院内ブログ

2025.08.28更新


八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は乳児期のお話をしようと思います。
まず、乳児期のお口の状態は
・お乳やミルクを吸うのに適した形
・あごの成長
・乳歯が生えてくる
・よだれ
・前歯で遊ぶ
・奥歯が生える
以上の変化があります。一つ一つ詳しく書きますね。

乳児期
お乳やミルクを吸うのに適した形
うまれたばかりの赤ちゃんのお口には歯がありません。あごも小さく歯ぐきも平らなので舌かお口におさまりきらずに、上下の唇の間から見えています。お腹の中で準備された反射の行動で母乳・ミルクで吸うことが出来ます。お口の中のつくりも上顎の凹みや、頬にある膨らみは乳首を上顎と舌の間に密着しやすくして効率よく吸える助けになっています。
あごの成長
乳児期歯あごの成長が目立ちます。特に生後半年は下あごの成長が著しいです。うまれた時は上あごが下あごよりかなり後ろにありますが、乳歯が生える頃には上と下のあごがちょうど合わさるようになります。
乳歯が生えてくる
一般的には生後6,7ヵ月頃に舌の前歯から乳歯が生えてくることが多いです。(この時期は個人差が大きいです。3,4ヵ月で生える子や、1才近くになり生えてくる子もいます。生える順番も個人差があるので、あまり気になるときは病院で聞いてみてください。)
よだれ
生後半年頃によだれが増えてきます。この時期は「乳歯がはえはじめる・離乳食が始まる・指しゃぶりやおもちゃ遊び」などのお口への刺激が増えて、だ液が沢山出てくるようになります。
この頃の赤ちゃんは唇を上手に使えずにお口が閉じてないことが多いので、よだれが外に出てしまいます。離乳食がすすむと唇も上手に使えるようになるのでよだれは徐々に減ってきます。
前歯で遊ぶ
今までなめて遊んでいたおもちゃを前歯で咬み遊ぶようになります。なめただけでは分からない硬さや弾力性などを確かめています。歯ぎしりも目立つことがあります。これは上下の歯の位置関係や、噛み合う感触を確かめる行為なので心配いりません。
奥歯が生える
一才前半には奥歯が生えはじめます。奥歯が上下生えてくることで「すりつぶす」ことができるようになります。またかみ合わせができるようになるので、お口の中が広がって舌を動かしやすくなり「食べる」こと「言葉を話す」ことが発達してきます。
こうやって書き出すと赤ちゃんのお口はこの期間に大きく変わるのが分かります。では、次はそんな乳児期のお口のお手入れや管理についてお話します。

●歯がはえるまで
6ヵ月頃までは歯がないお子さんが多いです。歯のないお口は母乳やミルクは、だ液と共に飲み込まれて自然にキレイになります。時々舌に白い苔のようなものがつくことがありますが、一時的なものなら無理にとらなくて大丈夫です。
歯が生える時期が近づいたらときどき口の中を指でさわってあげて下さい。指先は乳首の形に似ていて抵抗の少ない刺激になります。赤ちゃんが指で触られる感触に慣れていれば、歯みがきの第一段階のガーゼみがきもスムーズにはいれます。

●乳前歯の生えはじめ 
生後6~8ヵ月くらいに下の前歯が生えてくる子が多いです。
下の前歯についたミルクや離乳食の汚れは、この時期に増えているよだれによって洗い流されてしまいます。下の前歯だけの時期は、まだ積極的に磨くよりも湯冷ましやガーゼで拭いてあげる程度で大丈夫です。そして生後半年をすぎると、親や兄姉のまねをしたがる時期でもあります。お家で歯みがきをしている場面を見せたり、歯ブラシを一緒に持たせて口の中に入れてみたりなど歯みがきや歯ブラシの感触に慣らせていきましょう。
生後10ヵ月くらいに上の前歯が生えてきます。上の歯はよだれでは汚れがとれにくい所なので、歯ブラシになれてきたら1日1回(できれば夜に)歯みがきの習慣づけをはじめてみて下さい。まだこの時期もきちんと磨くより、歯みがきに慣れることが大切な時期です。寝る前だと機嫌が悪くなる場合は、夕食後の機嫌がよさそうな時に手速くみがいてください。
●奥の乳歯の生えはじめ
1才になって離乳食も完了期に入った頃は奥歯が生え始めます。奥歯がは咬む面に「溝(みぞ)」があり、汚れや食べカスがつきやすいので歯ブラシでのおそうじが必要になります。特にこの時期はこどもの口の中に虫歯菌が定着しやすいです。さらに虫歯菌の栄養になる甘いものを食べ始める子も多い時期なので「1日1回はきちんと歯をみがく」習慣をはじめてみて下さいね。
歯みがきのポイントは
・歯ブラシはヘッドが小さく毛さきも短め
・鉛筆を持つように
・毛先を歯の表面にあてたら軽い力で動かす
です。
歯ぐきに毛先があたるお痛いので歯みがきを嫌がる原因になるので注意してください。
どうしても歯ブラシを嫌がるならガーゼに戻って慣らしてみたり、多少嫌がっても磨けた場合は、終わったあとに「よくできました!」とほめてあげて下さい。また自分で磨こうとする子も出てきます。歯みがきへの意欲を育てるのもとっても大事なので、まず自分の気がすむまで磨かせてその後に仕上げみがきをしてあげましょう。

1才までに虫歯ができる子は少ないですが、1才半検診では上の前歯に見られることが多いです。理由は上の前歯はだ液であたりにくく、汚れが落ちないことや哺乳瓶で飲む時にまず最初にあたることがあります。
虫歯を防ぐ為には甘いものの量や、時間をかけてのダラダラ食べ飲みに注意が必要です。お昼寝や就寝前の哺乳瓶や授乳の習慣をなくしていく、まだ難しい場合は、授乳後にはお水やお茶を飲ませてあげるなどお口のケアをしてあげて下さい。
乳歯は生え変わりますが、小中学生くらいまで長く使う大切な歯です。お手入れに不安があったり心配事がある時は、病院で気軽に先生やスタッフにいつでも相談してください。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.08.23更新

八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
レーザー治療を受ける際に皆様が疑問に思うことをご説明いたしましょう。

