院内ブログ

2019.12.26更新

こんにちは、院長の今村です。今年もあとわずかとなりました。
毎日しっかりと歯みがきをしていても完璧にむし歯や歯周病を予防することはできません。どうしても歯ブラシが届かない場所にプラークがたまり、むし歯や歯周病になってしまいます。そうならないように当院では患者様に定期的なメンテナスをお勧めしています。当院の診療理念のひとつに「患者様が健康で快適な毎日を送って頂けるようにお口の健康をサポートいたします」とあります。当院ではみなさまの歯が悪くならないように、歯を失うことがないように、歯を抜かなくてもいいようにすることが私たちの使命です。
そのため月一度院内研修を行っています。患者様にむし歯、歯周病、予防の大切さ、またお口の健康の大切さを理解していただくために、私たちスタッフもしっかりと勉強し理解を深めています。12月の研修内容はバイオフィルムについて勉強しました。

院内研修


今回はバイオフィルムについてご説明します。
むし歯・歯周病はバイオフィルム感染症です。徐々に進行しなかなか治りにくいタイプの感染症では、細菌が増殖するときに作り出すフィルム状のもの(バイオフィルム)が病気の発症やその後の進行と深く関係しています。プラークもバイオフィルムでありむし歯・歯周病はバイオフィルムによる感染症です。
バイオフィルムの特徴
・細菌自身が作り出す粘着性の強いフィルム状の物質
・細菌をその中に包み込んで外敵をシャットアウトします
・水に溶けません
・この中で細菌はさらに増殖します
むし歯菌とバイオフィルム
むし歯の原因菌は、砂糖を栄養源としてネバネバした物質をつくり、歯面に付着して次第に厚い膜(バイオフィルム)になります。そして、むし歯菌はこの中で増殖しながら酸をつくります。膜の内側は強い酸性になり、歯のエナメル質の脱灰が進みます。これがむし歯です。
歯周病とバイオフィルム
歯面についたプラークは歯周ポケットを広げながら奥に入り込み、この中で空気を嫌う歯周病細菌が増殖し、強い毒素を出して周りの歯肉を破壊します。歯周ポケットの中のバイオフィルムはセルフケアができないため、歯の表面のものより厄介です。

歯の表面にバイオフィルムができるまで18時間以上かかります。プラークは簡単に落とせるうちにブラッシングやPMTCで除去しておきましょう。

忘年会

先日は忘年会を行いました。スタッフのみなさまお疲れ様でした。

当院ではフレッシュな若手からベテランまでの衛生士6名、やさしい歯科助手4名の計10名でみなさまのお口の健康をサポートいたします。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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