院内ブログ

2025.06.12更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
歯科医院での通常の滅菌についてお話しましょう。
歯科医院での治療の際一番心配なのは別の病気がうつってしまうということです。エイズや肝炎など唾液や血液を介して感染するその他の疾患に対して感染を行う必要があります。歯科では患者さんと別の患者さん、医療スタッフと患者さんの直接的な接触はないので通常直接感染することはありません。歯科で感染がおこる場合は物や手を介しておこります。当院では器具はすべて滅菌していますし、使い捨てのものを使用するようにしています。殺菌という言葉はよく聞きますが、滅菌はあまり聞きなれない言葉だと思います。

滅菌は病原性の有無にかかわらず対象物に存在しているすべての微生物を死滅除去することです。通常滅菌したものからはいかなる感染もおこらないとされています。殺菌は菌を殺すことで対象や程度を含まないという概念です。よって殺菌しても感染を引き起こす可能性もあるということです。滅菌はオートクレーブという器械で行います。オートクレーブはいろいろな滅菌技術がありますが、一般的なものは高温高圧の飽和水蒸気で微生物のたんぱく質を変性させて殺菌する高圧蒸気滅菌という方法です。高温高圧で水を飽和水蒸気に変化させ滅菌したい物に接触させると水蒸気が放出する熱で微生物のたんぱく質は変性凝固するので生存できなくなります。

感染対策の第一は流水で器具を洗い流すことが基本中の基本です。当院ではその過程にドイツミーレ社のジェットウォッシャーを使用しています。ミーレジェットウォッシャーは国際規格(ISO 15883)に準拠した高性能洗浄器で歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。治療後の器具に付着した血液や唾液等のタンパク質汚れを熱水と高い水圧によって洗浄します。当院では滅菌消毒システムの強化をするため、ドイツミーレ社のジェットウォッシャーを導入しました。何に使用する器械かいうと治療に使用した器具を洗浄する器械です。

ミーレ
見た目は業務用の食洗器とほぼ同じです。なぜならミーレという会社は高級食洗器メーカーなのです。なぜドイツ製のものをと思われるかもしれませんが、欧米では滅菌とか消毒に関しては基準や罰則があるので国産の製品に比べて信頼性と耐久性に優れています。国産のウォッシャーも検討しましたが一番信頼性のあるミーレにしました。ミーレジェットウォッシャーは国際規格(ISO 15883)に準拠した高性能洗浄器で歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。治療後の器具に付着した血液や唾液等のタンパク質汚れを熱水と高い水圧によって洗浄します。従来器具の洗浄はスタッフが手洗いを行い、滅菌していましたがミーレジェットウォッシャーは格段に高い洗浄力を発揮します。しかしミーレジェットウォッシャーは高額(国産車1台分です)であるため、多くの歯科医院では普及していないのが現状です。
食洗器との違いはターゲットとなる汚れの種類です。食器は油汚れ、治療器具はタンパク汚れです。治療後の器具に付着した血液や唾液等のタンパク質汚れを熱水と高い水圧によって洗浄します。
また、従来では使用した器具をスタッフが手洗いを行っていました。歯科治療で使用する器具は先が尖ってたり鋭利なものばかりです。洗浄中に手指を傷つけてしまうとけがをするだけでなく感染のリスクも出てきます。ミーレは歯科医院で働くスタッフの安全を守ることもできます。器械が自動で洗浄してくれるのでその空いた時間は患者さんの診療業務に専念することができるのも大きなメリットです。スタッフが手洗いで器具を洗うより格段に高い洗浄力を発揮します。

滅菌

オートクレーブはその後になります。当院では2台のオートクレーブを完備し使用した器具をすぐに滅菌して準備ができるように取り組んでいます。
感染予防のための滅菌システムを強化することは患者様、医療スタッフの健康を守るためたいせつです。治療中はもちろん、治療後の器具から感染することがないようにできるだけ早い段階でウィルスや細菌を減らすように心がけています。感染予防は地味な作業です。患者様の目に触れないアピールポイントの低い作業ですが、安心安全な医療を提供していくためには歯科クリニックとしてどれだけ高いレベルで行うかが大切です。
今後時代の流れとして、患者様の認知されない分野の滅菌消毒に関してどれだけ高い基準で行うかがクリニックの姿勢として大切だと考えております。当院では患者さまに安心安全な医療を提供できるように努めています。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.06.08更新

 

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。

今年もこの時期がやって来ました。
6月4日から10日まで【歯と口の健康週間】となっています。
この一週間は歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発し、予防に関する適切な習慣の定着や早期発見、早期治療を徹底して、歯の寿命を延ばしていこうというものです。

