院内ブログ

2025.03.31更新

 

こんにちは!八幡西区にある歯医者「いまむら歯科クリニック」スタッフの田中です。
春の陽気が心地良いこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は「矯正治療」についてのお話です。
矯正治療とは、歯や顎の骨に力を加えてゆっくりと歯を移動させ歯列を矯正し、正しく機能的なかみ合わせにする治療のことです。
一概に歯並びが悪いといっても、出っ歯や受け口、八重歯、開咬など様々です。
また、柔らかい食べ物が増えて咀嚼をあまりしなくても食事ができるので、顎の発達が不十分になります。その結果、顎が小さくなり歯の並ぶスペースが不足してガタガタに生えてしまうことが多いのです。

田中

見た目以外にも影響があります。
歯が重なっていたり、ガタガタに生えていると磨き残しが増えて、虫歯になりやすい。
歯周病が進行しやすい。
歯の寿命が短くなる。
かみ合わせが悪いので、歯や顎、胃腸にも負担がかかる。
発音や滑舌が悪い。
頭痛や肩こりの原因になる。
口元にコンプレックスがあり、人前で笑えないなどです。

永久歯は乳歯の1.3~1.5倍の大きさになります。
なので、乳歯の時点ですでに隙間なく歯が並んで生えている場合は、永久歯に生え変わると並ぶスペースがなくガタガタになる可能性が高いです。
乳歯の時はすきっ歯の状態が理想なのです。

矯正治療を始める時期としては、7歳~12歳頃に始める事が多いようです。
この時期は顎の骨がまだ成長過程にあるので、正しく顎を成長させたり、生え変わりを利用して抜歯せずに歯を並べられたりと、大人と比べて痛みも少なく理想的な歯並びになります。
大人の場合は、すでに顎の成長は止まっています。
なので並べるスペースを作るのに抜歯をして治療を行うことがほとんどですが、いくつになっても手遅れというわけではではありません。
重度の歯周病や虫歯がある方は難しいかもしれませんが、歯の健康や見た目も良くなるので最近では大人になってから治療される方が増えてきています。

治療後のメリットは、歯がキレイに並ぶのでお手入れがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減ります。
かみ合わせが良くなり、しっかり噛めるようになるので胃腸の負担が減ります。
口元がスッキリとして顔全体のバランスが整います。
エラが目立たなくなり、小顔効果が期待できます。
コンプレックスがを解消し、自然と笑顔が増えます。

デメリットとしては、自費治療になるので経済的な負担があります。
治療中は装置を歯に装着するので、食べ物が挟まったり、見た目が気になります。
治療期間が1年~3年くらいかかります。
スペースを作るための抜歯が必要な場合があります。
歯を動かすときの痛みがあります。
歯肉退縮や歯根吸収のリスクがあります。

メリットとデメリットをよく考えてから治療されてください。
成長に合わせた治療が可能ですが、早ければ早い方がいいというわけでもありません。
歯並びには個人差がありますので、成長後の適正な歯並びやかみ合わせ、将来的な顎の成長を予測しながら、その人に合った治療法、治療時期を決める事が大切です。

いまむら歯科クリニックでは、矯正専門医が月2~3回来院し治療を行っています。
自分に合った治療法、期間、金額など知りたい方は、無料相談(要予約)をご利用ください。

私は20代で矯正治療を行いました。
今は50歳(笑)
長い人生の中の1年~3年なんて、あっという間ですよ。
今でも治療をして良かったと思っています!
コンプレックスのある口元を気にせずに人前で自然に笑顔が出せるので、気持ちも明るくなった気がします。
自然と笑顔も増えて、自信がもてますよ♪

