院内ブログ

2021.01.24更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
今回のブログは皆さんが毎日使っている歯ブラシについてお話ししていきます。

まず歯磨きの目的はお口の中を清掃することですよね。
歯ブラシは歯の表面に付着したプラークや食べカスを効率的に取り除けるように設計されています。
プラークは生きた細菌の塊でむし歯や歯周病の原因になりますので歯磨きでこのプラークをしっかり取り除くことが大切です。
特に歯と歯の間、歯と歯茎の境目、噛み合わせの面はプラークがつきやすいので注意して磨くようにして下さい。
また食事をしてから時間が経ち過ぎるとプラークが落ちにくくなりますので食後20〜30分を目安に歯磨きするといいですよ。
ではどんな歯ブラシがあるのか説明していきますのでよければ参考にしてみて下さい。

haburasi

【歯ブラシの種類】
様々な種類のものがありますので顎の大きさ、歯の大きさ、歯並び、年齢によっても使い分けが必要です。

1 仕上げ磨き用
保護者等が子供の歯を磨いてあげるのに適した歯ブラシでコンパクトなヘッドと長めのハンドルが特徴です。

2 乳歯列期用
ヘッドは小さく毛も短くなっていて乳歯に適しています。
子供が握りやすい太めのハンドルです。

3 混合歯列期用
乳歯用よりも少し大きめのヘッドと少し長めのネックで生えかわり期の歯並びでも磨きやすいように工夫されています。

4 永久歯列期用
中学生以上の永久歯が生え揃った歯並びに適しています。
毛のかたさ、ヘッドの大きさ、ネックの長さ、ハンドルの形状は様々なものがあります。
口の大きさ、歯の大きさ、歯並び、歯茎の状態等に合わせて自分に合う歯ブラシを選びます。

5 矯正治療用
矯正装置の周りを清掃しやすいように工夫されていて毛が2列のものや真中の毛が短くなっているものや逆に真中の毛が長くなっているもの等変わった形状をしています。

6 部分清掃用
タフトブラシと言って歯と歯の間、歯と歯茎の境目、親知らず等の1番奥の歯、矯正装置の周り等、普通の歯ブラシでは届きにくい部分を磨くための小さな歯ブラシです。

7 義歯用
総義歯や部分義歯を洗う時に使う歯ブラシです。
毛がやわらかいので傷が入りやすい入れ歯も安心してお手入れ出来ます。

8 電動歯ブラシ
電動式、音波式、超音波式があります。
それぞれ振動回数が異なり使用感も全く違います。
正しく使用すれば短時間で歯がツルツルになりスッキリ磨けます。
普通の歯ブラシではどうしても上手く磨けない方におすすめです。

【毛先の形状】
大きく分けてラウンドカットとテーパードの2種類があります。

(ラウンドカット)
歯茎を傷付けないように毛先が丸め加工されています。
1番オーソドックスなタイプでプラークをしっかり除去できるのでむし歯予防に適しています。

(テーパード)
毛先が細くなっていて歯周ポケットの中まで磨けるので歯周病予防に効果があります。
テーパードよりも更に毛先が細くなっている先端極細加工のものはより歯周ポケットの深いところまで入り込んでプラークを除去できます。

【毛先のかたさ】
ふつう、やわらかめ、かための3種類があります。
メーカーによってはやややわらか、超やわらかなども販売しています。

〈ふつう〉一般的なかたさで効率よくプラークを除去できます。
健康な歯と歯茎の方に向いています。

〈やわらかめ〉歯と歯茎へのあたりがやさしいので歯茎が弱っていたり出血している時でも安心して使用出来ます。
プラークの除去率はふつうのかたさのものよりも低くなってしまいますので丁寧に磨く必要があります。

〈かため〉1番プラーク除去率が高いのですが歯や歯茎を傷付けることもありますので歯ブラシのあて方、動かし方に注意が必要です。

歯ブラシは毎日使うものなので自分に合った使い心地の良いものを是非使ってほしいと思います。
参考にしていただけると嬉しいです。

では長くなりますので続きは次回のブログに書きますね。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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