レザー治療
1レーザー治療を受ける際注意点はありますか?
治療の前には防護メガネをお渡ししますので必ず着用をお願いします。またタオルで目を覆うこともありますのでご協力お願いします。
2レーザー治療を受ける際麻酔はしますか?
レーザーは痛みが少ない治療と言われていることがある治療方法ですが、まったく痛みがないわけではありません。レーザーを当てたときに少しチクチクとした痛みは生じる場合があります。気になる患者さんは麻酔をします。また治療内容によっては麻酔が必要なレーザー治療もあります。ただ、従来の治療よりは麻酔をする頻度は少ないです。
3レーザー治療っていくつもあるのですか?
現在、歯科ではエルビウムヤグレーザー、炭酸ガスレーザー、半導体レーザー、ネオジウムヤグレーザーと4種類のレーザーが主に使われています。それぞれのレーザーは波長が異なっています。レーザーは媒体によって異なり、治療内容に応じてレーザーが使い分けられます。当院ではエルビウムヤグレーザー、炭酸ガスレーザーを治療に使用しています。エルビウムヤグレーザーは主に虫歯治療、歯周病治療に応用しています。炭酸ガスレーザーは歯ぐきの切開、抜歯や外科処置を行ったときの止血、顎関節症の治療に応用しています。それぞれのレーザーによって波長が異なるため治療の適応症があります。1つのレーザーですべての治療が可能であると言うわけではありません。
レーザー治療を行うと聞くとなんとなく特別な治療するのかなといったイメージがあるかと思います。虫歯治療、歯周病治療において従来の器具の代わりにレーザーを使用するだけで、決して何か特別なことをするわけではありません。レーザーを使うことによって治療がさらに快適に体への進出が少なくなり治りも速くなるというのが特徴です。レーザー治療はあまり難しく考えずに気軽にけられてください。
4口内炎の治療にも使えますか?
口内炎の部分にレーザーを当てて表面を焼くことで人工的にかさぶたを作ることができます。そうするとものが触れたときに生じる接触痛がなくなります。痛みが緩和されるためだいぶ楽になるかと思います。その後は自然治癒力で治っていきます。
5歯茎の黒ずみにレーザーを当てて治りますか?
色素沈着の除去や歯茎の形態を整える際、レーザー治療は有効な方法です。組織をごく薄く削っていくので侵襲が少なく治りが早いという特徴があります。

それでは歯周病治療におけるレーザー治療の応用について説明しましょう。
レーザーには殺菌作用がありそれが歯周病治療において効果を発揮します。従来の歯周病治療における+ αの効果があると言えるでしょう。歯周病の原因は歯周ポケットの奥にあるプラークや歯石です。プラークは細菌の塊で歯石は細菌の巣窟となってしまいます。その細菌が出す毒素やそれに対する体の防御反応などにより歯を支える骨が破壊され、歯がグラグラになってしまう病気です。歯周病の症状を改善するためにはポケットの奥にあるプラークや歯石を除去する必要があります。除去にはスケーラーや超音波スケーラーを使って除去しています。
レーザーは先端がとても細く狭いところにも入り込みます。スケーラーや超音波スケーラーがアプローチしにくい深く狭い場所にもレーザーを照射できるため、より正確に歯石やプラークの除去が可能になります。レーザーを使っての歯周治療はプラークや歯石を除去する際、傷ついた歯茎の粘膜から細菌が血管内に入ってしまうことがあります。細菌が血流に入り込むと抵抗力の落ちている方は熱を出したり体調を崩すことがあります。(これを菌血症といいます)レーザーなら細菌を除去するときに殺菌も行うことができるのでこうした症状を予防することができます。また器具が届かないところに歯石やプラークが付着してしまい炎症が治らない、そのような時はフラップ手術といい歯茎を切開し、歯石やプラークを除去します。その際、通常はメスを使いますがレーザーだと切開する際、歯茎への侵襲が最小限に抑えるので治療の治りが速くなります。

レーザーを利用した歯周治療のメリットとして
1レーザーがプラークや歯石を除去するとともにポケット内の細菌も行います。歯周ポケット内のプラークや歯石を除去する際、レーザーが当たった部分を同時に殺菌できますので歯茎の出血部分から体内に菌が入り込む(菌血症)を防ぐことができます。

2正常な歯周組織よりも炎症が起きている悪い組織の方が、水分が多くレーザーが反応しやすいのが特徴です。そのためレーザーは従来の器具より炎症がある箇所にピンポイントで当てることができるため、組織へのダメージも最小限になります。組織へのダメージが少ない分治りも速くなります。デメリットを挙げるとしたら従来の歯周病の治療に比べ時間がかかることでしょう。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.08.16更新

 

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
今回は、「歯の色・黄ばみ着色」についてお話ししていきますね。
人の歯の色、白さは、人それぞれですよね。
ニッ!っと笑った時などに歯の色は、見た人の目の第一印象に大きく左右されるかと思います。今、現代で歯を白くされる方々も増えてきているかとおもいます。

わだ
歯の色の違いについてご説明していきます。そこで、大きく4つに分けます。
① 歯の色には個人差がある。
② 永久歯と乳歯の色の違い。
③ 歯が黒っぽい場合。
④ 黄ばみによる歯の着色。

①歯の色には個人差がある。
歯の色には個人差があります。それは、歯の質の違いによるものなのです。歯は、3層構造で出来ています。歯の表面の硬い組織をエナメル質と言います。その下に少し柔らかい象牙質があります。そしてその象牙質の中に神経が通っている歯髄があります。歯の表面の白いエナメル質は半透明で、その内側の象牙質は、黄色っぽい色をしています。なので、歯が真っ白でわなくて少し黄色っぽく見えるのは象牙質の色が透けて見えているからなのです。人、それぞれ個人差はあります。歯の表面のエナメル質の透明度、厚さや象牙質の黄色具合によって色が異なります。
②永久歯と乳歯の違い。
永久歯は、①)の通りです。乳歯は、白っぽい色をしています。なので、特に永久歯と乳歯が混合している時期(生え変わり時期)はどうしても永久歯の黄色っぽい歯が目立ちますよね。
③歯が黒っぽい場合。
歯が黒っぽくなっている場合は、歯の中の神経が死んでしまっている状態です。神経(歯髄)まで大きく虫歯になってしまったり、歯を強打して打撲してしまうと神経が死んでしまい徐々に黒っぽくなってきます。そうなった場合は、歯の根っこ(神経が通って居る部屋)の治療が必要になります。根っこの中がキレイになるまで何回か消毒とお薬の交換を1週間〜2週間位の間隔で治療していきます。根っこの中がキレイな状態になると最終的にお薬をつめます。それから土台をいれて被せ物の型取りをして被せ物を入れます。※被せ物の種類にもよりますが、被せ物が入ります。

