院内ブログ

2025.04.29更新

こんにちは。八幡西区にある歯医者いまむら歯科クリニックの今村です。

先日、Officeツグミさん主催の成貢皆で発表の機会を頂きました。成貢

当院は患者さんに安心して治療を受けて頂くための取り組みについて発表しました。

当院からは田中と竹内が代表でプレゼンテーションを行いました。

価値観が多様化している現代において患者さんのニーズも様々です。患者さんの希望、要望を十分に把握したうえで個々に合った治療を提供していくことが大切だと思います。

成貢

より良い医療を提供していき、地域に愛されるクリニックをモットーに日々精進致します。

成貢

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.04.29更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。
ゴールデンウィーク期間中ですがいかがお過ごしですか?
いまむら歯科クリニックでは日曜・祝日以外の平日は通常どおり営業していますので何かありましたら遠慮なくお電話でお問い合わせください。

さて今回のブログでは、患者さんから歯周病に良い歯磨剤を教えて欲しいという質問がありましたので、いまむら歯科クリニックで販売している商品の中からおすすめの歯磨剤を3つご紹介させていただきたいと思います。

平田

まずは「システマ デンタルペースト アルファ」という歯磨剤になります。
こちらは歯周病リスクが低めの方におすすめさせていただくことが多い商品で、年齢的にはそろそろ歯周病が気になってくるといわれている30代以降の比較的健康な歯周状態の方に使っていただきたい歯磨剤です。
先日は歯肉炎があり歯磨き時に出血していた20代前半の患者さんが買って帰られました。
若い方でも歯周病予防のために今から使っていただけると、とてもいいと思います。
歯周病に対する有効成分がしっかり入っていて、更にフッ化ナトリウムも入っているので歯周病とむし歯のどちらもケアしていきたい比較的若い世代に向いてる歯磨剤だと思います。
少し柔らかいペースト状で使いやすく、お値段も一番安くてお手頃なので大変人気商品となっています。
迷った場合はまずこちらから使ってみてはいかがでしょうか。

次は「システマ ハグキプラス プロ」という歯磨剤です。
こちらは歯周病リスクが本格的に高まる中高年以降の方におすすめの歯磨剤になります。
先程紹介した歯磨剤に比べると、より多くの有効成分が配合されているのが特徴です。
破骨細胞の分化を抑制して歯の土台を守る力を引き出すオウバクエキスや歯肉の防御力を高めるビタミンEが配合され、よりパワーアップした商品になります。
更に最高濃度のフッ化ナトリウムが配合されているのでむし歯ケアも同時にできる優れた歯磨剤です。
こちらも柔らかめのペースト状なのでとても磨きやすくておすすめです。

最後に紹介させていただくのは「システマ SP-T ジェル」という歯磨剤です。
こちらは先程の2つの歯磨剤と比べると有効成分が高濃度配合されていたり、更に歯肉の炎症を防ぐβ-グリチルレチン酸がプラスされているのが特徴で、歯周病リスクが高い方に是非使っていただきたい歯磨剤になります。
やはり一番の大きな違いはペーストではなくジェルであるということです。
しかも高粘性のジェルが歯や歯肉にまとわりつき流れにくくなっているため、時間をかけてしっかり磨くのに適しています。
そしてもう一つの大きな違いは研磨剤が無配合という点になります。
歯周病ケアでは優しくじっくりと時間をかけて歯磨きをしていただくことが望ましいため、研磨剤が無配合かどうかはとても重要になってきます。
歯や歯肉を傷付けずに長時間丁寧に磨くことができるので歯周病リスクが高い方に向いていると思います。
フッ化ナトリウムも最高濃度配合されているのでむし歯予防も同時に叶えてくれる大変心強い歯磨剤です。
ジェルの使い心地が良いので一度使うとやめられないと何度もリピートしていただいたり、お友達にプレゼントしたいとまとめて買って行かれる方もいらっしゃる、とても人気が高い歯磨剤です。

歯周病で歯を失う方が非常に多く如何に予防をしていくかが重要になってきます。
気付いた時にはかなり進行している状態ということもある怖い病気なので、毎日のホームケアでしっかり予防していけるといいですね。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.04.12更新