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.26更新


こんにちは。八幡西区にある歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は抜歯を受ける際の注意事項をアドバイスしたいと思います。

bassi
抜歯を受ける際、もし体調が悪ければ無理をせず延期しましょう。持病の無い方でも当日気分が悪い、体調が悪い場合は遠慮せずにご連絡をください。無理をして治療を行うとさらに気分が悪くなったり貧血を起こしてしまい重篤なことになりかねません。
また食事は抜かずにご来院ください。抜歯後はすぐに食事ができませんので食事を抜くことはやめましょう。
持病の薬はいつものように服用してご来院ください。特に血液サラサラの薬「血が止まりにくいのは嫌だな」「以前歯を抜いた時は主治医から数日前に辞めるように言われたから今回も辞めておこう」とご自身の判断で抗血栓薬を中断するのは危険です。
抜歯するタイミングとして、休診日の前日や週末の抜歯は極力避けましょう。翌日にもし痛みが出た場合、出血が続く場合、大きく腫れた場合このようなトラブルに病院が開いていないと対応することができません。また夕方遅くの閉院間際の時間帯の抜歯もできればやめましょう。抜歯した後になかなか血が止まらない等のトラブルに対応することができません。

続いて抜歯をした後の注意事項です。当日の食事は麻酔がある程度切れてからしましょう。麻酔が効いたままだと頬粘膜や唇を噛んでしまいます。また熱い物で火傷する危険性もあります。麻酔がある程度切れ、感覚が戻ってきたら反対側で食べましょう。また刺激物や飲酒は当日は控えましょう。
抜歯をした後出血をする場合、丸めたガーゼやティッシュペーパーを丸め10分程度しっかり噛んで止血します。当日は唾液に血が滲むようなことがあります。過度にうがいをしすぎると、出血は止まらず治りも悪くなってしまいます。ドクドクと出血する場合は歯科医院に連絡をして止血処置を受けましょう。
抜歯をした後、麻酔は2時間ほどで切れます。痛むときは処方された痛み止めを飲みましょう。歯科でよく処方されているロキソニン60㎎の場合、1回2錠まで服用可能です。服用したら6時間あけましょう。細菌感染を起こさないように抗生剤も処方されると思います。出された分はすべて飲みましょう。
歯を抜いた当日の歯磨きは、抜いたところは避けてするようにしましょう。うがいは過度にせず、水を含む程度にしましょう。入浴はあまり血行が良くなると、出血の恐れがあるため長風呂は控えましょう。
腫れて痛みがあるときは氷や保冷剤で過度に冷やすのではなく、冷水を絞ったタオル等で冷やしましょう。あまり低温で冷やし過ぎると血液の循環が悪くなり、治りが悪くなることもあります。
抜歯をした歯ぐきはしばらくの間穴があいて、陥没している状態が続きます。通常に治癒した場合、3~4週間もすれば落ち着いてきます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.16更新

 

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。

今回は定期検診でのクリーニングの際に使用しているエアフローという機器についてお話しさせていただきます。
みなさんはエアフローをご存知ですか?
いまむら歯科クリニックでは定期検診の時に受けていただけるクリーニングメニューの一つになります。

エアフロー

特徴としては非常に細かい微粒子パウダーをジェット噴射で歯面などに吹きつけてお口の中の汚れを綺麗にするもので、主に歯磨きでは落とせないバイオフィルム(細菌の塊)を効果的に落とすことができるようになっています。

バイオフィルムは歯の表面や歯周ポケット内に形成されています。
ヌルヌルとした強固な細菌の膜で覆われているので抗菌剤でも浸透しにくいと言われています。
バイオフィルムが付いたままにしてしまうと虫歯や歯周病を引き起こしたり、気がつかない間にどんどん進行して歯を失う原因になってしまいます。
また歯周病は循環器や呼吸器系疾患、糖尿病などのリスクを高めるため、このバイオフィルムを機械的に破壊して取り除く必要があります。

〈エアフローのメリット〉

エアフローのメリットはたくさんありますが、まず歯や歯ぐきを傷付けずに優しくクリーニングできるところが最大の魅力だと思います。
先程もお伝えしましたが非常に細かい微粒子パウダーを吹きつけてクリーニングを行うので歯に直接機械をあてることなく、こびりついたバイオフィルムも一掃することができます。

天然歯は勿論、詰め物や被せ物、ブリッジの下やインプラント周囲、矯正装置周囲、歯周ポケットの中などあらゆる部位のクリーニングが行えます。
普段の歯磨きでは届きにくい歯と歯の間や歯並びが悪い部位にも細かいパウダーが行き届き効果的に汚れを取り除いてくれるので、歯や歯ぐきに優しくダメージを与えません。

