院内ブログ

2026.01.31更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

健康な歯をあまり削りたくない、外科処置は気が進まないという方に、選ばれる事が多いのが部分入れ歯なのです。今回はその部分入れ歯について説明します。歯を失ってしまった時の選択肢は、ブリッジやインプラント、部分入れ歯の3パターンあります。ブリッジは、歯を失った場所に入れる連結型の被せ物、ダミーの歯と被せ物からなります。前後の歯でしっかり固定されるので噛みやすいですが、前後の歯を大きく削る事になりますので、神経を取る場合もあります。

インプラントは、歯を失った場所の顎の骨にネジ状の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せます。自立するので前後の歯は、削らずにすみます。噛む力は大幅に回復しますが、外科処置が必要で歯が入るまで時間がかかるなどのデメリットがあります。

インプラント治療

部分入れ歯は、噛む力が自分の歯より弱かったり、使い心地に違和感があります。歯のない部分によっては、留め具が目立つ事がありますが、外科的処置が不要で歯を削る量が少ないと言ったメリットがあります。
次に部分入れ歯の構造です。
どこの歯を失ったか、何本の歯を失ったかによって設計が変わりますが、構成するパーツは共通しています。

まずは、人工歯と義歯床。

義歯

人工の歯がピンク色をした歯科用プラスチックに植えられています。歯を失った場所が左右にある時は、左右の義歯を繋いだ方が安定します。そのためのパーツが大連結子になります。それから、部分入れ歯の支えとなる歯にかかる留め金、バネと呼ばれるクラスプのほかレストや小連結子があります。クラスプは、部分入れ歯のバネとしてよく知られています。金属なので目立ちますが、このバネが部分入れ歯の安定に一番大切と思われがちですが、実はそうではなく、レストがもっとも重要なのです。レストとは、部分入れ歯の支えとなる歯の噛む面に収まります。もしレストがないと入れ歯は噛む力を受け止めるたびに、歯ぐきに沈み込み、上下にグラグラしてしまいます。クラスプは支えとなる歯の側面に引っかかります。
小連結子は、支えとなる歯の裏側に沿うように存在します。動かない入れ歯は、これら3つが支えとなる歯に隙間なくくっついています。この、わずかなへこみと溝が安定感をアップさせるのです。

クラスプ


部分入れ歯の型取りをする前の前処置として、いずれも削る量は最小限にとどめます。このひと手間にご協力いただくことで、立体的パズルのように部分入れ歯の留め金が、隙間なくストンと支える歯に収まるのです。どうしても歯を削りたくないという方には、歯を噛み合わせた時の隙間があるところにレストを置く事もできますが、レストには噛む力を受け止める為に置くべき場所がありますのでそこからかなり離れると入れ歯の安定が悪くなることは避けられません。部分入れ歯にも、自費のものがあります。まずは、金属床です。

金属


アクリルレジンの口蓋の部分が金属のものがあります。金属にすることで厚さを薄くできますし、強度はかなり強くなります。薄くなると口の中のスペースも広がり使い心地が向上します。また、飲食物の温度も感じやすくなります。 


また、クラスプラを使わない固定法には特殊なミリングデンチャー(金属で固定するタイプ)もあります。

ミリング
健康な歯を削って特殊な被せ物をして義歯を安定させます。クラスプがない分、審美的にはきれいです。比較的目立たず残った歯への影響を軽減できます。歯を削る量は多くなりますが、見た目が自然で外れにくいです。


次に、ノンクラスプの義歯です。

ノンクラスプ
歯茎と似た色の義歯床で作るため目立ちにくく、支えとなる歯をレジンで囲み、クラスプのかわりにひっかけている構造です。レストや小連結子などには金属を使用しています。クラスプがないため、笑ったりしても他人にはわからないです。

次に、義歯のお手入れ方法です。汚れがたまりやすい入れ歯の裏側や、留め金も磨きます。入れ歯用ブラシを使い泡のタイプの洗浄剤で義歯を丁寧に磨きます。もちろん残った自分の歯もしっかり磨きます。つけ置きタイプの入れ歯洗浄剤もあります。出来上がったあとの調整とメンテナンスの為に定期検診をおすすめします。そして、毎日のお掃除。
それが部分入れ歯を快適に使い続ける秘訣です。
詳しく話を聞きたい方は気軽にスタッフにお声がけしてください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.29更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は、「唾液とドライマウス」についてのお話しをさせていただきます。

