院内ブログ

2024.12.22更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。

前回に引き続き、今回も舌のお話をさせていただきたいと思います。
その中でも舌が正しい位置に置かれていないことによるデメリットを中心にお伝えできればと思っています。

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前回お伝えしたように私自身一年程前からずっと気になっていたにもかかわらず放置していたために舌が痛くなったり歯が欠けたりしてしまい、慌てて改善しようと決めてもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。
その後どうなったのかといいますと実はまだ改善されていません。
毎日意識して努力はしているのですが、気がつけば舌の位置が下がっていたり、舌を噛んでいたり、歯を押していたりといった感じです。
ただ気がついたら正しい位置に戻すということをずっと繰り返しているので、いずれ改善されると信じて努力を続けていこうと思っています。
何か変化があればまたいつかみなさんにお伝えさせていただきますね。

では舌が正しい位置に置かれていないことで起こるデメリットについてお伝えしていきます。

まず舌の筋力が低下して口が開いた状態になりやすくなります。
それによって口呼吸になったり唾液の分泌量が減ったりします。
唾液は口腔内の環境を守ってくれているため、唾液の量が減ることでむし歯や歯周病になりやすくなったり口臭の原因になったりします。
さらに口呼吸はウィルスや細菌が体内に直接入り込みやすくなるため風邪などの感染症のリスクが高まってしまいます。

また舌が歯を押す力は意外と強いため、歯並びが悪くなったり歯列矯正が思うように進まなかったり矯正後の後戻りの原因になることがあります。

滑舌や発音にも影響することがあります。
特に上顎に舌をつける発音がし難くなります。

咀嚼がしづらくなったり、音を立てて食べたり、飲み込む時に咽せやすくなったりします。

舌は顔周りの筋力と繋がっているので、顔の歪みやたるみ、二重あご、ほうれい線などの原因になります。

他にはいびきや睡眠時無呼吸症候群を起こしやすくなります。
舌の位置が下がったままだと気道を塞ぐ原因になってしまうためです。
睡眠時無呼吸症候群の人は何度も目が覚めることで、慢性的な睡眠不足になったり、高血圧や動脈硬化からの心筋梗塞を引き起こす場合もあるため命の危険さえあります。

これだけでも一日でも早く改善した方がいいのは明らかですよね。
改善されれば鼻呼吸になって、唾液の分泌量が増えて、むし歯、歯周病、口臭のリスクが減って、病気になりにくくなって、歯並びや発音が良くなって、食事がしやすくなって、顔のバランスが整い引き締まって、睡眠不足も解消できるので舌の位置一つで全身の健康にも繋がっていきます。
すぐには効果が出なくても、長い目で見て努力を続けていこうと決心しました。
あいうべ体操や舌回しも舌の筋力を鍛える運動になるので、取り入れてみようと思っています。

それでは皆さん楽しいクリスマスをお過ごしください♪

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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