院内ブログ

2026.03.28更新


八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
市販されているガムで「キシリトールガム」「リカルデントガム」は皆さんもご存知だと思うのですが、「ポスカFガム」は知っていますか?
このガムは「歯科医院専用ガム」なんです。
元々、「ポスカガム」というものがあります。これは日本歯科医師会推薦、(財)日本学校保健会推薦、(社)日本学校歯科医会推薦商品で”特定保健用食品(トクホ)”の認定も受けています。

posuka
正式名称はリン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca)です。
虫歯の原因となる酸を作らない食品素材です。世界7カ国で特許を取得している、唾液に溶けやすいカルシウム素材です。北海道産じゃがいも由来のカルシウム食品素材です。これは、日本が世界に誇る科学研究施設「SPring-8」で実証実験を行った初めての食品素材、というものです。
このポスカガムに「+緑茶エキス(フッ素)」が含まれているのが「ポスカFガム」になります。この”F”とはフッ素のFで、フッ素が含まれています、という意味になります。この緑茶エキスのフッ素がさらに歯を守ってくれる効果があります。
ではどのような効果があるのかそれぞれ順に説明していきます。まずは「キシリトールガム」です。チョコレートや飴などの甘いお菓子は虫歯になりやすいとよく言われますが、お菓子に含まれている糖が、お口の中で酸を作り虫歯になります。キシリトールは、砂糖と同じ甘さを持っていますが酸を作りません。また、虫歯の原因にもなるミュータンス菌の働きを抑える効果があります。
つまり、虫歯予防を目的にしたい人におススメです。また、カロリーも低く体内へ吸収されるのが遅いので、血糖値の急上昇などを抑えてくれて糖尿病にも効果があるといわれています。その他に骨の密度を高め骨粗しょう症を改善させたり、急性中耳炎を防ぐ効果もあるといわれています。
次に「リカルデントガム」です。
リカルデントの成分は、牛乳から抽出されたCPP-ACP(がゼインリン酸ペプチド一非晶質リン酸カルシウム)です。本来、酸で表面が溶かされた歯は、唾液の成分で再石灰化され治っていきます。しかし唾液の成分だけでは修復が追いつかず、歯が溶けた状態が虫歯です。リカルデントは、唾液の中のカルシウムやリンを増やし、歯の表面が溶ける(脱灰)を抑えてくれる働きがあり、修復成分をたっぷり含む唾液の分泌が増え、再石灰化促進の効果があります。つまり、初期虫歯を治したい人におススメです。ただ、牛乳タンパク質由来なので牛乳アレルギーのある人は注意が必要です。
そして「ポスカFガム」です。
お口の中が酸性に傾くと、歯からカルシウムが溶け出します。
この状態が長く続けば虫歯になります。しかも、歯から溶け出したカルシウムは「唾液に溶けたカルシウム」からしか補給できません。ポスカは唾液に溶けやすい水溶性のカルシウムなので、すばやく中性に近づけます。つまり、ポスカFガムを習慣的に噛んでいれば、唾液に溶けたカルシウムが効率的に歯にとどき、初期虫歯を修復する効果があります。

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しかも、リカルデントよりもさらに効果が高いのです。健康な歯と同じ構造を持った結晶が復元する、再結晶化(再石灰化よりさらに修復効果が高い)が世界初で実証されています。緑茶エキスは、ポリフェノールを低減してフッ素が唾液に溶けやすいように工夫された素材です。キシリトールも含まれているので、虫歯になる酸を作りません。つまり、虫歯予防もできて、初期虫歯も治したい人におススメです。
ここでいう「初期虫歯」とは、歯の表面に穴が開く一歩手前の状態です。
穴が開いてしまった虫歯は、放っておいても自然には治らないので、早めに歯科医院を受診されてください。
虫歯予防のために、ポスカFガムを試してみてはいかがでしょうか。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.03.20更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は歯の着色と初期のむし歯についてお話します。歯に茶色のスポットが生じてむし歯が出来たと不安になったことはありませんか?
歯は飲食物や喫煙の影響を受けてすぐに着色したりすることがあります。単なる着色と初期のむし歯の判断は非常に困難で歯科医師によっても意見が分かれます。コーヒー、紅茶、お茶、ワイン、カレーなどは着色の付きやすい食べ物です。

むし歯

むし歯は自然に治ることはないから早めに治療することをお勧めしていますが、初期のむし歯には進行の早いものと遅いものがあり、遅いものは予防をしっかり行うことで進行を遅らせたり、停止させたり、再石灰化といって治すことも可能です。以前と違ってむし歯に対する考え方が変わってきています。「むし歯は脱灰と再石灰化のプロセス」といわれています。歯の表面では脱灰(歯を溶かす)と再石灰化(歯の修復)が行われています。そのバランスが崩れ脱灰に傾くと初期のむし歯になりさらに進むと治療が必要なむし歯になります。歯を削って治療しなくてもいいように初期のむし歯は予防して経過観察をすることが大切です。予防を徹底し、進行を遅らせたり止めたりすることが出来ればすぐに削って詰め物をするよりも将来多くの歯を残すことができます。もし経過を観察して進行が見られるようであれば治療を行います。むし歯の進行は唾液の歯を守る能力、フッ素の使用状況、食生活、歯みがき習慣によって変わります。またむし歯のできている部位によっても変わります。
患者様のなかにも「この前歯医者に行ったのに歯に黒いものがある」。
「かかりつけの先生から小さいむし歯なので経過をみましょうと言われたが、心配なので治療してほしい」といった声を聞きます。
これは小さいむし歯なので経過観察で大丈夫ということです。
ただ経過観察といっても放っておいてよいということではありません。初期のむし歯であってもむし歯になりかかっているので歯科医院を受診して、歯みがき指導、食事指導を受けたほうがよいでしょう。またその後もむし歯が進行していないか、歯みがきがきちんとできているかをチェックするため1~3か月の定期検診を受けてください。
むし歯は初期の段階であればしっかりとした管理を行い進行や停止させることができます。当院の場合むし歯を削るかどうかはメリット、デメリットを考えさらにむし歯の深さ、むし歯のある部位(よごれが停滞しやすい部位なのか)、患者様のブラッシングができているか、食生活、唾液の状況、むし歯のリスクが高いのかなどを診断して治療を決定します。