だ液

だ液は、全身の流れる血液でできています。お口の中には、いくつかのだ液腺があり、そこに集まった血液がだ液腺でろ過されて、口腔内に分泌されます。美味しいものやすっぱい食べ物を見ると頬が痛くなるのは、だ液腺に血液が集まるからです。だ液には、粘膜についたよごれを洗い流し、抗菌・殺菌作用でお口の中を清潔に保ち、歯や粘膜を保護したりする酵素がたくさん含まれています。インフルエンザ菌やコロナ(COVID―19)がお口の中に入って来た時に、免疫グロブリンが戦ってやっつけてくれます。また、だ液と食べ物をよく混ぜ合わせて食べると血糖値の上昇を遅らせるとともに、インシュリンと同じ働きをする酵素も含まれているので、糖尿病の予防や治療に非常に有効です。

だ液の働き
1. お口の中を清潔に保つ(自浄作用)
食べかすや細菌を洗い流し、むし歯や歯周病、口臭の予防を助けます。
2. むし歯を防ぐ
だ液に含まれるカルシウムやリンが、酸で溶けた歯を修復します。
3. 酸を中和する
食べ物や飲み物で酸性になったお口の中を中性に戻す働きがあり、歯が溶けるのを防ぎます。
4. 消化を助ける
だ液にはアミラーゼという酵素が含まれており、でんぷんを分解して消化を助ける役割があります。
5. 飲み込み・発音を助ける
食べ物をまとめて飲み込みやすくし、会話をスムーズにする潤滑油のような働きもします。

だ液の成分は、約99.5%は水分です。残りの0.5%が私たちに有益な物質がたくさん含まれているのです。1日に分泌されるだ液の量は、健康な成人でおよそペットボトル1.5リットル1本分にあたります。かなりの量が分泌されています。少ない人はその半分以下で、噛む回数によって大きく左右されるのです。一口のものを、だいたい20回噛むのが目安です。ちょっと意識するだけで、噛む回数を自然と増やすことができます。

次にドライマウスについてお話しします。
ドライマウスは「口腔感染症」ともいい、だ液の分泌が減って口が渇く病気です。若者からご高齢の方まで、幅広い年齢で見受けられます。
まず、こちらをチェックしてみてください。
□だ液がでない
□お口が乾燥している
□お口がネバネバしている
□食べ物がうまく飲み込めない
□舌がピリピリする
□口内炎ができやすい
□口角炎ができやすい
□口臭が気になる
□虫歯、歯周病が増えた
□入れ歯があわない
□口で息をする 
これらは、ドライマウスの症状の1つと考えられています。いくつあてはまりましたか?
原因には、
・ストレス
・加齢
・糖尿病や高血圧などの生活習慣病
・口呼吸(鼻づまり、鼻炎など)
・喫煙
・お薬の副作用(花粉症の薬、アレルギーの薬、睡眠薬など)
これらが進行すると、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
口の中の細菌が肺に入って起こる誤嚥性肺炎や口腔カンジダ症などに、なることも考えられます。
ドライマウスを防ぐには、
・口を閉じる習慣を身につける(意識的に口を閉じたり、睡眠時には口閉じテープを使うなど)
・かみごたえのある食材を選ぶ(ゴボウ、れんこん、芋などの根菜類。大豆、インゲンなどの豆類。こんにゃく、ごま、ひじきなど)
・食材を大きく切る
・こまめに水分補給をとる
・ストレス解消をする
・ガムをかむ(キシリトールが含まれているものが虫歯予防にも期待できます)
最後に、だ液の分泌促す「あいうべ体操」をご紹介します。
①「あー」のお口でのどのおくが見えるくらい大きく口を開ける。
②「いー」のお口で前歯が見えるくらい口を横に広げる。
③「うー」のお口でくちびるを前につき出す。
④「べー」のお口で舌先があごにつくくらい舌を下に出す。
※①~④をゆっくり、10回繰り返す
口や舌をよく動かすと耳下腺や舌下腺を刺激し、だ液がたくさん出てきます。
むし歯や歯周病にならないためにも、ゆっくりよく噛んで、だ液の分泌を増やし口腔内環境をよくしていきましょう!

