院内ブログ

2026.02.19更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
みなさん冷たい物を食べたり冷たい飲み物、歯磨きした後にうがい水などを口に含むとキーンと染みる事はありませんか?それは知覚過敏の可能性があります。
今回は、知覚過敏ついてご説明させて頂きます。

知覚過敏
まず、歯の断面構造からですが、歯の一番外側で歯の表面を覆っている体の中で最も硬い組織で、色は半透明の部分を"エナメル質"と言います。次にエナメル質の内側にありエナメル質よりも柔らかい組織になる部分を"象牙質"と言います。そして、最終内側部分に神経がある"歯髄"と言う組織があります。このエナメル質・象牙質・歯髄の三層構造で成り立っています。そして、歯茎の中の歯の根っこ(歯根部)の表面、象牙質を覆っている組織部分をセメント質といいます。
普段、冷たい飲み物食べ物により歯がしみる。冷たい風が当たった時に歯がしみて痛む。歯磨き中に歯ブラシの毛先が当たるだけで痛むという症状になったことはありませんか?
歯の表面のエナメル質は硬い組織で、削っても歯ブラシの毛先が当たっても痛みなどを感じる事はありません。ですが、エナメル質の内側の層、象牙質部分は柔らかい組織なので器具や歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい物や熱い物が浸透して触れることによりその刺激が、象牙質の内部(象牙細管・象牙質の中の無数の小さな細い管)を通じて内側の神経に伝わりしみる、痛むと感じるのです。なので、しみる痛むと感じる部分は、象牙質が露出しているからなのです。
通常は、象牙質はエナメル質に覆われているのでそこまでものすごく痛みやしみるといった症状はないのですが、いくつかの理由で象牙質がむき出しになり露出した状態による症状を『知覚過敏』と言います。
『知覚過敏』には、いくつかの原因があります。
① 歯肉の退出
② 歯の破折
③ 歯が擦り
④ 歯が溶ける
⑤ 虫歯治療
⑥ ホワイトニング

① 歯肉の退縮
歯肉の位置は、加齢とともに少しずつ下がっていきます。それに伴って歯茎の中にあるはずの歯の根っこの部分が露出してしまい、象牙質が剥き出しの状態になります。露出した部分に歯ブラシの毛先が触れたり、温度などの刺激によりしみるという症状がでます。その触れた時だけ痛みしみたりしますが、時間が経てば感じ無くなります。あと、露出した部分に歯石がびっしり付いていてそれを除去する時に、器具が触れたり水によりしみたりします。
② 歯の破折
転倒したりスポーツによる外傷で歯を打撲してしまって、歯にヒビが入ってしまうなど、破折してしまうと、歯の表面のエナメル質のさらに内側にある象牙質が露出してしまい、しみる痛みなどの症状を感じます。
③ 歯が擦り減ることにより
歯ぎしりなどにより、少しずつ歯の表面のエナメル質が擦り減ってきます。それにより、エナメル質の内側の象牙質が露出してしまってしみるなどの痛みの症状が出ることがあります。
④歯が溶ける
普段の私達のお口の中は、唾液により中性ですが、私達が普段飲み慣れている飲み物や食べ物のほとんどが酸性のものがあります。歯の表面のエナメル質は、ph5.5より低いと溶け始めてしまいます。なので、特に炭酸飲料、スポーツ飲料、オレンジジュース100%やお酒、酢の物などを頻繁に摂取したりする習慣が続くと歯の表面のエナメル質が溶けて内側の象牙質が露出してしまいしみたり痛みの症状がでます。
④ 虫歯治療により
虫歯治療では、歯の虫歯の所を削る事により歯の神経近くまで削ってしまうとしみる痛みなどの症状が出ることがあります。
⑥ホワイトニングにより
ホワイトニング(歯の漂白)治療により、ホワイトニングに使われる薬剤でまれに染みたりする症状が出ることがあります。何日かホワイトニング使用しなければ症状は落ち着いてきます。
これらを含めて、普段から予防する事は出来ます。健康な歯肉(歯茎)を保つためにも、正しい歯磨きの方法をご説明いたします。定期的に歯石取りを行ってむし歯と歯周病の予防をしましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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