院内ブログ

2026.06.20更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

朝起きたときに口の中がカラカラに乾いていたり、日中に喉が渇きやすかったりすることはありませんか?実は、その「お口の乾燥(ドライマウス)」、舌の位置が原因かもしれません。「舌に正しい位置なんてあるの?」と思うかもしれませんが、舌のポジションは、私たちの呼吸やお口の健康、さらには全身の美容や若々しさにまで深く関係しています。今回は、口腔内乾燥と舌の位置の意外な関係性と、今日からできる改善セルフケアについて詳しく解説します。

1. あなたの舌はどこにありますか?

まずは、リラックスした状態(口を閉じているとき)で、自分の舌がどこにあるかを確認してみてください。

A: 舌全体が上あご(天井)にピタッと吸い付いている

B: 舌先が上の前歯の裏に当たっている

C: 舌が下のあごに落ちていて、下の前歯の裏に触れている

正解は 「A」 です。

もし BやC だった方は、舌の筋肉が衰えて位置が下がってしまっている「低位舌(ていいぜつ)」という状態です。この低位舌こそが、口の中を乾燥させる最大の引き金になります。

2. なぜ舌が下がると口が乾燥するのか?

舌の位置と口の乾燥には、「呼吸のルート」が深く関わっています。① 舌が下がると「口呼吸」になる舌の筋肉が弱まり、だらんと下のあごに落ちてしまうと、喉の奥(気道)が狭くなります。すると、人間は苦しさを補うために、無意識に口を開けて息をするようになります。これが「口呼吸」の始まりです。② 息によって唾液が蒸発する本来、お口の中は「唾液」によって常に潤されています。しかし、口呼吸を年中続けていると、取り込んだ風によって唾液がまたたく間に蒸発してしまいます。これにより、口腔内がカラカラに乾燥して、ドライマウスを引き起こすのです。

3. 口が乾燥することの「4つのリスク」

「ただ口が渇くだけなら、水分を補給すればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、唾液にはお口を守るための強力な抗菌作用や自浄作用があります。乾燥によって唾液が減ると、以下のようなトラブルが一気にドミノ倒しのように起こります。
・口臭がきつくなる: 唾液による洗浄がなくなると、細菌が繁殖して強い臭いを発します。虫歯・歯周病の悪化: 唾液の「再石灰化(歯を修復する)」や「殺菌」の恩恵を受けられず、病気が進行しやすくなります。
・ウイルスに感染しやすくなる: 鼻呼吸なら鼻毛や粘膜がフィルターになりますが、口呼吸はウイルスをダイレクトに喉へ取り込んでしまいます。
・顔のたるみ・老け顔の原因に: 舌が下がると、フェイスラインが緩んで二重あごになりやすく、見た目の印象にも影響します。
やすく、見た目の印象にも影響します。

4. 理想的な舌の正しい位置「スポット」とは?

お口の乾燥を防ぐためには、意識して舌を正しい位置に戻してあげる必要があります。正しい位置の目印となるのが 「スポット」 です。上の前歯の裏側から、少し後ろ(喉側)に下がったところにある「少しぽっこりと膨らんだ歯茎の部分」を指します。
理想的な状態:
・舌の先が、この「スポット」に軽く触れている(※前歯には当たらない)。
・舌の先だけでなく、舌の真ん中から奥の全体が、上あごの天井にピタッと吸い付いている。
・唇は自然に閉じ、上下の奥歯は2mmほど隙間が空いている。

この位置に舌があると、気道がしっかりと広がるため、人間は無理なく自然に「鼻呼吸」ができるようになります。鼻から息を吸えばお口の中が乾くことはありません。

竹内

5. 1日3分!舌の位置を正す簡単トレーニング

「気づくと舌が下がってしまう」という方は、舌の筋力が落ちています。今日からお家やオフィスでできる、簡単な筋トレを2つご紹介します。

① あいうべ体操
お口全体の筋肉を鍛え、自然と口を閉じる力をつける有名な体操です。大げさすぎるくらい、顔全体の筋肉を動かすのがコツです。
「あー」と口を大きく開ける
「いー」と口を横に思いきり広げる
「うー」と唇を前に強く突き出す
「べー」と舌を顎の先に向かって突き出す