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.27更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
ホワイトニングの歯に対する作用についてご説明致します。
歯のホワイトニングに用いられる薬剤は過酸化水素と過酸化尿素というものが用いられています。この薬剤が分解したフリーラジカルが歯の中に入り込んでいる汚れや着色物質などを分解すると、着色物質の色が消えて歯が白くなります。作用した後の薬剤は酸素と水に変化するので歯を痛めることなく安全に漂白できます。
また、歯のホワイトニングのルーツは歯周病菌を過酸化水素で除菌するという歯周病の治療方法です。ホワイトニングの薬剤には漂白作用とともに殺菌作用もあり、むし歯や歯周病のリスクを下げる働きもあるといわれています。歯の表面はぺリクルという唾液のタンパク質でできた膜で覆われています。ホワイトニングをするとこの膜がなくなり、歯は裸の状態になりますが、この機に歯にフッ素やリン・カルシウムを作用させると、ぺリクルが阻害いせず再石灰化が効率よく行えます。

ホワイトニング

最近、ミドルエイジのホワイトニングが増えています。
若いころに比べて濃くなる歯の色、気になりますよね。確かに歯は年齢とともに黄色味を増していきます。原因は歯のエナメル質(最表層)の下にある象牙質が加齢とともに厚みを増していくからです。象牙質はもともと黄色味があり、この厚みが増すと黄色っぽくなってきます。歯が黄色になってくるもう一つの原因は歯のエナメル質が使っているうちにすり減って薄くなるからです。エナメル質が薄くなるとその下の象牙質が透けて見えやすくなってきます。そのため黄色っぽくなってきます。ホワイトニングをするのは若い方がするイメージが強いようですが、40代以上の方でもいらっしゃいます。ホワイトニングはアンチエイジングの要素のひとつでもあります。たしかにホワイトニングはエナメル質にボリュームのある若い方のほうがより白くなります。ホワイトニングの薬剤はエナメル質に対して多く作用するので、エナメル質が薄くなったご年輩の方は真っ白にするのは難しくなってきます。しかし、歯は白くしたいけど削るのは抵抗がある方にとって歯を痛めることなく、むしろむし歯や歯周病の抑制までできるホワイトニングは手軽にできる治療方法です。

ホワイトニングには施術法によってホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングは自宅で行えるホワイトニングです。歯科医院で行うオフィスホワイトニングに比べると時間を十分にかけておこなうので効果が出やすい、再着色しにくいというメリットがあります。しかし、一日1~2時間もしなければいけない、マウストレーをお口の中に入れるのが苦手だなといったデメリットもあります。

ホームホワイトニングは自宅で1日2時間の2週間の使用が目安です。
ホワイトニングを行うにはまず診察とカウンセリングが必要です。
よく「今日、歯科医院に行ったらホワイトニングしてもらえますか?」というお問い合わせがありますが、大切な歯を守ってより良い結果が得られるようにむし歯の有無や歯に入ってるヒビ、被せ物などを確認し、必要な準備をしてからスタートします。
ホワイトニングが困難なケース
・エナメル質や象牙質が形成不全の歯:痛みの原因になったり、白く目立つ場合があります。
・むし歯や亀裂がある歯:痛みが出る可能性があり事前に治療が必要です。
・被せ物や詰め物は白くなりません
・金属による変色がある場合:ホワイトニングでは取れません。ホワイトニングは避けましょう。
・お子さまや若年者の方。
・妊娠中や授乳中の方。
・重度の知覚過敏症の方。
・無カタラーゼ症の方。
・アレルギーのある方。
ホームホワイトニングは歯の型を取り専用のマウストレーを作製し、マウストレーに専用のジェルをつけて行う方法です。
使用方法を守ってください
1. 薬液のジェルをつけすぎない
つけすぎてもホワイトニングに効果が上がることはありません。用量とおりにつけてください。装着時にマウストレーからはみ出たものはティッシュや綿棒でふき取りましょう。2時間以上マウストレーを装着しても薬液の効果がうすくなるため効果はありませんので決められた時間を守ってください。