歴史は長く1928年に〈虫歯予防デー〉として始まり〈護歯日〉〈健民ムシ歯予防運動〉〈口腔衛生週間〉〈口腔衛生強調運動〉〈歯の衛生週間〉と少しづつ変わりながら2013年に現在の〈歯と口の健康週間〉になったということです。

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毎年この時期になると学校で歯の健康診断が行われていると思います。
先週いまむら歯科クリニックでも、先生とスタッフが近くの小学校へ歯科健診に伺いました。
早いところでは学校から健康診断の結果をもらった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
早速、学校から歯科健診の紙をもらったので受診したいと数名の方からご連絡をいただきました。
毎年この時期から夏休みにかけて、歯科健診の紙を持参される方が増えていきます。

学校歯科健診は子ども達のお口の中の異常を早期に発見できる重要な健診になります。
この健診では歯科医師が子ども達の口腔内を一人づつチェックしていきます。
例えば現在歯の数、処置歯の数、喪失歯の数、虫歯の数、歯垢の状態、歯肉の状態、顎関節の状態、歯列と咬合の状態などです。
その時に異常が見つかった場合は後日学校からご家庭にお手紙をもらうと思いますので、早めに歯医者を受診されてください。
学校歯科健診では詳細な検査はできませんので、必ず歯科医院で検査や場合によっては治療を受けるようにしてくださいね。

「要治療」の場合はできるだけ早く受診しましょう。
早ければ早い程痛みを軽減できたり、治療期間を短縮できたりと子どもさんの負担を少なくできるのでおすすめです。
特にむし歯になっている場合はどんどん進行してしまいます。
様子を見ていても良くなっていくことはないので直ぐに受診されてくださいね。

「要観察」の場合は歯科医師による管理が必要であり、ご家庭でのセルフケアがとても大切になります。
いまむら歯科クリニックでは患者さんごとに必要なケア方法やアドバイスをお伝えしたり、虫歯になる原因や予防方法についてのお話しもさせていただいています。
歯とお口の健康づくりのために是非お子さんと一緒に歯科医院を受診してみてください。

歯科健康診断は単に歯や口腔のチェックをするだけではなく、子ども達の歯とお口の健康づくりを促進するために行われています。
学校から紙をもらった方はもちろん、もらってない方も、お子さんの歯とお口の健康づくりを維持、促進するために定期的な歯科医院の受診をおすすめしています。

特に成長期の子どものお口の中は日々変化していきます。
小学校に入学する頃から歯の生え替わりが始まりますが、小学生の間は混合歯列期といって乳歯から永久歯へと歯が生え替わっていく大切な時期になります。
この時期は歯磨きが難しく、磨き残しが原因でむし歯になりやすいので、小学校低学年までは必ず大人の方が仕上げ磨きをしてあげてほしいと思います。
また、歯や顎が正しく成長しているか注意して観察してあげることも大切になります。
ちゃんと磨けているか、歯や顎などお口の状態に問題はないか、定期的に歯科医院で診てもらいましょう。

小学生の頃に生え替わった永久歯を一生使い続けていくためにはどうすれば良いでしょうか。
現代では大人も子どもも皆んな忙しく時間がないのが当たり前で、生活習慣も乱れがちになっているそうです。
その結果、よく噛まずに急いで食べたり、食後しっかりと歯磨きができなかったり、疲れてそのまま寝てしまったり…
それが続くとお口の中の環境は悪くなり将来の口腔内状況がどうなってしまうのか予測できます。
子ども達の将来のお口の健康を考えても、ゆっくりよく噛んで食べる、親子でちゃんと歯磨きをする、できるだけ甘い物を控えるなどそういった基本的なことが大切で結局そこに戻るのだなと思いました。

今回は学校歯科健診の目的や歯科医院受診のすすめ、予防歯科の大切さ生活習慣の重要性などについてお伝えさせていただきました。
歯と口の健康週間や学校歯科健診が、ご自身やお子さんの歯とお口の健康について考えるきっかけになってくれることを願っています。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.05.25更新

 

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックのスタッフの和田です。

今回のブログは、「抜歯をする場合」についてお話をさせていただきます。

抜歯(歯を抜く)が必要なとき、どんな時に抜歯が必要か知っていますか?抜歯(歯を抜く)が必要な時は、お口の健康を守るために抜歯(歯を抜く)をします。本当は、特に永久歯(大人の歯)は、一度抜いてしまうと、二度と生えてこない歯なので、なるべくなら歯を抜かない、歯を残す・歯を大きく削らない治療を心がけていますが、これからの将来のお口の健康を守るためにも、どうしても抜歯(歯を抜く)をしなければならない場合もあります。どうしても抜歯が必要な時の処置であることをご理解して下さい。