⑤ 黄ばみによる歯の着色。
その中でも黄ばみによる原因として、大きく分けて2つあります。
①『 外 部 要 因 』として
⇨食べ物・飲み物・タバコなど
色の濃い食べ物(カレーなど)や飲み物(緑茶・コーヒー・紅茶など)に含まれているポリフェノールなどが唾液の中のタンパク質と結合をして黄色い汚れ(黄ばみ)のことをステインと言います。また、タバコの"ヤニ“は、ステインよりも粘着力が高いためさらに、歯を黄ばませる働きがあります。
なぜ、"ステイン"や"ヤニ"がただの汚れではなく歯の黄ばみになるのかというと、歯の表面に付着して留まったステインが時間を経て歯の表面を覆っているエナメル質の中まで浸透してしまうからなのです。
飲食物に含まれる成分が歯の表面に付着して、歯が黄ばんでしまいます。着色しやすい赤ワインやコーヒー、紅茶、お茶、カレー、タバコによるヤニなどの食品に含まれる色素は、歯の表面に付着して着色汚れの原因になります。着色による歯の着色汚れ変色は、歯のクリーニングをする事で元の白さに戻す(除去する)事が出来ます。

②『 内 部 要 因 』として
加齢による黄ばみなど歯の色は、歯の表面を覆うエナメル質の内側にある象牙質の色に影響されます。象牙質の色は人それぞれですが黄色い色をしています。歯の色に個人差がある理由は、エナメル質の厚さや象牙質の色が人それぞれ違うからです。
歳をとると歯はだんだんと黄ばんできます。
歯の表面を覆っている半透明のエナメル質が加齢とともに徐々ににすり減っていき薄くなり、内側の象牙質が次第に厚くなるのです。
自分で出来る予防方法 として、歯の黄ばみを防ぐためには、ステインを歯に付着させないことが大事です。
色の濃い食べ物や飲み物、タバコなどを急に控えることはなかなか難しいですよね。
出来る所からして、そういった色の濃い物を飲食した後は、歯磨きをする。歯磨きが無理な時は、うがいをする。お口の中をゆすぐ。それも難しい時は、ガムを噛んで唾液を出しましょう。
ホワイトニング歯磨き粉を使用する。
例えば、分割ポリリン酸ナトリウム配合の歯磨き粉は、歯とステインとの間の結合を弱める働きがあり黄ばみを除去します。そして、歯をコーティングもしてくれます。コーティングをすることにより汚れも着きにくくしてくれますし虫歯予防にもなります。(当医院の受付にあります)
歯の白さを維持するには、着色汚れの原因である飲食物やタバコを出来る限り控えて頂く事で、歯を少しでも白い状態に保つ事ができますが。なかなか難しい事だとは思います。出来る事から気をつけていきましょう。定期的にお口の中のクリーニングに来ていただき歯の表面の汚れなどを除去しに来てくださいね。
それでも、歯の白さが気になる方は、ホワイトニングを行うことをオススメします。当院では、ご自宅でご自身が行うホームホワイトニングと、当医院で1時間ほど施術するポリリン酸ホワイトニングと2種類あります。
さらに歯科医院では、定期的クリーニング時に専用の器具を使用して、"ステイン"や"ヤニ"などクリーニングして除去していきます。
黄ばみなど歯の色が気になっている方は、一度ご相談下さいね。
あとは、定期的なメンテナンスをすることで歯の黄ばみ、ステインやヤニなどを解消します。その白い歯を維持するためにもメンテナンスを継続する事も大事です。
当医院は、予約制となっております。気になる事など定期的なチェック・クリーニングなど少しでも気になる事がありましたらお気軽にお電話されて下さい。お待ちしております。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.08.12更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は口腔機能低下症についてお話をしたいと思います。
元気で長生きのためにはお口の機能の維持、向上が大切です。高齢者の多くの方は口腔機能の低下を実感しているが具体的な意識を持っていることは少ないようです。
口腔機能低下症とは2016年に日本老年歯科学会が「高齢期における口腔機能低下症の定義と診断基準」として公表し、2018年に保険収載された歯科で最も新しい病名のひとつです。
口腔機能低下症を見過ごしてしまうと咀嚼障害、摂食嚥下障害となって全身的の健康に影響を及ぼします。①口腔衛生状態不良、⓶口腔乾燥、③咬合力低下、④舌口唇運動機能低下、⑤低舌圧、⑥咀嚼機能低下、⑦嚥下機能低下などの検査をおこない3項目が該当する場合口腔機能低下症と診断します。口腔機能低下症は咀嚼障害、嚥下障害などの障害レベルより前の段階とされており、口腔機能の低下に対する自覚症状が少なく見逃してしまいがちです。

口腔
口腔機能の大切さ
口腔機能が健全でないと様々な影響を全身へ及ぼします。オーラルフレイルが全身のフレイルに影響を与えます。ある調査では口腔機能が健全な方に比べて、オーラルフレイルは身体的フレイルを2.4倍に上昇させます。口腔機能低下症の検査のひとつである口腔衛生状態不良、口腔乾燥、残存歯数、舌圧、舌口唇運動機能低下の5項目の該当数と栄養状態との関係を調査した研究では、低栄養状態と関係性があることがわかってきました。
以下のような症状がある場合口腔機能低下症の可能性があります。
① 硬いものが食べにくくなった
② 汁物を飲むときに時々むせるようになった
③ 口の中が乾くようになった
④ 薬を飲みにくくなった
⑤ 滑舌が悪くなった
⑥ 食事をするのに時間がかかるようになった
⑦ 食べこぼしをするようになった
⑧ 食後に口の中に食べ物が残るようになった
日常生活におけるささいなお口の機能の衰えなどを放置しておくと、楽しく会話をしたり、十分な食事をとることが出来なくなり、心身の活力の低下を引き起こしてしまいます。
口腔機能を検査して機能の維持、改善をしていくようにしましょう。
口腔機能低下症の管理
口腔機能低下症の管理は患者さんに自身の口腔機能の状態を知っていただき、その機能の維持、向上に対する動機づけから行っていきます。それによって患者さんの日常生活における意識の変化が見直しへと繋がっていきます。
「少しでも歯ごたえのあるものを食べる」「毎日ぶくぶくうがいをする」など日々のちょっとした行動が大切です。
口腔機能低下症によって引き起こされる重篤な症状に代表的なものとして誤嚥性肺炎があります。ここからは「肺炎」と「誤嚥性肺炎」についてお話させて頂きます。

