院内ブログ

2020.01.13更新

 


こんにちは。
2020年最初のスタッフブログは平田が担当させていただきます。
今年も宜しくお願い致します。

毎年いまむら歯科クリニックでは、〈今年の漢字〉一文字を先生とスタッフそれぞれで考えます。

因みに、私の今年の漢字は【前】にしました。
その理由は「後ろは振り向かず前だけを見て一歩一歩前進したい」「どんな時でも前向きな思考と行動をしたい」という思いからこの漢字に決めました。

しかし何故か周りからは不評で、(今でも十分ポジティブなのにこれ以上前向きになってどうするん?)とか(前につっ走るのは得意なんだからちょっとは後ろも振り向いた方が良くない?)など、散々な言われようだったのですが、周りから見た私ってそうなんだなと改めて考えさせられた〈今年の漢字〉の一件でした。

先生とスタッフ全員の〈今年の漢字〉を『いまむら歯科通信・冬号』に掲載しています。
受付でお配りしていますので、こちらも読んでいただけると嬉しいです。

さて、突然ですが、虫歯や歯周病の次に多いお口の中の病気は何だと思いますか?
それは酸蝕歯と言われるものなのですが、聞いた事がないという方もいらっしゃると思います。

酸蝕歯は普段の食生活で食べ物、飲み物に含まれる酸により歯の表面が溶かされる事で起こります。

食事中はお口の中が酸性になりますが、通常は食後30分程で元の中性の状態に戻ります。
ですが、だらだら飲食をしていると中性の状態に戻れず、ずっと酸性の状態が続いてしまい、酸蝕歯になりやすくなります。

因みに、歯の表面のエナメル質はPH 5.5 以下で溶け始めますので、酸性度の高い飲食物は注意しないといけません。

では、酸性度の高い飲食物にはどんな物があるかというと

•黒酢などの酢飲料

•コーラなどの炭酸飲料

•スポーツ飲料

•レモン、オレンジ、りんご、いち
 ごなどの果物やジュース類

•ワイン、梅酒、日本酒、ビールな
 どのアルコール類

•ドレッシング

•梅干し

その他にも沢山ありますが、全ての中で PH 1.0〜2.0と非常に酸性度が高いのは、胃液だそうです。

胃が悪い方は、胃酸の逆流で酸蝕歯になりやすいそうですよ。

では、酸蝕歯になるとどんな変化があるのでしょうか。

エナメル質が薄くなることで、内側の象牙質の色(黄色)が見えやすくなったり、歯の先端が透けて見えたり、エナメル質が溶けて歯の先端が丸くなったりします。
また、エナメル質がすり減った歯は、ツヤが無くなりくすんで見えます。
さらに内側の象牙質が露出し、知覚過敏の症状を引き起こします。

実は私も酸蝕歯なのですが、普段から気を付けていることがいくつかありますので、良かったら参考にされてみて下さい。

•酸性の飲食物の摂取回数を減らす

•酸性の物は続けて沢山摂取しない

•酸性の物を口にした後は、水やお
 茶を飲んだり、口をすすぐ

•だらだら食べたり飲んだりしない

•酸性の飲み物は口の中に溜めない
 ストローを使って直接喉に送る

•食後はポスカFガムを噛んで素早
 くお口の中の酸を中和させる

•食後すぐに歯磨きをしない
 30分以上経ってから磨く

•歯磨きは軽い力で磨く
 強く擦らない
 軟らかい歯ブラシを使う

•歯質を強化するフッ素配合の歯磨
 剤を使う

エナメル質は一度失ってしまうと元には戻せません。
酸蝕歯を予防して強くてキレイな歯を守りましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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