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まずは、どんな時に抜歯(歯を抜く)が必要なのかご説明していきます。
①虫歯による残せない歯
②歯周病による残せない歯
③ヒビの入ってしまった歯
④歯肉(歯茎)に埋まっている歯
⑤生え変わりにより邪魔になっている歯
⑥矯正治療(歯並びを良くする)のためによる歯
に分けます。

①虫歯による残せない歯
⚫︎まず虫歯とは、私たちのお口の中には、虫歯菌や歯周病菌などさまざまな細菌が多くいます。お口の中に潜んでいる虫歯菌が、私たちが普段から食べている食べ物の中の"糖分"を摂取します。そして、その"糖分"を摂取している時に虫歯菌が酸(毒素)を出します。その酸(毒素)により歯の表面が溶けてしまいその時に虫歯になります。そして、虫歯の進行段階には4段階に分けられます。
(1)CO/C1 →歯の表面が少し溶けてるかな?虫歯になりかけてるかな?と言う程度なので、これ以上虫歯が進行しない様に歯を強化させる目的のフッカ物塗布をして再石灰化されるのを期待いします。または、経過観察で様子を見ます。
(2)C2→ さきぼどのCO/C1に比べて、中まで虫歯が進行してしまった状態になります。その場合は、虫歯になってしまった所を削って虫歯を取り除く必要があります。削った所は、白いプラスチックの詰め物をしたり、少し大きい場合は、詰め物の型取りをして後日詰め物を合わせて、詰め物を入れます。
(3)C3→虫歯が歯の中の神経まで進行している場合になります。この場合は、歯の根っこ中の神経を取り除く処置が必要です。歯の根っこの治療をする事により、歯の神経は無くなりますが歯を残す事はできます。
(4)C4→虫歯がだいぶ大きく崩壊してしまい進行して歯茎の上の頭の部分が無く根っこしか残っていない。これ以上歯を残すことが出来ない状態の場合は、歯を抜く必要があります。
この、(4)の重度の虫歯になった場合のケースは、歯が既にボロボロの状態のため、周りの歯の影響に関わってくるので、抜歯(歯を抜く)が必要になります。

②歯周病による残せない歯
⚫︎歯周病とは、お口の中の多数の細菌の一部である歯周病菌によって引き起こされ感染症の事をいいます。その歯周病菌の塊が、歯と歯茎の境目の歯周ポケットと言う溝に入り込んでしまうと、その歯周病菌が出す酸(毒素)により歯肉(歯茎)を刺激して、周りの歯周組織を破壊してしまったり、やがて歯の根っこを支えている歯槽骨(顎の骨)を溶かしてしまいます。そして、最終的には歯の支えが無くなってしまうので歯がグラグラして、稀に抜歯(はを抜く)をしなくても自然に歯がポロッと抜けてしまう事があります。
歯周病にも段階がいくつかありますがまた、次回にでも歯周病についてご説明させていただきますね。

③ヒビの入ってしまった歯
⚫︎歯の食いしばりがある方や、何らかの強い力により歯の根っこに負担が大きくかかってしまいヒビが入って割れてしまう事があります。
そして、周囲の歯や歯肉(歯茎)に負担をもかけて炎症を引き起こす原因にもなります。歯の根っこにヒビが入ってしまうと、強く痛みが出る場合もあります。そんな場合は、歯を残す事は出来ないので抜歯(歯を抜く)が必要になります。

④歯肉(歯茎)に埋まっている歯
⚫︎歯肉(歯茎)の中に埋まっている歯(埋伏歯)や捻れている歯(捻転歯)のことをいいます。この場合は、歯肉(歯茎)の中に埋まっている歯(埋伏歯)の例えとして一番奥の8番目の歯、親知らずになります。親知らずは、必ずしも皆さん生えて来るわけではありません。中には、親知らずが元々ない方もいれば、歯茎に埋まったままの方もいます。親知らずは、生えた方にもよりますが、何らかの理由でうまく生えて来れなくて、周囲の健康な歯や歯肉(歯茎)に炎症を引き起こしてしまったり悪い影響の原因にもなります。そのため、歯を抜歯(歯を抜く)する必要があります。

⑤生え変わりにより邪魔になっている歯
⚫︎乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)への歯の生え変わりによる邪魔になっている歯をいいます。乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)に生え変わる際、乳歯の下から生えて来る永久歯がうまく生えて来れない・スペースが無い場合、永久歯に大きく影響があります。スムーズに永久歯が生えて来れない場合、将来歯並びが悪くなってしまうため、生え変わりに邪魔になってしまう歯を抜歯(歯を抜く)する必要があります。

