

また、見た目の問題でも・・・
・人前で笑えない
・口元を隠してしまう
・顔がゆがむ
・コンプレックスを感じる
など、精神的なダメージもあります。

歯並びを良くするには「矯正治療」となるのですが、
大人より子供のうちに始めた方が、まだ顎の骨が成長途中にあるので
理想的な歯並びに近づけます。
また骨もやわらかいので、痛みも少ないようです。
とはいえ、大人になってからでも遅くはありません。
歯並びが気になった時が、始めるベストタイミングです。


矯正治療といえば、歯に装置やワイヤーがついて見た目が気になる・・・って方も多いと思いますが、目立ちにくい白い装置もあります。また症例によっては、取り外しのできるマウスピースなどを使う場合もあります。

実は私も22歳の時に矯正治療を始めました!
歯をキレイに並べるスペースが足りないため、小臼歯(糸切り歯の1本奥の歯)を1本ずつ、計4本抜きました。虫歯でもない歯を抜くことに少し抵抗はあったのですが、それ以上に歯並びが気になっていたので、それで良くなるのであれば♪という気持ちの方が大きかったですね。
抜歯後すぐに装置とワイヤーがついて、いよいよ治療開始!
でも実際は、装置がついた瞬間から違和感だらけで気になって、気になって(´;ω;`)
ちょっとだけ後悔もしたのですが、4本も歯抜けのままではさらにおかしいし、もう後戻りは出来ないと自分に言い聞かせました(笑)
その後何日かで違和感はなくなったけど、今度は周りの視線が気になるんです。
もちろん装置は目立ちにくい白いものを選びましたが、口元がさらに目立っているようで初めは笑う時も口を開けなかったり、手で隠したりしていました。
でも、すぐに気付いたことが!!
意外にも、他人からは矯正治療をしていることに気付かれないんです( ´゚д゚`)
自分が気にしているだけで、人はそんなに見てはいないんですね(笑)
それからは、あまり気にならず普通に過ごせました。
月一程度にワイヤーの交換などをするのですが、交換後の2日間くらいは痛みが出ました。
歯が浮いてる感じで、噛むと痛いんです。
でもその2日を過ぎると不思議なことに痛みもなくなって、アレ?って感じで普通に戻るんです。(痛みには個人差がありますが、同じように感じる方が多いようです)
ただ、歯磨きは大変でしたね(^^;
装置に食べ物が挟まるので、食後はすぐに鏡でチェック!
でないと、人前では笑えないですね(笑)
歯並びがキレイになっても虫歯ができた!なんてことは絶対に嫌だったので
歯磨きだけはがんばりました!!! 歯ブラシもいつも持ち歩いて。
おかげで矯正治療が終わるまで、虫歯にはなりませんでした(^_^)
私の症例は難しかったらしく、3年8ヶ月(大人で1年半~3年の方が多いようです)もかかったのですが、私にとってはそのたった何年かでコンプレックスが1つなくなり、
この先ずっと笑って過ごせるのであれば、満足♪♪
しかも、虫歯などのリスクも減り、歯の寿命も延びて大満足♪♪♪
むしろ、もっと早くすれば良かったと何度も思いました。
歯並びを変えただけなのに、口元の筋肉のバランスも良くなり
顔全体の印象もガラッと変わるんです。
同窓会などで久しぶりに会った友人からは「整形した?」なんて言われることも(笑)
どこかが違うけど、どこが変わったのかはわからないみたいですね((´∀`*))

いまむら歯科クリニックでは、矯正治療の無料相談(要予約)を随時承っております。
「経験者は語る」ではないですが(笑) 歯並びでお悩みの方は一度相談されてみては??

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.03.01更新

こんにちは。スタッフの平田です。

今回は抗生物質の影響についてお話しますね。

妊婦さんや授乳中のママ、永久歯が作られる時期の子供さん(8歳未満の小児)が、テトラサイクリン系の抗生物質を長期服用すると、副作用が出ることがあります。

その副作用とは、歯の変色です。

平田

ちなみにこの変色は、昭和40年代に生まれた世代に最も多いということです。

変色は大まかに、イエロー系・グレー系・ブラウン系に分かれ、縞模様になっていることもあります。このように変色した歯をテトラサイクリン歯といいます。

変色の程度も、薄いものから濃いものまであり、その程度によって白くできる方法が違います。

まずこの場合の変色は、クリーニングで落とすことはできません。

ホワイトニングも一度ではあまり効果がありませんが、変色がわずかであれば何回かホワイトニングすることで全体的に白くなり、変色や縞模様も薄くなって目立たなくなります。

場合によっては(オフィスホワイトニング)と(ホームホワイトニング)の両方が必要なこともあります。

しかし、重度のテトラサイクリン歯の場合、ホワイトニングでは完全に白くキレイな歯にすることが難しい例があります。
また、ホワイトニングで白くなっても、ある程度期間が経つと元の色に戻ってくるため、定期的にホワイトニングをして白さを保たないといけません。

そこで、ホワイトニングでの対応が難しい変色の場合や、ずっとホワイトニングをし続けることが煩わしい方は、歯の表面を薄く削り、歯の型どりをして、セラミックのシェルを作って貼り付ける、ラミネートベニアという方法で白くて美しい歯を手に入れることができます。ラミネートべニアは歯の表面のエナメル質を薄く削ります。付け爪をイメージしていただくとよいかもしれません。

ただ、薄く削ると言っても、虫歯でも無い歯を削らないといけませんし、歯ぎしりする方には不向きというデメリットもあります。

他には、詰め物や被せ物の変色というものがあります。

白いプラスチック(樹脂)で修復した場合、年月とともに少しづつ色が変わっていき、数年経つと変色が目立ってきます。
これは、プラスチックの材質が汚れを吸着しやすいためです。

この場合は、色が気になりだしたら新しく詰めなおしたり、被せなおすことでまた数年は大丈夫でしょう。

もしくは色が変わらない材質の物(セラミック)に変えると、ずっとキレイな色を保てます。

その他、虫歯で歯が黒色や茶色になっている時は虫歯の治療を。

歯の神経が死んで黒っぽく変色している場合は、神経を取って被せもので修復します。

歯を白くするには、クリーニングだけで十分な方もいらっしゃいますが、ホワイトニングをした方が良い場合や、治療が必要な場合もあります。

一口で白い歯と言っても、悩みも方法も人それぞれですので、その方に合った一番良い方法を提案させていただきます。

気になる方はスタッフまでどうぞ☆

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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