次にむし歯が親から子どもに遺伝するのかについてお話ししましょう。
「私は父が歯が悪かったから私も歯が悪いのです」
「うちの家族はみんな歯が悪いのです」
「・・・・」
家族に歯が悪い方がいると遺伝のせいでむし歯になりやすいと考えてしまいがちです。むし歯とは「お口の中の糖を栄養源として増殖するむし歯菌が排出する酸によって歯が溶けてしまう病気」です。酸によって溶けてしまい、柔らかくなった歯が欠けてしまうことで歯に穴が開いてしまい、放っておくとどんどん歯の内部へとむし歯が進行します。最終的には歯の欠損へとつながる恐ろしい病気です。実際、歯を失ってしまうおよそ30%がむし歯によるものです。

遺伝
むし歯の原因となるむし歯菌(ミュータンス菌)は親から子供へと遺伝はしません。むし歯菌はあかちゃんのお口の中には存在しないことが分かっています。しかし、むし歯のなりやすさへとつながる間接的な要因の歯並びやかみ合わせの問題、唾液に性状などは遺伝する場合があります。
むし歯はプラーク(歯垢)内のむし歯菌が原因となって発症します。しっかりと歯垢を落としお口の中の清潔を保つことで予防できると考えられています。また、甘いものを控えたり、間食の習慣をやめたり、就寝前の食事を減らすこともむし歯予防につながります。
また赤ちゃんのいる子育て世代の方はキスをしたり、同じスプーン・フォークで食べ物を与えないようにしてむし歯菌を伝染させないようにすることも大切です。お父さんお母さんもむし歯があるならしっかりと治療をしておきましょう。むし歯になりにくい生活習慣を徹底することが大切です。
お父さん、お母さんの食生活が子どもに影響を与えることは言うまでもありません。おやつを食べるときは時間を決めてしましょう。だらだらとジュースを飲んだり、デスクワークをする時に甘いコーヒーを飲みながら行ったり、あめ玉をずっとなめていたりするとむし歯のリスクが高くなります。時間を決めて行うことが大切です。

以上をまとめるとむし歯菌は遺伝しません。歯並びやかみ合わせ、唾液の性状などむし歯のなりやすさへとつながる間接的な要因は遺伝します。家族の生活習慣がむし歯になりやすい環境をつくることがあるので、歯みがきは毎日食後にきちんと行うようにしましょう。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.03.15更新

 


こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

今回は入れ歯のお手入れ方法についてお話しさせていただきたいと思います。
皆さんはどの様にお手入れされていますか?
入れ歯の方は食事の度に外して洗ったり就寝時には洗浄剤に浸けたりと毎日大変だと思います。
少しでも素早くキレイに洗浄できて負担が軽減できれば良いかと思います。

義歯

入れ歯はプラスチックで作られているのでプラークや着色が付きやすくなっています。
不衛生な入れ歯をそのまま使い続けていると、細菌の影響で歯茎が炎症を起こしたり口臭が発生しやすくなります。
更に部分入れ歯のバネの所が汚れたままになっているとバネのかかる歯が虫歯や歯周病になってしまいます。
また体力の低下しているご高齢の方に多く見られる誤嚥性肺炎も入れ歯に付着した細菌が原因で起こる事がありますので、いつも清潔にしてご使用いただくようお伝えさせていただいています。

皆さん食事をした後は歯を磨くのと同じように入れ歯も同じで磨いてあげないとプラークが付き細菌が繁殖して入れ歯がヌルヌルになってしまいます。
そして入れ歯に付いたプラークは数日で固まってきて歯石化してしまいます。
歯石になるとブラシで磨いても取れなくなりますので、そうなる前に毎食後入れ歯を外して洗浄することを習慣にしましょう。
ただ入れ歯を洗う時の注意点がありますので、次の事に気をつけてください。

入れ歯はプラスチックで作られているため傷が付きやすいです。
一度傷が付いてしまうと傷の深い場所に細菌が入り込んで菌が繁殖してしまいますので、入れ歯を磨く時は歯を磨く歯ブラシよりももっとやわらかい歯ブラシを使用するか、入れ歯専用のブラシを使って優しく丁寧に磨くようにしてください。

また、歯を磨く歯磨剤の中には研磨剤が入っているものが多く、そのようなもので磨いてしまうと入れ歯を傷付ける可能性があるためご使用は控えられてください。
こちらも入れ歯専用のものがいいのですが、『ホイップクレンズ』という泡状の入れ歯洗浄剤がおすすめです。
この泡を入れ歯に付けてブラッシングすると水だけでは落とせない汚れも手軽に素早く落とし、除菌もしてくれます。(99.9%)
60秒間優しくブラッシングしたあとはよく濯ぎましょう。
勿論入れ歯に優しい研磨剤不使用です。
ミントの香りで爽やかさが持続します。

★『ホイップクレンズ』の使用方法
①入れ歯の大きさに合わせて1プッシュから2プッシュの泡を入れ歯に直接出します。
②60秒間入れ歯専用ブラシなどで磨きます。
④流水でしっかり濯ぎます。

きめ細かな泡の効果で、入れ歯の入り組んだ部分にも入り込んで浸透し汚れを包み込んで浮かせて剥がしてくれます。
これだと入れ歯を傷付ける事なくしっかり除菌・消臭してくれるので安心して使用できますね。

ところで夜寝る時は入れ歯を外していますか?
また外した入れ歯はどのようにしていますか?