⑥矯正治療(歯並びを良くする)のためによる歯
⚫︎歯並びを良くするため、整えるために歯列矯正が必要になります。歯列矯正は、少しずつ少しずつ歯を動かして最終的にはキレイな歯並びを整えます。キレイな歯並びを整えるためには、歯を動かすスペースが必要になります。歯をキレイに並べるスペースが足りないと歯を動かす事が出来ないので、その時には、小臼歯(大体、糸切り歯の一つ後ろの歯)を抜歯(歯を抜く)し、歯を動かすためのスペースを確保します。必ずしも歯列矯正をする為に抜く分けではありません。人それぞれその人の顎の大きさ・歯の大きさとかも釣り合っていない事があるので抜歯が必要な場合もあります。

それぞれ、仕方なく抜歯が必要な場合は、抜歯(歯を抜く)をしますが。抜歯が必要にならない為に予防する事も大変大事になってきます。
なるべく、抜歯を避ける為にも普段の生活で注意出来る事①虫歯による歯・②歯周病による歯
をなるべく早く発見予防する事が大事になってきます。少しでも、歯を抜かずに将来のためにも1本でも多く歯を残せれるようにしましょうね。そのためには、いまむら歯科クリニックでは、その患者様お一人お一人のお口の中の状態により変わってきますが、定期的に1ヶ月に一回・2ヶ月に一回・3ヶ月に一回とお口の中の検診を行っています。
お口の中の検診を定期的に行って、お口の中の健康を保つためにも一緒に頑張っていきましょう。ご予約の際は、直接当医院までお電話をお願いします。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.05.22更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は口腔機能低下症についてお話をしたいと思います。
元気で長生きのためにはお口の機能の維持、向上が大切です。高齢者の多くの方は口腔機能の低下を実感しているが具体的な意識を持っていることは少ないようです。
口腔機能低下症とは2016年に日本老年歯科学会が「高齢期における口腔機能低下症の定義と診断基準」として公表し、2018年に保険収載された歯科で最も新しい病名のひとつです。
口腔機能低下症を見過ごしてしまうと咀嚼障害、摂食嚥下障害となって全身的の健康に影響を及ぼします。①口腔衛生状態不良、⓶口腔乾燥、③咬合力低下、④舌口唇運動機能低下、⑤低舌圧、⑥咀嚼機能低下、⑦嚥下機能低下などの検査をおこない3項目が該当する場合口腔機能低下症と診断します。口腔機能低下症は咀嚼障害、嚥下障害などの障害レベルより前の段階とされており、口腔機能の低下に対する自覚症状が少なく見逃してしまいがちです。

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口腔機能の大切さ
口腔機能が健全でないと様々な影響を全身へ及ぼします。オーラルフレイルが全身のフレイルに影響を与えます。ある調査では口腔機能が健全な方に比べて、オーラルフレイルは身体的フレイルを2.4倍に上昇させます。口腔機能低下症の検査のひとつである口腔衛生状態不良、口腔乾燥、残存歯数、舌圧、舌口唇運動機能低下の5項目の該当数と栄養状態との関係を調査した研究では、低栄養状態と関係性があることがわかってきました。
以下のような症状がある場合口腔機能低下症の可能性があります。
① 硬いものが食べにくくなった
② 汁物を飲むときに時々むせるようになった
③ 口の中が乾くようになった
④ 薬を飲みにくくなった
⑤ 滑舌が悪くなった
⑥ 食事をするのに時間がかかるようになった
⑦ 食べこぼしをするようになった
⑧ 食後に口の中に食べ物が残るようになった
日常生活におけるささいなお口の機能の衰えなどを放置しておくと、楽しく会話をしたり、十分な食事をとることが出来なくなり、心身の活力の低下を引き起こしてしまいます。
口腔機能を検査して機能の維持、改善をしていくようにしましょう。
口腔機能低下症の管理
口腔機能低下症の管理は患者さんに自身の口腔機能の状態を知っていただき、その機能の維持、向上に対する動機づけから行っていきます。それによって患者さんの日常生活における意識の変化が見直しへと繋がっていきます。
「少しでも歯ごたえのあるものを食べる」「毎日ぶくぶくうがいをする」など日々のちょっとした行動が大切です。
口腔機能低下症によって引き起こされる重篤な症状に代表的なものとして誤嚥性肺炎があります。ここからは「肺炎」と「誤嚥性肺炎」についてお話させて頂きます。

肺炎は死因別死亡率の第4位を占めるほど重篤な疾患と言われています。その9割以上が65歳以上のご高齢者が占めています。さらに肺炎の年齢階級別死亡率は70歳以上で急激な増加傾向を示し、ご高齢者にとっては大きな転帰を引き起こしてしまいます。
肺炎は長期入院患者の感染症としては尿路感染についで多くその感染経路は口腔内細菌の誤嚥、「誤嚥性肺炎」の存在が考えられます。また口腔内環境が悪いと肺炎の発症を助長することも研究の結果から分かってきました。高齢者における比較対照の研究では、口腔ケアをしっかりと行なわなければ肺炎の発症率が高くなることが報告されています。そのため感染源を減少させ、肺炎の発症を予防するためにも口腔ケアを行い口腔の細菌を減らすことが大切です。