肺炎は死因別死亡率の第4位を占めるほど重篤な疾患と言われています。その9割以上が65歳以上のご高齢者が占めています。さらに肺炎の年齢階級別死亡率は70歳以上で急激な増加傾向を示し、ご高齢者にとっては大きな転帰を引き起こしてしまいます。
肺炎は長期入院患者の感染症としては尿路感染についで多くその感染経路は口腔内細菌の誤嚥、「誤嚥性肺炎」の存在が考えられます。また口腔内環境が悪いと肺炎の発症を助長することも研究の結果から分かってきました。高齢者における比較対照の研究では、口腔ケアをしっかりと行なわなければ肺炎の発症率が高くなることが報告されています。そのため感染源を減少させ、肺炎の発症を予防するためにも口腔ケアを行い口腔の細菌を減らすことが大切です。

「誤嚥」とは?
「誤嚥」とは食べ物や唾液、胃からの逆流物や異物などが気管に入った状態をいいます。なお正確には声門より下に入った場合を誤嚥、声門より上の気道までの侵入は咽頭内侵入とよんでいます。似たような言葉で「誤飲」とありますがこれは子供などが誤って異物(小さなおもちゃなど)を飲み込んでしまって食道に入ることをいいます。
「確実に誤嚥性肺炎」であるという場合は明らかな誤嚥が直接確認された後に肺炎になった場合、もしくは肺炎を起こしていて誤嚥物が吸引などにより確認された場合にあてはまります。
「ほぼ確実に誤嚥性肺炎であろう」という場合は飲食の際、摂食・嚥下障害を起こす可能性の高い基礎疾患を持っていてそのうえで肺炎を起こしたような場合です。
私たち歯科医院でできること…
「誤嚥」は大きく3つに分けられます。「唾液の誤嚥」「食物の誤嚥」「胃などからの逆流物の誤嚥」。
「唾液の誤嚥」に関しては口腔ケアを行うことによって、唾液中の細菌を減らすことが重要になります。「食物によって誤嚥を起こしている場合」には、誤嚥しにくい形態へ食物を変更する、誤嚥したものが自然と吐き出せない場合、食事中にときどき咳をしてもらう、誤飲防止のために舌などを鍛える。などの対応が必要になります。
「胃などからの逆流物の誤嚥」については、食後すぐに横にならないようにする、胃瘻などから栄養をとっている患者さんは注入する栄養剤を硬さを変えて逆流しにくくするなどの対応が必要です。
誤嚥性肺炎の発症を予防するには口腔ケアによってお口の中の細菌を減らすことが大切です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.08.05更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

骨粗しょう症治療薬のビスフォスフォネート薬剤(BP薬剤)を服用した方が歯科治療後に副作用によって「あごの骨が腐る」「感染症が重くなる」ことが報告されています。骨粗しょう症の治療を受けるときには注意しましょう。

ビスフォスフォネート薬剤と歯科治療について
2003年アメリカで、ビスフォスフォネート薬剤(BP薬剤)による治療を受けている患者さんにあごの骨が腐ったり重い感染症にかかったりすることが報告され、特に歯科治療後に発生することが多いと報告されました。日本でも同じような例が報告されています。
BP薬剤は骨粗しょう症やガンの骨転移、高カルシウム血症、多発性骨髄腫などの治療に使われているお薬です。

骨粗しょう症
あごの骨が腐るのはなぜ?
BP薬剤は骨が溶けるのを抑え骨の量を増やす効果があるお薬です。なぜあごの骨が腐ってしまうのか、今のところ原因が分かっていません。
危険度が高い注射薬
これまでの研究データにより飲み薬より注射薬で副作用が現れる可能性が高いことが分かっています。骨粗しょう症の治療は通常飲み薬を使いますが100%安全とはいえません。BP薬剤を服用している方、服用の予定がある方、過去に服用していた方は歯科医に申し出てください。
*主な経口用BP薬剤は「ダイドロネル」「フォッサマック」「ボナロン」「アクトネル」「ベネット」です
手術のような歯科治療が危険
副作用は抜歯、歯周外科、インプラント手術などのあとに発生する可能性が高まります。歯石の除去やブラッシング、通常のむし歯の治療、修復治療などのあとには影響はありません。
BP薬剤の治療を受けている方、過去に受けていた方
勝手にBP薬剤の服用を止めたりせずに、歯科医、主治医にご相談ください。過去に使っていた方もそのことをお伝えください。
 お口のケアができていると、副作用が発生しても重くならないと報告されています。歯科医院で定期的なチェックとプロによるケアを受けて、お口の状態をいつもきれいにしておきましょう。
骨粗しょう症は骨を作る作用と溶けて失われるバランスが崩れて生じる骨の密度が低下する病気です。骨の密度は加齢によって低下します。特に閉経後の女性は女性ホルモンの影響を受けて症状が急速に進行します。骨粗しょう症の患者さんはおよそ100万人以上いると言われています。8割が女性の患者さんです。

骨粗しょう症と歯周病
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると全身の骨密度が低下し、顎の骨の密度も低下します。またエストロゲンの減少は歯周ポケットの中の免疫反応や炎症を起こす成分を過剰にし、歯肉の炎症を悪化させることも分かってきました。閉経を迎えたら骨粗しょう症や歯周病の悪化に気をつける必要があります。