次に歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を取り除く事ができます。
一生懸命歯磨きしていても普段何気に食べている色の濃い食べ物や飲み物(カレー、赤ワイン、コーヒーなど)やタバコ、薬等が原因で歯の色がくすんだりヤニが付きやすい方がいらっしゃると思います。

歯を白くする歯磨剤を使ってもそれほど効果が得られなかったり、長い期間使い続けて少しづつ効果が現れる物も多いのではないでしょうか。
勿論使い続けていただけると効果は感じられると思いますので、ご自宅でのセルフケアではそういった歯磨剤を使用されるといいと思います。

1番のおすすめは一度着色汚れを歯科医院で綺麗に取り除いてもらってから、その後ご自宅でホワイトニング用の歯磨剤を使用していただくといった順番が良いかと思います。
この方法をお勧めした患者さんから着色が気にならなくなってきたと喜んでいただけたので、着色でお困りの方は是非試してみてはいかがでしょうか。
エアフローならバイオフィルムと一緒に着色も綺麗にする事ができて一石二鳥ですよ。

次に痛みが無く快適という事です。
歯に直接機械をあてないので痛みを伴いません。
逆にスッキリして気持ちがいいと喜んでいただけています。
ただ稀に舌や歯ぐきにあたった粒子で多少チクチクと感じたり、知覚過敏でお困りの方の中には刺激を感じるという方もいらっしゃいますので、何か心配な事がありましたら遠慮なくご相談ください。

〈まとめ〉

エアフローを行った後は歯の表面がツルツルになりスッキリします。
一回でも効果はありますが定期的に続ける事でバイオフィルムや着色の再付着を予防し虫歯や歯周病などのリスクを低減できます。
歯の健康を維持するためには毎日のセルフケアに加えて定期的なプロケアを受ける事が大切です。
基本的には3ヶ月に一度のペースでクリーニングを受けていただけると歯の健康維持に効果的だと思います。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.10更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
健康で長生きするということは「寝たきりにならずに暮らしたい」ということだと思います。日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳と報告されています。
高齢になり寝たきりになるリスクとお口に残っている歯の本数の関係の研究では、「歯の本数が10本未満の人は寝たきりになるリスクが15倍になる」と言われています。歯を残すために欠かせないのは日頃から丁寧なお口のケアと、歯科医院での定期検診です。

歯ブラシ

歯科医院で正しい歯磨きも方法を教えてもらったことはありますか。
歯磨きは意外と奥が深く難しいものです。人によって歯並びはさまざまです。また顎のサイズ、歯並び、歯の大きさ、歯の重なり具合も違います。また歯ブラシを持つ利き手、手先の器用さ、磨く時の癖力の入れ具合も人によって異なっています。
利き手側の歯の頬側には磨き残しが多かったり、奥歯の裏側に歯ブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯や歯茎を痛めてしまっていることもあります。
スポーツに正しいフォームがあるように歯磨きにもそれぞれに合った適切なフォームで磨くことが大切です。歯科医院でお口を見てもらって歯科衛生士さんから、適切な歯磨きの指導を受けましょう。一度指導を受けて終わるのではなく、定期的に見てもらい磨き残しが出来ていないのか、歯茎を痛めてないのかチェックしてもらうことが大切です。
また、歯磨きと同じくらい重要なのが歯と歯の間のお掃除です。私たちが日常患者さんのお口の中を見ていて、一見すると虫歯はないようですがよく見ると歯と歯の間に虫歯があることがあります。毎日のケアに、フロスや歯間ブラシを使用していますか?
誤った使いかたをすると歯や歯茎を痛めてしまいます。歯磨きの仕方と同じようにこちらも適切な使いかたを歯科衛生士さんに指導してもらい定期的なチェックを受けましょう。
お口の健康を維持して行くには自分だけではなかなかできません。歯科医院でプロフェッショナルの力を借りてきれいなお口の状態を保ちましょう。
 もし歯がほとんど抜けてしまっている方でもがっかりすることはありません。歯を失っても100歳を超えて元気な方もいらっしゃいます。歯は失わないようにしたいものですが、もし失ったとしてもすぐに歯科医院へ行きましょう。放っておくと歯並びが崩れて、さらに歯が抜けてしまうことがあります。そうならないようにお口の中全体、つまり前歯、奥歯でしっかりと咬めるように自分のお口に合った入れ歯を作ってもらいましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.02更新