夜寝る時は歯ぐきを休めるために入れ歯は外されてください。
外した入れ歯は水の中に浸けておきましょう。
できればただの水ではなく入れ歯洗浄剤を使っていただくと、寝ている間に汚れや細菌をキレイに除去することができるので、翌朝は気持ちよくご使用いただけます。

 

当院では《キラリ》という入れ歯洗浄剤をおすすめしています。
歯科医院専用ですので、安心して使っていただけると思います。

【キラリの特徴】

・泡立ちが長時間持続して汚れ、着色、ヌメリ、臭いをスッキリ洗浄してくれます。

・二酸化チタン配合で、カンジダ菌などの細菌へ優れた除菌効果があります。

・無香料なので、洗浄後すぐに入れ歯をつけても美味しく食事が楽しめます。

・入れ歯に優しい中性タイプで、部分入れ歯や金属床入れ歯に使用される金属部分の黒ずみ化を抑えてくれます。

【キラリの正しい使用方法】

・入れ歯に付着したものを水で洗い流します。

・容器に水又はぬるま湯約150mlと《キラリ》1錠を入れます。

・すぐに入れ歯を入れて30分以上浸けておきます。
一晩浸けるとより効果的です。

・入れ歯を取り出し、入れ歯専用ブラシを使って流水でよく濯ぎます。

ご注意ください!
入れ歯洗浄剤で落ちない汚れを無理に磨いたりすると入れ歯を傷付けてしまいますので、必ず歯科医院で取ってもらってください。
また、入れ歯は熱湯で消毒すると変形してしまうため、60°C以上のお湯をかけたり浸けたりされないようお願いします。

入れ歯はお手入れを間違うと細菌の温床になってしまいます。
有害な細菌を除去するために専用のブラシや洗浄剤を使って毎日きちんとお手入れする事が大切です。

いつも清潔な入れ歯でお口と全身の健康を守りましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.03.05更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回はブラッシングの方法についてお話ししたいと思います。
ブラッシングというと、縦磨きや斜め45度などといった単語をお聞きしたことがあるかと思います。歯ブラシの当て方によって様々な方法の種類があるのをご存知でしょうか。
いくつかご紹介したいと思います。

歯ブラシ
まず縦磨き法です。
この方法は歯並びが良くない場合や、歯肉炎の場合に行いますが、ほとんどの方におすすめできる方法です。歯ブラシを縦に持ち、歯の表面にしっかり毛先が当たるようにして上下に磨きます。主に前歯に適した磨き方になり、下の前歯の裏は歯ブラシのお尻の部分を当てるようにして磨きます。
次にバス法です。
歯肉の腫れや出血、歯周ポケットが深い場合に行いますがこちらもほとんどの方におすすめできます。歯ブラシを斜め45°にして、歯周ポケットに毛先が入るように当てて細かく左右に磨く方法です。なかなか磨きにくい歯と歯茎の境目がしっかり磨け、歯茎のマッサージ効果が大きい磨き方です。

3つ目はフォーンズ法という大きく円を描くように磨く方法です。細かい操作が難しいお子様や、ご高齢の方に適した磨き方になります。短時間でお口の汚れを落とすことができますが、歯と歯の間の汚れは落ちにくい為、フロスや歯間ブラシとの併用がおすすめです。
今回ご紹介した磨き方は主に歯の表面である表と裏に適した磨き方になります。
奥歯の噛む面(咬合面)を磨く場合は、年齢を問わず様々な方向から磨くようにしてください。
奥歯の噛む面にはたくさんの溝があり、あらゆる方向に入っています。また、個人差はありますが溝がとても深い方もいて、虫歯リスクがとても高い部分になります。
しっかり毛先を面に当てて、様々な方向に磨く事で汚れが落ちやすくなります。

また歯と歯の間は物が詰まりやすかったり、磨けていないことがあったりします。歯ブラシだけでは十分に汚れを落とせないこともあるので、フロスや歯間ブラシの使用をおすすめします。詰め物をしている場合は注意して通すようにしてください。詰め物にフロスが引っかかって取れなくなった場合は、無理に取ろうとはせず、片方から引いて取るようにしてください。詰め物が外れる原因になります。

歯磨きをする際には手鏡などで歯ブラシの当て方を確認しながら磨きましょう。
また、力加減を誤ってしまうと歯の表面が削れてしまう原因になったり、汚れが落ちにくくなったりします。
虫歯や歯肉炎歯周病予防の為に、しっかり磨いてお口の健康を維持していきましょう
 

 次に洗口液と液体歯磨きについてお話したいと思います。
まず、洗口液とは歯磨き後や、歯磨きが出来ない場面ですすぐだけで口腔内を清潔にしてくれる物です。
使い方は、歯磨き後に適量をお口に含み、30秒程度クチュクチュとすすぐだけです。その後お水で再度すすぐ必要はありませんし、歯磨きが出来ない時、あるいはお口の不快感がある時に気軽に使っていただけます。

