院内ブログ

2023.10.30更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
前回は口内炎になる原因についてお話しさせていただきましたがいかがだったでしょうか。
私は食べ過ぎが原因で口内炎になってしまったのですが、ほとんどの方が一度は口内炎になって痛い思いをしたことがあるのではないかと思います。
そんな身近なお口の中の病気である口内炎について今回も引き続きお話しをさせていただこうと思います。
前回も少し触れましたが、口内炎の種類について更に詳しく説明させていただきますね。
口内炎はどれも同じだと思っていませんでしたか?

口内炎

【口内炎の種類】

〈アフタ性口内炎〉
直径5ミリ程の円形又は楕円形の白っぽい潰瘍で、その周りは赤く腫れています。
最も一般的な口内炎でほとんどの場合一週間位で治りますが、その間固いもの、熱いもの、辛いものを食べた時に強い痛みを伴うため、栄養や水分が不足して症状が悪化することもあります。
免疫力が低下している時に起こりやすくなります。

〈カタル性口内炎〉
頬の内側や舌を誤って噛んでしまった時や、火傷をした時、矯正装置があたったり、入れ歯の不具合などによる外的刺激が原因で粘膜に傷が付くことにより口内炎になります。
細菌が繁殖して炎症を起こしたり、びらん・潰瘍などができて強い痛みを伴うことがあります。

〈カンジダ性口内炎〉
お口の中に棲むカビ(真菌)の一種であるカンジダ菌が原因で口内炎ができます。
入れ歯の下の歯肉が赤くただれて痛みが出たり、舌全体が白い板状の苔のようなものに覆われたりします。
頬の内側や唇の裏側など口内全体のあらゆる場所に白くてやわらかい苔状の斑点ができることもあります。

〈ヘルペス性口内炎〉
高熱が数日続いた後、舌や唇の裏の粘膜に多数の小さな水疱ができることがあります。
単純ヘルペスウィルス・水痘帯状ヘルペス・A群コクサッキーウィルスなどが原因で起こります。

〈アレルギー性口内炎〉
特定の食べ物、薬物、金属などが刺激となってアレルギー反応を起こします。

〈ニコチン性口内炎〉
喫煙の習慣が原因で起こります。

【予防と対策】

まずはお口の中を清潔に保つように心がけましょう。
お口の中が不衛生だと感染を引き起こしやすくなってしまいます。
正しい歯磨きはできていますか?
殺菌作用のあるうがい薬を使っていただくのも効果的ですね。
歯科で定期的にクリーニングを受けていただくと、いつもお口の中を清潔に保てるので更に安心できますよ。

お口の乾燥を防ぐことも大切なので、こまめに水分を摂ったり飴やガム(砂糖不使用でキシリトールでできたもの)などで唾液を分泌させてお口の中を潤すようにしましょう。

疲労、ストレス、生活習慣の乱れ、栄養不足、睡眠不足、免疫力の低下などが当てはまる方は少しづつでも改善できるといいですね。

ただ2週間以上症状が続いたり、何度も繰り返しできる時や段々と悪化している場合は一度医療機関を受診されてください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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