 

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックのスタッフの和田です。


今回のブログは、仮歯(仮の歯)についてお話しをさせていただきます。
仮歯(仮の歯)は、なんの目的でつけられているのか知っていますか?
仮歯とは、被せ物が入るまでの間に一時的に付けておくプラスチックの材質でできた仮の歯になります。
仮歯を入れる役割として、いくつか理由があります。
①歯が移動しないようにする
②歯茎の盛り上がりを防ぐ
③治療中の見た目をよくする
④食事をしやすくする
⑤喋りずらさをなくす
⑥形や噛み合わせを確認する

和田


①歯が移動しないようにする
被せ物を作る際に型をとります。その被せ物が出来上がるまで期間がかかります。その間に少しずつ歯が移動してしまうことがあるので歯の位置がかわってしまうと、被せ物ができてきてお口の中で合わせた時に合わないことがあります。そのため、歯の位置を移動させない予防策として、仮歯を入れる必要があります。


②歯茎の盛り上がりを防ぐ
①と同様で、被せ物が出来上がってくるまでの期間に、歯茎の炎症により歯茎の変化も起きうることがあります。そのため、歯茎の変化を防ぐためにも仮歯を入れておく必要があります。


③治療中の見た目をよくする
今は、マスクをしている方やしていない人もかなり増えてきていますよね。治療期間中見た目を気にされる方もいらっしゃるかと思います。特に、前歯などの治療中は、見た目を気にされるかたも多くいるかと思います。口元の印象が変わらないようにする為にも仮歯が必要な時もあります。

④食事をしやすくする
食事をする際に、支障がでないようにする為に仮歯を入れる事もあります。仮歯が入っていないと奥歯での食べ物を噛むことも出来なかったりよく物が詰まりやすくなり、歯茎に炎症も起こりやすくなる原因にもなります。


⑤喋りずらさをなくす
歯がない所(隙間)があると、そこから息が漏れてしまい、きちんとした発音がしずらくなります。そのため、仮歯を入れることによりそこから息が漏れずにいつも通りに発音が出来て話すことができます。


⑥形や噛み合わせを確認する
新たに被せ物の型を取る前に、仮歯の段階での状態をチェックすることが出来ます。適切な形や噛み合わせなどの調整を行なって、良ければ新たな被せ物の型取りを行なっていきます。


▲仮歯を入れている時の注意点もいくつかあります。
*上部での④で、食事をしやすくする
についてですが、仮歯は、あくまでもプラスチックの材質でできている仮の歯なので、固い食べ物や食べ物をすり潰すようなせいのうは強くありません。なので仮歯の所で、あまり固い食べ物を噛んでしまうと割れたり外れてしまう原因になります。


*粘着生のある食べ物をさける
仮歯を付けている接着剤は取り外しがしやすいように接着性の弱い物を使用しています。そのため、ガムやキャラメル・ハイチュウ・お餅などの粘着生のある食べ物を食べてしまうと、すぐに外れて取れてしまう原因になります。
仮歯が入っている場合は、お食事の種類にも気をつけてくださいね。


*仮歯も清潔を保つ必要があります
仮歯の部分も他の歯同様に、しっかり歯磨きをして下さい。特に仮歯の材質はプラスチックなので、歯垢(プラーク)や着色などの汚れがつきやすいです。もし、清掃がきちんと出来ていないと、歯茎に炎症をきたしたり、その隙間から細菌が入り込んで知らず知らずのうちに虫歯になってしまう事も稀にあります。あと口臭の原因にもなりますので、清潔を保つためにもしっかりと歯磨きをしましょう。


*仮歯のまま治療中断をしない
仮歯は、あくまでも仮の歯。ですので、そのまま放置をしないで、きちんと新たな被せ物を入れるためにも最後まで治療に来てくださいね。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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