こんにちは!八幡西区にある歯医者「いまむら歯科クリニック」スタッフの竹内です。
今回は、歯周病が全身に及ぼす影響についてお話しします。
私が歯科衛生士になった頃は、体の疾患が原因で歯周病になると教わったのですが、最近では歯周病が原因で様々な病気になると言われています。

嫌気性菌(トレポネーマ・デンティコーラ、ポルフィロモナス・ジンジバーリスなど)が歯肉に攻撃を仕掛けて身体の中に侵入しようとし、身体は菌をやっつけて侵入を抑えようと攻撃します。そうすると、歯肉からの出血・発赤・腫脹などの炎症の症状が起きるのです。これが歯周病のメカニズムです。
出血は歯周病菌と白血球との戦いで敗れた結果で、そのままにしておくと歯垢は歯周ポケットの中に潜り込み、どんどん歯周組織を破壊していき炎症を繰り返します。歯周病が起こるということは、お口の中で常に炎症が続いているということです。炎症が慢性化すると体全体の免疫機能が低下しやすくなり、感染症への抵抗力も低下させます。また、歯周病菌の中には誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、誤嚥性肺炎を引き起こします。
歯周病の原因となる細菌やそれによって起こる炎症反応は、血流を介して体全体に広がる可能性があり、これが全身の健康に影響を及ぼすと考えられています。

竹内

歯周病を放置すると起こる可能性のある病気は、
心疾患、脳梗塞、糖尿病の悪化、誤嚥性肺炎、認知症、早産、低体重児出産、骨粗鬆症、関節リウマチ、肥満などです。たかが歯周病、歯がなくなるだけ、と思われがちですがこんなに大変な病気になる可能性があるのです。
健康な体を維持する為にも、口腔内を清潔に保つことが重要になっていきます。
皆さんが自分自身で歯を磨くことも大事ですが、今ついている歯石やプラークをしっかりと取る事が重要になってきます。
歯石はご自身では取る事が出来ないので、歯科に行って取ってもらう必要があります。

いまむら歯科クリニックでは、定期検診に力を入れています。虫歯の治療が終わってから、長くても3か月に一回は定期検診を受けましょう。
知らない間に磨き癖がついていたり、磨けてないところがそのままになりがちです。
その汚れを放置しておくと、歯周病や虫歯の原因になります。
たかが歯周病だと思っていると恐ろしい病気にかかる事もありますので、一度、歯医者でチェックしてもらってください。
皆さんの健康維持の手助けをさせて下さい。
一度定期検診を体験に、いまむら歯科クリニックにお越しください。
お待ちしております。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.31更新

 

こんにちは!八幡西区にある歯医者「いまむら歯科クリニック」スタッフの田中です。
春の陽気が心地良いこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は「矯正治療」についてのお話です。
矯正治療とは、歯や顎の骨に力を加えてゆっくりと歯を移動させ歯列を矯正し、正しく機能的なかみ合わせにする治療のことです。
一概に歯並びが悪いといっても、出っ歯や受け口、八重歯、開咬など様々です。
また、柔らかい食べ物が増えて咀嚼をあまりしなくても食事ができるので、顎の発達が不十分になります。その結果、顎が小さくなり歯の並ぶスペースが不足してガタガタに生えてしまうことが多いのです。

田中

見た目以外にも影響があります。
歯が重なっていたり、ガタガタに生えていると磨き残しが増えて、虫歯になりやすい。
歯周病が進行しやすい。
歯の寿命が短くなる。
かみ合わせが悪いので、歯や顎、胃腸にも負担がかかる。
発音や滑舌が悪い。
頭痛や肩こりの原因になる。
口元にコンプレックスがあり、人前で笑えないなどです。

永久歯は乳歯の1.3~1.5倍の大きさになります。
なので、乳歯の時点ですでに隙間なく歯が並んで生えている場合は、永久歯に生え変わると並ぶスペースがなくガタガタになる可能性が高いです。
乳歯の時はすきっ歯の状態が理想なのです。