歯ブラシ2
寝ている間、人間の唾液の分泌量は大幅に減少します。唾液の量が減ることで口腔内の細菌が増えてしまい、虫歯リスクが高くなったり口臭が発生しやすくなったりします。就寝前に殺菌成分の入った洗口液を使用することで細菌の増殖を抑え口腔内トラブルの予防が出来ます。また妊娠中の悪阻が酷い方も洗口液ですすぐだけで、多少の汚れは落ちますので是非使ってみてください。
次に液体歯磨きについてです。
液体歯磨きは液状の歯磨き剤ですが、お口に含んですすいだ後に歯ブラシで磨きます。
通常の歯磨き粉と違って研磨剤が入っていないので、強く磨かない限りは歯が削れてしまうことはほとんどありませんが、歯の表面の着色は落ちにくいことがあります。また、洗口液と同様に最後にお水ですすぐ必要がありません。
これら洗口液と液体歯磨きにはさまざまな種類があります。アルコール成分が入っているものはスッキリと爽快感がありますが、口腔内で炎症を起こしている方やドライマウスの方にはあまりおすすめできません。CPC(塩化セチルピリジニウム)やIPMP(イソプロピルメチルフェノール)が含まれたものは殺菌効果が高く、口臭予防におすすめです。香料が苦手な方向けに、無香料の物もありご自身の好みや使用目的に合わせて選ぶことができます。今現在、液状の物をなんとなく使っている方は多いのではないでしょうか?洗口液と液体歯磨きは一見同じようにみえますが使用方法が異なりますので、これを機に改めて見直していただきたいと思います。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.03.01更新

 

こんにちは。八幡西区の歯医者、いまむら歯科クリニックです。

子供の歯って、どうやって守ってあげたらいいの?

フッ素

歯医者には、定期的検診に通っている。けれども自宅で普段歯を磨いてるだけでいいのか?不安ですよね。今回は、フッ素と子供向けについてご説明していきます。
まず、歯医者に行くと"フッ素"と言う言葉を良く聞くかと思います。"フッ素"とは、元素名になります。元素が水に溶けた時にマイナスイオンになる無機の物質を「〜化学イオン」と呼びます。
フッ素も水に溶けた時にフッ化物イオンと呼ばれます。"フッ素"は、いわいるミネナル私達身近の自然界に広く存在しています。土の中・海の中・植物の中・動物の中・もちろん私達の中などにも必ず含まれている栄養素です。でも、普段の食べ物などから摂取出来るフッ素の量だけでは、虫歯を抑制する事には、全然不足がちなんです。

●フッ素の働き●
フッ素の働きには、3つあります。
①再石灰化を促進する。
②歯質の強化する。
③虫歯菌の働きを抑制する。

①再石灰化を促進する
歯は、脱灰(虫歯菌が出す酸毒素によって歯の表面が溶ける)と、再石灰化(歯の表面の溶けてしまった部分を元に戻そうとする働き)を繰り返しています。フッ素がお口の中に入ってくると、歯にとって大事な成分"カルシウム・リン酸"が歯に取り込みやすくなります。そして、歯が修復しやすくなります。
②歯質の強化する
フッ素によって、歯が修復されさらには、元々の歯の歯質よりも丈夫になり、より強い歯を保つ事が出来ます。
③虫歯菌の働きを抑制する
フッ素は、抗菌作用があるため、虫歯菌の増殖を抑制する事が出来ます。また、虫歯菌が歯の表面を酸毒素によって溶かす効果を止める効果もあります。

当院では、定期的検診の時には、小さなお子様から大人の方にもフッ素を塗布しています。まず、患者様のお口の中での気になる所をお伺いし検診をします、特に何も問題なければ歯石除去と丁寧にクリーニングを行って行きます。そして、最後お帰りの際にフッ素を塗布していきます。歯医者で塗布するフッ素は、ご自宅用とは違いフッ素濃度が高いため、定期的に歯を強化し尚且つ虫歯予防をして行きます。
次にご自宅向けの子供さんの歯磨き後に塗布しるフッ素ジェルについてご説明します。

●チェックアップジェル●について
・歯磨き後のプラスケア。
・就寝前に使用する。
・フッ素が歯面に滞留しやすいジェルタイプ。
なので、少量でもお口の中にフッ素が隅々までひろがる。
・キシリトール配合。
・研磨剤無配合なので、歯や歯茎に優しい。
・歯の生え始めのお子様、はの生え替わり時期のお子様、間食の多いお子様、虫歯になりやすいお子様、矯正治療中のお子様におすすめ。
当医院受付に置いている分になりますが
◎チェックアップジェル500ppm
・0歳〜6歳までのお子様におすすめです。
・フレーバーは、バナナ味だけになります。
◎チェックアップジェル950ppm
・小学生からをおすすめしています。
・フレーバーは、グレープ味とピーチ味の2種類あります。

●使用量●
・0歳〜2歳位までは、歯ブラシの先端から2m m程度の量を出して下さい。
・3歳〜6歳までは、歯ブラシの先端1/3(5mm)程度の量を出して下さい。
・小学生からは、歯ブラシの先端から1cm位程度の量を出して下さい。
●使用方法●
①夕食後、子供用歯磨き粉で歯を磨きます。磨き終わったらうがいをします。
②その後又は、就寝前にチェックアップジェルを目安の量を歯ブラシにだします。
③歯全体にフッ素ジェルが行き渡るように軽く磨きます。
④塗布後は、20分〜30分ほど飲んだり食べたりうがいを控えて下さい。
そして、そのまま就寝しても大丈夫です。