2. マウストレーの清潔を保ってください
使い終わったトレーは歯ブラシを使って毎日きれいに洗いましょう。熱湯などで消毒すると変形しますのでやめましょう。
3. ホワイトニング後は飲食物に注意してください
ホワイトニング後は歯の表面にあるぺリクルがなく、着色や知覚過敏が起きやすい状態です。ぺリクルができてくる3時間程度は色の濃いもの(カレー、ミートソース、ワインなど)は避けるようにしましょう。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングとそれぞれメリットデメリットがありますのでご自分の生活スタイルあった方法を選ぶとよいでしょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.22更新

 

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
みなさんは歯が痛くなったら、すぐに歯医者に行かれますか?

tanaka
よく患者さんから耳にするのは、
「初めは痛かったけど、何日か経つと落ち着いて」や「歯医者に行こうと思っていたけど、痛みがなくなったので歯医者には行かなかった」「痛みがひいて治ったので、そのままにしていた」などです。
こういう経験がある方は少なくないのではないでしょうか。
大前提として、痛みが出るような虫歯は自然には治りません。
痛みが治まっても虫歯は進行しているのです。
我慢できないくらいの痛みを伴う虫歯は、歯の神経まで虫歯が進行している可能性がとても高いのです。そのまま放置していると神経自体が死んでしまって痛みがなくなります。これは治ったのでなく、神経が壊死して機能を果たせなくなっているため痛みを感じないのです。
これをさらに放置していると、根の先に膿が溜まり、口臭や歯肉の腫れ、違和感などの症状が出てきます。
治療方法は、感染を起こしている歯の神経を取り除いて、根の中きれいにする必要があります。
根の治療には時間がかかります。炎症がひどければひどいほど長引きます。
場合によっては、抜歯になることもあります。
逆に、虫歯が神経までいっていなければ、治療は1~2回で終わるのです。
痛みがなくても歯石がついていると歯周病の進行につながり、歯を失う要因となりますので、特に気になるところがなくても3ヶ月に1回は定期検診を受けましょう。
検診では、気になるところの有無、虫歯のチェック、歯石除去~歯のクリーニング、他に異常がないかの確認をします。
もし虫歯があれば、早期発見、早期治療で早い段階での治療介入が可能になるので歯の削る量も少なくて済み、費用も回数も抑えられ、歯を残すことに繋がります。
歯のクリーニングは、歯石やプラーク(歯垢、細菌の塊)、着色汚れなどを除去していきますので、口腔内の菌も減り、よりお口の中を健康に保てます。
それから歯をツルツルにするため、研磨ペーストをつけたブラシなどで歯の表面を磨きます。
そしてアミノ酸(グリシンパウダー)のエアフローを使用します。
主成分のグリシンは、アミノ酸の一種でコラーゲンにも含まれており、少し甘みがあり、食品にも添加されていますので、飲み込んでも問題はありません。
粒子の大きさは25㎛~65㎛と微細なので歯の表面や歯肉を傷つけにくいです。
このパウダーを圧縮空気と水を利用して歯に噴射して汚れを落とし、着色やバイオフィルムまで破壊します。
バイオフィルムとは、口腔内の細菌が集まり、膜状に層を作ったものです。
例えると、排水溝のヌルヌル、お風呂やシンクのぬめりを伴った菌の塊のことで、粘着性の膜を作ります。
これは、虫歯や歯周病の主な原因になりうるもので、歯磨きでは落とすことが困難とされています。
エアフローの使用後は歯がツルツルになり、スッキリして爽快感が出たと言われる方が多いです。
最後にフッ素を塗布します。
フッ素は、穴の開いていない初期虫歯の再石灰化を促します。
また、歯質を強化しますので、溶けにくく強くて丈夫な歯にします。
さらに、プラークに入り込み、歯を溶かす酸を抑制して虫歯を予防します。
以上が当院で行う定期検診になります。
いまむら歯科クリニックでは、”予防”に力を入れています。
虫歯にならないよう予防する、虫歯になっても早い段階で治療ができる、歯周病を進行させないようにする、など定期検診にはたくさんのメリットがあります。
また、虫歯になってから歯医者に行くよりも、定期検診で定期的に通う方が、費用も回数も少ないというデータがあります。
何故なら、虫歯が進行した状態で来院されると歯を残したくても、できる治療が限られてしまい、歯を多く削る、回数・日数がかかる、そして費用がかさむということになります。
毎日の歯磨きと、歯医者との連携で、1本でも多くの歯を残しましょう。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.17更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
歯科にもアレルギーが関係する事はご存知でしょうか?

