院内ブログ

2019.10.21更新

 

 

こんにちは、スタッフの平田です。

最近涼しいを通り越して、急に肌寒くなってきましたね。

みなさんいかがお過ごしですか?

さて今回のブログは、これからの寒い季節に多くなる、「象牙質知覚過敏症」についてお話させていただきます。

略して、「知覚過敏」という言葉は聞いたことがある人も多いかと思います。

私も実は「知覚過敏症」でして、長年気にしながら生活しています。

普段の生活では特に何ともないので忘れているのですが、ミカンを毎日続けて食べたり、頻繁に飲み会があったりすると、歯がしみるようになります。

ひどいときには、歯ブラシが少し触れただけで激痛が走ることも。

そんな時は落ち着くまでの間、知覚過敏用の歯磨剤でそ〜っと磨きながら、酸が強い飲食物に気を付けて生活しています。

何日間かすると痛みはなくなり、元の状態に戻ります。

みなさんは、歯磨き、うがい、冷たい飲食物、熱い飲食物、甘い飲食物、酸っぱい飲食物、冷たい空気等で、歯がしみるような症状はありませんか?

特にむし歯になっているわけでもないのにしみるようなら、それは「知覚過敏症」になっている可能性があります。

平田さん


【象牙質知覚過敏症とは】

まず、歯ぐきから出ている部分の歯の構造を説明します。

歯は三層構造でできていて、外側から、エナメル質→象牙質→歯髄(神経)となっています。

エナメル質は非常に硬く、削ってもあまり痛みを感じませんが、象牙質は少し軟らかく、表面に小さな穴がたくさん開いていて、歯髄とつながっているので痛みを感じやすい部分になります。

健康な状態では、1番外側は硬いエナメル質に覆われているので、痛みを感じることはないのですが、何らかの原因で直接象牙質が刺激を受けると、しみたりといった症状がでてきます。

象牙質に刺激を受けても全くしみない人もいるので、痛みには個人差があるようです。


【知覚過敏症になる主な原因】

・過度な歯磨きによって歯ぐきが下
 がり象牙質が剥き出しの状態にな
 る

・歯ぎしりやくいしばりにより常に
 強い力が加わることで、歯のつけ
 根部分のエナメル質が剥がれてし
 まう

・歯周病や歯周病の治療により、歯
 ぐきが下がり象牙質が剥き出しの
 状態になる

・飲食物に含まれる酸によってエナ
 メル質が溶かされ、酸蝕歯になる

・加齢により少しづつ歯ぐきが下が
 ってしまい、象牙質が剥き出しの
 状態になる

平田さん2


【対処法】

・やわらかい歯ブラシに換えたり、
 磨く力を弱くする

・食後すぐはお口の中が酸性なので
 、30分程時間をあけてから歯磨
 きをする

・知覚過敏用の歯みがき粉を使う

・寝ている間に歯ぎしりをする場合
 は、ナイトガードをはめる

・炭酸飲料や酸っぱい飲食物を長時
 間や頻繁に摂取しない


【治療法】

症状が軽い場合には、まずしみる箇所にお薬を塗って様子をみます。
1回でしみなくなることもありますが、数回で効くこともあります。

かなり歯ぐきが下がっていたり、象牙質が深くすり減ってしまっている場合やひどくしみる時は、白いプラスチックをすり減った部分に詰めます。

お薬を塗ったり、詰め物をすることで、ほとんどの症状は改善されますが、もしそれでも良くならない場合や痛みがひどくなる場合は、歯髄を取ってしまいます。

歯髄を取ると痛みは改善されますが、歯が弱くなり、歯の寿命が短くなってしまいますので、歯の歯髄は出来るだけ取りたくないですね。

早い段階だとお薬を塗るだけで改善されるので、出来るだけ早目に受診されて下さい。

あとは普段から、あなたに最適な歯ブラシを使って、正しいブラッシング法を身につけて実行してほしいと思います。

ブラッシングが良くないとプラークが付着したままになってしまい、細菌が出す酸によって歯の表面が溶かされて、知覚過敏症が起きやすくなりますし、むし歯や歯周病にもなりやすくなります。

何か自覚症状が出る前に定期検診を受けて、お口の中のチェックとクリーニングしていきませんか?

