院内ブログ

2019.06.03更新

 


こんにちは、スタッフの平田です。

早いものでもう6月になりました。
今年も半分終わろうとしています。
6月といえば…私がまず思い浮かべるのが梅雨です。
ジメジメしてスッキリしない天気が続くので、洗濯物がカラッと乾かないし、何だか体調までスッキリしないような気がします。
それからこの時期怖いのが食中毒ですよね?
普段から気を付けてはいるのですが
梅雨の時期は特に神経質になります。
実は若い頃食中毒になった事があって、夜中に救急車で運ばれ2週間入院しました。
とてつもなく辛かったので、それからはいつも気を付けるようにしています。
皆さんも食中毒にはくれぐれも御注意下さい。

さて、突然ですが6月4日は何の日でしょう?
そう、「むし歯予防デー」ですね。
「蒸しパンの日」と答えた方、本当は正解なんですけど、すみません。
今回は「むし歯予防デー」でお願いします。
それから6月4日〜10日までの1週間は「歯と口の健康週間」となっています。
歯と口の健康に関する正しい知識を持ち、歯科疾患の予防や早期発見・早期治療の徹底により、歯の寿命を延ばすことを目的とし、歯の大切さを呼びかけていく期間となっていますので、早速私も皆さんに歯の大切さを呼びかけたいと思います。
どうぞお付き合い下さい。

平田さん

歯を失う原因は主に2つあるのですが、それは(むし歯)と(歯周病)だということは御存知ですか?
歯の健康を保つためには、この(むし歯)と(歯周病)の対策がとても大切になってきます。
丁寧な歯磨きはもちろんのこと、生活習慣や食習慣も関わってくるのです。
そこで今回は子どもから大人まで、誰でもなりうる(むし歯)について、次回は全身の病気とも関わっている(歯周病)についてと、2回に分けてお話しさせていただきますので宜しくお願いします。

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〈むし歯の人の割合〉

まず、むし歯になっている人はどのくらいいると思いますか?
実は成人の約95パーセント以上の人が、一度はむし歯になったことがあるといわれています。
あまりにも多くてビックリしますよね?
何故こんなに多いのでしょうか?
色々な原因が考えられますので後で紹介していきます。
まずは歯の構造から説明させていただきますね。


〈歯の構造〉

歯はゆで卵と同じように3層構造になっています。
1番外側のエナメル質は、体の中で最も固く、ゆで卵の殻の部分と同じように鎧の役目をしています。
その内側に柔らかい象牙質があり、その中に神経があります。
むし歯がこの3層構造のどこまで進行したかによってステージが分かれ治療方法が異なります。


〈むし歯発症のメカニズム〉

私たちのお口の中には、むし歯菌や歯周病菌などをはじめとする多くの細菌が住んでいます。
お口の中のむし歯菌が、私たちが食べる食物の中の糖分を摂取して酸を出します。
この酸が、歯の表面を溶かしてむし歯が発症します。


〈むし歯になる原因と予防法〉

むし歯は「歯の質」「細菌」「食習慣」「時間」の4つの要素が重なり合ってはじめて発生するといわれています。
逆に言うと4つの要素が揃わなければむし歯にならないということになります。

「歯の質の要素」
    ・歯の質が弱い
    ・歯並びが悪い 
    ・唾液の量が少ない等
        ⬇
※フッ素を活用して歯の質を強化し、むし歯になりにくい丈夫な歯をつくる等


「細菌の要素」 
    ・プラークが多い
    ・むし歯菌が多い
    ・細菌の活動が活発等
        ⬇
※プラークコントロールに力を入れて口内環境を整える等
(歯磨きとPMTCの両方が大切)


「食習慣の要素」
    ・不規則な生活
    ・糖分の多い食生活
    ・ダラダラ食べる等
        ⬇
※糖分の摂取量に注意したり、なるべく決まった時間に食事をする等


「時間の要素」 
    ・常に他の3つの要素が揃
     っている状態
    ・ダラダラ食べる等
        ⬇
※ダラダラ食べを減らして、なるべく口内が酸にさらされる時間を短くする等


これらがむし歯になる原因である4つの要素の、それぞれ条件と予防法の一部です。
自分の生活に合った方法で出来ることから対策・予防をしていきませんか?

それから、今すでにむし歯がある人は、放置したままにするとむし歯が進行したり、隣の歯までむし歯になってしまうことがあります。
決して自然に良くなることはありませんのでなるべく早目に治療されることをオススメします。
そしてむし歯の治療が全て終わった後は、今後むし歯にならないように予防していきましょう。

平田さん

いまむら歯科クリニックでは予防歯科に力を入れています。
皆さんが快適な生活を送れるよう私たちがお口の健康をサポートしていきます。
わからないことがありましたらどんなことでもご相談下さい。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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