矯正治療を始める時期としては、7歳~12歳頃に始める事が多いようです。
この時期は顎の骨がまだ成長過程にあるので、正しく顎を成長させたり、生え変わりを利用して抜歯せずに歯を並べられたりと、大人と比べて痛みも少なく理想的な歯並びになります。
大人の場合は、すでに顎の成長は止まっています。
なので並べるスペースを作るのに抜歯をして治療を行うことがほとんどですが、いくつになっても手遅れというわけではではありません。
重度の歯周病や虫歯がある方は難しいかもしれませんが、歯の健康や見た目も良くなるので最近では大人になってから治療される方が増えてきています。

治療後のメリットは、歯がキレイに並ぶのでお手入れがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減ります。
かみ合わせが良くなり、しっかり噛めるようになるので胃腸の負担が減ります。
口元がスッキリとして顔全体のバランスが整います。
エラが目立たなくなり、小顔効果が期待できます。
コンプレックスがを解消し、自然と笑顔が増えます。

デメリットとしては、自費治療になるので経済的な負担があります。
治療中は装置を歯に装着するので、食べ物が挟まったり、見た目が気になります。
治療期間が1年~3年くらいかかります。
スペースを作るための抜歯が必要な場合があります。
歯を動かすときの痛みがあります。
歯肉退縮や歯根吸収のリスクがあります。

メリットとデメリットをよく考えてから治療されてください。
成長に合わせた治療が可能ですが、早ければ早い方がいいというわけでもありません。
歯並びには個人差がありますので、成長後の適正な歯並びやかみ合わせ、将来的な顎の成長を予測しながら、その人に合った治療法、治療時期を決める事が大切です。

いまむら歯科クリニックでは、矯正専門医が月2~3回来院し治療を行っています。
自分に合った治療法、期間、金額など知りたい方は、無料相談(要予約)をご利用ください。

私は20代で矯正治療を行いました。
今は50歳(笑)
長い人生の中の1年~3年なんて、あっという間ですよ。
今でも治療をして良かったと思っています!
コンプレックスのある口元を気にせずに人前で自然に笑顔が出せるので、気持ちも明るくなった気がします。
自然と笑顔も増えて、自信がもてますよ♪

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.26更新


こんにちは。八幡西区にある歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は抜歯を受ける際の注意事項をアドバイスしたいと思います。

bassi
抜歯を受ける際、もし体調が悪ければ無理をせず延期しましょう。持病の無い方でも当日気分が悪い、体調が悪い場合は遠慮せずにご連絡をください。無理をして治療を行うとさらに気分が悪くなったり貧血を起こしてしまい重篤なことになりかねません。
また食事は抜かずにご来院ください。抜歯後はすぐに食事ができませんので食事を抜くことはやめましょう。
持病の薬はいつものように服用してご来院ください。特に血液サラサラの薬「血が止まりにくいのは嫌だな」「以前歯を抜いた時は主治医から数日前に辞めるように言われたから今回も辞めておこう」とご自身の判断で抗血栓薬を中断するのは危険です。
抜歯するタイミングとして、休診日の前日や週末の抜歯は極力避けましょう。翌日にもし痛みが出た場合、出血が続く場合、大きく腫れた場合このようなトラブルに病院が開いていないと対応することができません。また夕方遅くの閉院間際の時間帯の抜歯もできればやめましょう。抜歯した後になかなか血が止まらない等のトラブルに対応することができません。

続いて抜歯をした後の注意事項です。当日の食事は麻酔がある程度切れてからしましょう。麻酔が効いたままだと頬粘膜や唇を噛んでしまいます。また熱い物で火傷する危険性もあります。麻酔がある程度切れ、感覚が戻ってきたら反対側で食べましょう。また刺激物や飲酒は当日は控えましょう。
抜歯をした後出血をする場合、丸めたガーゼやティッシュペーパーを丸め10分程度しっかり噛んで止血します。当日は唾液に血が滲むようなことがあります。過度にうがいをしすぎると、出血は止まらず治りも悪くなってしまいます。ドクドクと出血する場合は歯科医院に連絡をして止血処置を受けましょう。
抜歯をした後、麻酔は2時間ほどで切れます。痛むときは処方された痛み止めを飲みましょう。歯科でよく処方されているロキソニン60㎎の場合、1回2錠まで服用可能です。服用したら6時間あけましょう。細菌感染を起こさないように抗生剤も処方されると思います。出された分はすべて飲みましょう。
歯を抜いた当日の歯磨きは、抜いたところは避けてするようにしましょう。うがいは過度にせず、水を含む程度にしましょう。入浴はあまり血行が良くなると、出血の恐れがあるため長風呂は控えましょう。
腫れて痛みがあるときは氷や保冷剤で過度に冷やすのではなく、冷水を絞ったタオル等で冷やしましょう。あまり低温で冷やし過ぎると血液の循環が悪くなり、治りが悪くなることもあります。
抜歯をした歯ぐきはしばらくの間穴があいて、陥没している状態が続きます。通常に治癒した場合、3~4週間もすれば落ち着いてきます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.16更新

