院内ブログ

2021.06.28更新

 

 

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックのスタッフの和田です。(^^)/

このところ蒸し暑い日々がつづきますね。
脱水症状になりやすいのでこまめに水分補給をしっかり取ってくださいね。


さて、今回はお子さんの虫歯予防についてお話ししますね。

まず、なぜ子供が虫歯になりやすいのか?の理由からです。

和田さん

①乳歯は、エナメル質が永久歯の半分しかありません。エナメル質とは、歯の一番外側にある層(表面)の事を言います。そのエナメル質が永久歯に比べて半分ほどしかないために、虫歯になってしまうとエナメル質の内側の象牙質と言う柔らかい層へと進行してしまいどんどん大きく虫歯がひろがっていきます。

②生えたばかりの永久歯は歯質が弱い。
小学校に入るくらいから、乳歯から永久歯へと生え変わりが始まります。でも、生えたばかりの永久歯は、まだ歯質が完全に完成されていないので弱いんです。歯磨きをサボってしまうとすぐに虫歯になりやすいのです。

③子供は甘いものが好き。
大抵のお子さんは、甘いものが好きかと思います。我が家の息子も大好きです。そんなお子さんに欲しがるがままにずっと甘いお菓子やジュースなどを与え続けているとあっという間に虫歯になってしまいます。

④自分で上手に隅々まで磨けない。
以前にもお話ししましたが、小さなお子様は、自分で隅々まで磨く事ができません。なので、必ず大人が仕上げ磨きをしっかり行なってあげて下さいね。(^o^)

虫歯予防として

*フッ素塗布*
フッ素とは、ミネラルの一種で自然界の食べ物にも含まれている成分です。フッ素塗布を行うことにより、歯質を強化させる効果があります。特に子供の乳歯や③の生え変わったばかりの永久歯は歯質が弱いため、虫歯になりやすいためフッ素を塗布することにより成人の歯と同じ位強化をすることができます。

*シーラント*
シーラントは、フッ素塗布と並んで小児でよく行われる虫歯の予防処置です。生えたばかりの6歳臼歯や奥歯の溝にプラスチックの詰め物をします。

シーラントの流れとして、
①まず、シーラント処置をする歯(溝)をキレイに歯ブラシなどで清掃していきます。
溝に汚れが残ったまま、シーラントをしてしまうとその下から虫歯になってしまい予防の意味がありません。なのでしっかりキレイに清掃する必要があります。

②キレイになったら、溝にシーラント剤を入れていき、光を照射して固めていきます。

③しっかり固まっているのを確認して、最後に全体的にフッ素塗布を行います。

[シーラントのメリット&デメリット]

メリットとしては、
①溝を埋めて虫歯予防する事ができます。
フッ素配合のレジンと言う素材で歯の溝を埋めることで、食べカスや汚れを溝に入らせないようにして虫歯を防ぎます。
②生まれたての永久歯を守る。
シーラントを行うタイミングとして奥の歯、永久歯が生え始めた時が目安です。生えたばかりの永久歯は、歯質が弱いし背が低い為磨きにくいです。なので、初期の虫歯になりやすいのです。そのためシーラントを早めにする事で虫歯を予防する事ができます。

デメリットとしては、
①外れやすい可能性があります。
歯の溝に埋めるシーラントは、永久的な詰め物ではありません。なので大抵、大人になる前に外れることもあります。定期的にチェックをして、外れている場合は、また埋める事もできます。
②口を一定時間開けられるお子様が対象です。
シーラントは、あくまでも虫歯を予防する処置です。無理矢理嫌がるお子様にはできません。
上手に出来る様になるまで、何回か練習を重ねていきます。

ご注意として頂きたいのは、シーラントを絶対すれば虫歯にならない。わけではありません。
何回も言いますが、シーラントはあくまでも虫歯の予防処置です。毎日のお口の中の歯磨きケアと、定期的にお口の中のチェックが必要ですよ。

常日頃からお子様のお口の中を注意観察してあげてくださいね。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2021.06.14更新

 

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックのスタッフ、大石です!
今年は例年よりもかなり早めに梅雨入りしましたね。九州では統計史上、2番目に早いそうです!ジメジメした日が続くと思いますが、カラッとした気持ちで乗り切りましょう!

さて、今回は洗口液と液体歯磨きについてお話したいと思います。

まず、洗口液とは歯磨き後や、歯磨きが出来ない場面ですすぐだけで口腔内を清潔にしてくれる物です。
使い方は、歯磨き後に適量をお口に含み、30秒程度クチュクチュとすすぐだけです。
その後お水で再度すすぐ必要はありませんし、歯磨きが出来ない時、あるいはお口の不快感がある時に気軽に使っていただけます。

寝ている間、人間の唾液の分泌量は大幅に減少します。唾液の量が減ることで口腔内の細菌が増えてしまい、虫歯リスクが高くなったり口臭が発生しやすくなったりします。
就寝前に殺菌成分の入った洗口液を使用することで細菌の増殖を抑え口腔内トラブルの予防が出来ます。
また妊娠中の悪阻が酷い方も洗口液ですすぐだけで、多少の汚れは落ちますので是非使ってみてください。

次に液体歯磨きについてです。
液体歯磨きは液状の歯磨き剤ですが、お口に含んですすいだ後に歯ブラシで磨きます。
通常の歯磨き粉と違って研磨剤が入っていないので、強く磨かない限りは歯が削れてしまうことはほとんどありませんが、歯の表面の着色は落ちにくいことがあります。
また、洗口液と同様に最後にお水ですすぐ必要がありません。

これら洗口液と液体歯磨きにはさまざまな種類があります。
アルコール成分が入っているものはスッキリと爽快感がありますが、口腔内で炎症を起こしている方やドライマウスの方にはあまりおすすめできません。
CPC(塩化セチルピリジニウム)やIPMP(イソプロピルメチルフェノール)が含まれたものは殺菌効果が高く、口臭予防におすすめです。
香料が苦手な方向けに、無香料の物もありご自身の好みや使用目的に合わせて選ぶことができます。

今現在、液状の物をなんとなく使っている方は多いのではないでしょうか?
洗口液と液体歯磨きは一見同じようにみえますが使用方法が異なりますので、これを機に改めて見直していただきたいと思います。

当院ではコンクールFという洗口液を販売しています。
殺菌作用のあるグルコン酸クロルヘキシジンを含んでいる為、虫歯や歯周病、口臭の予防が期待できます。
お気軽に受付またはスタッフにご相談ください!

ooisi

投稿者: いまむら歯科クリニック

  • 院内ブログ
  • 当院の症例集
  • 料金について