骨粗しょう症と診断されたら
骨粗しょう症の治療薬によって歯科治療後に副作用が現れると報告されています。骨粗しょう症の治療を受ける前には必ず歯科検診を受け悪いところを治してから治療を受けてください。またすでに骨粗しょう症の治療を受けている場合は教えてください。
抜歯や歯周外科といった外科処置が制限されます。
ビスフォスフォネート製剤と副作用
骨粗しょう症の治療を受け、ビスフォスフォネート製剤を服用している患者さんのなかに歯科治療後に重大な合併症をおこすことがあります。これはビスフォスフォネート製剤の副作用によるものです。
ビスフォスフォネート製剤は骨の密度が低下する骨粗しょう症の治療薬で、骨が溶けるのを抑え骨の量を増やす効果があります。ビスフォスフォネート製剤は骨粗しょう症の治療だけではなく、がんの骨転移の治療や多発性骨髄腫などの治療にも使用されています。重大な副作用があるにもかかわらず骨粗しょう症の治療に使用されているのは現在もっとも有効な薬だからです。
日本で使用されているビスフォスフォネート製剤の飲み薬
ダイドロネル
フォサマック
ボナロン
アクトネル
ベネット
など以上のものがあげられますが、薬は日々研究が行われ新しい薬も出てきているので歯科治療を受ける際にはおくすり手帳をご提示ください。また飲み薬ではなく注射薬で治療されている場合もありますので、月に一度注射を受けている場合などは教えてください。

歯科治療を受ける際の起こりうる副作用
顎の骨が腐る
歯髄が炎症を起こす
感染症が重くなる
抜歯、歯周外科の手術、インプラント手術など外科手術後に発生する可能性が高いため必要な治療が受けられないこともあります。
もしどうしても抜歯や外科処置を行わなければいけない場合は3~4か月ほどお薬を止めて行います。もし薬を止めることが不可能な場合は主治医と相談して治療を行います。
骨粗しょう症の治療を受けている場合お口の中を清潔に保ち、炎症を起こさせないことが大切です。そのためには定期的に歯科医院で口腔ケアを行いましょう。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.08.01更新

八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
水分補給には体に吸収されやすいスポーツドリンクが効果的です。しかし、水分補給が大切とは言われていますが水の代わりに飲むのも少し考えなければいけません。日本では現在ポカリスエット、アクエリアスと様々なスポーツドリンクが販売されています。スポーツのあとや真夏の暑いときに冷えたものを飲むのは格別ですよね。スポーツドリンクのなかには砂糖と酸が含まれています。これはスポーツしたときに失われる水分や電解質がからだに吸収されやすくするためです。そのため習慣的に飲んでいるとむし歯や酸蝕症のリスクが高くなってしまいます。また医科においても糖尿病やペットボトル症候群といった問題も指摘されています。日常生活においてはできるだけ水やお茶を飲むようにしましょう。スポーツドリンクを飲むときはお口の中にドリンクが停滞するのを防ぐためごくごく飲むようにしましょう。少しずつだらだらと飲むことはやめましょう。スポーツ時だけでなくテレビを見ながら、勉強しながらだらだらと飲むことは一番むし歯のリスクが高くなります。最近ではスポーツドリンクと水やお茶の両方を用意しておくことが提唱されています。「2ボトルストラテジー」という考え方です。状況により飲み分けむし歯のリスクを減らします。またスポーツドリンクのあとに水やお茶を飲むことによってお口の中がすすがれます。その後歯みがきをすればベストです。

中高生
暑い夏場万が一、過度の発汗や下痢、嘔吐、発熱などの脱水症状が起きた場合はスポーツドリンクよりも経口補水液が有効と思われます。ただし、高血圧や糖尿病といった基礎疾患のある方は摂取に注意が必要になります。

話は変わりますが、第二大臼歯のむし歯のリスクについてお話させていただきます。
6歳臼歯という言葉を聞いたことがあるかと思います。では12歳臼歯って聞いたことありますか?あまり聞きなれない言葉かもしれません。12歳臼歯は専門用語で12歳くらいに生えてくる永久歯で第二大臼歯というものです。永久歯の中で親知らずを除けば一番最後に生えてくる一番奥の歯になります。12歳臼歯が生えて大人の歯列が完成するのでとても重要な歯です。12歳臼歯は注意をしないとむし歯になってしまいます。むし歯になりやすい理由は生えはじめの永久歯はまだ歯の質が弱く、乳歯が抜けて生えるわけではないので生えたことに気づきにくい、また一番奥歯にあるので歯ブラシが届きにくいことが原因として挙げられます。あと思春期における生活環境も関係しています。12歳ころ、中学生になると塾や部活で歯科医院に行く時間がなくなり今まで通っていた定期検診にも通わなくなってしまいます。また親の管理下ではなく自由に好きな時間におやつを食べたりするようになり、親の目が届かないところでも飲食をするようになります。歯みがきの習慣も親の管理が行き届きにくくなることも原因です。
12歳臼歯にむし歯をつくらないようにするためにはまず生え始めに気づくことが大切です。お子さんがそれに気づくことはなかなかできないし、親御さんがお口の中を覗き込んで確認することも難しいと思います。早く気付く方法は歯科の定期受診をしっかりと継続的に行うことです。12歳臼歯が生えてくる時期は定期検診の間隔を短くして生え始めを見逃さないことが大切です。生え始めを確認したら歯科医院では適切な予防処置と指導を行います。歯のブラッシング方法の説明や歯の表面のクリーニング、歯の溝へのシーラントを行います。
ご自宅でのケアはフッ素入り歯みがき剤をつかいましょう。フッ素濃度1000ppmのものよりも1450ppmの高濃度のフッ素が配合されたものがお勧めです。その後はできるだけ少量の水でお口をすすぎ、できるだけフッ素がお口の中に残るようにします。
第二大臼歯(12歳臼歯)は生え始めの時期だけでなく奥にあるためブラッシングが適切に行われずむし歯なりやすい状態です。20歳ころになるとその奥の親知らずが生えてきて、親知らずとの間にもむし歯ができやすい環境にあります。不幸にしてむし歯ができてしまった場合、早期に治療することをお勧めします。第二大臼歯は歯根の形態が樋状根といって歯の根が複雑な形態をしたケースが全体の30%ほど存在します。根の形態が複雑なため痛みが出て歯の神経を取らなければならない場合、治療が困難になり治療後も予後があまりよくありません。
早期発見、早期治療が大切です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.07.21更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックの平田です。