 

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。

今回は定期検診でのクリーニングの際に使用しているエアフローという機器についてお話しさせていただきます。
みなさんはエアフローをご存知ですか?
いまむら歯科クリニックでは定期検診の時に受けていただけるクリーニングメニューの一つになります。

エアフロー

特徴としては非常に細かい微粒子パウダーをジェット噴射で歯面などに吹きつけてお口の中の汚れを綺麗にするもので、主に歯磨きでは落とせないバイオフィルム(細菌の塊)を効果的に落とすことができるようになっています。

バイオフィルムは歯の表面や歯周ポケット内に形成されています。
ヌルヌルとした強固な細菌の膜で覆われているので抗菌剤でも浸透しにくいと言われています。
バイオフィルムが付いたままにしてしまうと虫歯や歯周病を引き起こしたり、気がつかない間にどんどん進行して歯を失う原因になってしまいます。
また歯周病は循環器や呼吸器系疾患、糖尿病などのリスクを高めるため、このバイオフィルムを機械的に破壊して取り除く必要があります。

〈エアフローのメリット〉

エアフローのメリットはたくさんありますが、まず歯や歯ぐきを傷付けずに優しくクリーニングできるところが最大の魅力だと思います。
先程もお伝えしましたが非常に細かい微粒子パウダーを吹きつけてクリーニングを行うので歯に直接機械をあてることなく、こびりついたバイオフィルムも一掃することができます。

天然歯は勿論、詰め物や被せ物、ブリッジの下やインプラント周囲、矯正装置周囲、歯周ポケットの中などあらゆる部位のクリーニングが行えます。
普段の歯磨きでは届きにくい歯と歯の間や歯並びが悪い部位にも細かいパウダーが行き届き効果的に汚れを取り除いてくれるので、歯や歯ぐきに優しくダメージを与えません。

次に歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を取り除く事ができます。
一生懸命歯磨きしていても普段何気に食べている色の濃い食べ物や飲み物(カレー、赤ワイン、コーヒーなど)やタバコ、薬等が原因で歯の色がくすんだりヤニが付きやすい方がいらっしゃると思います。

歯を白くする歯磨剤を使ってもそれほど効果が得られなかったり、長い期間使い続けて少しづつ効果が現れる物も多いのではないでしょうか。
勿論使い続けていただけると効果は感じられると思いますので、ご自宅でのセルフケアではそういった歯磨剤を使用されるといいと思います。

1番のおすすめは一度着色汚れを歯科医院で綺麗に取り除いてもらってから、その後ご自宅でホワイトニング用の歯磨剤を使用していただくといった順番が良いかと思います。
この方法をお勧めした患者さんから着色が気にならなくなってきたと喜んでいただけたので、着色でお困りの方は是非試してみてはいかがでしょうか。
エアフローならバイオフィルムと一緒に着色も綺麗にする事ができて一石二鳥ですよ。

次に痛みが無く快適という事です。
歯に直接機械をあてないので痛みを伴いません。
逆にスッキリして気持ちがいいと喜んでいただけています。
ただ稀に舌や歯ぐきにあたった粒子で多少チクチクと感じたり、知覚過敏でお困りの方の中には刺激を感じるという方もいらっしゃいますので、何か心配な事がありましたら遠慮なくご相談ください。