竹内

※これを1セットとして、1日30セットを目安に行いましょう。行いましょう。

② ポッピング(舌鳴らし)
舌を上あごに吸い付ける力を直接鍛えるトレーニングです。舌全体を上あごにピタッと吸い付けます。そのまま口を大きく開け、舌の裏の紐(舌小帯)をしっかり伸ばします。ポンッ!と音を立てて舌を下に弾きます。※これを10回〜15回ほど繰り返します。
試しにやってみて下さい。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.06.05更新


八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

私たちのお口の中には常に300種類以上の細菌が1000~2000憶個いるといわれています。これはよく歯を磨く人の場合です。あまり磨いていない人だと4000~6000憶個もいるといわれています。この細菌の中には、粘膜の防御機能を破壊するプロテアーゼという酵素を作り出すものがあり、感染を起こしやすくしたり、感染を重症化させてしまう原因になることがあります。また、飲み込む機能(嚥下)が弱っているご高齢の方などは、唾液に混ざった細菌が肺に入り、肺炎を引き起こしたりもします。これが誤嚥性肺炎です。
細菌の数を減らすことはとても重要で、「歯磨き」は虫歯や歯周病を予防するだけではなく、コロナやインフルエンザなどの様々な感染症の予防にも繋がるのです。歯磨き
では、正しい「歯磨き」について説明していきましょう。
まず、歯ブラシの持ち方は鉛筆持ちです。これは力が入りすぎないようにするためです。
強い力で歯を磨くと、歯の表面がすり減ったり、歯肉が下がる原因にもなります。また、押し当てられた歯ブラシの毛先が広がりプラークもうまく落とせません。
小刻み動かしながら2~3本ずつ磨きます。
横に大きく動かして磨くと、歯と歯の境目に毛先が入りません。
2~3本ずつを目安に小刻みに動かすことで、歯と歯肉の境目にブラシが入りやすくなります。
歯の各面を意識するとより良いです。
あちこち磨くのではなく、右から左へ…と磨く順番を決めると、磨き残しがなくなります。
プラークが残りやすい場所から磨くのも、磨き残しを減らす良い方法です。
こうして磨いても、歯ブラシだけでは6割の汚れしか落ちないといわれています。
また、歯ブラシの毛先が開いていると、汚れを落とす効果が40%も低下するといわれています。
歯ブラシの交換時期は朝、昼、晩、の1日3回磨く方で、3週間です。
遅くても1か月で交換しましょう。
残りの4割の汚れを落とすためには、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると理想的です。
歯間ブラシにはサイズがあります。
大きすぎて歯間に入らないものを無理に入れようとすると、返って歯肉を傷つけたり歯肉が下がる原因になります。
自分に合ったものを使ってください。
慣れるまでは鏡を見ながらするとしやすいです。
洗口液なども併用するとより効果が出ます。
また、歯石(歯についた汚れが長時間堆積し石灰化したもの)がついていると歯石の上から歯磨きをしても、磨けていないのと同じなのです。
歯石がついているところは細菌の住処になり、菌が繁殖します。歯石は歯磨きでは取れません。歯科医院で、専用の器具を使って取ってもらいましょう。
痛みが出て来院されても、虫歯が進行している場合が多いのです。
そのため、歯が大きく削られ、治療回数も増え、費用がかさみます。
虫歯は放っておいても自然には治りません。
早目の受診を心掛けましょう。
いまむら歯科クリニックでは、「予防」に力を入れていて、虫歯ができないようにする、歯周病が進まなようにするために3ヶ月に1回の定期検診をおススメしています。
気になるところはないか、虫歯がないかのチェック、歯のクリーニングを行います。
特に気になるところがなければ、1時間かからずに終わるようにしています。一度歯石を取っても3ヶ月くらい経つと菌が活性化して、また歯石がついてくるので、その3ヶ月に合わせてクリーニングすることで、よりお口の中を清潔に保ち、菌の繁殖を防ぎます。もし、虫歯ができたとしても、早期発見・早期治療で、早い段階での治療が可能になるので、歯の削る量も少なくて済みます。これを機に「予防」のための定期検診を受けてみませんか?
10年後、20年後に、残ってくる歯の本数が変わりますよ。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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