院内ブログ

2022.04.16更新

こんにちは。
八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックの竹内です。
4月になりあっという間に桜も散り我が息子(三男坊)が中学一年生になりました。
用意するものがたくさんあり、久々にバタバタしました。新しい環境に慣れながらコロナ対策も忘れずに過ごしましょう。

さて、今回は新学期という事で歯科検診を受ける機会があると思うので、歯科検診の内容や虫歯の事についてお話ししていきます。

まず歯科検診ですが、学校の校医の歯医者の先生が来られて虫歯の有無や、噛み合わせ、歯並びなどをチェックします。
その時に、C0.C2などの言葉をよく聞くと思います。その言葉を詳しく説明していきます。
Cの意味はcariesカリエスの頭文字です。
その後の0〜4の数字はカリエスの進行度です。
読み方は、シーオーや、シーツーです。

竹内

C0は、初期の虫歯です。歯の表面に穴はあいておらず白斑や白濁といった症状だけ認められる段階です。なので、治療せずにフッ素を塗って歯の再石灰化をはかったり、経過観察をしていきます。

C1は、歯の表面のエナメル質が溶けた浅く穴ができた状態です。C0と同じでほとんど痛みが無いですがカリエスを取り除く為に歯を削るひつようがあります。削った部分にコンポジットレジンという白いプラスチックのつめもに光を当てて固めてうめる治療をします。

C2は、この状態になると、冷たいものがしみたり、虫歯の穴に食べ物が詰まると痛みが出たりします。カリエスが象牙質にまで達している大きさの虫歯のです。
治療法としては、C1と同じで小さい場合は、コンポジットレジンで修復しますが、虫歯が中程度の大きさになってしまうと型採りが必要になります。材質は、金属かセラミックになります。
入れる物で金額が代わってきます。

C3は、神経まで進行した虫歯で大きく穴が開き、激しい痛みを伴う為ほとんどの人が虫歯だと気っきます。この段階は、詰め物、被せ物をする前に根管治療が必要になります。根管治療後に土台を作成して、被せ物の型採りをしていきます。根管治療に時間がかかる場合があります。

C4は、歯の根の虫歯で歯肉から見える部分は、ほとんど壊れて、歯の根っこだけが残った状態です。歯の神経が死んでいると痛みは感じませんが、炎症はさらに顎の骨にも進行することもあり 歯の根っこの先に膿が溜まり膿を取り除き治療するか、歯を抜いてしまうかになります。
歯を抜いてしまうと、隣在歯を削ってブリッジやインプラント、抜いた所だけの義歯などの治療が必要になります。
なので、虫歯は小さいうちに治療すると痛みも少なく費用も少ない期間も短くてすみます。
歯科検診などで紙をもらった際はお近くの歯医者に行ってみて下さい。歯並びや噛み合わせも、一度歯医者で相談してみると良いと思います。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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