〈まとめ〉

エアフローを行った後は歯の表面がツルツルになりスッキリします。
一回でも効果はありますが定期的に続ける事でバイオフィルムや着色の再付着を予防し虫歯や歯周病などのリスクを低減できます。
歯の健康を維持するためには毎日のセルフケアに加えて定期的なプロケアを受ける事が大切です。
基本的には3ヶ月に一度のペースでクリーニングを受けていただけると歯の健康維持に効果的だと思います。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.10更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
健康で長生きするということは「寝たきりにならずに暮らしたい」ということだと思います。日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳と報告されています。
高齢になり寝たきりになるリスクとお口に残っている歯の本数の関係の研究では、「歯の本数が10本未満の人は寝たきりになるリスクが15倍になる」と言われています。歯を残すために欠かせないのは日頃から丁寧なお口のケアと、歯科医院での定期検診です。

歯ブラシ

歯科医院で正しい歯磨きも方法を教えてもらったことはありますか。
歯磨きは意外と奥が深く難しいものです。人によって歯並びはさまざまです。また顎のサイズ、歯並び、歯の大きさ、歯の重なり具合も違います。また歯ブラシを持つ利き手、手先の器用さ、磨く時の癖力の入れ具合も人によって異なっています。
利き手側の歯の頬側には磨き残しが多かったり、奥歯の裏側に歯ブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯や歯茎を痛めてしまっていることもあります。
スポーツに正しいフォームがあるように歯磨きにもそれぞれに合った適切なフォームで磨くことが大切です。歯科医院でお口を見てもらって歯科衛生士さんから、適切な歯磨きの指導を受けましょう。一度指導を受けて終わるのではなく、定期的に見てもらい磨き残しが出来ていないのか、歯茎を痛めてないのかチェックしてもらうことが大切です。
また、歯磨きと同じくらい重要なのが歯と歯の間のお掃除です。私たちが日常患者さんのお口の中を見ていて、一見すると虫歯はないようですがよく見ると歯と歯の間に虫歯があることがあります。毎日のケアに、フロスや歯間ブラシを使用していますか?
誤った使いかたをすると歯や歯茎を痛めてしまいます。歯磨きの仕方と同じようにこちらも適切な使いかたを歯科衛生士さんに指導してもらい定期的なチェックを受けましょう。
お口の健康を維持して行くには自分だけではなかなかできません。歯科医院でプロフェッショナルの力を借りてきれいなお口の状態を保ちましょう。
 もし歯がほとんど抜けてしまっている方でもがっかりすることはありません。歯を失っても100歳を超えて元気な方もいらっしゃいます。歯は失わないようにしたいものですが、もし失ったとしてもすぐに歯科医院へ行きましょう。放っておくと歯並びが崩れて、さらに歯が抜けてしまうことがあります。そうならないようにお口の中全体、つまり前歯、奥歯でしっかりと咬めるように自分のお口に合った入れ歯を作ってもらいましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.03.02更新

 

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックのスタッフの和田です。


今回のブログは、仮歯(仮の歯)についてお話しをさせていただきます。
仮歯(仮の歯)は、なんの目的でつけられているのか知っていますか?
仮歯とは、被せ物が入るまでの間に一時的に付けておくプラスチックの材質でできた仮の歯になります。
仮歯を入れる役割として、いくつか理由があります。
①歯が移動しないようにする
②歯茎の盛り上がりを防ぐ
③治療中の見た目をよくする
④食事をしやすくする
⑤喋りずらさをなくす
⑥形や噛み合わせを確認する

和田


①歯が移動しないようにする
被せ物を作る際に型をとります。その被せ物が出来上がるまで期間がかかります。その間に少しずつ歯が移動してしまうことがあるので歯の位置がかわってしまうと、被せ物ができてきてお口の中で合わせた時に合わないことがあります。そのため、歯の位置を移動させない予防策として、仮歯を入れる必要があります。


②歯茎の盛り上がりを防ぐ
①と同様で、被せ物が出来上がってくるまでの期間に、歯茎の炎症により歯茎の変化も起きうることがあります。そのため、歯茎の変化を防ぐためにも仮歯を入れておく必要があります。


③治療中の見た目をよくする
今は、マスクをしている方やしていない人もかなり増えてきていますよね。治療期間中見た目を気にされる方もいらっしゃるかと思います。特に、前歯などの治療中は、見た目を気にされるかたも多くいるかと思います。口元の印象が変わらないようにする為にも仮歯が必要な時もあります。

④食事をしやすくする
食事をする際に、支障がでないようにする為に仮歯を入れる事もあります。仮歯が入っていないと奥歯での食べ物を噛むことも出来なかったりよく物が詰まりやすくなり、歯茎に炎症も起こりやすくなる原因にもなります。