「誤嚥」とは?
「誤嚥」とは食べ物や唾液、胃からの逆流物や異物などが気管に入った状態をいいます。なお正確には声門より下に入った場合を誤嚥、声門より上の気道までの侵入は咽頭内侵入とよんでいます。似たような言葉で「誤飲」とありますがこれは子供などが誤って異物(小さなおもちゃなど)を飲み込んでしまって食道に入ることをいいます。
「確実に誤嚥性肺炎」であるという場合は明らかな誤嚥が直接確認された後に肺炎になった場合、もしくは肺炎を起こしていて誤嚥物が吸引などにより確認された場合にあてはまります。
「ほぼ確実に誤嚥性肺炎であろう」という場合は飲食の際、摂食・嚥下障害を起こす可能性の高い基礎疾患を持っていてそのうえで肺炎を起こしたような場合です。
私たち歯科医院でできること…
「誤嚥」は大きく3つに分けられます。「唾液の誤嚥」「食物の誤嚥」「胃などからの逆流物の誤嚥」。
「唾液の誤嚥」に関しては口腔ケアを行うことによって、唾液中の細菌を減らすことが重要になります。「食物によって誤嚥を起こしている場合」には、誤嚥しにくい形態へ食物を変更する、誤嚥したものが自然と吐き出せない場合、食事中にときどき咳をしてもらう、誤飲防止のために舌などを鍛える。などの対応が必要になります。
「胃などからの逆流物の誤嚥」については、食後すぐに横にならないようにする、胃瘻などから栄養をとっている患者さんは注入する栄養剤を硬さを変えて逆流しにくくするなどの対応が必要です。
誤嚥性肺炎の発症を予防するには口腔ケアによってお口の中の細菌を減らすことが大切です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.05.18更新

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
今回は歯ぎしりについてお話させて頂きます。
寝ているときに気づかずにしている歯ぎしりは、歯や歯周組織にダメージを与えるだけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがあります。ストレスやかみ合わせが原因であるといわれています。
歯ぎしりの種類は大きく分けて3種類あります。ギリギリと横に歯をこすり合わせるグライディング、グーっと噛みしめるクレンチング、カチカチと打ちつけるタッピングです。グライディングタイプが最も多いといわれ、夜中の睡眠時に起こりますが、日中にクレンチングやタッピングをしてしまう人もいます。

歯ぎしり歯ぎしり歯ぎしり
歯ぎしりは通常噛む力の数倍から10数倍に相当するといわれています。このような過度な力が持続的に加わると、歯がすり減ったり、歯の破折や、修復物の脱落の原因になります。さらに長時間持続すると歯周組織にダメージを与えたり、顎の関節に負担がかかり顎関節症を引き起こしてしまいます。
歯ぎしりの治療法
①スプリント療法
②咬合調整
③自己暗示法
④精神安定
⑤ストレスの緩和

治療を受ける際は…
歯ぎしりの治療は以上の方法があげられます。ストレスなどの患者様自身がもつ心理状態や、悪習慣、かみ合わせの不調和などといった原因をつきとめ解決することが大切となってきます。そのため患者様自身がもつ心理的背景を歯科医師に伝えることが治療を効率よく進めるためには大切です。

習慣的に歯ぎしりをしている人は治療によって歯ぎしりを治すことは困難です。ただ歯ぎしりによって歯が摩耗してきたり、歯周組織に負担がかかり歯がぐらぐらしてきたりする場合は対症療法として睡眠時にナイトガードというマウスピースの一種を装着します。
睡眠中におこる歯ぎしり。音が大きく周囲に迷惑をかけてしまうだけではなく、ひどい場合は歯が折れたり、すり減ったり、歯周病を悪化させたり、顎関節症を引き起こしたりします。


