院内ブログ

2024.09.15更新

「歯の着色汚れ」について

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックのスタッフの和田です。

 

よく患者様からの質問で、歯の着色汚れってどうしてクリーニングで取っても取っても毎回着くの?とか、どうしたら歯の着色汚れは付かなくなるの?予防方法はないんですか?など聞かれます。なのでまず、原因を知っていただこうかと思います。

それでは今回は、「歯の着色汚れ」についてご説明しますね。

和田さん

歯の着色汚れの要因には大きく2つに分かれます。歯の表面のエナメル質に着色の色素がついてしまう"外因性着色"のもの。よくテレビのCMでも聞く"ステイン"のことです。あとは、なんらかの原因により歯の内側に色がついてしまって歯の表面のエナメル質から透けて見えてしまう"内因性着色"のものとで分かれます。

"外因性着色"による歯の着色原因には、いくつかの原因があります。
①食生活による着色
②喫煙(タバコ)による着色
③ケア(正しい歯磨き)が出来ていない
④口呼吸をしている
⑤詰め物による着色

①食生活による着色
食生活の中で普段から何も気にせずに、飲食されているかとおもいます。その中でも着色しやすい代表的な物をご紹介しますね。

*コーヒー・紅茶・お茶系
コーヒー・紅茶・お茶などには、ポリフェノールの一種でもあるタンニンが含まれています。そのタンニンは、歯の表面に付着しやすく着色してしまいます。コーヒー・紅茶・お茶など飲み終わったカップの内側を見るとカップの内側に薄っすら茶色っぽく着色していますよね。歯の表面もカップと同様に、毎日常に摂取している事が多いいと色が付着して茶色っぽく着色してしまいます。

*ワイン
赤ワイン白ワイン特に、赤ワインは、一般的に酸性が強いと言われています。そのため、赤ワインを口に含んでしまうと歯の表面のエナメル質が溶けてしまって、赤ワインのポリフェノールの一種のアントシアニンと呼ばれる色素成分が歯の表面に付着しやすく着色してしまいます。

*カレー
カレーの中に入っているスパイスや野菜に含まれているカロテノイドと呼ばれている天然の色素成分により歯の表面に付着して、着色してしまいます、そして、ワイン同様にカレーも、酸性のためカレーを食べてしまうと歯の表面をとかしてしまい着色しやすいのです。

*レモンなど柑橘系
レモンや柑橘系も酸性の食べ物になります。そのため、歯の表面のエナメル質を溶かしてしまってレモン・柑橘系のではなく、他の色素を付着しやすくしてしまい着色させてしまいます。

②喫煙(タバコ)による着色
タバコを喫煙される方は特に着色が、ガッツリ付着されているかと思います。タバコの煙にはタール(ヤニ)・ニコチンといわれる色素成分が含まれています。そしてタバコも酸性成分があるため歯の表面をとかしてしまいます。ヤニは、黒色でネバネバしているのでタバコの煙を吸うことにより、歯の表面に付着しやすくヤニの色素付着が定着しやすいんです。あと、歯の表面だけではなくて歯茎への色素沈着をもしてしまい歯茎が黒ずんでしまう原因にもなります。


③ケア(正しい歯磨き)が出来ていない
毎食後、歯磨きをしない・していたとしても正しい歯磨きが出来ていないと、お口の中に細菌の塊の歯垢(プラーク)ができてしまいます。
歯垢(プラーク)が蓄積されて固まってしまうと歯石に変わります。歯石は、ザラザラ凸凹しているため色素が付着しやすく着色もしやすくなります。そして、お口の中に虫歯菌が多くいるとその虫歯菌がお口の中の糖分をエサとして摂取して酸(毒素)を発生させます。その酸(毒素)により歯の表面を溶かしてしまい着色も付きやすくしてしまいます。