皆さん、毎日の歯磨きで歯ブラシの他に何か清掃器具を使われていますか?
特に歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届きにくいのでプラークが残りやすくなります。
最近仕事をしていてよく思うのは、歯と歯の間からむし歯になる方がとても多いということです。
歯と歯の間がむし歯になると、その2本の歯にまたがってむし歯が広がっているケースが殆どなので、歯を2本削らないといけなくなります。
歯はなるべく削らない方がいいのでとても勿体ないと感じています。
この歯と歯の間のむし歯を予防するために最適な清掃器具がデンタルフロスと歯間ブラシなんです。

平田

そこで今回のブログは患者さんから質問されることが多い、フロスと歯間ブラシの違いについてお話ししたいと思います。
「フロスと歯間ブラシのどちらを使ったらいいですか?」とか「歯ブラシの前と後ではどちらがいいですか?」という質問が多かったのですが、中にはフロスの説明をすると「私は歯間ブラシを使っているから大丈夫です」と仰る方もいらっしゃいました。
ですがフロスと歯間ブラシの違いを説明すると納得していただけて帰りにフロスを購入してくださいました。
もしかするとこの二つの違いがよくわからないことで使っていなかったり、どちらか一つだけしか使っていない場合もあるのかなと思ったので、今回のブログがそんな方の参考になれば嬉しいです。

まず歯磨きの順番は①フロスと歯間ブラシ→②歯ブラシをおすすめしています。
何故なら、この順番で磨いた方がプラーク除去率がアップするそうだからです。
この事を知って私も磨く順番変えました。
それから歯ブラシのみだとプラーク除去率は約60%ですが、フロスと歯間ブラシを併用した場合80%以上まで上昇するそうです。
フロスと歯間ブラシの力は大きいですね。
フロスと歯間ブラシの使用順はどちらが先でも構いませんので、とにかく最初に使っていただく事が重要かと思います。

次にフロスと歯間ブラシの違いについて説明します。
どちらも歯と歯の間のプラークや食べかすを除去してくれる清掃器具ですがそれぞれ特徴があります。

フロスは細い繊維を束ねた糸状のもので歯と歯の間の狭い隙間に入りやすく、歯ブラシでは落としきれないプラークを効率良く取り除くことができます。
フロスにはロールタイプとホルダータイプの2種類がありますが、初めて使う方にはホルダータイプがおすすめです。
ホルダーにフロスが取り付けてあるので使いやすいと思います。
ホルダータイプにも2種類あって、前歯に使いやすいF型と奥歯に使いやすいY型がありますが、どちらか1種類選ぶとすれば、奥歯にも前歯にも使えるY型のデンタルフロスの方がいいと思います。

一方歯間ブラシは歯ぐきが下がって隙間ができたり、被せ物の隙間に食べ物やプラークが溜まりやすい時にサッと使えて便利な清掃器具になります。
またサイズの種類が豊富なのでご自身の気になる隙間にピッタリのものを選びやすいと思います。
形は二つのタイプがありますが全ての隙間に使いやすいL型がおすすめです。
毎日フロスや歯間ブラシを使うことでむし歯は勿論、歯周病や口臭の予防ができるので是非使ってみてください。

(フロスの特徴)
・歯と歯の隣接面の汚れを除去できる
・歯周ポケット内のプラークも除去できる
・糸状になっているので狭い所の汚れにもアプローチできる
・子どもの歯にも使用できる
・2本以上の繋がった被せ物が入っている部分には使用できない
・ホルダータイプ(F型・Y型)とロールタイプがある

(歯間ブラシの特徴)
・歯茎が下がって歯の根元にできる三角形の隙間に溜まった食べかすやプラークを除去できる
・2本以上の繋がった被せ物やブリッジを入れている部分の清掃がしやすい
・ブラシの部分が細いものから太いものまで様々なサイズがあるので隙間の大きさに合わせて選べる
・L型は奥歯にも使いやすく、真っ直ぐのものは前歯に使いやすい
・子どもや若くて健康な歯茎の人は無理して通す必要はない

まず使う場所が違う事をご理解いただいて正しく使用してもらえると、確実に虫歯や歯周病を予防できます。
毎食後ではなくても大丈夫なので一日一回、まずは夜の歯磨きタイムで使ってみることから始めてみてくださいね。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.07.17更新

八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。
水分補給には体に吸収されやすいスポーツドリンクが効果的です。しかし水分補給が大切とは言われていますが水の代わりに飲むのも少し考えなければいけません。日本では現在ポカリスエット、アクエリアスと様々なスポーツドリンクが販売されています。スポーツのあとや真夏の暑いときに冷えたものを飲むのは格別ですよね。スポーツドリンクのなかには砂糖と酸が含まれています。これはスポーツしたときに失われる水分や電解質がからだに吸収されやすくするためです。そのため習慣的に飲んでいるとむし歯や酸蝕症のリスクが高くなってしまいます。また医科においても糖尿病やペットボトル症候群といった問題も指摘されています。日常生活においてはできるだけ水やお茶を飲むようにしましょう。スポーツドリンクを飲むときはお口の中にドリンクが停滞するのを防ぐためごくごく飲むようにしましょう。少しずつだらだらと飲むことはやめましょう。スポーツ時だけでなくテレビを見ながら、勉強しながらだらだらと飲むことは一番むし歯のリスクが高くなります。最近ではスポーツドリンクと水やお茶の両方を用意しておくことが提唱されています。「2ボトルストラテジー」という考え方です。状況により飲み分けむし歯のリスクを減らします。またスポーツドリンクのあとに水やお茶を飲むことによってお口の中がすすがれます。その後歯みがきをすればベストです。

いまむら
暑い夏場万が一、過度の発汗や下痢、嘔吐、発熱などの脱水症状が起きた場合はスポーツドリンクよりも経口補水液が有効と思われます。ただし、高血圧や糖尿病といった基礎疾患のある方は摂取に注意が必要になります。

話は変わりますが、第二大臼歯のむし歯のリスクについてお話させていただきます。
6歳臼歯という言葉を聞いたことがあるかと思います。では12歳臼歯って聞いたことありますか?あまり聞きなれない言葉かもしれません。12歳臼歯は専門用語で12歳くらいに生えてくる永久歯で第二大臼歯というものです。永久歯の中で親知らずを除けば一番最後に生えてくる一番奥の歯になります。12歳臼歯が生えて大人の歯列が完成するのでとても重要な歯です。12歳臼歯は注意をしないとむし歯になってしまいます。むし歯になりやすい理由は生えはじめの永久歯はまだ歯の質が弱く、乳歯が抜けて生えるわけではないので生えたことに気づきにくい、また一番奥歯にあるので歯ブラシが届きにくいことが原因として挙げられます。あと思春期における生活環境も関係しています。12歳ころ、中学生になると塾や部活で歯科医院に行く時間がなくなり今まで通っていた定期検診にも通わなくなってしまいます。また親の管理下ではなく自由に好きな時間におやつを食べたりするようになり、親の目が届かないところでも飲食をするようになります。歯みがきの習慣も親の管理が行き届きにくくなることも原因です。

