院内ブログ

2023.02.05更新

 


こんにちは。八幡西区のいまむら歯科クリニック、スタッフの和田です。

2月突入しましたねっ。2月3日は、節分の日でしたね。節分といえば、豆まきをする!と言うイメージが定着してますよね。
節分の日は、季節の変わり目"立春"の前日に行われる行事です。昔は、春が新年の始まりで節分の日を大晦日のように考えられていたそうです。昔は、"季節の変わり目には邪気(鬼)が入りやすい"と考えられていて、神様が訪れる時に、一緒に鬼などの悪さをするものもついてくると思われていたそうです。鬼は、邪気や形の見えない災難、災害、病、飢などの人間の想像力を越えた恐ろしい出来事を全部鬼の仕業と考えられた人間の想像した物なんだそうです。そのため、神様だけを迎え入れて、悪しき鬼、邪悪なものを追い出すために行われたのが豆まきが始まりと言うんだそうです。

鬼を追い払う為に撒くのは"炒った大豆"ですよね。大豆は、五穀の一つで穀霊が宿るとされていたそうです。それで、豆を炒ることが、魔目(鬼の目)を射る。鬼の目を目掛けて豆を投げる事で、魔滅(魔が滅する)ため、炒った大豆を使って鬼を払うとなったそうです。

鬼を追い払う事も終わり、春をお迎えました。これから良いことがあればいいですね。

さて、今回は、歯石を除去をした後の症状についてご説明しますね。

wada

まず歯石は、歯ブラシで除去する事ができません。歯医者さんで専用の器具を使用して除去する事が出来ます。
歯石を除去した後よくある症状がいくつかあるかと思います。

①歯のグラつき
・重度の歯周病の人などは、歯石により歯を支えているはずの顎の骨が溶けて、歯がグラグラしてしまっているかと思います。しかし、歯自体が自立するのも難しい状態でも大量の歯石が歯と歯にベッタリ付着して歯を繋げて、結果的にグラつきを一時的に支えている状態があります。でもその状態は良くありません。歯周病の原因は、歯石です。歯石除去をしっかり行う事が治療です。その後グラつきがひどくなってしまって、やむを得ず歯を抜かなくなってしまっても、それは、歯石を除去したからが原因ではありません。本来の状態なのです。歯石を除去したとこからが本来の最適な口腔内環境を整える治療が進められるのです。


②歯がしみる
・歯がしみる原因は、歯の表面のエナメル質部分ではなくて、その下の象牙質部分が露出してしまって起こる"知覚過敏"が原因です。歯石が、歯に付着しているため本来象牙質が露出しているにも関らず、歯石がまるで象牙質の表面を覆ってコーティングしているような状態でしみないことがあります。でも、しっかり歯石を除去する事で表面の歯石がなくなり、象牙質が露出した状態になって、一時的ににしみる様なことがあります。ですが、しばらく日が経つと歯茎が引き締まってしみなくなり落ち着いてきますのでご心配なく。もし、しみが続くようならしみ止め剤を塗ってコーティングする事もできます。また受付には、しみ止めの歯磨き粉も置いてあります。

③舌で触ると前歯の裏がザラザラする
④すきっ歯感がある
・歯石が最も付着しやすい部位は、下の前歯の裏側です。毎日しっかり磨いていても少しずつ歯石が蓄積していくため、歯石が歯と歯の間に埋められた状態でもその状態になれてしまい舌で触ると何も違和感のない状態になってしまいます。ですが、歯石を除去する事で、今まで何の違和感がなかった歯の裏側が歯と歯の間に隙間が出来てしまい舌で触るとザラザラした感触を感じてしまうのです。ですがこれもまた、本来の健康な口腔内環境なのです。どうしても、歯石を除去したすぐ後は、気になって舌で触ってしまいますが気になるのもだいたい一週間ほどたてば慣れてきますのでご心配なく。 

⑤口臭がなくなる

・口臭を起こしてしまう原因として、プラーク(細菌)や食べカスなどの腐敗物や、歯石表面の細菌の働きで出ている歯周ポケット内部からの悪い毒素出血、膿などです。それらから発生した硫化水素・アンモニアなどの強い臭いなのです。歯石を除去するとともに、一緒に歯の表面周囲のプラークなど、歯と歯の間に残ってしまった食べカスなども取り除きます。歯石を除去する事で歯茎の炎症が無くなれば歯周病の嫌な口臭も改善されるかと思います。

歯石を一度除去したからといって、二度と付かない訳ではありません。毎日の正しいブラッシングを行って頂き、なおかつ大体、1ヶ月〜3ヶ月程で歯石が付いてきますので、定期的に歯石除去をし健康的な口腔内環境を維持する必要があります。
是非、定期的検診を続けて来て下さいね。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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