院内ブログ

2021.10.16更新

 

こんにちは!八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの田中です。
味覚の秋を迎えました。
みなさま、いかがお過ごしですか。

8月の雨の影響で、野菜や果物の価格が高騰していますね。
大きさも以前より小ぶりになっているのに、値段は倍に・・・。
スーパーでもあまりの高値で、ばら売りされているのをよく見かけます。
「食欲の秋」にこれはつらいですね。

しかし「食欲の秋」とはいえ、健康な歯や歯肉でないと美味しく食べることはできません。
いくら素材が良くても、噛むと痛い、しみるなどの症状があると食べる意欲を失います。
健康で生きる上でも「美味しく食す」というのはとても重要で、心の栄養にも繋がります。

タナカ

では健康な歯や歯肉とはどんな状態なのか説明していきます。
永久歯(大人の歯)は親知らずを除いて28本あります。
20本以上あればほとんどのものがおいしく食べれるといわれています。
では、歯を失う原因をみていきましょう。
  1位 歯周病
  2位 虫歯
  3位 破折
となってます。
多くの方が1番の原因は虫歯だと思っていて、虫歯になったことがないから大丈夫、虫歯がないから歯科にも行かない、子供のころしか診てもらってないという方が多いのです。
不思議と、虫歯になったことがないといわれる方は歯周病がかなり進んでいる人が多いように思います。

この「歯周病」というのは歯肉の病気です。
歯周病菌という細菌が繁殖して起こります。
歯を支えているのは歯肉ではなく、その中にある歯槽骨という骨によって支えられています。歯周病はこの骨を溶かす病気です。骨が溶けてしまうと歯を支えている部分が少なくなり、歯はぐらつきいずれは抜け落ちてしまいます。
また、一度溶けてしまった骨は戻ることはないので現状維持していくことが大切です。

では現状維持するにはどうすればよいのでしょうか?
お口の中には細菌が300~700種類いるといわれています。
歯を良く磨く人でも1000~2000億個、ほとんど磨かない人では1兆個もいるそうです。
歯周病菌も菌ですから、まず菌を減らすことが大切です!

菌を減らすには毎日の歯磨きが重要ですが、歯垢(歯の表面についているねばねばしたもの)が残っていると2日ほどで歯石(石のように硬くなる)になってしまいます。
歯垢1gに1000億個の細菌が詰まっているといわれ、歯の表面を溶かし虫歯も作ります。
歯石になってしまうと歯磨きでは取れないので、そのままにしていると歯周病がどんどん進行してしまいます。なので歯科で特殊な器具を使って取ることが必要です。
また歯石は一度取っても3ヶ月くらいで元の状態に戻るといわれています。
汚れの付いてくる周期に合わせて汚れを落とすことで、お口の中を清潔に保てますし、
もし虫歯ができていれば早期発見早期治療で、早い段階で治療することができます。
いまむら歯科クリニックでは「予防」に力を入れていて、3ヶ月に1回の定期検診を
おススメしています。
10年後20年後に、20本上の歯を残せるように定期検診を受けましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2021.10.10更新


こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの今村です。
10月になりましたが暑い日が続きます。当院は2007年以来10月10日で開業14年目を迎えることとなりました。これもひとえに皆様のご支援とご厚誼のおかげです。
開業当初まだ小さな赤ちゃんだった患者さんが大きく立派に成長している姿や、ご高齢者の方で開業当初からお元気に来院される姿を見るとうれしく思います。
またこの14年間で当院の周辺もコンビニができたり、空き地だったところに家が建ったりと様変わりし、月日の経過を実感します。
これからも初心忘るべからずの気持ちでスタッフ一同精進して参りたいと思います。
レーザー                           

 9月にエルビウムヤグレーザーを導入しました
エルビウムヤグレーザーは歯科治療の新しい方法として注目されているレーザーです。
歯周病の治療、むし歯の治療に使用します。エルビウムヤグレーザーは治りが早く痛みの少ない治療が可能となります。従来の歯科治療に加えステップアップした治療を行うことができます。
最新の機器の設備投資を行い皆様により良い医療を提供いたします。

                                                 院長 今村英之

投稿者: いまむら歯科クリニック

2021.10.04更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。

最近患者さんと話をしていてよく質問されるのが親知らずについてのことです。
親知らずが気になっている、悩んでいるという人はたくさんいると思います。

親知らずとは大人の歯の中で一番後ろに位置する歯のことで智歯とも呼ばれていますが、第三大臼歯が正式名称です。

何故親知らずと呼ばれているのか知っていますか?

永久歯は大体15歳前後で生え揃いますが、親知らずが生える時期は20歳前後と遅く、親に知られることなく生えてくることから親知らずと言われているそうです。

親知らずは最も多い人で上・下・左・右1本づつ、全部で4本ありますが、元々1本も無い人や数が少ない人など個人差があります。

親知らずの生え方にも個人差があって、他の歯と同じ様に真っ直ぐ生える場合と、斜めや横に生える場合、中に埋まったまま生えてこない場合があります。

次に親知らずの生え方によって起こる問題点について説明します。

【真っ直ぐ生えている】

基本的にきれいに生え揃っていて、ちゃんと噛めているのであれば問題は無いですが、親知らずは1番奥に生えているのできちんと歯磨きができていないことが多いです。

プラークが付いたままだとむし歯や歯周病になってしまいます。

むし歯の場合、1番奥まで治療のための器具や機械が届きにくいため治療できないことがあったり、治療ができても上手く歯磨きができなければ再びむし歯になってしまいます。

歯周病の場合も同じ様にプラークが原因で、歯ぐきの腫れや出血、歯がグラグラするなどの症状が出てきます。

【斜めや横に生えている】

oyasirazu

親知らずが手前の歯を押す様な形で斜めや横に向いている場合です。

頭の部分が一部だけ歯ぐきから出ているために細菌が溜まりやすく、何度も歯ぐきの腫れや痛みを繰り返すことがあります。
 
治療法としては消毒と投薬になります。
一旦はこれで腫れと痛みは治りますが、また細菌が溜まると同じことを繰り返してしまいます。

更に親知らずだけで無く、手前の歯の根や骨を溶かしてしまうこともあります。

磨きにくいため、親知らずと手前の歯がむし歯になりやすくなります。

手前の歯を守るために、親知らずを抜歯した方がいい場合があります。

抜歯する場合は、歯ぐきを切開したり、骨を削ったりすることがあります。
抜歯後数日、頬が腫れることがあります。

【埋まっている】

oyasirazu

見た目には親知らずが生えていないのですが、レントゲンを撮ると中に埋まっていて驚いた人がいると思います。

この場合、特に何も症状が無く、問題も無ければ、そのまま様子を見て大丈夫なことがほとんどです。

よく、親知らずは絶対に抜かないといけませんか?
と質問されるのですが、そんなことはありません。

真っ直ぐ生えていて、噛むのに役立っていたら、抜くのは勿体ないと思います。
更に、ブリッジや入れ歯を入れるときに、親知らずが役に立つこともあります。

親知らずを残すためには、きちんと磨けているかも重要になってきます。
ハンドルやネックが長く、ヘッドが小さな歯ブラシやタフトブラシを使って磨いてください。

1人1人のお口の中の状態によっても違うので、メリットとデメリットについて歯医者で十分相談して抜歯するかどうか判断して下さいね。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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