いまむら
12歳臼歯にむし歯をつくらないようにするためにはまず生え始めに気づくことが大切です。お子さんがそれに気づくことはなかなかできないし、親御さんがお口の中を覗き込んで確認することも難しいと思います。早く気付く方法は歯科の定期受診をしっかりと継続的に行うことです。12歳臼歯が生えてくる時期は定期検診の間隔を短くして生え始めを見逃さないことが大切です。生え始めを確認したら歯科医院では適切な予防処置と指導を行います。歯のブラッシング方法の説明や歯の表面のクリーニング、歯の溝へのシーラントを行います。
ご自宅でのケアはフッ素入り歯みがき剤をつかいましょう。フッ素濃度1000ppmのものよりも1450ppmの高濃度のフッ素が配合されたものがお勧めです。その後はできるだけ少量の水でお口をすすぎ、できるだけフッ素がお口の中に残るようにします。
第二大臼歯(12歳臼歯)は生え始めの時期だけでなく奥にあるためブラッシングが適切に行われずむし歯なりやすい状態です。20歳ころになるとその奥の親知らずが生えてきて、親知らずとの間にもむし歯ができやすい環境にあります。不幸にしてむし歯ができてしまった場合、早期に治療することをお勧めします。第二大臼歯は歯根の形態が樋状根といって歯の根が複雑な形態をしたケースが全体の30%ほど存在します。根の形態が複雑なため痛みが出て歯の神経を取らなければならない場合、治療が困難になり治療後も予後があまりよくありません。
早期発見、早期治療が大切です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.07.12更新

こんにちは。八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
毎日行っている歯磨き、できているようで意外とできていないのが現状ではないでしょうか?

当院で染め出しをされた方は驚かれることがあったと思いますが、意外と磨けているようで磨けていないようです。歯科医院でプロの指導を受けて正しいケアの仕方を知ることが大切です。フロスや歯間ブラシの使い方も一緒に教えてもらいましょう。歯磨きは意外と奥が深いものです。人によって歯並びは千差万別です。また顎の大きさ歯と歯の重なり具合も違いますし、歯ブラシの動き方歯磨きのときの癖その様な個人差もあります。特に効き手側の端のほっぺた側に磨き残しが多かったり、奥歯の裏側にブラシの先が届いていなかったり、力が入りすぎて歯茎を痛めてしまっていることもよくあります。
歯磨きと同じように重要なのが歯と歯の間のお掃除です。毎日のケアにフロスや歯間ブラシを取り入れて使われているでしょうか。間違った使い方をすると歯や歯茎を傷つけてしまいます。歯ブラシと同じくこちらも適切な使い方を歯科医院で指導してもらいましょう。フロスや歯間ブラシは歯ブラシより適切に使うことが難しいです。
酸性度の高い飲食物をとってすぐは、酸により歯の表面が一時的に柔らかくなっています。その状態で歯磨きをすると、歯ブラシが歯を傷つけかねません。時間が経てば唾液の作用でお口の中の酸が中和されるので歯磨きは30分ほど待ってから行うようにしましょう。健康のため黒酢やグレープフルーツなどを毎日取る人が増えているようです。そうした酸性度の高い飲食物をとってすぐの歯磨きは歯を痛めてしまう危険があります。酸っぱいものを飲食した後、歯の表面が酸で一時的に柔らかくなりますこれが習慣的に続くと酸蝕症になりますこの状態で歯磨きを毎日しているとやがて、歯は摩耗して知覚過敏になったりしてしまいます。歯のダメージを避けるためには酸性度いものを取った後は30分ほど置いて、唾液が酸を中和するのを待ってから磨きましょう。酸性度の高い物をとっていないのなら食後すぐに歯磨きをしても問題ありません。
歯周ポケットは歯ブラシだけでは落とし切れない汚れがあります。歯茎の溝の中はプラークが溜まりやすい場所で溜まったプラークは歯周病の原因になります。そのため、この部分を歯ブラシで注意して磨いている方も多いことでしょう。歯ブラシでは溝の中のプラークは完全に取りきれません。しかも溝の中に無理にブラシの毛先を入れて磨くことを続けると歯茎を傷つけてしまい、歯茎が退縮してしまい虫歯になりやすい歯根面が露出します。歯茎を傷つけずにきれいにプラークを取り除く磨き方を歯科医院で教えてもらいましょう。歯茎の深い溝や歯周ポケットの掃除はプロにお任せください。

歯磨き

それでは歯ブラシと歯磨き粉についてお話させて頂きます。
1歯磨き粉
歯磨き粉を使ったあと、口の中がかゆい、しびれるといった症状が出たことはありませんか?
これまでに、歯磨き粉を使用したことが原因で、アレルギー反応が起こった例は数少ないですがいくつか報告されています。
症状は、唇、歯ぐき、ほっぺたの内側、舌が腫れたり、かゆくなります。歯磨き粉の中には目的に合わせて様々な種類の成分が含まれており、どの成分もアレルギー反応を起こす可能性があります。
歯磨き粉に含まれる成分として代表的なものとして研磨剤・発泡剤・保湿剤・結合材・薬効成分(フッ素、殺菌剤など)などがあります。特定の食品などにアレルギーを持っている方は、初めて使う歯磨き粉は一度皮膚につけてみたり、少量から使い始めた方がいいかもしれません。当院では定期検診の際に歯磨き粉を使いますので、そういった症状のある方はご相談下さい。

2歯磨きのタイミングについて
歯磨きをどのタイミングでしたらいいのか疑問に思ったことはありませんか?
ここ10年ほどで、歯磨きの常識もずいぶん変わってきました。昔は「食後3分」なんてよく耳にしたものです。食後すぐに3分間磨こうと・・・。
食後すぐに歯磨きをすると、その前に口にした食べ物や飲み物の酸で、一時的に柔らかくなった歯の表面のエナメル質を削ってしまう恐れがあるのです。口の中が酸性になっても、通常はしばらくすれば唾液の力で中和されます。しかし、口の中の菌は増殖しているので、歯垢は早く落としたい!結論からいうと、食後はすぐにうがいをし、酸を流して菌の増殖を防ぐ。歯磨きをするタイミングは、口の中が中性に傾く、食後15~30分がよい。とはいうものの、きちんと歯垢を落とせていることが1番大切です!1日3回なんとなく磨くよりは、唾液が減少して菌が繁殖する就寝前の1回にしっかり磨いて歯垢を落とすほうが効果は高くなります。歯の大きさや歯並びは人それぞれ。自分に合った歯ブラシや歯磨き粉、磨き方も重要になってきますので一度チェックしてみてはいかがですか?