アレルギー
主に金属アレルギー、ラテックスアレルギー、薬剤アレルギー、レジンアレルギーなどがあげられます。
金属アレルギー
よく耳にする名前で、アクセサリーに注意する方が多いかと思います。
実は、治療した後の銀歯にも反応するのです。溶け出した金属イオンは全身を巡ることができる為、身体のあらゆる場所に赤みや痒みの症状がでます。歯科での主な対応策としては原因となる銀歯をセラミックスやジルコニアといったメタルフリーの材料に変えます。当院でも、詰め物被せ物の説明の際は金属アレルギーの説明を行なっています。保険適用な為、安価ではあるのですが今後の身体のことを考えるとメタルフリー素材のほうがおすすめです。個人差はありますが、2週間ほどで症状が治るようです。
ラテックスアレルギー
医療従事者も発症しやすいこちらのアレルギーは、『天然ゴムラテックス』によるものです。接触部位に痒みや発赤、水疱などが現れます。ひどい場合はアナフィラキシーショックが起こることもあります。当院では主にこのラテックスを使用したグローブを使用しています。治療後にお顔などに痒みがでたり、赤くなったりした場合はラテックスアレルギーの疑いがあります。日常生活でも使用されている方は、ラテックスフリーのグローブに変えることをおすすめします。歯科治療後に異常があった方は、ラテックス不使用のグローブを使用しますので次回受診時に必ずお伝えください。
レジンアレルギー
レジンとはプラスチックのことで、歯科治療でも使用する材料になります。治療して半日から数日後に湿疹や痒みなどが現れるようです。未重合(固まっていないレジン)レジンに反応すると言われているそうですが、具体的な成分の特定はできていないようです。虫歯治療で削った穴に充填して修復したり、仮歯の材料にも使用します。また、『義歯』(入れ歯)は広範囲で使用される為、アレルギー反応を起こしやすい物になります。対応策としては、口腔内のレジンを全て取り除きセラミックスに変えるなどになります。ですが、発症前に入れたレジンが原因とは考えにくいこともあります。未重合レジンから出る物質に反応する為、すでにしっかり固まったレジンを取り除く必要はありません。ただし、新しく仮歯を作る際や義歯の調整・修理をする場合は注意が必要です。この他にもたくさんのアレルギーはあります。問診票には必ずアレルギーの有無を記入しましょう。また通院中の方も、アレルギーの診断を受けた際は必ずお伝えください。
お薬の副作用でアレルギーが出る原因は、体内に入ったお薬が血液中のタンパク質と結合して抗体ができると、次に同じお薬が入ってきたときに特異な反応を起こしてアレルギー症状が出てくることで起こるそうです。
薬剤アレルギーには数分から数時間で症状が現れる「即時型アレルギー」と数日以降に現れる「遅延型アレルギー」があって「即時型アレルギー」では蕁麻疹、発熱、喘鳴、嘔吐、血圧低下などの症状がみられます。
元々アレルギー体質であったり、腎臓や肝臓などの臓器に疾患がある場合は副作用が出やすいそうです。また数種類のお薬を同時に飲んでいる場合も副作用が出やすくなることがわかっています。子どもや高齢者の方も副作用が出やすいので注意が必要です。

