こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
毎日が慌ただしく過ぎていき、気付けば今年も残すところあと4日となりました。
毎年この時期はやる事が多過ぎて体も心も疲れてしまいますね。
私はそんな時、好きな音楽を聴いたり、意識して体を動かしたりしてリフレッシュしています。
それから食事のバランスにはいつも気をつけるようにしているのですが、疲れが溜まるとついつい甘いおやつを食べ過ぎてしまうので、回数を減らそうと思いつつまだ実行できていません。
皆さんはどうやって気持ちを切り替えていますか?
さて今回は代用甘味料についてお話しさせていただきます。
代用甘味料って何か知っていますか?
代用甘味料とは、スクロース(砂糖)の替わりに用いる甘味物質の総称です。
糖尿病でも安心して食べられる高血糖を生じない甘味料や肥満対策に用いる低カロリーのダイエット用甘味料、むし歯の原因にならない甘味料などがあります。
むし歯予防では間食の回数や時間を減らすことが重要ですが、代用甘味料を使用した食品を選ぶことも大切です。
代用甘味料は体内で消化吸収できないという特徴があるため栄養にはなりません。
そのため、多量に摂取するとお腹がゆるくなる場合があります。
又、熱を加えると甘みを感じにくくなったり、砂糖と比べると値段が高くなることから、普段の食事に取り入れることは難しいかもしれませんが、間食には適していると言えます。
間食がむし歯発生の大きな要因になっていることが多いので、代用甘味料の使用はむし歯予防に大きな効果を発揮できると思います。
むし歯予防に効果がある代用甘味料は大きく2つに分けられます。
1)糖質系(糖アルコール)
キシリトール、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール、マルチトール、還元水飴、還元パラチノースなど
・主にガム、キャンディ、タブレット、チョコレート、菓子、飲料、食品に使用されています
。
・一度に多量に摂取するとお腹がゆるむことがあります。
・砂糖に比べて甘味がすくないので、足りない甘味を補う必要があります。
2)非糖質系
アスパルテーム、ステビア、アセスルファムカリウムなど
・主に食品添加物、ダイエット食品、清涼飲料、菓子、漬物、佃煮に使用されています。
・砂糖に比べて数百倍の甘味があるので、少ない量ですみます。
アスパルテームは500倍、ステビアは300倍、アセスルファムカリウムは200倍の甘味があります。
例えばキシリトールは砂糖と同じ位の甘さがありますが、カロリーは砂糖よりも低いので一番注目されている代用甘味料です。
ただキシリトール自体がむし歯の原因になることはありませんが、キシリトール入り・キシリトール配合などの表示には注意が必要です。
キシリトールを使用していても、同時に砂糖などを使用しているものはむし歯の原因になりますので、市販のものを購入する際は原材料名をよく確かめてから買うようにしてください。
キシリトールが50%以上、できれば100%使われているものを選びましょう。
不安な人は歯医者で売っているものなら安心ですね。
いまむら歯科クリニックでもキシリトール100%のガムとチョコレートを販売していますので気になる人はお気軽にお声かけください。