院内ブログ

2022.05.14更新

 

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの大石です。
ゴールデンウィーク、あっという間に終わってしまいましたね…。
今年は比較的お天気も良く、お出かけされた方も多いのではないでしょうか?
私も楽しく過ごせて、思い出がまたひとつ増えました!
まだまだ、新型コロナには注意が必要ですが、徐々に元の暮らしに戻っていければと思っています。

さて、今回は抜髄処置についてお話したいと思います。
抜髄とは歯の神経を取ることです。以前お話した感染根管治療とは違い、生きている神経を取ります。
虫歯が大きくなり、神経のお部屋に達してしまった場合、神経が炎症を起こします。
炎症を起こしてしまった神経は、麻酔をして取り除かなければなりません。

それでは、抜髄の手順をご説明します。
まず、虫歯になっている歯に局所麻酔をします。
削る機械で、神経のお部屋の入り口を開けていきます。
入り口が開いたら、ファイルやリーマー(細い針のような器具)で少しずつ拡大しながら神経を取っていきます。
ここで使用するファイルとは掻き出す動きを、リーマーは回転させる動きで道具を使い分けています。
また、前歯は根が長い為、通常よりも少し長い物を使うこともあります。
神経を取った後はお薬を詰め、仮の蓋をしてこの日の処置は終了します。

抜髄

ところでこの抜髄、1回の来院では終わらない処置だという事をご存知でしょうか??
その日の治療で神経を取る事は出来ても、神経のお部屋の消毒には数回の通院と期間が必要になります。
(個人差があります)
また、全ての歯の根が真っ直ぐに伸びているとは限らず、カーブしている物もありますので、処置が難しく時間を要することもあります。
また、神経を取った歯はとても弱く、必ず消毒を行わないと感染しやすい状態となっています。
感染して酷い場合は「抜歯」となることも十分ありますので、継続して通院することが大切です。
「歯医者は時間・期間がかかる」と思われがちですが、時間をかけていかなければ完治しない虫歯もあります。

抜髄が終わり、数回の消毒を終えた後は、土台を立てたり被せ物を入れたりと、感染根管治療とほぼ同じ手順になります。

同じ虫歯でも、1回の治療で終わるものとそうでないものがあります。
1番は「虫歯にならない」という事ですが、やむなく虫歯になってしまった時は、「完治」を目標に通院していただきたいと思います。

最近定期検診やクリーニングに行けていない方、お口の中で気になる事がある方、是非ご来院ください!
また、当院では3ヶ月毎のクリーニングをおすすめしています!

投稿者: いまむら歯科クリニック

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