院内ブログ

2023.06.10更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの竹内です。
コロナも、5類に下がりマスクなしの生活が戻りつつありますがまだ、手洗いうがいを忘れずに。

今回は、唾液についてお話しします。
朝起きて、口の中がカピカピになっている事ありませんか?口呼吸が原因なことが多いのですが、口の中がカピカピということは、歯についてるプラークの水分もなくなるので、朝歯磨きしても、かなり取りづらくなります。

まず、唾液がどこから出るかと言うと耳下腺、顎下腺、舌下腺の左右3対といくつかの小唾液腺から分泌されてます。
唾液は、健康な成人で1日1 ℓ〜1.5ℓ分泌されると言われています。しかし個人差も多く、季節、年齢、性別、身体状況、服用薬剤などで変わります。
唾液が減ってしまうと、嚥下障害、咀嚼障害、発音障害、味覚障害などがおこります。さらに、口腔乾燥や唾液分泌低下により自浄作用が低下すると、口腔内に、食物残渣なでが、たまり、う蝕や歯周病が非常に発症しやすくなります。粘膜保護作用も低下してしまうので粘膜の障害、義歯の不適合、舌苔の増加、味覚異常、嚥下障害などもおきりやすくなります。
なので、唾液が多いにこしたことはないのです。
唾液にもでんぷん(炭水化物)を分解するβアミラーゼという成分があります。唾液でお米やパンなどの炭水化物を消化しておき、胃腸の負担を軽くするのです。硬い歯から口内の柔らかい粘膜を守るのが、唾液。潤滑油の役割を果たし、歯がこすれて粘膜表面に傷がつかないようにしたり、歯の表面や舌の上などについた食べカスを洗い流しています。唾液には抗菌作用があります。代表的な成分はリゾチームやラクトフェリン。これら殺菌・抗菌作用のお陰で、口から体内へ細菌が侵入しにくくなっています。
ほんとに良いことだらけです。
耳下腺、顎下腺、舌下腺をマッサージする方法

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あいうべ体操、

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あいうべ体操のやり方は、次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます。
あごが痛くなったりした場合は、回数を減らしたりしましょう。

薄い昆布茶うがい

昆布茶の旨み成分が唾液分泌効果は、20分以上持続するそうです。市販の昆布茶の場合は、指定の3倍に薄め30秒ほど口に含みその後は飲んでも吐き出しても大丈夫です。1日10回2週間ほどで効果がでるそうです。試してみてはいかがですか。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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