院内ブログ

2025.05.18更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
今回は歯ぎしりについてお話させて頂きます。
寝ているときに気づかずにしている歯ぎしりは、歯や歯周組織にダメージを与えるだけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがあります。ストレスやかみ合わせが原因であるといわれています。
歯ぎしりの種類は大きく分けて3種類あります。ギリギリと横に歯をこすり合わせるグライディング、グーっと噛みしめるクレンチング、カチカチと打ちつけるタッピングです。グライディングタイプが最も多いといわれ、夜中の睡眠時に起こりますが、日中にクレンチングやタッピングをしてしまう人もいます。

歯ぎしり歯ぎしり歯ぎしり
歯ぎしりは通常噛む力の数倍から10数倍に相当するといわれています。このような過度な力が持続的に加わると、歯がすり減ったり、歯の破折や、修復物の脱落の原因になります。さらに長時間持続すると歯周組織にダメージを与えたり、顎の関節に負担がかかり顎関節症を引き起こしてしまいます。
歯ぎしりの治療法
①スプリント療法
②咬合調整
③自己暗示法
④精神安定
⑤ストレスの緩和

治療を受ける際は…
歯ぎしりの治療は以上の方法があげられます。ストレスなどの患者様自身がもつ心理状態や、悪習慣、かみ合わせの不調和などといった原因をつきとめ解決することが大切となってきます。そのため患者様自身がもつ心理的背景を歯科医師に伝えることが治療を効率よく進めるためには大切です。

習慣的に歯ぎしりをしている人は治療によって歯ぎしりを治すことは困難です。ただ歯ぎしりによって歯が摩耗してきたり、歯周組織に負担がかかり歯がぐらぐらしてきたりする場合は対症療法として睡眠時にナイトガードというマウスピースの一種を装着します。
睡眠中におこる歯ぎしり。音が大きく周囲に迷惑をかけてしまうだけではなく、ひどい場合は歯が折れたり、すり減ったり、歯周病を悪化させたり、顎関節症を引き起こしたりします。


歯ぎしりは自覚していない人もいます。睡眠時にしかしない人は、周囲の人に指摘されない限り分からないことがあります。歯ぎしりの判定は自覚の有無、歯のすり減りかた、起床時に顎の筋肉の疲労感などを調べます。歯ぎしりは若い世代に多くみられ、成人では5~10%、小児10~25%を占めます。高齢者は5%程度です。
歯ぎしりをしていると…
歯ぎしりをしていると歯が折れる、すり減る、ひびが入る、被せ物詰め物がよく外れるといった症状がおこります。また歯に過度な力が加わると、歯を支えている骨が減って歯周病が悪化してしまいます。また顎に負担がかかり顎の周囲の筋肉や、顎の関節(顎関節)が痛む顎関節症を引き起こし食事や会話に支障がでることがあります。
歯ぎしりの原因
明確な原因はまだわかっていないというのが現状です。
睡眠の質の悪さや精神的なストレス、遺伝などといわれています。かみ合わせの悪さも原因と以前はいわれていましたが、かみ合わせが正常な方でも起こることが判明し、直接の原因ではないと考えられるようになってきました。これまでの研究では歯ぎしりをする人の睡眠の深さと歯ぎしりの活動を調べてみたら、深い眠りから覚醒にむかう時間帯に顎の筋肉が活発になり、歯ぎしりをしている人が多いことが分かっています。
歯ぎしりの治療法について
歯ぎしりを完全に止める治療法は、今のところありません。一般的に行われている治療法はマウスピースです。マウスピースを睡眠時にお口の中に装着することで、歯や顎へのダメージを防ぐことができます。マウスピースによる治療は保険適用されています。
生活のストレスを減らしよく眠れるように工夫することです。日中に歯ぎしりをしている人はそのことを自覚して、歯ぎしりをしないようにi意識することが必要です。
周囲から歯ぎしりを指摘されたり、自覚しているようであれば一度歯科医院を受診してみてください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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