④口呼吸をしている
口呼吸をしてしまう方は、お口の中が常に乾燥されていて唾液の分泌量が非常に少ないと思います。唾液には、お口の中を潤すだけではなくて、お口の中の汚れを洗い流してくれる役割が有ります。汚れを洗い流してくれる唾液が不足してしまうと汚れが蓄積して色素が付着しやすい環境を作り出してしまいます。

⑤詰め物による着色
保険診療による、コンポジットレジンと呼ばれる白いプラスチック素材の詰め物は、経過とともに少しずつ劣化していき少しずつ黄色く変色してしまう事があります。また、境目などには多少の段差があるため色素も付着しやすく着色汚れがつきやすい原因にもなります。

着色汚れは時間がたてば立つほどさらに色素が蓄積してしまい色が濃くなってきてしまい目立ちやすくなります。なので、次回は、これらを含めて予防方法をご説明していこうと思います。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2024.09.01更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックスタッフの、大石です!

9月に入りますが、先日の台風は大丈夫でしたでしょうか??
当院は安全面から休診をさせていただきました。
今後も新しい台風には注意していきたいですね。

院内での掲示や、インスタグラムでお知らせしていた【ホワイトニングキャンペーン】ですが、
8月末をもちまして終了させていただきました!
当院の名物企画となりつつあるホワイトニングキャンペーンですが、本当にお得です!
今回は見送った方も、是非次回のキャンペーンでホワイトニングを体験してみてくださいね。
ご予約お待ちしてます。
開催が決まり次第、掲示物やインスタグラムなどで告知させていただきます!

さて、今回は【しみる】という症状についてお話させていただこうと思います。
この時期、アイスやキンキンに冷えた飲み物を飲む機会が多いかと思います。
お口に含んだ瞬間、キーンと歯がしみることはありませんか?
実はこれ、【知覚過敏】かもしれません。

知覚過敏とは、虫歯ではないのに歯がしみることです。
本来あるはずのエナメル質が、なんらかの影響で剥がれ(欠けて)、中の【象牙質】と呼ばれる層がむき出しになってしまうとしみやすくなります。
象牙質は無数の小さな穴が空いていて、冷たい物や風(空気)がこの穴を伝って神経を刺激してしまいます。
これが、【歯がしみる】ということです。

エナメル質が剥がれる原因はいくつかあります。
●強い噛み合わせの影響で、エナメル質が欠けてしまう(くさび状欠損)
●長年、強いブラッシング圧で歯を磨いている
●酸っぱい食べ物を頻繁に食べる、嘔吐することがよくある
●歯周病などが原因で、歯茎が下がってしまっている
などなど、物理的にエナメル質が剥がれていたり、溶けてしまったりすることでしみやすくなります。

日常でできる改善策としては、知覚過敏用の歯磨き粉を使っていただくのが1番です。
さまざまなメーカーから、知覚過敏予防の歯磨き粉が販売されています。
当院でも取り扱っていますので、気になる方はスタッフにお申し出ください。

大石

しみている場所に、コーティング作用のあるしみどめのお薬を塗ることもあります。
施術前にご説明していますが、1回で効果が出ることもあれば、数回塗って効果が出ることもありますので、経過を診ていく必要があります。

あまりにもエナメル質が剥がれて、欠けている場合にはレジンで埋める処置を行います。
(処置を行なっても改善されない・日常生活に支障が出るほど症状が酷い場合は歯の神経を取り除くこともあります。)

今回は知覚過敏を取り上げさせていただきましたが、虫歯の進行が原因でしみることもあります。
風邪っぽい症状が出たら内科を受診するように、
お口に違和感が出たら早めに歯医者を受診しましょうね!
特に異常が無ければラッキーですし万が一、虫歯など異常が見つかれば早期治療に入ることができます。
定期的に歯医者を受診して、健康なお口を保ちませんか??

投稿者: いまむら歯科クリニック

  • 院内ブログ
  • 当院の症例集
  • 料金について