フッ素は、なるべく早めの時期から使用する事をおすすめしています。乳歯が生え始めたらなるべく早めのタイミングです。生えたてのお子様の歯は、とても柔らかくてすぐ簡単に虫歯になりやすい為に、生え始めたらチェックアップジェルバナナ味を使ってあげて下さい。個人差はありますが美味しい味なので歯ブラシを慣れさせる為にもおすすめです。
お子様の歯を守るためにも毎日の習慣化を大事にして行きましょう。わからない事などありましたら、スタッフまでお声掛け下さい。

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.02.23更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は幼児期(1歳~6歳頃)のお口の状態についてお話します。この時期のことをそれぞれのステージでいくつかあげていきましょう。

幼児期

○歯が生えそろう時期○
幼児期に全ての乳歯が生えます。
あらためて乳児期から幼児期の歯の生える流れを書き出します。
・10ヵ月 4本···上下前歯2本ずつ
・1歳   8本···上下前歯4本ずつ
(かみかみが出来るようになる)
・1歳4,5ヵ月 12本···前歯+奥歯が生えてくる
(あごを左右に動かして、食べ物をすりつぶせるようになる)
・1歳6,7ヵ月 16本···前歯と奥歯の間に犬歯が出てくる
・2歳3,5ヵ月 20本···一番奥の歯が出てきて全ての乳歯がそろい出す
・3歳 歯の高さがそろい歯並びが完成
(ここから6歳ころまでには歯並びには大きな変化はなく成長します)
・6歳 乳歯の奥に永久歯が生えてきます。最近は下の前歯から生えてくることも増えています。
※乳歯はすべて生えそろうと20本あります。2歳半から3歳までに乳歯列は完成します。この表示している年齢には個人差があるので、前後の2,3ヵ月くらいは気にしなくて大丈夫です。
○乳歯の役割○
乳歯には役割があります。
・乳前歯:噛みきること、発音噛む機能の発達のため
・乳臼歯(奥歯):食べ物をかみ砕き、かみ潰すこと
・前歯奥歯ともに:「永久歯(大人の歯)を守ること」これがとても大事です
乳歯にも歯の根っこがあり、あたま部分よりも大きな形をしています。これは将来、大人の大きなお口の為の永久歯が生えるスペースを確保するためです。そして永久歯が歯ぐきの中で成長するのを守ってあげています。

○乳歯の噛み合わせ○
早い段階からお子さんの噛み合わせや歯並びが気になる方もいらっしゃると思いますが、歯並びは1歳頃まではあまり心配されなくて大丈夫です。
その後に噛み合わせを狂わせるのは「遺伝」と「悪習慣」があります。
悪習慣が原因の場合はそれを止めると治せることが多いです。遺伝でも早めに対応すると治せたり、ひどくならない様にできるのでご相談ください。また虫歯などで乳歯を抜いたままにすると大人の歯並びにもかかわってくる場合もあります。抜いたあとのこともしっかり歯医者さんからお話を受けてくださいね。
○食べる機能の変化○
ミルクやおっぱいを吸うお口の運動は本能です。ごはんをかんで飲み込むこと(咀嚼運動)は学習して覚えます。また乳歯の生えた数や状況によって食べ方は変化します。その時に合った食品を与えて下さい。
乳前歯が生える前は、唇と舌で上下にもぐもぐ噛める柔らかさがよいでしょう。前歯が生えて、少しあごを左右に動かし出しますが、まだ歯茎で食べれる位の固さにしましょう。奥歯が生えるとある左右にあごを動かし、食べ物をすりつぶせる様になります。少しずつ歯ごたえのあるものを様子を見ながら変えてあげて下さい。

○言葉を話す○
言葉の発達は脳の発達になります。
ときどき上唇や舌の裏にあるスジが原因で言葉が出にくいのでは?と質問を受けますが、その影響は少ないのであまり心配されなくて大丈夫です。ただしお口の影響の可能性はゼロではありませんので、気になる時は相談して下さい。

○表情とお口○
表情は精神の発達状態と関係が深いです。また環境のかかわりも大きく、愛情に満ちた刺激をたくさん受けたこどもの表情は豊かになります。そしてその表情を作る要素としてお口も関わってきます。よく表情が動くかどうかはお口のまわりの筋肉・筋肉量と、上あご・下あごの形が関わっています。成長、筋肉の発達の為に授乳・食生活を正しく意識しましょう。そして虫歯や歯がなくなることは歯並びだけでなく、噛み合わせが崩れるので将来の表情も変化させてしまう可能性があります。

○あごの発育○
上あご・下あご共に大きく成長します。そして歯を支える骨もたくさん作られる時期です。お口も少しずつ大きくなり、しっかり噛めるようになります。
あごが変化する時期なので(話が重複しますが)指しゃぶり・肩ひじをつく等の悪習慣であごの骨が変化し前歯が出てきたり、奥歯の噛み合わせが逆になったりなどゆがんだ顔や歯並びになります。ですが、こどもは常に新陳代謝で変化し続けています。悪い癖の影響も大きく受けますが、止めることや正しい力をかけることで直るのも早いです。気になることがある時は早めにご相談下さい。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.02.19更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
みなさん冷たい物を食べたり冷たい飲み物、歯磨きした後にうがい水などを口に含むとキーンと染みる事はありませんか?それは知覚過敏の可能性があります。
今回は、知覚過敏ついてご説明させて頂きます。