また薬によるアレルギー反応も注意が必要です。

アレルギー
アレルギーを起こしやすいお薬として、抗生物質、鎮痛剤、ホルモン剤、非ステロイド抗炎症薬などがあります。
歯科で処方されるお薬には主に痛み止めや抗生剤、軟膏やうがい薬があります。歯を抜いたとき、神経の治療をしたとき、歯ぐきが腫れたとき、歯が痛いとき、口内炎ができたときなどに、感染を防いだり痛みや炎症を和らげるために処方されます。
〈正しいお薬の飲み方〉
指示通りに服用しましょう
・お薬の量や時間、回数が変わると効果が出なかったり副作用が出やすくなります
・飲み忘れても2回分同時に飲まないでください
他にお薬を飲んでいる場合は必ず先生に伝えましょう
・飲み合わせ、重複は危険です
・飲んでいるお薬が変更になったり増えたりしたときも必ず伝えてください
異常が現れた場合はすぐに服用を中止しましょう
・蕁麻疹や胃腸障害など副作用と思われる症状が出たらそれ以上お薬を飲まないでください
・すぐに先生に相談してください
・かかりつけの内科で診てもらってください
・合わないお薬の名前を覚えておきましょう
お薬でアレルギーがある方はお薬の名前を記入していただけると今後の治療の参考になり助かります。お薬手帳をお持ちの方は保険証と一緒に受付に出されてください。よろしくお願い致します。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.12更新

八幡西区の歯科・歯医者 いまむら歯科クリニックです。
「テトラサイクリン歯」ってご存知ですか?
「テトラサイクリン歯」というのは、テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質を一定期間内に服用した場合の副作用により変色した歯のことをいいます。
よくみられる変色の程度はグレー色、イエロー色、ブラウン色などが歯の表面に横縞模様となってあらわれます。

このように変色してしまう原因は、永久歯の形成期である出生直後から8歳頃までにテトラサイクリン系の抗生物質を多量に投与された場合、歯の着色、歯のエナメル質の形成不全、胎児や小児に一過性の骨発育不全などを起こすことがあるとされています。むし歯ではありません。また妊娠中な母親が服用した場合胎児の歯牙に沈着が認められます。このため妊婦や授乳中の母親、および8歳頃までの小児に対してはテトラサイクリン系の抗生物質を避けるべきとされています。

テトラサイクリン歯
テトラサイクリン系の抗生物質は、かつてはマイコプラズマ肺炎や百日咳の特効薬として、また風邪薬のシロップとして用いられてきましたが、歯に変色を生じることが認められたため、現在ではほとんど使われなくなっています。昭和40年代くらいにはよく使われていたようです。このため、テトラサイクリン歯は40代~50代の方によく見られます。
しかし現在でも、このような副作用が生じることよりも全身疾患の治療を優先するべきであると判断された場合にはテトラサイクリン系の抗生物質が使われる場合があります。
テトラサイクリン歯のメカニズムですが、テトラサイクリンは鉄や亜鉛、カルシウムと結合しやすいという性質があるため、形成中の歯に含まれるカルシウムと結び付き、象牙質の中に沈着します。沈着した物質は、紫外線にあたると光化学反応により色が変わるため、太陽光線があたることで歯の色が変化します。そして、紫外線が当たることによって徐々に濃い色へと変化する特徴もあります。そのため、最も光があたりやすい前歯の色が濃くなってしまいます。
テトラサイクリンによる歯の変色の治療法は、変色の程度や希望する見た目のレベルによって異なりますが、大きく分けてホワイトニングとセラミックによる修復法があります。

テトラサイクリン歯の治療にはホワイトニングが有効なの?
ホワイトニングは軽度の変色であれば有効ですが、茶色が強く重度の変色にはあまり効果がみられません。テトラサイクリン歯は変色が歯の内部に及んでいるため、完全には白くならないケースがあります。逆にホワイトニングを行うことにより白濁部分が目立ってしまうこともあります。ウオーキングブリーチ(内部漂白)が一部有効な場合もあります。しかし、ウオーキングブリーチは歯の神経を取った歯に対して行う方法のため神経のある歯には行えません。効果には個人差があり、通常のホワイトニングより回数と時間が必要です。

色が濃くて重度な場合はラミネートべニアが有効な治療法となります。
ラミネートべニアは歯の表面のエナメル質の部分を削り、型取りを行い模型を作製して技工士がセラミックの薄いシェルを作ります。それを強い接着剤で削った部位に接着する方法です。色調のコントルールが行いやすく自然な仕上がりになります。ラミネートべニアは歯の神経がある有髄歯が適応症となりますが、歯の神経を取った無髄歯はクラウン(被せ物)修復の適応となります。また色が濃くラミネートべニアでは色を隠すことが出来ない場合もクラウン修復の適応となるでしょう。
セラミッククラウン(被せ物)による修復は着色が重度な場合に有効です。強度もあるので外れにくく、色調のコントルールもしやすいというメリットがありますが、歯を大きく削る必要があります。特にグレー系の縞模様が強いテトラサイクリン歯の場合、ホワイトニングだけで満足できる白さを得ることは難しく、セラミックによる治療が選ばれることが多いです。ラミネートべニア、セラミッククラウンは保険適用外の治療です。
テトラサイクリン歯は変色の程度によって治療法が変わってきますので、まずは歯科医院ご相談ください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.04更新