⑤喋りずらさをなくす
歯がない所(隙間)があると、そこから息が漏れてしまい、きちんとした発音がしずらくなります。そのため、仮歯を入れることによりそこから息が漏れずにいつも通りに発音が出来て話すことができます。


⑥形や噛み合わせを確認する
新たに被せ物の型を取る前に、仮歯の段階での状態をチェックすることが出来ます。適切な形や噛み合わせなどの調整を行なって、良ければ新たな被せ物の型取りを行なっていきます。


▲仮歯を入れている時の注意点もいくつかあります。
*上部での④で、食事をしやすくする
についてですが、仮歯は、あくまでもプラスチックの材質でできている仮の歯なので、固い食べ物や食べ物をすり潰すようなせいのうは強くありません。なので仮歯の所で、あまり固い食べ物を噛んでしまうと割れたり外れてしまう原因になります。


*粘着生のある食べ物をさける
仮歯を付けている接着剤は取り外しがしやすいように接着性の弱い物を使用しています。そのため、ガムやキャラメル・ハイチュウ・お餅などの粘着生のある食べ物を食べてしまうと、すぐに外れて取れてしまう原因になります。
仮歯が入っている場合は、お食事の種類にも気をつけてくださいね。


*仮歯も清潔を保つ必要があります
仮歯の部分も他の歯同様に、しっかり歯磨きをして下さい。特に仮歯の材質はプラスチックなので、歯垢(プラーク)や着色などの汚れがつきやすいです。もし、清掃がきちんと出来ていないと、歯茎に炎症をきたしたり、その隙間から細菌が入り込んで知らず知らずのうちに虫歯になってしまう事も稀にあります。あと口臭の原因にもなりますので、清潔を保つためにもしっかりと歯磨きをしましょう。


*仮歯のまま治療中断をしない
仮歯は、あくまでも仮の歯。ですので、そのまま放置をしないで、きちんと新たな被せ物を入れるためにも最後まで治療に来てくださいね。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.02.24更新

こんにちは。八幡西区にある歯医者いまむら歯科クリニック、今村です。今回は歯周病と認知症について、歯周病と誤嚥性肺炎のお話をしたいと思います。
認知症に歯周病が関連すると言われています。歯周病菌の中にはたくさんの細菌が存在します。最も代表的なものはポルフィロモナス・ジンジバリス(Pg菌)と呼ばれている細菌です。この細菌が恐ろしいのは歯周病を悪化させるように周囲の細菌に働きかけるだけでなく、歯周病菌の中でもとても強力でタンパク質分解酵素持っていることです。タンパク質を分解して、得られたアミノ酸をエネルギー源とするのです。歯周病が進行し、ひどい炎症を起こした歯茎の傷口から菌が体内に入って行きます。
Pg菌が体内に入り込むと恐ろしいということが近年わかってきました.
脳に侵入したPg菌がタンパク質分解酵素で神経細胞を変性させ、アルツハイマー型認知症を進行させている可能性があると言うことが示唆されました。認知症はさまざまな原因が複合しておこります。今までも、お口の中からの要因として、「歯を失って咬めなくなると脳に刺激がいかず認知症になる」と言われていました。しかし、歯周病菌そのものが直接認知症の機能までも侵している可能性があるということは新しい発見でした。
加齢に伴い歯周組織や免疫が弱まると、歯周病になりやすくなります。よって体が元気なうちに歯周病の治療をし、また歯周病の予防を悪化させないようにお口の健康を管理して行くことが大切です。
Pg菌のタンパク質分解酵素については酵素の働きを阻害する薬の研究が進められています。ジンジパイン阻害薬と言いますが、研究が成功し薬として使われるようになれば認知症治療に画期的なものになるでしょう。