知覚過敏
まず、歯の断面構造からですが、歯の一番外側で歯の表面を覆っている体の中で最も硬い組織で、色は半透明の部分を"エナメル質"と言います。次にエナメル質の内側にありエナメル質よりも柔らかい組織になる部分を"象牙質"と言います。そして、最終内側部分に神経がある"歯髄"と言う組織があります。このエナメル質・象牙質・歯髄の三層構造で成り立っています。そして、歯茎の中の歯の根っこ(歯根部)の表面、象牙質を覆っている組織部分をセメント質といいます。
普段、冷たい飲み物食べ物により歯がしみる。冷たい風が当たった時に歯がしみて痛む。歯磨き中に歯ブラシの毛先が当たるだけで痛むという症状になったことはありませんか?
歯の表面のエナメル質は硬い組織で、削っても歯ブラシの毛先が当たっても痛みなどを感じる事はありません。ですが、エナメル質の内側の層、象牙質部分は柔らかい組織なので器具や歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい物や熱い物が浸透して触れることによりその刺激が、象牙質の内部(象牙細管・象牙質の中の無数の小さな細い管)を通じて内側の神経に伝わりしみる、痛むと感じるのです。なので、しみる痛むと感じる部分は、象牙質が露出しているからなのです。
通常は、象牙質はエナメル質に覆われているのでそこまでものすごく痛みやしみるといった症状はないのですが、いくつかの理由で象牙質がむき出しになり露出した状態による症状を『知覚過敏』と言います。
『知覚過敏』には、いくつかの原因があります。
① 歯肉の退出
② 歯の破折
③ 歯が擦り
④ 歯が溶ける
⑤ 虫歯治療
⑥ ホワイトニング

① 歯肉の退縮
歯肉の位置は、加齢とともに少しずつ下がっていきます。それに伴って歯茎の中にあるはずの歯の根っこの部分が露出してしまい、象牙質が剥き出しの状態になります。露出した部分に歯ブラシの毛先が触れたり、温度などの刺激によりしみるという症状がでます。その触れた時だけ痛みしみたりしますが、時間が経てば感じ無くなります。あと、露出した部分に歯石がびっしり付いていてそれを除去する時に、器具が触れたり水によりしみたりします。
② 歯の破折
転倒したりスポーツによる外傷で歯を打撲してしまって、歯にヒビが入ってしまうなど、破折してしまうと、歯の表面のエナメル質のさらに内側にある象牙質が露出してしまい、しみる痛みなどの症状を感じます。
③ 歯が擦り減ることにより
歯ぎしりなどにより、少しずつ歯の表面のエナメル質が擦り減ってきます。それにより、エナメル質の内側の象牙質が露出してしまってしみるなどの痛みの症状が出ることがあります。
④歯が溶ける
普段の私達のお口の中は、唾液により中性ですが、私達が普段飲み慣れている飲み物や食べ物のほとんどが酸性のものがあります。歯の表面のエナメル質は、ph5.5より低いと溶け始めてしまいます。なので、特に炭酸飲料、スポーツ飲料、オレンジジュース100%やお酒、酢の物などを頻繁に摂取したりする習慣が続くと歯の表面のエナメル質が溶けて内側の象牙質が露出してしまいしみたり痛みの症状がでます。
④ 虫歯治療により
虫歯治療では、歯の虫歯の所を削る事により歯の神経近くまで削ってしまうとしみる痛みなどの症状が出ることがあります。
⑥ホワイトニングにより
ホワイトニング(歯の漂白)治療により、ホワイトニングに使われる薬剤でまれに染みたりする症状が出ることがあります。何日かホワイトニング使用しなければ症状は落ち着いてきます。
これらを含めて、普段から予防する事は出来ます。健康な歯肉(歯茎)を保つためにも、正しい歯磨きの方法をご説明いたします。定期的に歯石取りを行ってむし歯と歯周病の予防をしましょう。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.02.15更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

先日2月14日はバレンタインデーでしたので、
いまむら歯科クリニックでは、当日来院された方に【歯医者さんが作ったチョコレート】をプレゼントさせていただきました。
土曜日ということもあり、子どもさんが多かったのですが、治療を嫌がっていた子どもさん達も帰りは嬉しそうに笑顔で帰って行かれたのでよかったです。

普通チョコレートにはたくさんの砂糖が使われていて、むし歯になるリスクが高いとされているのですが、こちらのチョコレートはむし歯の原因となる砂糖を一切使わずに、むし歯を防ぐ効果のあるキシリトールを100%使用した、むし歯を予防できるチョコレートです。

チョコ

むし歯になりやすいお菓子として代表的なチョコレートですが、主成分であるカカオはむし歯の原因にはなりません。
それどころかカカオにはリラックス・ダイエット・認知症予防などの効果があり、体に良い影響をもたらしてくれると言われています。

そこで歯医者さんが、誰でもむし歯を気にせずチョコレートを食べられるようにと考えて作られたのが【歯医者さんが作ったチョコレート】になります。

☆キシリトールとは?