歯ぎしりは自覚していない人もいます。睡眠時にしかしない人は、周囲の人に指摘されない限り分からないことがあります。歯ぎしりの判定は自覚の有無、歯のすり減りかた、起床時に顎の筋肉の疲労感などを調べます。歯ぎしりは若い世代に多くみられ、成人では5~10%、小児10~25%を占めます。高齢者は5%程度です。
歯ぎしりをしていると…
歯ぎしりをしていると歯が折れる、すり減る、ひびが入る、被せ物詰め物がよく外れるといった症状がおこります。また歯に過度な力が加わると、歯を支えている骨が減って歯周病が悪化してしまいます。また顎に負担がかかり顎の周囲の筋肉や、顎の関節(顎関節)が痛む顎関節症を引き起こし食事や会話に支障がでることがあります。
歯ぎしりの原因
明確な原因はまだわかっていないというのが現状です。
睡眠の質の悪さや精神的なストレス、遺伝などといわれています。かみ合わせの悪さも原因と以前はいわれていましたが、かみ合わせが正常な方でも起こることが判明し、直接の原因ではないと考えられるようになってきました。これまでの研究では歯ぎしりをする人の睡眠の深さと歯ぎしりの活動を調べてみたら、深い眠りから覚醒にむかう時間帯に顎の筋肉が活発になり、歯ぎしりをしている人が多いことが分かっています。
歯ぎしりの治療法について
歯ぎしりを完全に止める治療法は、今のところありません。一般的に行われている治療法はマウスピースです。マウスピースを睡眠時にお口の中に装着することで、歯や顎へのダメージを防ぐことができます。マウスピースによる治療は保険適用されています。
生活のストレスを減らしよく眠れるように工夫することです。日中に歯ぎしりをしている人はそのことを自覚して、歯ぎしりをしないようにi意識することが必要です。
周囲から歯ぎしりを指摘されたり、自覚しているようであれば一度歯科医院を受診してみてください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.05.12更新


こんにちは。八幡西区にある歯医者、いまむら歯科クリニックです。
今回は歯根破折についてお話したいと思います。
歯根破折とは字のごとく「歯の根が折れてしまっている」。あるいは「ひびが入っている状態」を言います。
「硬いものを咬んだらズッキときてそれから咬んだら痛い」
「普段はどうもないけど咬んだら痛い」
「咬んだら激痛が走る」「前までは冷たいものがしみることはなかったが突然すごくしみるようになった」等患者はいろいろ訴えられます。

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歯の根が折れてしまっている場合、縦に折れてしまっているケースや横に折れてしまっているケースがあります。歯の根が完全に折れてしまっていると、レントゲンで黒い線として写ります。
一方、ひびの場合レントゲンで写らないほど繊細です。「別の歯科医院で数日前に診てもらったけど、どこも悪くないと言われた」と歯科医師でも見つけにくいこともあります。
しかし、歯根破折を起こした歯の根の周りはレントゲンで黒く写ります。これは根のまわりの顎の骨が細菌の侵入により破壊され、溶けてしまっているからです。歯根破折は、歯の根の治療(根管治療)を過去に行い歯の神経を取った歯に多く見られます(歯の神経がある歯でも起こります)。歯の神経を取る時、大きく削るため歯質が薄くなってしまうことや歯の神経と一緒に血管等も取るため栄養が行かなくなり、脆くなるためです。

歯根破折を起こした歯の治療は基本抜歯です。
歯根破折は、最初は痛くなく噛んだ時に違和感がある程度です。そのため患者さんに歯の根が割れていることを説明しても、自覚症状が少ないため抜歯を勧めても「もう少し様子を見たい」と言われることが多いです。
しかし、歯根破折のひびの隙間からお口の中の細菌が侵入し歯茎の中に入って行きます。そうなると細菌の影響により、歯の根の周りの顎の骨が溶けていきます。よって抜歯をせずにそのまま放置すると、顎の骨が減っていき抜歯をした後の修復処置の難易度が上がります。
例えばブリッジで修復する場合、歯を抜いたダミーの部分は顎の骨が溶けて下がっているので、ブリッジで修復した後も食事中にものが詰まりやすい等の問題が生じる可能性があります。また、インプラント治療をする場合、顎の骨が少ないのでGBR等を行って骨を増やす治療が必要になります。
 さらに歯根破折を放っておくと、歯茎が腫れてきたり痛みが生じることもあります。炎症が広がっていると、抜歯をするときも麻酔が効きにくく、痛い思いをするかもしれません。

歯根破折は残念なことに、定期的に歯科医院に通い虫歯や歯周病もない患者さんにもおこります。私たち歯科医師にとっても予測がつかないことです。車で言えばパンクみたいなものかもしれません。気を付けるポイントとして、歯の根の治療を行った歯ではあまり硬いものを噛まないほうがよいでしょう。予防の一つになりますがそれでも絶対に歯根破折を防げるものではありません。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.04.29更新

こんにちは。八幡西区にある歯医者いまむら歯科クリニックの今村です。

先日、Officeツグミさん主催の成貢皆で発表の機会を頂きました。成貢

当院は患者さんに安心して治療を受けて頂くための取り組みについて発表しました。

当院からは田中と竹内が代表でプレゼンテーションを行いました。

価値観が多様化している現代において患者さんのニーズも様々です。患者さんの希望、要望を十分に把握したうえで個々に合った治療を提供していくことが大切だと思います。

成貢

より良い医療を提供していき、地域に愛されるクリニックをモットーに日々精進致します。

成貢

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.04.29更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
ゴールデンウィーク期間中ですがいかがお過ごしですか?
いまむら歯科クリニックでは日曜・祝日以外の平日は通常どおり営業していますので何かありましたら遠慮なくお電話でお問い合わせください。

