こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
明日から10月だというのにまだまだ夏服が手放せませんね。
暑さでそろそろ心身共に疲れてきた頃なのでしっかり栄養と睡眠を取りながら体調管理していきたいと思います。
本当に秋は来るのでしょうか?
さて皆さんはどのくらいで歯ブラシ交換していますか?
実は歯ブラシ交換時期の目安は1ヶ月に一度が良いといわれています。
これは1日3回歯磨きをした場合、約1ヶ月で毛先が開いてくるためです。
毛先が開いてしまった歯ブラシでいくら頑張って歯磨きしても、清掃効率が下がってしまい適切に汚れを除去することができないばかりか、歯や歯ぐきを傷つけてしまうことさえあります。
毛先が開いた状態というのは毛先がヘッドの部分からはみ出しているかどうかで確認できます。
歯ブラシを正しく使えていれば大体1ヶ月程で毛先が開いてきますし、逆に言うと1ヶ月程で毛先が少し開く位の力加減で歯磨きできていれば歯ブラシを正しく使えていることになります。
もし1ヶ月もたずにすぐ毛先が開いてしまう方は歯ブラシの使い方が間違っている可能性がありますので毎日の歯磨きタイムに歯ブラシの毛先チェックを取り入れてみてください。
歯科で確認してもらうのもおすすめです。
すぐに毛先が開いてしまう方の特徴は力の入れ過ぎです。
歯ブラシをギュッと握り締めていませんか?
力を入れてゴシゴシ磨いていませんか?
この磨き方を続けていると歯ぐきが下がる、歯が削れてしまう、冷たいものや熱いものがしみるようになる、歯ぐきが痛くなる、歯ぐきから出血するなどの症状が出てきます。
歯や歯ぐきのためにも毛先が開いてしまった歯ブラシは使わないようにしましょう。
また毛先が開いた歯ブラシは一生懸命磨いているにもかかわらずプラークが残りやすくなってしまいます。
これは新品の歯ブラシではプラーク除去率が100%ですが、毛先が少し開いた状態になると約80%に下がり、かなり開いた状態になると約60%にまで下がってしまうからです。
これだとせっかく磨いても結果的に磨けていないので虫歯や歯周病になりやすくなってしまいますよね。
歯ブラシは毛先が開ききる前に交換するようにしてください。
一般的には1〜3ヶ月で歯ブラシを交換する方が一番多いそうです。
そういえば当院でも毎月歯のクリーニングに来られる度に必ず歯ブラシを1本買って帰られる方や3ヶ月毎のクリーニングに来られた際に3本まとめて買われる方がいらっしゃいます。
大変意識が高くて素晴らしいなと感心していますが、歯医者に行ったついでに歯ブラシを買う習慣はとてもいいことですよね。
クリーニングでお口の中を綺麗にしてもらって、新しい歯ブラシを買って帰り、古い歯ブラシと交換することをルーティンにすれば、うっかり買い忘れることも、ついつい交換し忘れることも防げると思います。
歯ブラシを1ヶ月毎に交換した方がいい理由がもう一つあります。
それは衛生的に良くないという理由からです。
歯ブラシはプラークという細菌の塊を毎日数回擦り取っています。
いくら毎回しっかり水洗いして乾燥していたとしても細菌、雑菌の繁殖は防げません。
特に数ヶ月使用した歯ブラシには驚くほどの菌が繁殖しているそうです。(数億以上)
歯磨きで口腔内を綺麗にするつもりが、逆に細菌だらけにしていると思うとゾッとしますよね。
たとえ見た目が綺麗だとしても目に見えない細菌が沢山潜んでいますので、古くなった歯ブラシはすぐに新しいものと交換して常に清潔な歯ブラシを使用するように気をつけてください。
歯ブラシを長く使い続けてもデメリットしかありません。
毛先が開いたらすぐに、開いていなくても1ヶ月を目安に交換するようにしましょう。
それより前に頻繁に交換しても勿論問題ありません。
新しい歯ブラシはよりプラークを効果的に除去することができたり、衛生面でも安心して使用できると思います。
私は毎月1日に新しい歯ブラシと交換していますが忘れにくいのでおすすめですよ。
個人的には衛生面のことを考えて月に2回にしてみようかと考え中です。