歯周病

誤嚥性肺炎などの感染症の予防にはお口の中を清潔に保つのが必要です。肺炎は細菌やウイルスが肺の奥にある肺胞に入り込み、そこで繁殖して炎症を起こす病気です。一方、誤嚥性肺炎は唾液や飲食物に含まれる細菌が誤って肺に入り込み、そこで繁殖して肺炎を起こします。唾液や飲食物は普通なら食道に入って胃に入っていくのですが、加齢により喉の周りの筋肉が衰えてしまうと空気の通り道である気道に誤って入り込んでしまいます。
日本人の死因の第6位をしめる恐ろしい病気です。誤嚥性肺炎の予防には歯科衛生士さんなどの専門家による口腔ケアが有効であることが複数の研究から明らかになっています。お口の中の唾液に含まれる細菌が減れば誤嚥が起こっても肺炎につながる危険性が減ります。
予防には歯医者さんで定期的にお口をクリーニングしてもらい、ご自宅でのセルフケアの指導を行ってもらうことが大切です。
また感染症と言えば第5類には移行しましたが、新型コロナ感染症です。ウィルスは人の特定の細胞の中で増殖します。お口から入ってくる場合、舌や喉などのお口の粘膜に付着しそこから細胞内に入り込みます。お口の粘膜細胞内に入り込んだ新型コロナウイルスは、血管や肺の細胞へと侵入し増殖して行きます。新型コロナウイルスの研究はまだ正確には判明していないところもありますが、お口の中の細菌がウイルスの侵入を助長しているとも言われています。虫歯や歯周病は細菌が原因で歯石やプラークの溜まったお口は細菌がたくさん存在する証拠です。感染予防の基本はきれいなお口を維持することです。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.02.17更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニック、今村です。

超高齢化社会の日本では1965年には153人だった百歳越えの方たちは2020年には8万人を超えました。またあるデータでは2007年生まれの半数は107歳まで生きると予測されるほど、日本人の高齢化が進んでいます。
でも、寿命が伸びるからといって健康に長生きできている人が増えているわけではありません。糖尿病の方は予備軍を含め約2000万人いると言われていますし、60歳以上の高齢者の2人に一人は認知症になるというデータもあります。肺炎や誤嚥性肺炎などの感染症は、変わらず多くの高齢者を苦しめています。長生きするなら、健康で元気に生活を送りたいものです。そのキーポイントの一つが、お口の健康です。さまざまな病気にお口の健康が深く関連しています。また、残っている歯の本数が、寝たきりになるリスクや寿命に影響していると言うデータもあります。お口の健康は全身の健康に関わるケースはいくつもありますが、今回は糖尿病、認知症、感染症、寝たきりになるリスクとの関連、歯科医院で受ける予防指導の大切さについてご説明いたします。

歯周病

糖尿病になり高血糖の状態が何年も続くと、血管が弾力を失い硬くなりもろくなってしまいます。その影響は毛細血管で特に現れてきます。そして血液の流れが悪くなり酸素や栄養の供給も滞ります。腎臓などの内臓や網膜には毛細血管が張り巡らされており、神経に栄養を運ぶのも血管です。よって、糖尿病により血管がもろくなってしまうとやがて臓器不全や失明、神経障害などの合併症を引き起こします。そのような糖尿病を悪化させるのが歯周病です。
人の膵臓からは、インスリンという血糖を下げるためのホルモンが分泌されています。このインスリンが充分に働かなくなり、血液中を流れるブドウ糖を体内に取り込めなくなると高血糖になります。インスリンが働くなくなるケースには、インスリンの分泌自体が減っている、インスリンの働きが悪くなっていると二つあります。日本人の糖尿病患者さんの大半は「2型糖尿病」と言われインスリンの効きが弱くなっているケースがほとんどです。
インスリンの効きを悪くするのは体の中で起こる炎症です。
脂肪を貯め込んだ内臓脂肪は免疫細胞を刺激して体に炎症をおこします。この時生み出される炎症物質が血流に乗って体内に広がり、インスリンの働きを阻害します。
歯周病もお口に炎症をおこしています。腫れや出血、痛みは炎症が原因です。歯周組織における、免疫細胞と細菌のバランスによって、炎症物質が同じように血流に乗って体内に広がりインスリンの働きを邪魔します。よって、「歯周病が糖尿病を悪化させる」とは糖尿病と歯周病になっている場合、内臓脂肪からの炎症に加えお口で起こっている炎症がインスリンの働きを邪魔するのです。歯周病が治ればお口からの炎症がなくなるので、糖尿病にも良い影響を与えます。

投稿者: いまむら歯科クリニック

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