さて今回のブログでは、患者さんから歯周病に良い歯磨剤を教えて欲しいという質問がありましたので、いまむら歯科クリニックで販売している商品の中からおすすめの歯磨剤を3つご紹介させていただきたいと思います。

平田

まずは「システマ デンタルペースト アルファ」という歯磨剤になります。
こちらは歯周病リスクが低めの方におすすめさせていただくことが多い商品で、年齢的にはそろそろ歯周病が気になってくるといわれている30代以降の比較的健康な歯周状態の方に使っていただきたい歯磨剤です。
先日は歯肉炎があり歯磨き時に出血していた20代前半の患者さんが買って帰られました。
若い方でも歯周病予防のために今から使っていただけると、とてもいいと思います。
歯周病に対する有効成分がしっかり入っていて、更にフッ化ナトリウムも入っているので歯周病とむし歯のどちらもケアしていきたい比較的若い世代に向いてる歯磨剤だと思います。
少し柔らかいペースト状で使いやすく、お値段も一番安くてお手頃なので大変人気商品となっています。
迷った場合はまずこちらから使ってみてはいかがでしょうか。

次は「システマ ハグキプラス プロ」という歯磨剤です。
こちらは歯周病リスクが本格的に高まる中高年以降の方におすすめの歯磨剤になります。
先程紹介した歯磨剤に比べると、より多くの有効成分が配合されているのが特徴です。
破骨細胞の分化を抑制して歯の土台を守る力を引き出すオウバクエキスや歯肉の防御力を高めるビタミンEが配合され、よりパワーアップした商品になります。
更に最高濃度のフッ化ナトリウムが配合されているのでむし歯ケアも同時にできる優れた歯磨剤です。
こちらも柔らかめのペースト状なのでとても磨きやすくておすすめです。

最後に紹介させていただくのは「システマ SP-T ジェル」という歯磨剤です。
こちらは先程の2つの歯磨剤と比べると有効成分が高濃度配合されていたり、更に歯肉の炎症を防ぐβ-グリチルレチン酸がプラスされているのが特徴で、歯周病リスクが高い方に是非使っていただきたい歯磨剤になります。
やはり一番の大きな違いはペーストではなくジェルであるということです。
しかも高粘性のジェルが歯や歯肉にまとわりつき流れにくくなっているため、時間をかけてしっかり磨くのに適しています。
そしてもう一つの大きな違いは研磨剤が無配合という点になります。
歯周病ケアでは優しくじっくりと時間をかけて歯磨きをしていただくことが望ましいため、研磨剤が無配合かどうかはとても重要になってきます。
歯や歯肉を傷付けずに長時間丁寧に磨くことができるので歯周病リスクが高い方に向いていると思います。
フッ化ナトリウムも最高濃度配合されているのでむし歯予防も同時に叶えてくれる大変心強い歯磨剤です。
ジェルの使い心地が良いので一度使うとやめられないと何度もリピートしていただいたり、お友達にプレゼントしたいとまとめて買って行かれる方もいらっしゃる、とても人気が高い歯磨剤です。

歯周病で歯を失う方が非常に多く如何に予防をしていくかが重要になってきます。
気付いた時にはかなり進行している状態ということもある怖い病気なので、毎日のホームケアでしっかり予防していけるといいですね。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.04.12更新

こんにちは!八幡西区にある歯医者「いまむら歯科クリニック」スタッフの竹内です。
今回は、歯周病が全身に及ぼす影響についてお話しします。
私が歯科衛生士になった頃は、体の疾患が原因で歯周病になると教わったのですが、最近では歯周病が原因で様々な病気になると言われています。

嫌気性菌(トレポネーマ・デンティコーラ、ポルフィロモナス・ジンジバーリスなど)が歯肉に攻撃を仕掛けて身体の中に侵入しようとし、身体は菌をやっつけて侵入を抑えようと攻撃します。そうすると、歯肉からの出血・発赤・腫脹などの炎症の症状が起きるのです。これが歯周病のメカニズムです。
出血は歯周病菌と白血球との戦いで敗れた結果で、そのままにしておくと歯垢は歯周ポケットの中に潜り込み、どんどん歯周組織を破壊していき炎症を繰り返します。歯周病が起こるということは、お口の中で常に炎症が続いているということです。炎症が慢性化すると体全体の免疫機能が低下しやすくなり、感染症への抵抗力も低下させます。また、歯周病菌の中には誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、誤嚥性肺炎を引き起こします。
歯周病の原因となる細菌やそれによって起こる炎症反応は、血流を介して体全体に広がる可能性があり、これが全身の健康に影響を及ぼすと考えられています。