キシリトールは甘味料の一種で砂糖のよう甘い味がしますが、砂糖と違ってお口の中で酸を作らないのでむし歯になりません。
更にむし歯菌の成長を抑える働きや健康な歯を保つ効果もあります。
ただし効果を十分発揮するのはキシリトールの他に何も糖分が含まれていない場合だけです。
少しでも砂糖が入っていると効果は期待出来ないので注意が必要です。
甘味料にキシリトールが100%使われているか確認してから購入するようにして下さい。

・むし歯の原因にならない天然の甘味料

キシリトールは糖アルコールの中でも最も甘い点が特徴です。
甘味度は砂糖と同じくらいの天然代用甘味料として注目されています。
しかもそれだけ甘いのにカロリーは砂糖の4分の3程度なのでダイエット中のおやつとしてもよさそうです。

・歯の再石灰化を促す

キシリトールは唾液分泌を促進してカルシウムレベルを上昇させ歯の再石灰化を促す効果があります。

・むし歯の原因となるミュータンス菌の活動を弱める

キシリトールはむし歯の原因菌に栄養として利用されず歯を溶かす酸を作らせないためむし歯予防につながります。

キシリトールは甘くて美味しいのに、むし歯を予防するだけでなく歯を強くする働きもあることで注目されています。

☆キシリトールチョコレートの効果的な食べ方

基本的にはいつ食べてもいいのですが、歯磨きの後や夜寝る前に食べると効果的とされています。
むし歯菌は就寝時に増殖するのですが、キシリトールでそれを防止することが出来ます。
キシリトール100%なので寝る前に食べても大丈夫なのです。
歯磨きを嫌がる子供さんには、ちゃんと歯磨きが出来たご褒美として与えると歯磨きタイムが楽しみになるかもしれませんね。
量の目安として、大人は1日3回・1回に1〜3粒が良いとされています。
5歳以上の子どもさんは1日1〜3粒、2歳以上の子どもさんは1日1粒が基準となっています。

お口の中の環境を整えるためにも噛まずにゆっくりと舐めながら溶かして食べて下さい。


☆こんな方にオススメ

・キシリトールガムをまだ食べられない小さなお子さんや、入れ歯を入れている方もキシリトールチョコレートなら安心して食べられます。

・キシリトールのカロリーは砂糖より少ないのでダイエット中にチョコレートを食べたい方にピッタリです。

・キシリトールは血糖値を上昇させないので糖尿病や妊婦の方でも安心して摂取していただけます。

キシリトールチョコレートを上手に活用してむし歯になりにくい口内環境を整えていきませんか?
だだしキシリトールの摂取によってプラークの形成を抑えることはできますが、プラーク自体を取り除くことは不可能です。
あくまで補助的な効果ですので、毎日の歯磨きや定期的なクリーニングによるケアは忘れずに行って下さい。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.31更新

こんにちは、八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。

健康な歯をあまり削りたくない、外科処置は気が進まないという方に、選ばれる事が多いのが部分入れ歯なのです。今回はその部分入れ歯について説明します。歯を失ってしまった時の選択肢は、ブリッジやインプラント、部分入れ歯の3パターンあります。ブリッジは、歯を失った場所に入れる連結型の被せ物、ダミーの歯と被せ物からなります。前後の歯でしっかり固定されるので噛みやすいですが、前後の歯を大きく削る事になりますので、神経を取る場合もあります。

インプラントは、歯を失った場所の顎の骨にネジ状の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せます。自立するので前後の歯は、削らずにすみます。噛む力は大幅に回復しますが、外科処置が必要で歯が入るまで時間がかかるなどのデメリットがあります。

インプラント治療

部分入れ歯は、噛む力が自分の歯より弱かったり、使い心地に違和感があります。歯のない部分によっては、留め具が目立つ事がありますが、外科的処置が不要で歯を削る量が少ないと言ったメリットがあります。
次に部分入れ歯の構造です。
どこの歯を失ったか、何本の歯を失ったかによって設計が変わりますが、構成するパーツは共通しています。

まずは、人工歯と義歯床。

義歯

人工の歯がピンク色をした歯科用プラスチックに植えられています。歯を失った場所が左右にある時は、左右の義歯を繋いだ方が安定します。そのためのパーツが大連結子になります。それから、部分入れ歯の支えとなる歯にかかる留め金、バネと呼ばれるクラスプのほかレストや小連結子があります。クラスプは、部分入れ歯のバネとしてよく知られています。金属なので目立ちますが、このバネが部分入れ歯の安定に一番大切と思われがちですが、実はそうではなく、レストがもっとも重要なのです。レストとは、部分入れ歯の支えとなる歯の噛む面に収まります。もしレストがないと入れ歯は噛む力を受け止めるたびに、歯ぐきに沈み込み、上下にグラグラしてしまいます。クラスプは支えとなる歯の側面に引っかかります。
小連結子は、支えとなる歯の裏側に沿うように存在します。動かない入れ歯は、これら3つが支えとなる歯に隙間なくくっついています。この、わずかなへこみと溝が安定感をアップさせるのです。

クラスプ


部分入れ歯の型取りをする前の前処置として、いずれも削る量は最小限にとどめます。このひと手間にご協力いただくことで、立体的パズルのように部分入れ歯の留め金が、隙間なくストンと支える歯に収まるのです。どうしても歯を削りたくないという方には、歯を噛み合わせた時の隙間があるところにレストを置く事もできますが、レストには噛む力を受け止める為に置くべき場所がありますのでそこからかなり離れると入れ歯の安定が悪くなることは避けられません。部分入れ歯にも、自費のものがあります。まずは、金属床です。

金属


アクリルレジンの口蓋の部分が金属のものがあります。金属にすることで厚さを薄くできますし、強度はかなり強くなります。薄くなると口の中のスペースも広がり使い心地が向上します。また、飲食物の温度も感じやすくなります。 


