院内ブログ

2026.01.29更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は、「唾液とドライマウス」についてのお話しをさせていただきます。

だ液

だ液は、全身の流れる血液でできています。お口の中には、いくつかのだ液腺があり、そこに集まった血液がだ液腺でろ過されて、口腔内に分泌されます。美味しいものやすっぱい食べ物を見ると頬が痛くなるのは、だ液腺に血液が集まるからです。だ液には、粘膜についたよごれを洗い流し、抗菌・殺菌作用でお口の中を清潔に保ち、歯や粘膜を保護したりする酵素がたくさん含まれています。インフルエンザ菌やコロナ(COVID―19)がお口の中に入って来た時に、免疫グロブリンが戦ってやっつけてくれます。また、だ液と食べ物をよく混ぜ合わせて食べると血糖値の上昇を遅らせるとともに、インシュリンと同じ働きをする酵素も含まれているので、糖尿病の予防や治療に非常に有効です。

だ液の働き
1. お口の中を清潔に保つ(自浄作用)
食べかすや細菌を洗い流し、むし歯や歯周病、口臭の予防を助けます。
2. むし歯を防ぐ
だ液に含まれるカルシウムやリンが、酸で溶けた歯を修復します。
3. 酸を中和する
食べ物や飲み物で酸性になったお口の中を中性に戻す働きがあり、歯が溶けるのを防ぎます。
4. 消化を助ける
だ液にはアミラーゼという酵素が含まれており、でんぷんを分解して消化を助ける役割があります。
5. 飲み込み・発音を助ける
食べ物をまとめて飲み込みやすくし、会話をスムーズにする潤滑油のような働きもします。

だ液の成分は、約99.5%は水分です。残りの0.5%が私たちに有益な物質がたくさん含まれているのです。1日に分泌されるだ液の量は、健康な成人でおよそペットボトル1.5リットル1本分にあたります。かなりの量が分泌されています。少ない人はその半分以下で、噛む回数によって大きく左右されるのです。一口のものを、だいたい20回噛むのが目安です。ちょっと意識するだけで、噛む回数を自然と増やすことができます。

次にドライマウスについてお話しします。
ドライマウスは「口腔感染症」ともいい、だ液の分泌が減って口が渇く病気です。若者からご高齢の方まで、幅広い年齢で見受けられます。
まず、こちらをチェックしてみてください。
□だ液がでない
□お口が乾燥している
□お口がネバネバしている
□食べ物がうまく飲み込めない
□舌がピリピリする
□口内炎ができやすい
□口角炎ができやすい
□口臭が気になる
□虫歯、歯周病が増えた
□入れ歯があわない
□口で息をする 
これらは、ドライマウスの症状の1つと考えられています。いくつあてはまりましたか?
原因には、
・ストレス
・加齢
・糖尿病や高血圧などの生活習慣病
・口呼吸(鼻づまり、鼻炎など)
・喫煙
・お薬の副作用(花粉症の薬、アレルギーの薬、睡眠薬など)
これらが進行すると、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
口の中の細菌が肺に入って起こる誤嚥性肺炎や口腔カンジダ症などに、なることも考えられます。
ドライマウスを防ぐには、
・口を閉じる習慣を身につける(意識的に口を閉じたり、睡眠時には口閉じテープを使うなど)
・かみごたえのある食材を選ぶ(ゴボウ、れんこん、芋などの根菜類。大豆、インゲンなどの豆類。こんにゃく、ごま、ひじきなど)
・食材を大きく切る
・こまめに水分補給をとる
・ストレス解消をする
・ガムをかむ(キシリトールが含まれているものが虫歯予防にも期待できます)
最後に、だ液の分泌促す「あいうべ体操」をご紹介します。
①「あー」のお口でのどのおくが見えるくらい大きく口を開ける。
②「いー」のお口で前歯が見えるくらい口を横に広げる。
③「うー」のお口でくちびるを前につき出す。
④「べー」のお口で舌先があごにつくくらい舌を下に出す。
※①~④をゆっくり、10回繰り返す
口や舌をよく動かすと耳下腺や舌下腺を刺激し、だ液がたくさん出てきます。
むし歯や歯周病にならないためにも、ゆっくりよく噛んで、だ液の分泌を増やし口腔内環境をよくしていきましょう!

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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