竹内

歯周病を放置すると起こる可能性のある病気は、
心疾患、脳梗塞、糖尿病の悪化、誤嚥性肺炎、認知症、早産、低体重児出産、骨粗鬆症、関節リウマチ、肥満などです。たかが歯周病、歯がなくなるだけ、と思われがちですがこんなに大変な病気になる可能性があるのです。
健康な体を維持する為にも、口腔内を清潔に保つことが重要になっていきます。
皆さんが自分自身で歯を磨くことも大事ですが、今ついている歯石やプラークをしっかりと取る事が重要になってきます。
歯石はご自身では取る事が出来ないので、歯科に行って取ってもらう必要があります。

いまむら歯科クリニックでは、定期検診に力を入れています。虫歯の治療が終わってから、長くても3か月に一回は定期検診を受けましょう。
知らない間に磨き癖がついていたり、磨けてないところがそのままになりがちです。
その汚れを放置しておくと、歯周病や虫歯の原因になります。
たかが歯周病だと思っていると恐ろしい病気にかかる事もありますので、一度、歯医者でチェックしてもらってください。
皆さんの健康維持の手助けをさせて下さい。
一度定期検診を体験に、いまむら歯科クリニックにお越しください。
お待ちしております。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.31更新

 

こんにちは!八幡西区にある歯医者「いまむら歯科クリニック」スタッフの田中です。
春の陽気が心地良いこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は「矯正治療」についてのお話です。
矯正治療とは、歯や顎の骨に力を加えてゆっくりと歯を移動させ歯列を矯正し、正しく機能的なかみ合わせにする治療のことです。
一概に歯並びが悪いといっても、出っ歯や受け口、八重歯、開咬など様々です。
また、柔らかい食べ物が増えて咀嚼をあまりしなくても食事ができるので、顎の発達が不十分になります。その結果、顎が小さくなり歯の並ぶスペースが不足してガタガタに生えてしまうことが多いのです。

田中

見た目以外にも影響があります。
歯が重なっていたり、ガタガタに生えていると磨き残しが増えて、虫歯になりやすい。
歯周病が進行しやすい。
歯の寿命が短くなる。
かみ合わせが悪いので、歯や顎、胃腸にも負担がかかる。
発音や滑舌が悪い。
頭痛や肩こりの原因になる。
口元にコンプレックスがあり、人前で笑えないなどです。

永久歯は乳歯の1.3~1.5倍の大きさになります。
なので、乳歯の時点ですでに隙間なく歯が並んで生えている場合は、永久歯に生え変わると並ぶスペースがなくガタガタになる可能性が高いです。
乳歯の時はすきっ歯の状態が理想なのです。

矯正治療を始める時期としては、7歳~12歳頃に始める事が多いようです。
この時期は顎の骨がまだ成長過程にあるので、正しく顎を成長させたり、生え変わりを利用して抜歯せずに歯を並べられたりと、大人と比べて痛みも少なく理想的な歯並びになります。
大人の場合は、すでに顎の成長は止まっています。
なので並べるスペースを作るのに抜歯をして治療を行うことがほとんどですが、いくつになっても手遅れというわけではではありません。
重度の歯周病や虫歯がある方は難しいかもしれませんが、歯の健康や見た目も良くなるので最近では大人になってから治療される方が増えてきています。

治療後のメリットは、歯がキレイに並ぶのでお手入れがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減ります。
かみ合わせが良くなり、しっかり噛めるようになるので胃腸の負担が減ります。
口元がスッキリとして顔全体のバランスが整います。
エラが目立たなくなり、小顔効果が期待できます。
コンプレックスがを解消し、自然と笑顔が増えます。

デメリットとしては、自費治療になるので経済的な負担があります。
治療中は装置を歯に装着するので、食べ物が挟まったり、見た目が気になります。
治療期間が1年~3年くらいかかります。
スペースを作るための抜歯が必要な場合があります。
歯を動かすときの痛みがあります。
歯肉退縮や歯根吸収のリスクがあります。

メリットとデメリットをよく考えてから治療されてください。
成長に合わせた治療が可能ですが、早ければ早い方がいいというわけでもありません。
歯並びには個人差がありますので、成長後の適正な歯並びやかみ合わせ、将来的な顎の成長を予測しながら、その人に合った治療法、治療時期を決める事が大切です。

いまむら歯科クリニックでは、矯正専門医が月2~3回来院し治療を行っています。
自分に合った治療法、期間、金額など知りたい方は、無料相談(要予約)をご利用ください。

私は20代で矯正治療を行いました。
今は50歳(笑)
長い人生の中の1年~3年なんて、あっという間ですよ。
今でも治療をして良かったと思っています!
コンプレックスのある口元を気にせずに人前で自然に笑顔が出せるので、気持ちも明るくなった気がします。
自然と笑顔も増えて、自信がもてますよ♪

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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