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.10.14更新

こんにちは。院長の今村です。

昨年の11月から受講していたセミナーが終了しました。大村メッソッドという1年間を通してのセミナーで講師の方は下関市ご開業の大村先生です。毎月第二土曜の午後は休診としたためみなさまにご迷惑をお掛けしました。

とても人気のあるセミナーで受講するのに2,3年待つこともあります。僕は運よくキャンセル待ちですぐに受講することができました。

受講生の先生たちも九州だけではなく大阪や四国の方からもはるばる来られます。セミナーの内容は歯周外科、咬合、矯正と多岐にわたって充実しています。毎回、大村先生のケースを見せて頂きますが驚きと感動で一杯です。

実際の患者さんのライブ診療も見せて頂きましたが、「上手いっ!」の一言です。

セミナーで多くのことを学びましたが、先生からは歯科治療に対する情熱も教えて頂きました。メッソッド

左が大村先生、右の方は技工士の木村先生です。お二方は日本でもトップクラスの仕事をされています。

プロッフェショナルの中のプロの方たちに教えて頂き楽しい一年間でした。

僕もお二方のような仕事ができるように精進していきたいと思います。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2019.10.04更新

 

こんにちは!スタッフの田中です(o^-^o)
味覚の秋を迎え、みなさまはいかがお過ごしですか。
先日スーパーへ行くと、イチジクや桃、栗が並んでいて、もう秋なんだなと改めて思いました。この時期は本当に食べ物がおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまいますね( ノД`)

日中はまだ暑さが続いてますが、朝晩はめっきり冷えてきました。
ずっと暑かったので、いきなり寒くなると体調管理が難しい!
朝起きるたびに喉が痛いような・・・、歳を重ねるたびに、実感します(笑)

さて今回は、ハロウィーンも近いのでお菓子に因んで「歯医者さんが作ったチョコレート」と「ポスカFガム」のお話をしますね。
以前にも紹介したのですが、一般的なお菓子と大きく違うのは
虫歯にならない!
しかも虫歯予防になる!!という点、。

tanaka

この2つのお菓子の甘味料には「キシリトール」が使われています。
キシリトールは砂糖と同じくらい甘いのに、虫歯の原因となる“酸”を作りません。
しかもその甘みで唾液が出やすくなり、お口の中も中和されます。
キシリトールのガムやタブレットの形で一定期間以上お口の中に入れると歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を硬くします。
さらに、虫歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きも持っています。
また、カロリーも低く体内へ吸収されるのが遅いので、血糖値の急上昇などを抑えてくれて糖尿病にも効果があるともいわれています。
その他に骨の密度を高め、骨粗しょう症を改善させたり、急性中耳炎を防ぐ効果もあるともいわれています。

「ポスカFガム」は、唾液に溶けやすい「水溶性のカルシウム」なのですばやく中性に近づけます。
つまり、ポスカFガムを習慣的に噛んでいれば「唾液に溶けたカルシウム」が効率的に歯にとどき、初期虫歯を修復する効果があります。
健康な歯と同じ構造を持った結晶が復元する、再結晶化(再石灰化よりさらに修復効果がある)が世界初で実証。
「リカルデント」も同じような効果がありますが、こちらの方がより効果が高いです。
※ここでいう「初期虫歯」とは、歯の表面に穴があく一歩手前の状態です。

tanaka

お菓子を食べて虫歯予防できるなんて、小さなお子様には特におススメです☆
もちろん、大人の方もにも!!
ガムは、食前に食べるとダイエット効果があるとか?
虫歯予防のためには、食後すぐに食べてもらうのが1番なのですが(笑)
いまむら歯科クリニックでお取り扱いしていますので、気になる方はスタッフまで(o^‐^o)

投稿者: いまむら歯科クリニック

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