 

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

毎年年末から年始にかけて、詰め物や被せ物が外れて来院される方が多くいらっしゃいます。
昨年の年末もそういった方が沢山いらしたので、今回のブログはこちらのテーマにさせていただきました。
年末に歯科で診てもらえた方は良かったですが、予約が取れなかったり、年末年始の休診中に外れたため診てもらえず、お困りの方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
では早速、詰め物や被せ物が外れる理由や治療方法、外れた際の注意事項などをお伝えしていきたいと思いますので参考にしていただければと思います。

平田

〈詰め物・被せ物が外れる理由と治療方法について〉

①月日の経過により接着剤が劣化して弱くなり外れてしまうことがあります。
外れてもむし歯になっていない、詰め物・被せ物に変形などの問題が無い、きれいに元に戻せて隙間ができていない、そういった場合はそのままつけ直すことができます。
外れた詰め物や被せ物と、歯の接着面に古い接着剤が残っていないか確認して、もしまだ接着剤が残っていたら器械を使って綺麗にしてから元に戻していきます。
当日につけ直しますので時間もそんなにかからず1回で治療が終わります。

②月日の経過により詰め物や被せ物の周りに隙間ができ、そこから細菌が入り込むことでむし歯になり、中で広がってしまうことがあります。
中がむし歯になったことが原因で外れた場合は、残念ながら再治療が必要になります。
むし歯になった部分を削って、詰め物や被せ物を新しく作り直します。
1回の治療で修復できる場合もありますが、詰め物や被せ物の型採りをする場合は、最低2回の治療回数がかかります。
またむし歯の大きさや、神経の有無によって麻酔が必要になったり、場合によっては神経をとって根管治療から行っていく必要があります。
根管治療になると個人差はありますが治療終了までに4〜7回程度かかるでしょう。

③歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせが原因で外れたり割れたりすることがあります。
基本的には治療をやり直していきますが、場合によっては全体的に診ていったり、噛み合わせを調整していく必要があります。
治療終了後にご自身の歯や顎関節、詰め物・被せ物を守るためのマウスピースを装着した方が良い場合もあります。
マウスピースを作る場合、基本的には全ての治療が終了した後に歯の型を採り、作ってお渡ししますのでプラス1〜2回のお日にちがかかります。

④詰め物・被せ物が劣化して外れることがあります。
月日の経過による劣化や変形が原因で何度も外れてしまう場合は、詰め物・被せ物が合わなくなってきています。
むし歯になるリスクが高くなりますので再度新しく作り直すことをおすすめします。

〈外れた時の注意事項〉
・詰め物や被せ物が外れてもそれを再度つけ直せる場合と再治療が必要な場合があります。
再利用できた場合、新しく作り直す時間も費用もかからなくて済みますので、外れた詰め物・被せ物は、自己判断で捨てたりせずに必ず持って来られてください。

・外れたまま放っておくと、外からの刺激を受けやすい状態なのでしみる症状が出やすくなります。
更に、むし歯が発生したり、進行したり、痛みが出ることがあります。
また、あまりにも期間が空くと、歯が動いて隙間ができたり塞がったり、倒れたり伸びたり、噛み合わせが変わってしまい全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。
できるだけ早目に受診しましょう。

・市販の接着剤でつけないでください。
ご自身では見えづらく、中がむし歯になっているかもしれませんし、市販の接着剤は歯科専用の物とは全く違いますので、くれぐれもご自身でつけないようにしてください。市販の接着剤は流れが悪く、接着剤に厚みがあるので浮き上がってついてしまいかみ合わせが変わってしまいます。

※放置しても良いことは何もありません。
外れた詰め物・被せ物を忘れずに持って行き、出来るだけ早く歯科で診てもらいましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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