院内ブログ

2021.05.15更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの竹内です。
とうとう3回目の緊急事態宣言が発表されました。これ以上、我慢できないと思うこともありますが何か新しい趣味を見つける時間などにしてはいかがでしょうか。

今、いまむら歯科で衛生士チームが取り組んでいることがあります。それはプラークコントロールです。
今回は、プラークコントロールについて話をさせてもらいます。

プラークコントロール
まず、プラークコントロールとは?ですが、プラークとは歯垢の事、プラークコントロールとは思考をなくすことを意味します。患者さんは自分のブラッシングでどこまでプラークを取れるかにかかっています。
歯ブラシや歯間ブラシフロスなどを使ってプラークをなくすことで歯周病、カリエスのリスクを減らすことができます。
プラークがどこについているかわかりやすくするために、染め出しを行います。
お口の中を赤い染め出し液で染めることでどこにプラークがあるか一目瞭然です。それを数値にしたものがPCR値(プラークコントロールレコード)で、PCR値は歯周疾患そのものを表す数値ではなく、口腔内清掃状態を示す指数です。
数字の求め方は、歯牙を染め出し液で染めプラークを可視化していきます。
具体的には、1本の歯を4面に分け(近心、遠心、頬側、舌側)に分けてその歯頚部(歯と歯肉の境目)が染まっているかを確認していきます。
計算方法は染まった歯の歯面数÷全歯面数×100=プラークコントロールレコードです。
プラークコントロールレコードの目標値は20%以下です。プラークが赤く染まるのでインパクトもあり記憶に残るので、自分で歯を磨く時も染まった状態を思い出しながら磨いてもらうとよりプラークが取れやすくなります。

プラークスコアのことを詳しく見ていきます。
90%から100% 初診時や子供など
70%から90% 今は歯周病や虫歯の症状がなくても、この状態が続くようであればこの先歯周病やカリエスのリスクがかなり高まります。
50%から70% 急激に口腔内の状態が悪化する事はないが免疫力の低下など重なると歯周病が進むこともあります。
30%から50% とても頑張って磨いていると思いますがあともう1歩です。歯と歯の間や、歯並びの悪い所など、注意して磨きましょう。
20%から30% 定期検診に来ていただければOKな範囲内ですがやはり20%以下を目指しましょう。
病院では、3ヶ月リコールの方、2ヶ月リコールの方、1ヵ月の人リコールの方とかおられますがリコールの後がかなり大事になってきます。
プラークコントロールレコードが60%で過ごすのか20%で過ごすの家では歯肉の状態などがかなり変わります。できれば、20%に近づけるようにがんばりましょう。
染め出しした後は、ブラッシング指導をしますのでしっかり患者さん自身が磨ける様に指導して行きますので、興味のある方はお声をかけて下さい。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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