院内ブログ

2026.07.12更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は学校歯科検診についてお話しさせて頂きます。

歯科検診

学校歯科検診はあくまでスクリーニング診査(ふるいわけ診査)です。以前の学校歯科検診ではむし歯の検査は進行度合いによりC1,C2,C3,C4と4段階に分類し結果を報告し、むし歯の場合は歯科医院への受診を勧めるような形式でした。現在の歯科検診は健康、要観察、要治療、要精査の4段階のスクリーニング評価にかわりました。
学校歯科検診は限られた時間や設備で多くの生徒さんを診なければいけません。歯科医院でお口の中を診るように、明るいライトやお口の中すべてを診ることができる器具もありません。歯に穴があいてしまうような大きなむし歯であればみつけることができますが、小さなむし歯はみつけるのが困難です。
特に歯と歯の間のむし歯など見落としてしまうこともあります。
「学校の歯科検診ではむし歯はないっていわれたのに、歯医者に行ったらむし歯があるといわれた」ということもあります。歯科医院での精密な検診と異なることをご理解頂きたいと思います。
学校歯科検診で要治療、要観察、要精査の部位があると報告された場合は歯科医院できちんと診てもらいましょう。
乳歯はいずれ抜けるから治療しなくていいのではなく、乳歯のむし歯を放っておくとその下にある永久歯に影響をうけます。根の先のバイ菌がその直下にある永久歯に影響を与え、ターナー歯といわれる歯の表面が白班や黄褐色になってしまったり、わずかな凹みができたり著しい障害が現れたりと様々な影響を受けます。また、むし歯になった乳歯の隣に生えてくる永久歯はむし歯になるリスクが高くなります。乳歯の治療は永久歯へと正常に交換できるように整えておくという役割があります。
思春期のむし歯
中学生、高校生のむし歯も増えているといわれています。この頃になると親の目からはなれてしまいます。塾の帰り、部活の帰りに友達と何か食べたり不規則な食生活になりがちです。また、小学生の頃までは親が歯みがきの仕上げ磨きをしてくれたりしますが、思春期になるとしなくなります。そのようなことからむし歯のリスクが高まります。
部活動、塾、学校行事でいそがしいかもしれませんが、むし歯がある場合は早めに治療をしましょう。

また、学校歯科検診ではむし歯だけでなく、歯列や咬合といった歯並びや噛み合わせに異常がある場合、大きく口を開けると顎が痛かったり、カクカク音が鳴る場合などの顎関節の状態も診ます。
歯肉の状態により、プラークの付着や磨き残しが多く歯茎の赤みや腫れのある歯肉炎の状態なども診ていきます。

そして虫歯になっていない歯でも、問題視される場合があるのをご存知ですか?
乳歯が抜けてないのに、永久歯が生えてしまった場合は「要注意歯」として記録されます。抜けてない乳歯が原因で、永久歯列に異常が出ることがあります。検診後にすぐ抜けたら良いのですが、なかなか抜ける気配がないのであれば早めに歯科の受診をおすすめします。歯並びだけでなく、磨きにくいために歯肉炎になってしまったり永久歯が虫歯になってしまったりします。
ほとんどの学校が、夏休み前に歯科検診の結果を配布されるかと思います。歯科を受診する必要がなくても、毎日の歯磨きは怠らないようにしましょう。お口の中はとても繊細です。少しでも磨き残しが残っているだけで、歯茎が腫れたり出血しやすくなってしまいます。虫歯リスクが高い方だと、簡単に虫歯ができてしまうのでしっかりお手入れしてください。
また、受診をお勧めするお手紙をもらった方は早急に歯科受診の予約をしましょう。比較的、通院しやすい夏休み中に治療を終わらせましょう。

スッキリした状態で、新学期を迎えましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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