3歯ブラシの交換時期について
歯ブラシの交換時期は1ヶ月です!
歯ブラシはとても丈夫に作られているので1ヶ月以上使い続けることは可能ですが、長く使い続けるとこんなデメリットがあるんです・・・
① 歯ブラシの清掃効果が低下する
→歯ブラシは1ヶ月で毛先が広がり、弾力が弱くなってきます。
そんな歯ブラシだと軽い力で磨いただけでは汚れは落ちず、磨き残しが多くなります。
②歯ブラシが細菌の温床となる
→歯を磨いた後、歯ブラシをどんなにしっかり洗っても細菌は残っているので、
長く使うほど細菌も増えていきます。
② 歯や歯ぐきを痛める
→毛先が広がり弾力の弱くなった歯ブラシだと、磨く力が強くなります。
強い力で磨くことで歯のエナメル質が削れてしまい、知覚過敏の原因となります。また、広がった毛先では歯ぐきを傷つけます。ただし、毛先が広がってきたら1ヶ月未満でも交換が必要です。すぐに毛先が広がってしまう、という方は、もう少し力を控えめにして磨きましょう。いつまでも自分の歯で食事を楽しむためには日々のお手入れがとても大事です。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2025.07.06更新

こんにちは!八幡西区にある歯医者「いまむら歯科クリニック」スタッフの竹内です。
今回は、初診時からカウンセリングについてお話しさせてもらいます。
初診で来院された場合は、まず予診を記入してもらいます。予診票では、主訴、薬のアレルギー、治療中の病気、飲んでいるお薬などを把握する為の大事なものになります。

カウンセリング

記入した予診票を元に、スタッフとカウンセリングルームでお話しを聞かせてもらいます。
まずは、主訴がどのような状態にあるのか、いつから痛いのか、どんな治療を希望しているか、どの時間帯が病院に通いやすいかなど、患者さんと面談させてもらいます。カウンセリングで患者さんの要望などを確認します。
カウンセリングの中で、お口の中全体が写るパノラマレントゲンやデンタルエックス線写真を撮らせてもらっても良いかの確認、口腔内写真、歯石取り、歯周病の治療はどうされるかなどを質問させてもらいます。
では何故パノラマやデンタル、歯周病検査などが必要なのかを説明します。
問診やお口の中を見るだけでは、診断するのに情報が足りないのです。原因を知る為にはできるだけ多くの情報が必要になります。

パノラマは、全顎を撮影することができます。顎の関節や鼻の骨の一部も映し出されます。
小児の歯の生え変わりや、先天的の欠損がないかの確認、埋伏過剰歯や埋伏歯の確認、親知らずの治療の診断、多数歯の虫歯の進行状態の確認、全顎的な歯周病の進行度合いなどの確認などができます。

デンタルは、3〜4本の歯を詳しく診断する為に撮影します。虫歯の進行状態、歯と歯の間の虫歯、根管治療後の歯の場合、薬が根尖まで入っているかの確認、歯周病の進行状態の確認、インプラント周囲の骨の状態などが確認できます。

歯周病検査は、歯周病の進行状態をパノラマで確認しながら検査し数値にしていきます。
歯周病は、症状が出ないことがほとんどなので気付かないうちにうちに進行してしまいます。

口腔内写真は、患者さんの初診時の状態を保存することと現状を把握するのに必要です。虫歯の説明をする時に使ったり、治療が終了した際に振り返ってもらう時に使います。

いまむら歯科クリニックでは、この情報を精査して、初診時に虫歯の有無や歯周病の進行状態などを記入したセカンドIの紙をお渡ししています。また、いまむら歯科にかかっていて、前回から2年以上あいた方にも、セカンドIの紙をお渡ししています。主訴とは違う虫歯も見つかるかもしれませんが、虫歯は放っておいても治ることはないので、痛みが出る前に治療を終わらせることをおすすめします。歯石とりは必ずやってもらいたい治療の一つです。これは歯周病治療になるのですが、歯周病菌が歯を支えている骨を溶かしてしまう病気で、原因は歯石やプラークです。
家に例えて考えてみて下さい。土台がグラグラしている家に住みたいと言う方はいないと思います。歯も同じです。虫歯の治療は終わっても、歯周病の治療をしないと歯は抜けてしまいます。歯の土台をしっかりさせる為に必要な治療になります。スタッフみんなで、患者さんにわかりやすく説明する為に、勉強会などをひらいて意見交換をしています。治療をする前にしっかりと説明をさせていただきますので、不安な事などありましたら聞いてくださいね。

セカンドIとは別に、全顎的に治療を行わないといけない患者さんには、セカンドIIをしています。
セカンドIIは、口腔内写真を取り込んだ用紙に治療箇所や治療内容の書き込みをして、先生が患者さんに説明をします。

なぜ、セカンドカウンセリングを導入していこうかと考えたのは、患者さんがご自分の口腔内に感心を持っていだだいて、歯科治療の中断を防げればという思いと、患者さんが歯医者の治療についてどう考えているかなどを、私たちスタッフや先生が知る事ができるので、患者さん1人1人にあった治療の提案ができるのではと考えたからです。
いまむら歯科クリニックの診療理念で、
『患者様が健康で快適な毎日を送って頂けるようにお口の健康をサポートします』というのがあります。
セカンドカウンセリングが浸透していけば、治療から終わった後の定期検診への移行もスムーズに進むのではないかと思います。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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