また、クラスプラを使わない固定法には特殊なミリングデンチャー(金属で固定するタイプ)もあります。

ミリング
健康な歯を削って特殊な被せ物をして義歯を安定させます。クラスプがない分、審美的にはきれいです。比較的目立たず残った歯への影響を軽減できます。歯を削る量は多くなりますが、見た目が自然で外れにくいです。


次に、ノンクラスプの義歯です。

ノンクラスプ
歯茎と似た色の義歯床で作るため目立ちにくく、支えとなる歯をレジンで囲み、クラスプのかわりにひっかけている構造です。レストや小連結子などには金属を使用しています。クラスプがないため、笑ったりしても他人にはわからないです。

次に、義歯のお手入れ方法です。汚れがたまりやすい入れ歯の裏側や、留め金も磨きます。入れ歯用ブラシを使い泡のタイプの洗浄剤で義歯を丁寧に磨きます。もちろん残った自分の歯もしっかり磨きます。つけ置きタイプの入れ歯洗浄剤もあります。出来上がったあとの調整とメンテナンスの為に定期検診をおすすめします。そして、毎日のお掃除。
それが部分入れ歯を快適に使い続ける秘訣です。
詳しく話を聞きたい方は気軽にスタッフにお声がけしてください。

投稿者: いまむら歯科クリニック

2026.01.29更新

八幡西区の歯医者いまむら歯科クリニックです。
今回は、「唾液とドライマウス」についてのお話しをさせていただきます。

だ液

だ液は、全身の流れる血液でできています。お口の中には、いくつかのだ液腺があり、そこに集まった血液がだ液腺でろ過されて、口腔内に分泌されます。美味しいものやすっぱい食べ物を見ると頬が痛くなるのは、だ液腺に血液が集まるからです。だ液には、粘膜についたよごれを洗い流し、抗菌・殺菌作用でお口の中を清潔に保ち、歯や粘膜を保護したりする酵素がたくさん含まれています。インフルエンザ菌やコロナ(COVID―19)がお口の中に入って来た時に、免疫グロブリンが戦ってやっつけてくれます。また、だ液と食べ物をよく混ぜ合わせて食べると血糖値の上昇を遅らせるとともに、インシュリンと同じ働きをする酵素も含まれているので、糖尿病の予防や治療に非常に有効です。

だ液の働き
1. お口の中を清潔に保つ(自浄作用)
食べかすや細菌を洗い流し、むし歯や歯周病、口臭の予防を助けます。
2. むし歯を防ぐ
だ液に含まれるカルシウムやリンが、酸で溶けた歯を修復します。
3. 酸を中和する
食べ物や飲み物で酸性になったお口の中を中性に戻す働きがあり、歯が溶けるのを防ぎます。
4. 消化を助ける
だ液にはアミラーゼという酵素が含まれており、でんぷんを分解して消化を助ける役割があります。
5. 飲み込み・発音を助ける
食べ物をまとめて飲み込みやすくし、会話をスムーズにする潤滑油のような働きもします。

だ液の成分は、約99.5%は水分です。残りの0.5%が私たちに有益な物質がたくさん含まれているのです。1日に分泌されるだ液の量は、健康な成人でおよそペットボトル1.5リットル1本分にあたります。かなりの量が分泌されています。少ない人はその半分以下で、噛む回数によって大きく左右されるのです。一口のものを、だいたい20回噛むのが目安です。ちょっと意識するだけで、噛む回数を自然と増やすことができます。

次にドライマウスについてお話しします。
ドライマウスは「口腔感染症」ともいい、だ液の分泌が減って口が渇く病気です。若者からご高齢の方まで、幅広い年齢で見受けられます。
まず、こちらをチェックしてみてください。
□だ液がでない
□お口が乾燥している
□お口がネバネバしている
□食べ物がうまく飲み込めない
□舌がピリピリする
□口内炎ができやすい
□口角炎ができやすい
□口臭が気になる
□虫歯、歯周病が増えた
□入れ歯があわない
□口で息をする 
これらは、ドライマウスの症状の1つと考えられています。いくつあてはまりましたか?
原因には、
・ストレス
・加齢
・糖尿病や高血圧などの生活習慣病
・口呼吸(鼻づまり、鼻炎など)
・喫煙
・お薬の副作用(花粉症の薬、アレルギーの薬、睡眠薬など)
これらが進行すると、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
口の中の細菌が肺に入って起こる誤嚥性肺炎や口腔カンジダ症などに、なることも考えられます。
ドライマウスを防ぐには、
・口を閉じる習慣を身につける(意識的に口を閉じたり、睡眠時には口閉じテープを使うなど)
・かみごたえのある食材を選ぶ(ゴボウ、れんこん、芋などの根菜類。大豆、インゲンなどの豆類。こんにゃく、ごま、ひじきなど)
・食材を大きく切る
・こまめに水分補給をとる
・ストレス解消をする
・ガムをかむ(キシリトールが含まれているものが虫歯予防にも期待できます)
最後に、だ液の分泌促す「あいうべ体操」をご紹介します。
①「あー」のお口でのどのおくが見えるくらい大きく口を開ける。
②「いー」のお口で前歯が見えるくらい口を横に広げる。
③「うー」のお口でくちびるを前につき出す。
④「べー」のお口で舌先があごにつくくらい舌を下に出す。
※①~④をゆっくり、10回繰り返す
口や舌をよく動かすと耳下腺や舌下腺を刺激し、だ液がたくさん出てきます。
むし歯や歯周病にならないためにも、ゆっくりよく噛んで、だ液の分泌を増やし口腔内環境をよくしていきましょう!

 

投稿者: いまむら歯科クリニック

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